敗北の差/九島烈と八神拓也の違い
この三ヶ月間の間で清隆の実力は公の場に知られる事になった、そしてそれを知ったアメリカやロシア等の他国からは戦力増強に手を貸して欲しいと要請が入るも清隆は毎々断っていた、その理由は自分の利益にも得にもならない判断しているからである、これは言ってしまえば自分にとって利益があり得がある事柄であれば手を貸すと言っている様なものであった。
『……今日もか…』
「我々ロシアと友好的な関係になってくれると我等としても其方としても都合が良いのでは・・」
『何度も言う様に・・オレがアンタらに協力したところで何の意味も無い、得も無い、利益も何も無い・・・オレはオレで力を使う・・自国だから使うと言う贔屓もしない・・・オレの目的は国がどうのってレベルでは無いからなぁ……』
「……優しく介入していれば・・調子に乗りやがって・・・綾小路清隆!!、貴様はただのガキ何だ!、ガキはガキらしく大人の言う事を機械の様に聞いておれば良いのだよ!!」
『アンタらのそういうところが・・敗北に繋げているんじゃないか……』
「…だとガキが…!!」
『大人だから何だって事ですよ・・子供なんだから大人の言う事は絶対・・・そう言う古い価値観ばかりだから時代に取りこぼされるんだ…』
「何だと・・巫山戯るな!!」
『それともロシアはオレと真面にやり合うつもり・・だとでも……』
「いや‥それは・・」
『なら慎む事だ・・脅しは好きじゃない・・・だがお前達がそれでもやり合うと言うなら・・命の保証は無い……』
「……命の…保証・・・・わ、分かった・・・こちらからは手を出さない……」
『…賢明な判断だなぁ……』
ロシア軍は、清隆に自身の戦力として来て欲しいと懇願するも清隆は自分の為とは思わず、ロシア軍の申し出はずっと断っていた、勿論アメリカとの交渉でも同じく清隆は自身の為にはならないと言うと断り続けていた。
そしてロシア軍は強気に出れず、清隆に対して態度を改めるハメとなった。
ロシア軍は清隆の存在を改めて危険な存在として扱う事となり、アメリカに対しても態度は変わらず、アメリカからも再度危険な存在だと話し合いの余地も無いと判断していた。
そんな一方で九島烈は清隆に完全敗北を味わって以来、更に清隆に目を付ける様になっていた。
「この私に・・真正面から・・・それもあんなあっさり私に勝ってみせる、かつ実力差も見せ付けた…」《何か足らぬと言う事でも無い・・私以上の実力者があんなところに貪りおったとはなぁ・・・やはり他国に渡すのも他の十師族に渡すのも軍にも渡すにも・・全て反対だ・・・彼のあの強さは私だけが知り、そして私だけが利用出来る……》
自分と真正面で戦った人物の中では九島烈は一番厄介で一番最悪な敵でもあったが、己の力の全て発揮したにも関わらず、彼は清隆と言う存在を更に独占したいと思う様になっていた。
「まさか兄上が負けるとは・・人生初の敗北だったんじゃないか…」
「嗚呼、その通りだ・・人生初の敗北だよ・・・だけどそれを糧にこれからも暗躍をし続ければ良い……」
「まだ懲りずに・・」
「私に敗北を経験させた・・ならこの私に負けると言う敗北感を彼にも・・・綾小路君にも味合わせてあげないとねぇ…」
「大人の怖さってやつを思い知らせる・・そういう事か…」
「そうだ、大人の怖さと現実を綾小路君に叩き込むのさ……」
清隆に敗北しても九島烈の炎は消えておらず、逆に消え掛けていた炎が更に燃え上がり、九島烈は更に清隆に対しての敵対とも思える行動をこれからも惜しまず取ると堂々と告げた。
九島兄弟の会話を盗聴し盗み聞きしている人物がいた、その人物は清隆に命じられて盗聴している八神拓也と言う清隆の後輩だった。
清隆は九島烈が諦めずこれからも自身に対して何かしらのアプローチをしてくると予め予想していたのか、その予想通りであり、九島烈は清隆へのアプローチはやめる事はしなかった。
九島烈は何故清隆にここまで拘るのか、それは彼の持つ魔法に関係もし彼の出身にもあった、九島烈はどうしても清隆を必要にしていた、それも初めて彼を見たその当時から。
その一方で清隆に頼まれ盗聴していた八神は内心まだ清隆に対して負い目を感じており、とても悔しがっており、隙を伺いつついつか自分が清隆を倒す事を密かに狙っていた、しかしその機会は当然の様に次々と失われていく、九島烈との戦闘を見た際も彼は更に清隆と言う存在が遠いものだと感じてしまっていた。
「……クソ‥」
「あれれ〜・・・・やっぱり綾小路先輩に敗北したのまだ引き摺ってんじゃ〜ん…」
「天沢‥お前には関係無いだろう…」
「どうして認められないのぉ〜・・明らかに圧倒的差があると言うのに・・・綾小路先輩に敗北はありえない・・例え敗北してもそれは敗北をどう活かすかって事をちゃんと考えている、だけどアンタはそれも知らずにグチグチと溜めてさ・・・見ていて腹立つのよ・・私……」
内心かなり清隆に対して意識している八神に対して天沢がいきなり姿を現し、八神に対してかなりキツい言葉を突き付けた。
「天沢・・お前‼️」
「何?私は見たまんま言っただけよ…」
「黙って聞いていれば・・好き勝手言いやがって・・・お前に僕の何が分かると言うんだ‼️」
「分からないわよ・・知りたくも無い・・・だけどね悔しいって気持ちがまだちょっとでも残っているのなら何故九島閣下見たいに堂々としない訳?、陰からコソコソ・・九島閣下とアンタとでは綾小路先輩に負けた、で、次は?って事・・・アンタは負けた程度でもう諦めて陰でコソコソ女々しいのよ、アンタ……」
「……」
天沢は八神に対して今迄見せた事の無い態度を取り、刺々しく強めの口調で八神に言う、何故負けを負けのままにして勝手に野心を抱き無駄な事をしようとしたのか、負けたのなら何故負けたか、今度はどうしたら負けないで済むのか等の考えには至らなかったのかと八神に強く言った。
「どうしてアンタは負けた、負けたらどうする?負けをどう活かし、如何にして勝つのか・・アンタはそこを考える脳が足りないのよ・・・常にアンタが勝ってる見たいな考え方・・自分で自意識過剰だと思わなかった訳ぇ……」
そして更に天沢は八神を追い詰める様に口にしていく、八神に自意識過剰である事を自覚させようとしていた、だが八神はプライドが許せないのか、自覚をする事は無かった。
九島烈の強さは達也と互角?又は達也以上?
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以上
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互角
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どちらでも良い
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以上の方が面白い
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互角の方が面白い