カルム君へ。
はやくにげてぇー!!!
「………ぇ」
早朝、自宅のベッドから起床したが早々に問題が発生したのである。横にはトパーズと酔い潰れているテティス。
それはいい。既にその現状は慣れつつある。
カルムはミアレシティのプラターヌ研究所の隣にあるマンションの最上階の一室を借りて独り暮らしをしている。今回、研究所に顔を出す必要があった為に一旦カロス地方へ戻ってしたのだ。
それは問題ない。
が、その問題は朝の現状であり少々厄介であった。
「あら。起きたのカルム君」
「お邪魔してるわねカルム」
不法侵入だ、と叫びたくなるのは仕方がないことだろう。何せリビングではなく、寝室に二人の女性がベッドの上に座っていたのだから。
「な、何用ですか!シロナさんにカルネさん!?」
「
「
「……シロナさんカルネさん。人の冷蔵庫の中、勝手に漁らないでもらえますか?」
シロナは“ヒウンアイス”を、カルネは“もりのヨウカン”を美味しそうに食べながらカルムに『どうしたの?』『何か問題が?』と言いたげな表情に溜め息しか出ない。何だこの残念美人現シンオウチャンピオンと元カロスチャンピオン(※現カロス四天王の砦)は。
恐らく一階にいる番犬のドーブルにライボルト、ムーランド達はシロナとカルネは客人だと思って通したのだろう。この家に出入りするのはカルムを除いてシロナとカルネの残念美人二人のみ。しかもトパーズも二人は例え侵入されたとしてもスルーする程無害だと思ってるらしい。
『あ、おはよーますたー…………あ、ごめん。お楽しみ中だった?』
「(なんでそう思うかな。この状況を見て)」
『え、夜這いじゃないの?』
「(今朝だけど)」
『あ、そっか!朝ちゅん!』
「(トパーズ……?)」
『じゃ、邪魔者は退散するのでお楽しみを~~~!ほら、テティス!』
《むにゃ………うへへぇっ、もう呑めないわよぉ………》
『ダメだこの駄女神。何とかしないと』
アシレーヌでもそんな情けない寝方はしないだろうと誰もが思ってしまう寝相の悪さのテティスを引き摺って寝室から退散してしまう。
「トパーズも元気そう」
「しかも変わった色違いのアシレーヌもゲットしたのね」
「あの、何しれっとテーブルにいるんですか」
「え、だって」
「朝食を」
「…………さいですか」
二人は朝食を食べに来たらしい。因みにカルネに関しては毎週そんな感じであり、テレビや雑誌に映っているあのクールビューティーさは微塵もない。それはシロナも同様ではあるが。
朝食を終えたカルム達であったが、ソファーででろーんとガブリアスと共にグー寝しているシロナとベランダから差し込む日差しを座って浴びてすやすやと眠る髪を解いて下ろしたカルネとサーナイト。何をしてるんでしょうか彼女達は。
「……お二方、どの様なご用で」
「あ、そうだった!シロナ」
「むにゃ…………ぁー、うん、そだった。カルム君シンオウに行くんでしょう。カルネから聞いたわ」
「え、えぇそうですが」
「シロナに頼んでシンオウ行き飛行機のチケット用意してもらったの」
「んー、
「あ、ありがとうございます……」
有り難いのは有難い。
しかし、その代償というか報酬が自宅に押し掛けとは予想外であった。しかもこの二人は、考古学者ではあるが大人気のチャンピオンに大女優である。あとカルムには姉はいない。
「男の家でそんな無防備じゃ困りますよ……」
思わずボソッと呟くカルムに表情を一切変えずにシロナとカルネは言うのだ。
「「男の家になんて行くわけないじゃない」」
「………………いや、ここ、俺の家ですよ。男ですよ俺」
「「………?」」
「おいちょっと待ってコラ」
シロナとカルネは互いに顔を見合せて頭に?マークを浮かび上がらせる。流石にカルムは怒るしかない。しかし、彼女達からすればカルムを男として認識しているかは非常に怪しい。やはりカルムの容姿が原因だろう。冒険の旅立ち当初はその中性的な顔立ちは愛らしく、華奢な身体も相まって性別を間違われてきた。それから2年の月日が経ち、身長も伸びたのだが………肝心の男らしさは、言うまでもない。
「兎も角カルム君。このチケットは今日の夕方に出発なの。だから昼過ぎにはミアレシティから出るわよ」
「
いや、大女優と一緒に居たら不味いでしょ!と突っ込みを入れる前にカルネはそれを察して「変装するから大丈夫♪」と得意気に言うが不安でしかない。ダメだこの残念美人。どうにかしないと。あとカルムには姉はいない。
「………待ってください。シロナさんは」
「勿論
「席は」
「勿論一緒だけど」
「は?」
「安心して。スイートクラスだから」
「うん、違うじゃん。そういうことじゃないって」
