砂漠で目覚めたAI、イレギュラーとなる。 作:どうしようもない人
『そこにいるのは...ホシノ...お前なのか?』
真っ赤な機体が私の前に降りてくる。
『ホシノ...お前を......』
その機体は何処となく私を
『消さなければいけない...』
恨んでいるようだった
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「っ!!」
「...うへ〜...夢かぁ」
「.........いかなきゃなぁ...学校」
あの後私はひたすらに強くなろうとした。
もう誰も失わないように。
彼からもらった武器のお陰で私は前よりも強くなれた。
でも、もう彼はいない...
ッまた考えが...
とにかく、私は強く...強く...
...強くなってどうするんだ?
私にはもう沢山の後輩ができた。
もういいんじゃないか?
彼は楽しんでくれと言っていた。
っ!うるさい!
...ッ...はぁ...
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「うへ〜皆おはよ〜。」
「ちょっとホシノ先輩!また遅刻じゃない!」
「ん、これで今月9回目。」
「大丈夫ですか?調子が悪いなら休んでもいいんですよ?」
「膝枕してあげましょうか?」
「大丈夫だよノノミちゃん」
「もう、先輩なんだからしっかりしてよね!」
「あはは...ところで、ホシノ先輩やユメ先輩の武器ってどこで手に入れたんですか?見たことがないものなので気になって...」
「ん、私も気になる。」
「これ?これはね。とあるひとからもらったの。おじさんのもユメ先輩のも」
「そうなんですか...」
「その人ってまだ会える?」
「いや〜?偶然会って貰い受けた物だからわからないなぁ。」
「ん、残念」
そうこうしていると、爆発音が聞こえた。
「うへ〜懲りないねぇあの子達。」
「またなの!もう!いい加減諦めてほしいのに!」
「そろそろ物資も底をつきそうですからね。」
「また返り討ちにするだけ。」
「めっ!しにいきましょうか。」
「行け行け!ブッ壊せ!」
「ヒャッハー!!」
外にはめちゃくちゃに撃っている不良共がいた。
一方...
「戦友。戦闘が始まったようだが。」
「みたいだな」
「誰を出すんだ?」
「今回はお前に頼んでいいか?ラスティ。」
「!いいだろう。スティールヘイズの速さで救援に向かおう」
「頼んだぞ」
「...俺もアレの準備をしておくか。」
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「きりがないなぁ。」
「ちょっと先輩!喋ってないで、手を動かしてよ!」
「分かってるよぉ。全くセリカちゃんは厳しいねぇ。」
「ん、ジリ貧」
『!皆さん気をつけてください!上空からすごい速さで近づいてくる何かがいます!』
「っ増援?!」
その時
「な、何だあ...ぐえ!」
「おいだいz...ぶっっ!」
不良たちが飛んできた弾丸によって倒れる。
「なになになんなの!」
「味方?」
「あれって...」
私はあのような機械を見たことがあった。
巨大な鉄の人のような機械が私達の前に降りてくる。
「君たちがアビドス高校の生徒か。」
「あなたは?」
「自己紹介したいところだが、まずはこの不良たちを片付けよう。」
「スティールヘイズの速さで敵を撹乱する。君たちは混乱しているところを叩いてくれ。」
そう言うとその機械...スティールヘイズは敵の方へ飛んでいった。
「ねぇ!あれって信じていいの!?信用できないんだけど!」
「でも、撹乱自体はやってくれてる。なら、私は信じる。」
「シロコちゃんが信じるなら私も信じましょうか☆」
「シロコ先輩!?ノノミ先輩も!?」
『もうやるしかないと思うよセリカちゃん』
「アヤネちゃん?!あ〜もう!わかったわよ!やればいいんでしょ!...ホシノ先輩?」
「!う、うへ〜なんでもないよセリカちゃん。じゃあ行こっか。」
「ん、反撃開始。」
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「なるほど、どうやら話に聞くよりできるらしいな。」
「私も負けてられないな。」
ブレードが不良を数人巻き込んで回転する。
「痛ッ!な、これ、痛ッ!」
