青き虹色に心惹かれた幻想   作:プレシアンスグレム

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U.N.オーエンは彼女なのか? ~Erat~

 お姉さまがおかしいと、気付いたのは何時からだっただろうか。

 

 少なくとも、自分の周りで良く私を守ってくれているちょっと年上の子がお姉さまだと知ったときは、まだそんな風には思えていなかったはずだ。

 

 あの頃のお姉さまは……頼りになって、強くて──こんな妖怪が自分の姉なんだって、誇りに思える。

 そんな風に感じていたと思う。

 

 私ながらに、子供らしい考えだった。

 

 でも、その考えはあっという間におかしいのだと気が付いた。

 

「フランドール様。あなたの掌は万物を破壊できる魔神の掌でございます! その御力があれば、この国どころか、全世界をその手中に収めることが可能でしょう!」

「どうか、姉君と共に紅い悪魔として、我らスカーレット家の無念を晴らし、この世界を紅く染めて──」

「……はぁ」

 

 つまんなかった。

 自分を取り巻くすべての大人がつまらない。

 誰も彼もが私の力にだけしか目を向けていない。

 みんな、私たちの力を望んでいる。

 

 でも、つまらない。

 

 あなた達の願いを私に植え付けないで。

 私は私、フランドール。誰でもない、私。

 あなた達の言う紅い悪魔なんて虚構の器に怨念を込めた偶像を、私たちにあてがわないで。

 

「フランドール様!? 何を──」

 

 こわれろ。

 

「おやめください! 私たちはあなた様の御味方です!」

 

 こわれろ。

 

「紅い悪魔を受け継がないのですか! なぜ! 我らの無念を引き継がないのだ──!」

 

 壊れてしまえ。

 

 私にいらないモノを、押し付けるな。

 

 私に必要なのは──私を真に愛してくれる存在でいい。

 私を真正面から見ることのできる……そう、お姉さまのような──

 

「フラン……! どうして、紅い悪魔にならないの……?」

 

 え。

 

「フランなら、きっと。私と共に並び立ち、世界を統べる紅い悪魔に成れるでしょうに──なぜ……」

 

 お姉さま?

 どうして泣いているの?

 

 どうして、苦しんでいるの?

 

 どうして──あの歪んだ大人たちと同じ目をしているの?

 

「フラン。お願いよ。紅い悪魔になるの。私たちは吸血鬼。──そういう生き方しか、できないのよ……」

 

 ……わかった。

 お姉さまは、耐え切れなかったんだね。

 

 

 

 

 

 お姉さまはどうやら、私が生まれるよりも昔に人間と友達になろうとして──失敗してしまったという。

 それがお姉さまの心に深い傷を作り、紅い悪魔に付け入られることになってしまったのだ。

 

 そのことに気が付いてから、お姉さまに憧れることはできなくなった。

 

 お姉さまは犠牲者だ。

 悪い──というか、狂った大人のいかれた教育によって狂ってしまっていた。

 

 私は……この掌のおかげかな。

 破壊する力は狂気を宿していた。

 何かを破壊するたびに、精神に狂気を染み込ませるこの力は、精神に狂気を溜めこみやすくするような心の強さを用意してくれていたのだろう。

 

 あとは、お姉さまのような失敗をしていないからかな。

 

 私は独りぼっちになった。

 でも一人きりではない。

 紅い悪魔として力を振るうお姉さまが、傍にいてくれた。

 

 お姉さまは狂いながらも私に愛を見せてくれていた。

 

 紅い悪魔に染まり、世界を恐怖に染めようとしながらも私のことを大切な宝物のように扱ってくれている。

 

「これで、あなたが紅い悪魔になってくれれば嬉しいのだけど……」

「それは嫌よ」

「分からず屋ねえ」

 

 お姉さまは私をしょっちゅう紅い悪魔にしようとしてくるけど、それ以外は普通。

 ただ私を大切にしてくれる、私が大切にしたいお姉さまだった。

 

 二、三百年ほど経ち、お姉さまは一国を陰から統べる女帝になっていた。

 それでも私を愛することは止めず、紅い悪魔にしようとすることもやめなかった。

 しつこくはあるけれども、それでもそれがお姉さまなのだとそのころには理解し、受け入れることができていた。

 

 でも、私は紅い悪魔にはならなかった。

 

 狂うのは表面だけで十分だから。

 

 中身まで狂ってしまったら、直せてもそれの内部は総取り換え。

 がらんどうになってしまう。

 

 それを私は二つの意味で恐れた。

 

 私がそうなることと、お姉さまがそうなること。

 

 

 

 ……もし、仮にお姉さまの狂気を止めることができたとしても、その時には今までのお姉さまが紡いでしまった数百年の苦しみが心の空白として襲い掛かってしまう。

 私が止めるべきだった。

 十にも満たないあの年の、あの時代にお姉さまを止めるべきだった。

 

