魔法少女リリカルなのは 全てを幸せにする為に   作:レゾナ

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第十二話

カノンがフェイト達と出会った日から数週間が過ぎた。

 

その間に色々な事があった。

 

まずは、カノンが協力者としてフェイト達となのは達を会わせた。

 

その際にアリシアはユーノがジュエルシードを発掘した人物で、ジュエルシードを運んでいた次元航行艦に乗っていた事を知るとまず謝罪した。

 

ユーノは最初は訳が分からずしどろもどろになっていたが事情を聞いて、「それなら仕方ありませんよ」と怒る事なく許した。

 

アリシアはその寛大さに涙を流していたが。

 

その後もなのは、立夏、フェイト、アリシアの四人でジュエルシードを回収していった。

 

そして、

 

「なのは、そっちにいったよ!」

 

「わかったなの!」

 

フェイトが誘導担当で思念体を引きつけ誘導された思念体をなのはが砲撃魔法で撃ち抜いている。

 

その前にもフェイトが牽制をしながらも相手を倒していっていた。

 

「いやぁ、フェイトも強くなっていってるねぇ。使い魔としては鼻が高いよ」

 

アルフはフェイトが強くなっている事がうれしいのか笑顔だ。

 

「そうね……最近は私の出番もないし」

 

「それを言うなら私もないよ。ホント、あの二人は才能に溢れているんだな」

 

立夏がそんな事を呟くとカノンが同意する。

 

二人の言葉どおり、カノンと立夏は最近戦闘訓練だけを積んでいる。

 

正直、カノンには戦闘訓練は必要ないのだが何事も基本は大事。という事で立夏との組手などをしているのだ。

 

と、フェイトがジュエルシードを自身のデバイス「バルディッシュ」に収納して戻ってくる。

 

「終わったよ、カノン」

 

「カノン君、終わったの!」

 

「ああ、二人共本当に強くなったな」

 

「ホントホント!フェイトが強くなって姉である私も鼻が高いよ~!」

 

そう言ってアリシアはフェイトに抱きつく。

 

「ね、姉さん、苦しい……」

 

それを嫌そうにしないフェイト。やはりこの姉妹は仲がいいとカノンは改めて思った。

 

「あ、そういえば今日は母さんが帰ってくる日だよね」

 

と、フェイトが今思い出したようにそう言う。

 

「そういえばそうだったね……」

 

と、アリシアは少しだけ考えた後、カノン達を見る。

 

そして何かを思いついたように手をポンと叩く。

 

「そうだ!お母さんにカノン達の事紹介したいし、今から皆で行こうよ!」

 

「今からか……」

 

ちなみに現在時刻は午後の六時。そろそろ帰らなければいけない時間だ。

 

カノン自身はヴィヴィアに連絡をすればいいだけの話だが……なのはと立夏は別だ。

 

「ごめんね、私はちょっと……」

 

「私もなんだ……黙ってやってるから……」

 

立夏となのはは家族に魔法の事を打ち明けてはいない。

 

それ故にこれ以上は家族に迷惑をかけてしまう可能性があるのだ。

 

「そうなんだ……残念」

 

「まあ、仕方ないさ。今度は休日にでも招待してくれればいいんじゃないか?」

 

カノンは少し残念ぎみになっているアリシアをフォローしてやる。

 

「そうだね!今度の休日に友達が来るってお母さんに言おう!そうしよう!」

 

そう言うとアリシアはいきなり走り出す。

 

「ね、姉さん?」

 

「何をしてるのフェイト!お母さんに早く伝える為にも帰らないと!」

 

どうやら早くお友達が今度の休日に来る事を伝えたいらしい。

 

「ま、待ってよ姉さん!そ、それじゃ皆、また明日ね!」

 

「また明日な!」

 

それだけ言ってフェイトとアルフもアリシアの後を追う。

 

「それじゃ、私達も帰りましょうか」

 

「うん!」

 

「そうだな」

 

そう言ってカノン達もそれぞれの帰路についた。

 

 

 

 

 

立夏SIDE

 

私は荒野に立っている。

 

でも、私にはこんな記憶はないから夢だという事がわかった。

 

そして夢だというのに誰かが後ろで背中を守ってくれているという事が感覚的にわかった。

 

「大丈夫か、リッカ?」

 

「うん、何とか……」

 

と、自分で口を動かしていない筈なのに言葉を発していた。

 

それにしても今の声……どこかで聞き覚えが……。

 

「ここを乗り越えれば城でヴィヴィが晩餐の準備をしているぞ?」

 

カノン(・・・)、私が食いしん坊だと思ってませんか?」

 

私の口から発せられた言葉に私は自分でえ?と思ってしまう。

 

カノン……?いやいや、そんなのある訳ない。

 

だって、今の私の目線は大人の物。カノンはまだ小学生なんだから。

 

それにこれは夢でしょと言い聞かせる。

 

「はは、そうは思っていないよ。ただ、君は私にとって守りたい対象なんだからね。怪我でもされたら嫌なんだよ」

 

「もう、カノンは本当に……」

 

「それじゃあ……行こうか、リッカ」

 

「ええ、行きましょうカノン!」

 

そしてそこで視界が光に包まれて……夢から覚めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めてしまった。ベッドから起き上がり時計を見てみる。

 

それが示している時間はまだ真夜中だった。

 

「何であんな夢見たんだろ……」

 

夢ってその人の理想とかが現れるとか言うけど……あ、あと一つあった。

 

過去に体験した事を夢で見るとかだ。

 

でも、今のはさすがに無いでしょ。

 

でも、最後に見たあの光は……私の魔力変換資質“光”で起こる光の色にそっくりだった。

 

「あれって……どういう事なんだろう……?」

 

その後も考えても答えが出る訳もなく……そのままもう一度就寝した。

 

SIDE OUT




最後の立夏が見た夢……どういう意味なんでしょうね。

ま、考えてみてください。
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