今年も九校戦が開始され、各種目をこなして行き、今年も第一高校が成績優秀でおさめており、そこから三校の追い上げは聞く迄も無くで、急に変更校になった三つの種目の内二つは問題無く開始され、小さなトラブルも大きいトラブルも無く九校戦は遂に最終日を迎え、やって来たこの日、スティーブルチェースが開始される、そしてこれは観客には見えておらず、裏工作をしていた九島家の計らいで、一般客はこの日だけを立ち入る事を禁止させた。
『……』《やはり一般人の出入りを禁止したか・・何フリ構わずって事か・・・流石九島閣下だ…》
「一般の客はやはり・・いないか…」《実験をするなら確かに持って来いの瞬間か…》
それぞれ学年事に代表戦士が集い、位置に着き遂にスティーブルチェースが開始された、だがそれは学生同士を狂気に刈り取らせる事になった。
何と、開始から十五分が経つと急に人が変わったかの様に、人格が入れ替わった様にその他生徒は他の他生徒に対して殺傷性の高い魔法を撃ち込んで来た。
「……生徒に攻撃する様プログラミングした覚えは無いんだが・・心当たりはあるか…」
「いえ、・・兄さん・・・無い・・俺にも分からない状況だ…」
「少し私が出張る必要がある様だ…」
九島烈はそのまま部屋を後にしては、外に出て観客席の方へ歩いて近付くと、そこには司波達也と九重八雲、そして綾小路清隆の三人がおり、一般客がいない事を利用し此処で九島烈の計画を全て破綻させ様と清隆がこのタイミングで九島烈を詰みに行かせた。
「私とやる気かね…」
「嗚呼…」
「ここで貴方を食い止めないとねぇ・・けどもしかしたら僕と達也の出番は無いかも知れないけど…」
『無いかもしれんしあるかもしれん・・そこは分からないが・・・勝つのはオレだ…』
「綾小路君・・全盛期の私なら君と互角に渡り合えたと思うかい…?」
『……全盛期のアンタでもオレ寄り強い事は無いし勝つ事も・・まぁ勝つ事は無くは無い話か・・・だが強さはにおいては言えば全盛期でも今のオレの方が上、まぁとは言え勝敗がオレも負けてる可能性がある時点で充分脅威だ・・今のアンタも充分脅威だがなぁ……』
「なるほど・・余りこの魔法は使いたくは無かったが・・・」
今此処で九島烈が使おうとしている魔法は自身を全盛期の頃の若い自分に戻し若返る魔法であった、全盛期の圧倒的力と今の圧倒的経験値も相まって普通に強さは全盛期そのものだが、そこに経験値がプラスされて、更なる脅威となった。
「さて・・憶測通りになるか楽しみだよ…」
『やるか…』
そしてお互いに飛び掛かり、空中で激しい死闘を繰り広げていた、二人の衝突する音は学校全土に響いており、このままだと二人の戦いで急行線どころか学校が物理的に壊されかねなくなると言う状況となる。
『少し移動しませんか・・此処じゃあ狭過ぎる…』
「それもそうだなぁ…」
学園の外に出ては何も無い平地に移動し終えるとお互いに激しく取っ組み合いをする、その取っ組み合いで平地なのが地形が変わり地面が捲れた状態となる。
お互いに魔法の塊を撃ち合いとなり、その一撃が軍の魔法師の攻撃魔法とは比にならないとんでもない一撃をお互いに撃ち合っていた、因みに達也もこの光景を精霊の眼で見て九島烈の全盛期はヤバいと達也自身も勝てる気は全く無いと悟り、二人の戦いをそのまま九重八雲と一緒に清隆の戦いっぷりを見ていた。
「達也君・・綾小路君はやっぱり凄い子だよ・・・」
「えぇ、本当に・・あの全盛期の九島閣下と同格、いや正確には清隆、彼奴九島閣下がどう来るか考えながらでも動きは自然だった、つまり計算しながら清隆は九島閣下と戦っている」
「本当・・末恐ろしい子だよ・・・綾小路君って言うのは…」
九重八雲が清隆を末恐ろしい子だと恐れるのも当然であり、ホワイトルームの教育のせいとも言えるのか、その強さは圧倒的であり、底が読めない程の力を清隆は持っていた。
そして九島烈と激しい死闘を繰り広げている清隆は徐々に九島烈を追い詰め、そして精神の揺さぶりも同時に掛けていた、ようやくその揺さぶりが聞き始めたのか、清隆の言葉が全て同じ言葉に聞こえ出すと、九島烈は冷や汗をかきながら何を聞いたのか分からないが攻撃パターンが又更に激しくなっていく。