 でも、そうしなかったのは──私が、吸血鬼だったから。

 

 紅い悪魔になれてしまう、私だから。

 

 お姉さまの狂気を食い止められるのは、狂ってしまった根本に存在する人間以外、いないから。

 

 こういう時には、私が吸血鬼であることにうんざりする。

 

 

 

「ねえ、フラン」

「なあに?」

「もし、仮に──私が危機に陥ってしまったときは……あなたが全てを受け継いでくれるかしら?」

「すべて?」

「ええ。紅魔館も、配下も、財宝も……紅い悪魔の誇りも。全て、受け継いでほしいの」

「どうして、そんなことを言うの? お姉さまらしくないわ」

「どうしてかしらね。──ちょっと、恐ろしくなってしまったのかしら。ここまでうまくいくものだから」

 

 お姉さまは、一地方の闇の女帝になっていたある日、私にそんなことを提案してきた。

 

 ──お姉さまには運命を見る力がある。

 

 未来のワンシーンだけを見ることができる力。

 

 その力はちょっとだけ指向性を弄れるらしいけど、うまく行っているのかどうかは自分でもわからないのだとか。

 数百年かけてようやっとここまでたどり着けたのが、力の不安定さの証左だとお姉さまは言うが……吸血鬼の偉業なんて、歴史に消えてばかりで正直よく解らない。

 むしろお姉さまは吸血鬼に支配された国だという噂が流れておきながらよくここまで持って行けたと思う。

 

 噂がある以上、この国の歴史に吸血鬼が存在したという記録が残るだろう。

 

 嘘か真か、幻想に染まろうともその行為は偉業。

 歴史にその姿を残すことに成功したんだよ。お姉さま。

 

 そういうとお姉さまは頬を紅くして、少しだけ恥ずかしそうにした。

 

 そんな、だいぶ面倒くさくて、ちょっと可愛い。私の好きなお姉さまが言った遺言にも似た言葉。

 

 ──きっと、運命で何か不穏なものを見たのだろうか。

 

 自分が負ける運命を見てしまったのだろうか。

 

「……大丈夫だよ、お姉さま」

「フラン……」

「そんな運命、私が破壊してあげるから」

「──そう。なら、今からでも紅い悪魔の誇りを──」

「それはいい。面倒だもん」

「……フラン? もういい加減これは覚えておかないと、今後の生き方を大きく左右することに──」

「お姉さま、約束だよ?」

 

 絶対に、お姉さまを助けてあげる。

 

 もし、お姉さまが瀕死になってしまったなら、私がお姉さまを傷つけた悉くを破壊する。

 

 もし、お姉さまに反旗を翻す革命軍が、聖騎士軍が現れたら、私がその全てを見る影もなくなるほどに破壊してあげる。

 

 もし、お姉さまが自らの存在意義(誇り)を失うことがあったときは──私が、思い出させてあげるから。

 

 お姉さまの姿はずっと近くで見てきたから、そのやり方は知っている。

 教わる必要なんてない。シンプルで、わかりやすい誇りなのだ。紅い悪魔というものは。

 

 だから、安心してね。お姉さま。

 お姉さまは全てを失う不安に苛まれる必要はない。

 お姉さまは全てを捨てる決断に苦しむ必要はない。

 

 私がその誇りを、思い出させてあげるから。

 

 だから、苦しまないで。

 

 お姉さま。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「──お嬢様の苦しみを、紛らわせるために……わざと紅い悪魔を、演じて……」

「紛らわせる? バカげたことを言わないで頂戴。──これは復活よ。お姉さまの復活。紅い悪魔の復活。そのための、そのためだけの紅い悪魔。それが私なのよ」

 

 姉は──レミリアは、紅い悪魔になることで気苦労の殆どを払拭していた、と言えるだろう。

 しかし、妹は……フランは、紅い悪魔にならなかったからこそ、姉の今後を心配し、この手段を押し切ったのだと美鈴は悟った。

 

「だからさあ……お姉さまを苦しめるあいつらは破壊しないといけないのよ! いい加減そこをどいて、美鈴」

「……猶更、どけませんよ。妹様。──そんなことに気付いてしまったら、もう、妹様を止めなくちゃいけないですから……!」

 

 フランは美鈴との鍔迫り合いを無理やり押しのけることでその姿勢を崩し、間髪入れずに杖による魔法を行使。魔法陣が展開された。

 

「バカな美鈴。おとなしく私の言うことに従っていれば、ここからの痛みに苦しまずに済むのに……禁忌!」

「っ!」

「恋の迷路!」

 

 弾幕の渦による、出口判らぬ大迷宮の塔が屹立した。

 その迷宮の床も、壁も、天井も弾幕造り。

 攻略は叶わない。

 

