砂漠で目覚めたAI、イレギュラーとなる。 作:どうしようもない人
「グワァー!!!!」
あ、どうも。カタカタヘルメット団の本拠地に突撃して壊滅させた九条ハスラです。
特に変わったことなないからね...ACもぶっ壊したし...
因みにあのACはフロイトが持って帰った...どうやらどういうパーツかじっくり見たいらしい
...あのACどうやって作ったんだ...MELANDERに似ていたな...単眼のヘッドパーツとか...
気にしてもしょうがないか...どうせ、あの街からデータを偶然見つけたとかだろう
とにかくこの後は...
「あ、そうだ...ちょっといいか?」
「ん、どうしたの?」
「ちょうど目の上のタンコブが片付いたことだし、ちょっとした実験に付き合ってくんない?」
『実験...ですか?』
「そうそう、とある機体のデータ集めにちょっと手伝ってほしくてな」
「今日はやることもないですし...いいですね~楽しそうです☆」
「まぁいいけど...社員の人達には手伝ってもらわないの?」
「もちろん手伝ってもらうんだが...その...対人戦のデータも欲しくてな」
「そういうことなら、おじさんで良ければ手伝うよ〜」
「有り難いな」
「珍しいわね、ホシノ先輩がそんなに積極的なの...」
確かに...まぁ暇だからだと思うけど...それより
「先生も来るか?」
『え?いいの!?』
「あぁ、先生の意見も欲しいからな」
『やった〜!!』
「まるで子供ね...」
「言ってやるなセリカ、俺だってあんなことになる事はある」
「ん、そうなの?ちょっと想像つかない」
「ストレスが貯まると...な」
「なるほど...」
「とにかく行こうか...」
「そうだね」
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「待っていたよ戦友」
「すまない、野暮用を終わらせてた...それで...プライマルアーマーは...」
「これだ」
ラスティが持っているのは両手より大きいサイズのディスクのような形の装置だった
「これが...早速つけるか」
胸の部分のコアを取り出し取り付ける
その後コアを戻すとホログラムが緑色に変わる
「わ、すごい...緑色だ」
「これが新しいアーマーか...うん、問題もなさそうだし、パルスアーマーとの同時運用も行けるな」
「シミュレータの方も準備が整っている。スティールヘイズも準備万端だ」
「オッケー、なら行こう」
「えっと...私達は...」
「暇だろうし...観戦もできるから、観戦するか?」
「いいね、あのカッコイイロボットが動くところを見れるなんて最高」
「ん、気になる」
「まぁ、やることもないし...見てあげてもいいけど」
「こういう機会滅多にありませんから...私としては見たいです」
「おじさんは出番まで時間があるならお昼寝したいけど、ちょっと気になるから見ておこうかなぁ」
「おけ。じゃ、改めて行こうか」
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「おぉ、これがシミュレーター?」
そこにあるのはコックピットを切り取ってそのままおいたような物だった
因みに社員のほぼ全員から雑いと言われた...ピエン
「そうそう、観戦ならこのスクリーンで見れるから」
「戦友、準備オッケーだ」
「よし、なら始めようか」
シミュレータの中に入り起動する
次の瞬間にはアリーナでよく見た空間にいた
「始めようか、戦友」
「あぁ、やろうか」
俺はクイックブーストで近づこうとするがその瞬間
グシャァ!!
という音と共にシミュレーションが終了する
「...ハッ!」
会社の天井だ...
「どうやら気がついたようだな戦友」
「え?」
「アーマーのお陰で軽いダメージで済んだが、気絶していたんだ」
「まじか...原因は?」
「あまりの速度にフィールドの広さが足りず、君の方は恐らく処理能力の限界、もしくは大きな負荷のせいか...恐らく後者の方だから慣れていこう...と言いたいが、大丈夫なのか?」
「...多分、なんとかはなる...」
「次は広いフィールドでやろう」
「そうだな、戻るか...」
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「心配したのよ!もう、気をつけなさいよ!」
「本当に申し訳ない...」
「久しぶりに心臓が止まるかと思ったよ〜気を付けてね?」
「はい」
顔が怖いキレたスネイルより怖い
「大丈夫なの?結構...というか...目に見えないくらいの速さだったけど」
「あぁ、ネクストのことは説明してなかったな」
かくかくしかじか
「......?」
先生は理解できていないような顔をしていて
「え...そんなスピードで?...」
セリカはドン引きしていた
「それは...すごいですね~...」
明るいノノミでさえ驚いている表情を隠しきれていない
「ん、乗ってみたい」
シロコは興味津々といった感じである...危ないからやめなさい
「うへ〜もうおじさんじゃ理解できないね〜」
ホシノはえぇ...と言いたげな表情だ
「まぁそんなんだから実践運用する前にこうしてシミュレーションする必要があったんだよなぁ」
「そういう理由だったんだ...」
「さっきはフィールドが狭いからあぁなっただけだから今度はうまくいくはず」
「ならいいけど...」
「んじゃ、行ってくるわ」
ダイジェストIN封鎖ステーションと観戦者の反応
「早すぎぃ!」
「これなら...!さすが戦友、躱すか」
「ここだぁ!あ!外したぁあぁぁぁぁ落ちるぅぅぅぅぅ!!」
「ッく、まずいなって戦友?!」
「視界がよくわかんねぇ!ラスティどこ?」
「戦友は...あそこか......高すぎて届かないな」
「ちょっと移動したいだけなのにぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
「戦友!?」
「痛ってぇ!あ、全然食らってねぇ硬った!」
「当たった...ッ!これがネクストの性能か...」
「ちょっと慣れてきた...あ、外した」
「いまのは危なかったな...戦友も慣れてきたらしいな」
「は?フロイト!?おま、2対1は卑怯だろ!」
「な、第1隊長?今は依頼中では?」
「これなら楽しめそうだ...今までにないくらいな!」
「こうなったらこいつで直接叩いてやる!」
「コジマキャノンを振り回すだと?魅せてくれるな、戦友」