「避けろ!当たれば気を失うぞ!」
「統率がまるでなってないな。これなら撹乱せず、共に戦ったほうが良かったか?」
ハンドガンを撃ち、近くの不良をすべて気絶させると攻撃は終わった。
機体からいかにも好青年といった感じの人間が出てきた。
「どうやら終わったようだな。...自己紹介だが、私は独立傭兵団レイヴンズネストのヴェスパー部隊第4隊長V.Ⅳラスティだ。」
「で?その第四隊長がなんの用?」
セリカは、まだ警戒しているようで、すぐに撃てるようにしている。
「そこまで警戒しなくても、別に君たちと戦うわけじゃないんだがな。...別に用ってほどではないが、少し挨拶にね」
「ん、挨拶って?」
「これから君たちに依頼をするかもしれないって話だ。今回はそれを説明しに来たが襲撃にあっていたようなので、援護したというわけだ」
『依頼?なぜ私達が?』
「君たちのことを私の会社のトップが気にしていてね。どうにも期待できるていう話さ。ちょうど今回で君たちの実力が図れたからね。私からすれば問題ないと思うね」
「その依頼の内容について聞いてもいいですか?」
「基本的には、我が社の周辺の防衛だな。なにせ、うちの会社も襲撃が激しくてね。休暇もバッチリあるホワイトなうちは、人員不足というわけさ。」
「報酬は?」
「もちろん用意してある。最低でもこのくらいかな」
提示された資料を見て一同驚く。
「これが最低金額!?3回受ければ利子が全部返せる金額じゃない!」
「わ〜☆凄いですね〜」
「ん、もっと詳しく教えてほしい」
「そうだな...作戦の際はうちの会社から僚機が参加する。一部性格に難がある者もいるが、実力は確かだ。あと、撃破数に応じて追加報酬もでる...といった感じだ」
「あと、ついでだが我が社はアリーナもある。自分の実力を知りたいならうってつけだと思うな。我が社の社員は全員登録しているさ」
「では、あなたは何位なんですか?」
「私は9位だなランクはBだ」
「あの強さで9位...じゃあもっと上の人は...」
「ん、1位は誰?」
「当然トップだ。彼には勝つことができない。扱っている機体もだが本人の操作技術が高いからな。」
「今日はこのくらいだな。気のいい返事を待っているよ」
「待って!」
「...なんだ?」
「九条ハスラって人知ってる?」
「.........知らないな?知り合いかい?」
「そっか...ごめんね~帰るときに引き止めちゃって。...依頼だけど、暇だったら受けるね〜」
「そうか。ありがとうこれでトップも喜ぶはずさ。」
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「調べた結果、独立傭兵団レイヴンズネストとは、2年前から急にその名前を上げ始めた企業で、お金次第でどんな仕事でもするようで、実績もご覧の通り沢山あります」
「そんな大企業が人手不足なんてあり得るの?」
「えぇ、どうやら、レッドガン部隊とヴェスパー部隊と呼ばれる特殊部隊のメンバー14名しかいないらしいです」
「そんな少人数で会社が成り立つんでしょうか?」
「どうやら、まさに少数精鋭といった感じで、一人一人が各学園の主力戦力に並ぶらしいです」
「よく外の学園から目をつけられないですね。それに連邦生徒会にも」
「有名というより、他の企業から恐れられているといった感じで名が広まっているらしいです」
その後も独立傭兵団レイヴンズネストについての会議が続いていた。
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数日後
「皆さんこんにちは私は独立傭兵団レイヴンズネストの窓口担当ヴェスパー部隊の8番隊長ペイターです」
「今回の依頼は我が社の地下の調査です」
「どうやら使われていない場所に謎の機体があるらしく、皆さんにはその調査をお願いします」
「作戦内容は以上です。頑張ってください」
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「今回は調査ね。報酬が低いからあんまりやりたくないけど、何故か今回は高い報酬なのよね」
「ん、不思議」
「それに、なんだか不安ですね。」
「怖いんですか?アヤネちゃん?ナデナデしてあげましょうか?」
「だ、大丈夫です///」
「そういえば、ホシノ先輩は?」