頭を抱えるカルムはこれから面倒な出来事が発生する予感がしてしまう。が、シロナ曰く当日キャンセルは出来ないらしい。仮に出来たとしてもキャンセル料は発生するとのこと。あとカルムには片付けが出来ない姉などいない。
「じゃ、キャンセルで」
「ちょちょちょっ!ちょっと待ってよカルム君!キャンセル料発生するのよ!?」
「払いますよ?」
「(この朴念仁め)」
「何か言いました?」
「いーえ、なーんにも。でも
「知能指数著しく低下してませんか」
これは断れそうに無いな、と諦めの溜め息を着いたカルムであったが、次の問題が発生してしまう。その問題とは、カルネのことであった。
カルネは持ってきたキャリーバッグから様々な男用の服を取り出したのだ。あとカルムにry
「はいカルム。シンオウに行くなら服装もしっかりしないと!」
「ぇ……ぁ、ありがとうございます」
「そうよねカルネ。カロス地方チャンピオンなんだから、服装はそれに相応しくないと!」
「………あの、カルネさん」
「なにかしら?」
「どうして、その……………俺のサイズとピッタリなんでしょう、か」
「「…………」」
サッ!と目を明後日の方向へ逸らすカルネ。しかも、何故か同じくカルネとは真逆の方へ目を向けるシロナ。何故か背筋が凍ってしまうカルム。そして直感と言うべきか、その理由を深く聞きたくないカルネは一筋の汗が溢れ落ちる。
「ほら、前に服のサイズが合わなかったから
「あ、あぁ、あの時ですか」
「そうよ。あの時はシンオウチャンピオンの
「…………インナーに関しては話したことないんですが」
「「…………」」
上下のインナーが肌に馴染む程にサイズがピッタリ。それが知り合いではあるものの、服のサイズがピッタリなのはまだいい。しかし、下着などが完全一致している場合は………どう思うだろうか。
「じゃ、
「
「おいコラ二人とも。聞いてない振りして逃げるな、おい!あとさっきからなんなんだよ、おねえちゃんって」
何食わぬ顔でカルネは仕事へ、シロナは二階のカルムの寝室で寝始めるのであった。
『ますたー、モテモテだねー』
「(モテるのはいいけど、身の危険を感じるのは不味くないか)」
『……ねぇますたー。私、未来予兆みたいなことが出来るんだけどさ』
「え」
『頑張って』
「その一言が怖い」
なんやかんや、で無理矢理済ませた結果、カルムとシロナはシンオウ地方へ向かうこととなる。
「………ぇ、カルム?」
ただ、たまたまお洒落をしたカルム(※
名前:シロナ
性別:女性
役職:考古学者・ポケモンリーグ職員(※シンオウ地方チャンピオン)・
片付けが出来ないカルムの姉(※自称)。考古学者として各地方をあちこち飛び回っており、様々な文献や古文書を発見している。基本ダラダラするのが素であり、カルムの家に行けば美味しいご飯を食べれる為に最低でも月一でカロスに来ている。姉という立場なら弟に面倒を見てもらえると甘々な考えを持ってるおバカさん。
名前:カルネ
性別:女性
役職:女優・モデル・ポケモンリーグ職員(※カロス地方四天王)・
実はお世話焼きなカルムの姉(※自称)。女優として活動しているが、時間がある際はカルムの部屋に侵入している。因みにトパーズや部屋にいるポケモン達には顔パス又は匂いパス。料理は出来ないが、お洒落は一流であり自分がするよりと相手にするのが好き。カルムが服に無頓着の為、
名前:
性別:女性
役職:???
恐らく、病んじゃうかもしれない子。
カルムのヒロインは誰がいいと思いますか?
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セレナ
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サナ
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コルニ
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カルネ
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ハルカ
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フヨウ
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メイ
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その他(感想欄にて記載を!)