突然だが俺はオリ主だ。
この世界、ワンピースの世界にやったきた。
転生する前から転生したらやってみたいことランキングみたいなのをつけていた。
それはチートと原作ブレイク、それとハーレムだ。
ワンピースの世界にはやたらとスタイルがいい女が多い。
ハーレムを作るにはもってこいってやつだ。
だが、残念ながらそれはかないそうになかった。
なぜなら俺はチートオリ主ではなかったからだ。
神様転生ではないみたいで気づいたらこの世界にいただけ。だからチートは持ってない。
持ってるのはちょっと怪しい原作知識のみ。
だが俺は努力した。この世界で目覚めたら肉体年齢は3歳だった。しかも都合のいいことに無人島だ。
それから10年。徹底的に体を虐め続けた。
そのせいだろうか、俺はすでに覇気と六式が使えるようになっていた。
だがまだ足りない。
食べてみたい。悪魔の実。
海賊になりたい俺としては海に嫌われるのは不味いことだが、それでも手にいれたかった。
そして手にいれた。
専門家に鑑定をお願いした。ハズレの動物系とかだったら嫌だからだ。
だが答えは分からないだった。
悪魔の実の専門家でさえも見たことがないらしい。
俺は思った、この実こそが神から与えられた俺のチート特典なのではないかと。
そして俺は食べた。悪魔の実を。
そして俺は後悔した。この実を食べたことを。
三年後西の海のとある町
「リャハハハ、男は殺せ、女は奪え!!金目のもんはとっちまえ!」
「きゃあああああああ」
「やめてくれ!娘だけは!」
「ぐわあああああ」
「助けて。ママー」
「海賊だーー」
町を蹂躙している海賊たち。
ルフィたちみたいな海賊もいればこんなやつらもいやがる。
胸糞ワリィ。
ま、この町のやつらは運が良かったみたいだな。この調子なら誰も死なないだろう。
そんで海賊連中は運がなかったみたいだ。
俺が、オリ主が、アメリカン=D=ティンリンがいるからな。
「やめろおおおおお海賊どもおおおおお!!!!」
俺が大声で叫ぶと辺りは静まりかえる。
町の民も海賊連中も一様に俺を見てきた。
町の民からはもしかしてという希望の視線、そしてたった一人で何ができるんだという失望の視線を向けられる。
そして海賊たちからは嘲りの視線を向けられる。
「リャハハハ正義風吹かしたバカな野郎が!てめえらやっちまえ!」
「「ヒャハハハ」」
海賊たちは俺に銃を向けてきた。
そしてその引き金を引いた。
向かってくる銃弾、だが俺は避けようとはしない。
避けるまでもない。
鉄塊を使うまでもない。
この忌まわしき悪魔の実の能力だけで十分だ。
銃弾は俺に当たり、そしてぶにゅっという音とともに跳ね返った。
海賊の一人がそれを見てさけぶ。
「な、なんで銃がきかねえんだ!?」
「ありえねえ!?」
はいはい。お決まりのセリフありがとさん。
だから俺は言ってやることにした。
「効かないねえ。ぺ○スだから!」
アメリカン=D=ティンリン
ペニペニの実の能力者