「そういう動きか、面白い」
「このままもう一回勝利を刻んで...は?イグアス?しかもTSイグアス号?バカなの?」
「レッドガンの5番まで...いや、見たことない機体だな?彼の切り札か?」
「その機体は見たことないな...面白そうだ...後でやらせてくれ」
「野良犬ゥ!こんな形で決着は嫌だが、とにかくお前に勝つ!」
「こんなに居たら、ガトリングのいい餌だ!」
「くっ...流石だな...だが、機体の差があったとしてもより高く飛ぶのは私だ!」
「流石は猟犬、動きが見違えるほど良くなった...ロックスミス、まだまだ動けよ!」
「ッチ!苛つくぜ!コイツラとまとめてんじゃねぇ!!」
「あ、総長...4対1...もう誤差の範囲に思えてきた...ラスティは俺しか見えてないっていうかあの時みたいになってるし、フロイトは見たことないくらいテンション高いし、イグアスもすっげぇ興奮してる...」
「まだだ...ここで終わるわけには...ルビコンの夜明けを開いて見せる!」
「ははっ...はははっ...最高だ...冴えてきた...今なら強化人間よりも動ける気がする...」
「あぁ...気分がいい...よく見えるぜ...お前のことがよぉ!野良犬ゥ!」
「G13!貴様、この状況でも余裕そうだな。なら俺の肩慣らしに付き合え!」
「コジマキャノンも当たるようになってきた...これならもう少しで...」
「これ以上掠め取られるわけには...くっ......?何故第1隊長とレッドガンの1番と5番が...」
「これは俺を狙ったものじゃない...これは当たるから回避...楽しくなってきた...!」
「俺を見ろ!...!?ッ...へっ!それでいい」
「G5!新しい機体だからと浮かれてないで、とっととそのブレードで切れ!」
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「あれ、やばくない?」
「楽しそうですね☆」
「うへ〜あんなのおじさんだったら5秒も持たないよ~」
「逆に5秒も持つほうがおかしいと思うんですけど...」
「...これがネクスト...すごい」
「そういえば...対人のデータも欲しいって言われていたよね?」
「そういえば...そうでし...た...ね...?」
「...もしかして」
「あれの相手を...?」
「...そうだと思う」
沈黙...そして
「いやいや無理よあれ!シミュレーターだってわかってても相手したくないわよ!」
「ん、覚悟を決めるしかない」
「シロコちゃん、やる気いっぱいですね☆私も頑張ります☆」
「わ、私も後方支援としてが、頑張ります...」
「ありゃ?みんなやる気?なら、おじさんも頑張らなくちゃねぇ〜」
「えぇ...」
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「これで...どうだ!」
ガトリングでスタッガーを取りそのまま削り切る
「ここまでか...戦友...」
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「お前ならこう動くはずだ!」
フロイトの動きを予測しコジマキャノンを偏差撃ちする
「!動け、動け!ロックスミス、まだ面白く...」
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「こいよ、至近距離でとどめだ...」
「いいぜ、乗ってやるよ!」
イグアスが俺にブレードの刃を光らせ近づいてくる
「これで、終わりだァァァァ!!」
「残念だが...アサルトアーマー搭載済みだ」
そこに合わせてアサルトアーマーでとどめを刺す
「!?......クソッ...妬ましいぜ...」
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「準備運動は終わったかG13」
「終わったよ、総長」
「ふん。なら、愉快な遠足の締めだ!掛かってこいG13!」
「言われなくても!」
クイックブーストで近づきそのまま背後に回る
しかし、既にこちらに向いているライガーテイルにPaを削られる
「ッく...読まれるか」
「当たり前だ!どれだけ戦ったと思っている!」
「もう覚えてないな...」
そう言いながらオーバードブーストで動きながらコジマキャノンを3発撃つ
「グッ...なかなかやるなG13!だが...」
「ここで終わらせる!」
立て直そうとする総長に隙を与えずに間髪入れずガトリングを撃つ
「...やるようになったなG13......日記をつけておけ、この俺から勲章をもらったとな!」
壊れゆくライガーテイルからそのような通信が聞こえてくる
「了解、総長」
そういってシミュレーションを終わらせた
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「はぁ...はぁ...疲れた...」
「お疲れ様〜...一回も負けなかったのはすごいね〜」
「...はぁ...ホシノか...はぁ...俺達どんぐらい戦ってた?」
「ん〜...ざっと28回くらい?」
「...そんなにか...少し休憩したらお前たちとのデータ集めだから...用意しとけよ...」
「分かった、みんなに言っとくね」
「助かる...」
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あの時ハスラのお陰で助かったことが数え切れないほどある
なら...今度は...
「私が助けるよ...ハスラ」
それは、本来失ってしまったはずの人を助けたことによる歪み
「何でも言ってね...必ず手伝うから」
それは、後悔にまみれた少女の思いついた贖罪
それは、
「あいつらを守って本来の物語より良い未来にしないと...」
アビドスを守る彼にとっては不測のことであった
安いオマケ ある時のレイヴンズ・ネスト
「...暇ですね...第4隊長、あなたが解放戦線にいたときの面白い話をしてくれませんか?」(3徹目)
「......唐突だな...」
「早くしなさい、私は企業ですよ」
「そうだな...これは、師父サム・ドルマヤンが寝ぼけてアーシルのことをリング・フレディと間違えたときの...」(2徹目)
「いえ、もう結構です。百点なので喋らないでください寒気がする...」
次回「イレギュラーでも米粒ぐらいの的に当てるのは無理がある」