レインボースターラビットプリキュア! 第29話『フィアンセはキュアシュプリーム!?リゾートと友情の塩ラーメン!』 作:きゅー。
【アバン】
どこかの閉塞的な部屋。
怪しげな黒服集団がパソコンの画面を見つめている。
監視カメラの映像が映っており、そこには、怪物と戦うキュアシュプリームとキュアプーカの映像が。
黒服A「主人様…探し求めていたプリキュアをついに発見しました」
黒服集団がリーダーと思われるコート姿のの主人に報告する。
主人「ああ、そうだな…その心は、俺が必ずや掴んでみせる…この手でな!…そうと決まれば!」
ビッ、と黒服たちに指を力強く差す主人。
「………お前たちの出番だぞっ!」
しーん…という、数秒の間があいて…
その他力本願な態度には当然ながら、ぶーたれる黒服たち。
黒服B「ええ〜、結局僕らが動くんすか?!自分がどっかり座ってて?」
黒服C「あのう、僕は先月分の手当まだ出てないんですけど〜」
黒服D「おう3654円早く俺に返してくれや!」
黒服E「僕なんか給与明細がメモ用紙だったんですけど〜」
主人「ええいうるさい!兎に角だ!…今日こそ!この強くてかわいくてクールでキュートなキュアシュプリームに…俺の思いの丈をぶつけてやるぞ!わっはっはっは!」
高笑いの主人、すっかり呆れた様子の黒服集団で…。
【街中の河川敷】
2人のプリキュア、キュアシュプリームとキュアプーカ。
先程まで相手であった怪物の戦闘は、既に終了している。
一件落着という事で、一呼吸おく2人。
シュプリーム「ふう、終わったね」
すると、ぎゅうぅ、とお腹の虫が鳴く音が辺りに響く。
見ると、少し恥ずかしげなプーカ。
プーカ「えへへ、たくさん動いたからおなか減っちゃったプカ〜」
シュプリーム「そうなの?…今日は何か食べに行こう」
プーカ「プカ〜、楽しみプカ!」
楽しげにその場を後にしようとする2人。
と、河川敷の上の堤防に4〜5台のバンが止まる。
そこからたくさんの黒服集団が降りてきた。
……とても物々しい様子だが、いかんせん堤防の坂がすごいので、こける人も。
黒服B「おい!大丈夫か!?」
黒服E「ああ、服にひっつき虫が!」
なんともしまらない。
それでもめげずに、シュプリームとプーカを円陣を組んで取り囲む。
プーカ「ぷかっ!?…いったい何プカ!?」
シュプリーム「敵…いや、人間…?」
黒服A「ふふ、急な登場に驚いたか!」
シュプリーム「べつに」
黒服B「ええ?…エホン、お前たちがプリキュアか!」
シュプリーム「そうだけど、何?」
プーカ「僕たちに何の用プカ!?」
黒服B「えー、実は私たちの主人から、ある伝言を預かってきた!…キュアシュプリーム!」
シュプリーム「えっ、僕に?」
黒服C「えー、お前は今より、我等が主人様の"公認の"フィアンセになってもらう!異論はなし、決定事項という奴だ!なんたってさ、年商1億の男だよ!さぞ嬉しかろう!」
黒服D「金払いは悪いけどな」
黒服E「こら、余計な事言うな!」
わちゃわちゃしだす黒服たち。
シュプリーム、何を言っているのか理解できない様子。
シュプリーム「…あのさ……フィアンセ……って、何…?」
騒々しい様子が一転、何だって…!?…という様子でどよめく黒服たち。
黒服D「フィアンセ…えっ、まさか知らないの?」
黒服E「おい!ちょっと言葉のセンスが古すぎたんじゃないのか?」
黒服A「ええ!?そうかな…でも仮に古かったら、若い子に我々の世代がバレてしまう…?」
黒服C「ひょっとした実年齢も!?ちょっと………恥ずかしいな」
黒服B「いやそういう問題か?」
一方、衝撃的な発言に呆気に取られていたプーカが慌て出す。
プーカ「プリム、がフィアンセ…!?…ぷ、ぷ、ぷ……」
プーカ「わああぁ!!何か変な事に巻き込まれちゃったプカぁぁぁ〜!!」
シュプリーム「え、なんで騒いでるの?」
〜op〜