「何故それをお前が知っている…!!」
『……』《どうやら干渉力がある分、同程度かそれ以上の干渉力には勝てない見たいだな・・現にオレが何も言ってないのに勝手に口が開いてまだ知らない情報も喋ってくれる…》
「綾小路・・清隆・・・まさか・・パラサイトの軍用利用、そしてお前自身を取り込もうとしていた事を…」
『……オレをそんな目的で利用しようとしたのか・・くえない爺さんだ……』
そして九島烈は、こっからホワイトルームの事も口を開いた、それはホワイトルームの責任者、清隆の父親も九島烈の計画には一枚噛んでおり、お互いに利益になる事をし合うのを条件に清隆を軍用に利用する、清隆はこれを知ると自身の父親に対して更に興味の薄さが更に上がって行き、父親に対してもう躊躇無く殺す事も出来そうな表情をこの時していた。
「!?・・まさか精神干渉系の魔法で・・・」
『有益な情報をありがとう・・・・九島烈閣下……』
「綾小路君・・ならもう・・・君を徹底して殺すとしよう……」
『……そうか・・オレを殺せるなら殺して見ろ・・・九島烈閣下…』
全てのサイオンのエネルギーを解放し九島烈はとうとう十数年ぶりにガチの本気を出すと、周囲の空間が歪み始め、普通の人ならそこに真面に立っている事すら出来ない程、空間が歪んでいた。
『流石ですね・・九島烈閣下・・・これがかつての貴方の力…』
「さぁ行くよ、十数年ぶりの本気だ…」
清隆は今まで以上に警戒を見せた、それは精霊の眼で見ている達也も初めて見る光景であり、九重八雲も達也の眼を通して初めて清隆が警戒し自身のサイオンを高めて行くのを感じ取っていた。
お互いの動きはもう人間の域は超えており、二人の戦いは宇宙戦争でも起こっているのか思う程、それはそれは大規模の魔法のぶつかり合いで、接近戦にしても生まれる世界を間違えたのでは無いかと言うレベルの戦いだった。
『……』《全盛期の九島閣下の強さは・・予想以上だなぁ・・・封じていた力を解放しないとやはり駄目か…》
すると、清隆は急に攻撃をやめ、自身の封じていた力を解放する事にした。
それを見ていた九重八雲は達也に精霊の眼の発動を解除する様に促す。
「達也君・・精霊の眼を閉じておいた方が身の為だよ…」
「……分かりました…」
達也はまだ九重八雲の言う意図が理解出来なかった、しかし清隆が力を解放したその瞬間にその意味が達也もようやく理解した。
清隆は自身の力を全て解放する、すると彼を中心に何と半径数百km単位で清隆の封じていた力が流れ放出される、その時半径数百kmにある機械は全て機能を完全停止させ、そして人工衛星も機能停止になるほどであった。
そして魔法耐性の無い半径数百km内にいる人間は完全に意識が失い気を失っていく、またサイオン保有量が少ない人も意識を手放す程でサイオン保有量が平均かそれ以上で無いと意識を持ってかれる。
『久しぶりの解放だったから少し派手にやって見たが・・もう少し規模を抑えるべきだったか…』
「驚いたよ・・やはり君は末恐ろしい・・・それでまだ成長途中何だから…」
『……そうだなぁ・・けど今のオレはここまでしないとアンタには勝てないと判断したからなぁ…』
「嬉しい様な・・嬉しくない様な・・・だが・・相手にとって不足は無い!!」
強大な力を持つ者同士の真の戦いが幕を明けた、もはやこの二人の戦いは神話レベルの戦いとなっていた。
九島烈の強さは達也と互角?又は達也以上?
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以上
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互角
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どちらでも良い
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以上の方が面白い
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互角の方が面白い