魔法科高校の最高傑作   作:虚無神

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九校戦 非公式の場 綾小路清隆vs司波達也 最高傑作と戦略級魔法師の戦い

九校戦五日目、この日は綾小路は九島烈が新たに追加した新種目である魔法ありの実戦向けの模擬戦に出場する事となった。

 

それは一体一の真剣勝負でルールは一切無く、何でもありであり、実戦形式の模擬戦であるが生死に関しては自己責任と言う事になった。

 

だが何故非公式なのか、そして同校同士なのか、それは・・。

 

『……』《閣下にも困ったものだ・・そんなにオレの実力を知りたいか…》

 

綾小路の対戦相手は何と同じ一高で同クラスの司波達也だった。

 

『……』《よりにもよって達也か・・》

「綾小路、閣下がお決めになった事だ、文句はあるまい?」

『文句の言いようが無いと思うんだが…』

 

達也は何処か綾小路と模擬戦が出来る事に喜びを感じているのか口角が上がり笑みが止まっていなかった。

 

「綾小路、俺は気になっていた・・全部を見せてくれとは言わないが・・・少なくとも片鱗は見せて欲しいものだ…」

『なら・・やってみろ・・・達也……』

 

二人は真剣に睨み合いお互いに開始の合図共に魔法の撃ち合いとなった、どちらが先手か、それは全くの同時だった、同時にお互いに魔法を撃ち合っていた。

 

達也と綾小路の魔法の撃ち合いを観客席の一番後ろから腕を組んで見ていたのは一条将輝だった。

 

「ジョージ・・綾小路の奴・・・相当のやり手だ・・これは油断は出来ないぞ…」

「…うん・・・僕も予想外だよ・・あんなにやれる相手なんて・・・無気力で何もなさそうに見えたのが嘘のようだ…」

 

将輝は綾小路の実力を間近で見て油断ならない、油断は決してしてはいけないと改めて心の中で固く誓った。

 

そして達也と綾小路の魔法の撃ち合いは、ただの撃ち合いでは無く徐々に接近戦になっていた、お互いに全く引かない戦いでまるでお互いの動きを熟知している様な決定打になる様な一撃はお互いに出していなかった。

 

「……」《強い・・・・異常だこの強さ・・・一体どれだけの事をすればこれ程・・》

『……』《確かに強い・・軍に所属している事だけはあるな・・・動きの一つ二無駄が無い、プロ顔負けの動きだ…》

 

お互いに実力を分析し解析していく、だがそうしていくにつれまた新たな戦法等が繰り出され分かったかと思えばまた新たな情報が入るといった、キリが無い感じになっていた。

 

だがここでつまづいたのは達也だった。

 

徐々に実力差が出始めた、と言うのも達也は余裕が無くなって来ていた、深雪によって制限の一切を解除した状態で戦っているのに対して綾小路は顔色一つ変えず表情筋も動かさず常に冷静に的確に新しい戦法で達也を追い詰めていく。

 

『……』《まだ伸び代はある・・だがまだ俺には届かない・・・負けたフリをしても良いが達也が納得しないだろうな、それに観客席の一番後ろでずっとオレだけを見てる一条将輝・・見ても面白くないと言うのに…》

「……クッ…」《どれだけ俺が成長しようと悉くそれを上書きしてきそうだ、それ程に強い奴って事なのかもしれないがな》

 

達也は綾小路への強さの評価をこの時再度改めて見直す事になった、何故なら自分が分析や解析しても彼の実力が全く解明されなかったりして余計に綾小路の強さが分からなくかなり内心焦っていた、今までの実戦以上に、実戦より実戦と感じさせる程のその圧倒的姿はまさに化け物、怪物と言うのに相応しい程の実力をほこっていた。

 

そして結果、終始達也は守る事しか出来ず攻撃が一切で出来ない状況であり、綾小路に敗北する事となった。

 

「……素晴らしい…今迄で一番面白いのを見せてもらったよ、君達安心したまえ、これは非公開、周りの者達からは認識はされていない、二人の力の片鱗を見たかったのでね、でもまぁ・・司波達也君・・・今の君の限界が見えて来たよ、君は強い、その歳でそんな難易度の魔法を連続使用、自身への自己修復を猿芝居かのように簡単にしているところは特にね、そして綾小路君、私でも君の底は読めなかったよ、まぁでも司波達也君寄り遥かに強いのは分かったよ……」

 

そうこの試合、模擬戦は一般生徒は見ておらず数限られたしかも有数の名家の当主達が見ていた特別な場に置いて、達也と綾小路への評価は高く、特に全く底の見えない綾小路清隆に関しては、見ていた者達の感想を聞くと目の前にブラックホールがありそれに吸い込まれる様なイメージが彼からしたと評価していた。

 

清隆と達也が何故一体一で戦う事なったのか、その経緯は九島烈の単純な興味からだった、彼の影響力は凄まじいものがあり、九島烈に逆らえる者は早々におらず、彼の言う事は絶対であるからなのか、清隆と達也のお互いに隠し事がある者同士をぶつけ合わせ、二人の抱える秘密を見抜こうと考えていた。

堀北鈴音の登場はあり?

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