「ホシノ先輩は、ユメ先輩と会ってくるって言ってました」
「ユメ先輩が今日来るの?」
「ん、一緒に依頼ができる」
「あはは...あ!来ましたよ皆さん!」
「うへ〜皆おはよ〜」
「あ!アヤネちゃん!久しぶり〜!」
「お久しぶりですユメ先輩」
「皆も久しぶり〜久々に来たら凄いことになっていたからびっくりしちゃったよ〜せっかくだから私も手伝うね?」
「いいんですか?」
「うんいいよ!」「それに、ハスラくんについて探れそうだし」
「わぁ!それなら心強いですね☆」
少女達移動中
ヒソヒソ「先輩、なにかあの機械について探れましたか?」
ヒソヒソ「ごめんねホシノちゃん、特に分からなかったよ」
ヒソヒソ「いいんです先輩。これも、ハスラをあんな目に合わせたあのヘビもどきのせいですから」
ヒソヒソ「わかってるよ」
そう話す二人の目に光はなかった。その目には、ひたすら、黒い感情が渦巻いていた。
「?先輩達何を話してるの?」
「「いや?なんでもないよ〜」」
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「ここが、社内...」
「すごくキレイね。まるで新築みたい。」
「やぁ、また会ったね」
「!ラスティさんですか。こんにちは」
「依頼かい?」
「えぇ、どうやら地下を調査してほしいとのことで...」
「(なるほど戦友はもう再会するんだな...なら一つアドバイスでもするか。)そうか、頑張ってくれ、健闘を祈ってる」
「ただの調査なのに...やっぱり怪しいわね...」
ラスティが通り過ぎる直前ホシノとユメに
「九条ハスラは9とともにそこにいる」
といって去っていった。
「「!!!」」
「もう少し詳しく聞きましょうか...ってどうしたんです...
「早く行こう」
「ほ、ホシノ先輩?」
「急ごう」
「ユメ先輩も!待ってくださーい!」
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独立傭兵団レイヴンズネスト本社地下
そこには赤い機体があった。
ただ、一回りほど小さく、武装も違った。
「あれが今回の...」
『どうやら、旧式のACのようです。気をつけてください』
「サンキューペイター」
『ありがとうございます。ボーナスも期待しておきます』
「相変わらずだなぁ。まぁいいけどさ」
その声は口調こそ違えど何度も聞いた声だった。
「その声は...ハスラ君...?」
「...なんで...あのとき...」
「ホシノ先輩?ユメ先輩?あの声について知ってるの?」
「2年前に死んだはずの生徒会の一員、九条ハスラ君...それがなんで...」
「まぁ、生きてたってこと。そんなことよりさ」
「喧嘩しようぜ」
機体の奥からホログラム状の人間が現れる。
ヒソヒソ「あの人が...」
ヒソヒソ「ねぇあれ人なの?どう見ても機械なんだけど...」
ヒソヒソ「ん、今は二人の話を聞いたほうがいい」
「ね、ねぇ帰ろうよ、またあの時みたいに楽しく過ごそうよ」
「意外だな、ホシノ、お前がそんなふうに思ってくれたのは」
「喧嘩しようって何?」
「そのまんまの意味だ、ユメ先輩。依頼の様子を見てどうしてもお前らと戦いたくなった」
「嫌だよ、ハスラと戦うなんて...」
「どうした、あの頃のお前はどこに行った。」
これは清算だ。俺が二人に残した傷を治すための。
「...はぁ、もういい。すでに言葉は不要か...」
ハスラがナインボールに乗り込む。
機体が動く
「まぁ、簡単に言えばお前たちの実力を図ろうってわけ。じゃあ行くぞ」
なお、傷は治らないし、もっと執着されるだけな模様。
主人公の目論見
なんか、二人ともくらいなぁ
せや、俺と戦ってもらって一回スッキリしてもらおう!
*これが効くのはAC世界の人間のみです。
次回「ここたま!」
余談
ホシノが冒頭に見ていた夢はバッドエンドルートです。
行き方?
カ、カイザーにハッキングされて再教育された場合?(震え声)
要は、1000%ありえません
オーバードウェポンは。
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出す
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出さない。