魔法科高校の最高傑作   作:虚無神

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最高傑作にも分からない心

九島烈からの言葉も終わり、九校戦が遂に開始された。

 

そして九校戦四日目、遂に一年生による部が開始しようとしていた。

 

『四日目だな・・雫、平気か?』

「えぇ大丈夫、綾小路君が側にいるだけでも励みになるし…//」

『そうか・・顔が赤いが熱でもあるのか?』

「あ、いや熱とかじゃなくて・・//」

 

初戦は北山雫による射撃であった、そして綾小路はそんな雫二一声掛け、彼女の今の状態を確認する、しかしどう言う訳か雫は綾小路の顔を見るなりろ頬を赤くして熱でもあるのかと勘違いされた、それを指摘されると彼女は照れながら、恥ずかしそうに熱は無いと言う。

 

「あら、私の時はその一声無かったわよね・・綾小路君…」

『そうでしたか?、七草先輩にも声は掛けたつもりなのですが・・』

「あんな親しげじゃなかったじゃない・・もしかして北山さんのような女性がお好みなのかしら?」

 

七草は冗談交じりに綾小路へ女性のタイプをサラッと聞き出した。

 

『考えた事は無いですね・・別にタイプとか無いです』

「……あ、あらそう・・」《これ、私にもチャンスあるって事だよね?》

 

心の声では綾小路への恋もチャンスがあると思いガッツポーズをとっていた、現に小さく実際にガッツポーズをとっていた、それを見ていた雫がまるで七草の恋路を阻むかのように、同時に千葉エリカがタイミングよく、二人の恋路を阻むかのように、綾小路へさっさそうと現れ腕に抱き着きあえて胸を押し当ててみる。

 

「あ、ゴメンなさ〜い、七草先輩も雫もお取り込み中だったかな〜?」

『エリカ・・近い気がするんだが?』

「気のせいじゃない?、綾小路君…」《これヤバっ・・めちゃ恥ずかしい・・・だけど私だって譲れない、この恋は絶対に!!》

「千葉さん・・その・・・近いんじゃなくて・・」

「エリカ・・近い・・・ダメ・・離れて…」

 

三人の女の綾小路争奪戦が繰り広げられるも雫はもう時間と言う事でスタンバイしに移動した、雫はその際何度も後ろに居る綾小路の姿を見ていた。

 

そして女同士の争いも一旦幕を引いた。

 

『さっきのは一体何だったのだろうか・・』

 

恋愛には全く無頓着の彼からしたら七草と雫とエリカの行動は理解出来ない事柄だった、何故なら恋愛の経験が全く無い上に恋愛と言うものを知識として知っているだけで経験は無いので自分の今の状況が世の男子が憧れる事だと言うのは分かっていない。

 

「さっきは大人気だったな綾小路」

『達也か・・そうか?、大人気って程だったのか?』

「傍から見ればと言うより一般男子達が見ていたら睨まれていたろうな、あの状況」

『何故だ?』

「あの状況は世の男子達が羨む程のサービス状況・・もし他の男共に見られていたら男からは敵視されていただろうな、それにあの三人は男からモテるスペックを持っているしな、エリカはガサツだが、性別はあれでも女性だからな、しかも整っている上に可愛いしな」

『達也・・何気なく酷い事を言うんだな・・・だがそういうものなのか・・あれが世の男子達からは憧れなのか…』

「案外こう言う面は無頓着何だな」

『それを俺に言えるのか?達也は』

「?・・そう言えば俺も余り考えた事は無いな…」

 

この二人は恋愛面では知識しか知らず実際の恋愛を全く理解しておらず、恋愛経験も皆無なので実際女心は分かっているつもりでも分かっていない事が殆どである。

 

綾小路は三人の女性から好意を持たれている事を全く勘づいていない訳では無いが、理解はしておらずほぼ無自覚であり感覚でそうなのかなと言う様な適当な感覚であり、本当に恋愛には無自覚かつ無頓着である。

 

結果的に言えば、雫の試合は雫の圧倒的勝利で終わった、そしてまるで終わった後の褒美を楽しみにしているチワワの様に綾小路の傍に近寄り何気なく甘えようとしていた、だが、エリカがそんな隙を見せる訳も無く、綾小路の腕に抱き着き、邪魔をする、だが雫も負けじともう片方の腕に抱き着きエリカには負けないと言う強い女の意志を見せ付ける。

 

『二人共くっつき過ぎだと思うんだが・・』《さて・・そろそろか・・・仕掛ける頃合いだな…》

 

綾小路は相も変わらず無表情で表情筋の一つも動かさずに冷静だった、こんな男が羨ましいと思える状況の中彼は心の中で何かを仕掛ける頃合いだと見定めていた。

 

 

ヒロインは複数あり?

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