 ならば──弾幕をかき消して、フランに直接攻撃を加えるのみ。

 

「セラギネラ9!」

 

 気で形成された黄色い弾幕による回転蹴り。

 それにより、フランの弾幕の迷路の壁は蹴り破られる。

 

「ルール違反はダメだよ~?」

「くっ!」

 

 しかし、それを許さないと分身のフランが真上から蹴り落とし、美鈴を弾幕の渦の渦中に沈める。

 

 無数の弾幕に身を削られる美鈴は、かなりのダメージになる。

 それもフランという破壊の化身のような存在の弾幕ともなれば、破壊力は尋常ではない。

 

 ただの一発でも喰らえば出血は避けられない。

 それを無数に受けたのだ。

 重症は必至だろう。

 

「──もう行かなきゃ。早く、お姉さまを助けないと……」

 

「待て」

 

 フランが振り向くと同時に、無数の銃弾がフランを襲う。

 戦塵の中に立っていたのは、先ほど二人の分身フランに襲われていたツルギだった。

 

「うう……」

「やられちゃったあ……」

 

「──分身を二人、倒していたの……!?」

 

 ツルギは戦塵の中で自身を倒したと喜んでいた分身のフランを二人を瞬殺していた。

 隙を晒してしまえばこの様か。

 遊んでいる私の分身だからこそのヘマだと、フランは歯をかみしめる。

 

 フランを二人も倒しておきながら、ショットガンを構えるツルギのその姿は、まだまだ余裕なのだろうと伝えてくる。

 

「しっつこいなあ。ここまで邪魔してくるなんて」

「──お前が一番邪魔だ」

「はあ?」

「……家族問題に人様を巻き込んで──迷惑なんだよ、それ」

「……」

「みんなが待ってる。あとは、お前だけなんだ……──だからさっさと、消えろおおおおおお!」

 

 ツルギが突貫してくる。

 フランは冷めた顔をして、杖を真正面に構える。

 そうすると杖の上部下部の機構が動き出し、杖は弓の様相をとった。

 

「迷惑? 私が? ──ふざけるなよ狂人。お前たち人間のせいで、お姉さまは……だから、私が! 一番迷惑を被ったんだよ!!!」

「っ!?」

「その咎に狂え! 禁弾解禁──スターボウブレイク!」

 

 その一射は、まさに星のよう。

 煌びやかな七色の星の弾幕の波状攻撃。

 一気に放たれ、まるで光線のようなそれをツルギは真正面から受ける──

 

「危ないっ!」

 

 ことはなく、弾幕の中を生き延びた美鈴が持ち前の瞬発力でツルギを助け出した。

 

「助かった。ありがとう」

「どういたしまして……ですが、先ほどの言葉は少々余計だったかもしれません」

「は?」

「あなたも相当怒っているのでしょうけれども──それ以上に、妹様がキレました」

 

「……まだ、生きてるんだ」

 

 美鈴の言葉通り、先ほどのツルギの言葉に神経を逆なでされフランはついに自身の妖力を完全に解き放ち始めた。

 破壊のオーラがフランの翼を禍々しく輝かせ、その瞳は煌々と深紅に染まっていた。

 

「ここまでくると、命が本格的に危ういですね」

「悪かった。だが問題ない。さっきとやることは変わらない」

「ええ。妹様、おやめください!」

「さっさと──壊れろおおおお!」

 

「壊れるのは──お前らだ!!!」

 

 フランは杖を紅く光らせ、禁断の弾幕を放つ。

 カタディオプトリック。

 

 ボロボロとなった屋敷の廊下の至る所で反射する青い弾幕が、ツルギと美鈴を襲い掛かる。

 二人はそれをスライディングとジャンプで避け続け、フランに攻撃を与えていく。

 

「ああもう! これじゃあ小細工にしかならない!」

 

「(とはいえ、これ以上戦ったとしても私たちの勝ち筋は細い……このままだと、妹様の最終手段で破壊される可能性は捨てきれない。──何か、打開案は──)」

 

 余りの戦況の膠着状態に冷や汗を流す美鈴の耳元に、聞き覚えのある声が聞こえた。

 振り向けば、そこには図書館にて良く見慣れた、赤いドレスの少女が物陰からか細く声を出していた。

 

「こっちです! 美鈴様!」

「っ、あいつは……」

「小悪魔さん!?」

「図書館に、妹様を連れてきてくださいーっ!」

「(パチュリーさん、何か打開策があるのですね!)」

 

 小悪魔は図書館とはまるっきり別の方角へと逃げていく。

 フランが小悪魔を狙う事態になるのは避けたいからそれは良い。

 

「私が案内します! ツルギさん、こちらへ!」

「ああ!」

「逃がすか! 狂人、お前だけは塵一つ残さず徹底的に破壊してやる!」

 

 フランはそう言い、自らの杖を投擲する。

 投げられた杖をツルギと美鈴は避けるが、その杖からは自動的に弾幕が生成され、また自動で宙に浮かび、動き始めた。

 

「杖、制御動作開始。禁弾──過去を刻む時計!」

 

 グルグルと振り回されながら弾幕を放ち続けるその杖は、杖の形状も相合わさってまさに狂った時計の形相だった。

 フランもその弾幕に対処する二人の隙を狙うように紅色の弾幕を放つ。

 弾幕の回避のしにくさは先ほどの比ではなかった。

 

「何としてでも、図書館へ!」

「どけっ、どけええええっ!」

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「──もうすぐ、フランが来るわ。ハナエ、セリナ。準備は良い?」

「はい!」

「任せてください! パチュリーさん!」

 

 図書館では、パチュリーを中心にハナエとセリナの二人が神秘を魔力にしてパチュリーに注ぎ込みながら、その時を待っていた。

 足元には臨時で拵えた、雑ながら立派な文様が描かれた魔法陣があった。

 

「この魔法陣は、魔法行使時に足りない分を周囲から補完するわ。──わかっているだろうけど、私の魔力はもう残り僅か。この魔法を行使した瞬間、あなたたちに重い負担を強いることになる」

「大丈夫です、パチュリーさん」

「これがフランさんの『救護』になるなら、私はどこまでも頑張りますよ!」

「……ありがとう、本当に」

 

 その光景を、結構離れた場所から先ほど意識を取り戻して起き上がったレイサが見ながらふらつきながら立ち上がろうとして、チルノと大妖精がその動きを支えていた。

 

「わ、私も、何か手伝わないと……」

「ダメだ! レイサはもうここから逃げるんだぞ!」

「そうですよ、あそこまでひどい怪我を受けてまで、ここにいる必要は……」

「いいえ、そういうわけにもいきません。──私、フランドールさんに正式に()()を受け取ってもらっていませんから……!」

「──それは……」

 

「──来るわ!」

 

 パチュリーの言う通り、遠くから響いていた破壊音が段々近づいてくる。

 もう、フランはすぐそばにいるのだと直感的にわかった。

 

「レ、レイサ……」

「私は、逃げません! トリニティを護る自警団として、そして──フランドールさんの、お茶を飲んだ者として!」

「──ああっ! あたいももう知ったことか! レイサ、フランが来たら凍らせるぞ! その隙に撃て!」

「チルノちゃん、レイサさんの銃はさっきフランドールさんに破壊されちゃって……」

 

 

 

「──図書館まで逃げるなんて!」

「頼みます! パチュリー様!」

「やれ!」

 

「ええ、行くわよ──賢者の石、稼働。並列演算処理・最高速度──」

 

「っ、パチュリー!!」

 

「喰らいなさい、フラン! ──ロイヤルフレア!!!」

 

 瞬間、図書館に極小の恒星ができた。

 膨大な魔力を消費して発動できる大魔術、ロイヤルフレアにより、フランの前身は太陽光に晒された。

 

「ぎゃあああああーっ!!!」

 

 フランは叫ぶ。

 創造を絶するほどの大ダメージに。

 普通の直射日光でもここまでの痛みは起きない。

 太陽を至近距離で浴びたがための痛みだった。

 

「ぐ──っ、壊れろ!」

 

 堪らなかったフランは、必死に堪えながら、ロイヤルフレアの太陽を破壊した。

 その時にはすでに、大火傷と言っていいレベルの負傷が身体を覆っていた。

 

 しかしフランは吸血鬼、大火傷ぐらいなら数時間あればすぐに回復できる。

 

 だが、それでも──この場においては、大ダメージに違いなかった。

 

「はぁっ、はぁっ……」

「ひいっ、ひぃーっ! ど、どうでした、か……?」

「……完璧よ。規模こそ本来の68%程度しかないけど、それでも──フランを止める、大きな一手になれた」

 

「──やってくれたわね、パチュリー……」

「フラン……もう止めなさい。こんなのレミィは望んでいないわ」

「望むわ! やがて自らそうして欲しいと私に嘆願する!」

「なぜそこまで、フラン……」

「お姉さまではないけど、これだけは私にも運命が分かるわ。──紅い悪魔がいなければ、お姉さまはもう、何処にも居場所なんてものはないのよ!!!」

 

 その叫ぶような言葉と共に、フランの姿が霧の中に──消えた。

 

「消えた!?」

「どこだ!」

 

「──そして誰もいなくなるか?」

 

 フランの扱う、最大規模の秘弾魔法。

 吸血鬼として生まれ持つ霧化の術と弾幕を合わせた──殺戮弾幕。

 

 その紅色の舞台が、幕をあげた。

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