リビアングラスは自然に生まれたガラスであり色合いはイエロー、これを加工したものが案外マニア向けに売られてるとか。
後書きでG8と名前だけ出たG3について書いておきます。
ちなみにブレスレットがリングに変わっているのはセリカにいっぱいと言わせたいための変更です
ヘルメット団の襲撃をイグアス、ヴォルタが撃破した翌日、一応は一緒に来ていた非戦闘員のレッドガン医療班によるセリカの精密検査を行い、本当に頭皮を浅く切った程度と全身の軽い青あざ程度と診察が出て、キヴォトス人ならちょっと激しい銃撃戦を行った程度の怪我で少し安静にすれば2日後には青あざは無くなり切り傷はほとんど治り傷跡も残らないだろうとのこと。
やはりキヴォトス人は治癒能力の高さと身体能力の高さがおかしすぎるとその話を聞きつつ他の廃校対策委員会には説明をした後、俺はアビドスの校舎で書類仕事をしている間に【G8ヨウロウ】とそれが率いる部隊、レッドガン第八部隊と砂狼、小鳥遊の2名が混じった混成部隊が昨日襲撃してきたヘルメット団の基地を強襲、完全に壊滅させたらしい。
G8は今ミレニアムからの派遣扱いになっている、オオサワなどの休校組の監督として派遣されているがその実は、ハンドラー・ウォルターがG13を売り込んでくる前に襲撃されたテストパイロットである。
本人はテストパイロットに選ばれるだけあって十分な素養を持っていたため、Gとして名を与えた経緯があるが本人もガンズ入りを目指していたらしく精力的に活動している。
そんなG8の実戦経験をつませる為の招集だったがどうやら報復意欲の高い2名が混じった結果。
大規模火器は砂狼のドローン程度だったがこの間俺たちが襲撃した時よりも壊滅的被害を叩き出したらしい。
その報告を受け、弾薬の補給路の確保、また使用したランチャー、ハンドガン二丁の実戦での使用感の感想を書きつつその日は終えた。
更にその翌日。
昼食前のアビドス高校で対策委員会による定例会議が開かれることとなった。
「それでは、アビドス対策委員会の定例会議を始めます。本日は先生にもお越しいただいたので、いつもより真面目な議論ができると思うのですが……」
「はーい☆」
「もちろん」
「なによ、いつもは不真面目みたいじゃない」
「まぁまぁアヤネちゃん、意気込みすぎても空回りするだけだよぉ」
「本当に大丈夫か、この会議」
上から真面目にやろうとしている奥空、軽いノリの十六夜、ふんすっと鼻息荒く気合入れていながらバッグの中身を確認している砂狼、少し不真面目と思われていたのかとふてくされている黒見、机にクジラ型のクッションを置いて顔を埋めている小鳥遊。
黒見と奥空はまだいいがほかの三人が限りなく不安だ。
そんな不安をよそに始まった定例会は、予想よりしっかりとした段取りで始まり、具体的な借金をどう返すか、その方法に関して議論するものであり、少し前は借金返済よりヘルメット団のほうが深刻であったのもあって後回しにされていたということで、各々考えを立てるだけの時間はあったようで皆自信ありげだ。
さて、総額で9億、AC乗りとしてはランカー宛のばら撒き依頼を大体5回程度こなせば集まる額だが、そんな美味しい仕事、キヴォトスにあるはずがない。
故に地道にコツコツとした返済計画が必要なのだが…
トッププレゼンター:黒見 セリカ
案:ゲルマニウム・リングによるマルチ商法
判決:拳骨
「いったぁああああっ!?」
「貴様ァッ!会計でありながら騙されやすいとはどういうことだ!」
「き、傷が開いた気がする…」
「安心しろ、傷は開いていない!貴様には後日特別講師をつけてやろう!なに、もと詐欺師だが今は真面目だ!」
「詐欺師って…大丈夫なの…?」
「今の貴様よりは大丈夫だ!」
「………ちなみにセリカちゃん、その指輪っていくつ買ったんです…?」
「い…」
「い?」
「いっぱい…ってその憐れんだ目を止めなさいよッ!?」
後日一応涙目で食費がぁ…とブツブツ言っているのをチョロすぎていたたまれなくなった詐欺師と特別講師2として呼ばれたヴォルタが買い取ってやったらしい。
セカンドプレゼンター:小鳥遊 ホシノ
案:ゲヘナのスクールバスジャック(予定表だとイグアスが乗っているバス)
判決:拳骨
「あだーっ!?」
「貴様そこまで痛く感じてないだろ?逆にこっちの拳が痛いわ」
「えー?でもさー、基盤上げしなきゃいけないんだし混沌と破壊が校風なら拉致くらいありじゃない?」
「ん、同意。破壊と混沌にバスジャックのスパイスはイケるはず。」
「ゲヘナの風紀委員長は相当な腕前らしい、それにゲヘナ生はある程度テロリスト気質らしいが校舎爆破されても知らんぞ…?」
「…………やっぱゲヘナは無しで」
サードプレゼンター:砂狼 シロコ
案:銀行強盗
判決:デコピン
「ん、拳骨は効かな…ッ〜ッ!?」
「拳骨は効かなくてもフェイントは効くようだな!」
「で、でも覆面はもう…」
「覆面がなんだって?」
「ん、なんでもない」
さっきまで弄っていたバックからカラフルな覆面を取り出そうとする砂狼に、今一度デコピンを構えてやる。
すぐさま真顔でバックの中に覆面を戻してすんっとした顔で何もなかったといいはる砂狼に疲れた顔で見て次、と十六夜に次を促す。
フォースプレゼンター:十六夜 ノノミ
案:アイドル
判決:普通に却下
「却下」
「あら…これもダメなんですか?」
「ふむ、アイドルには明るくないがお前たちとしてはキツイんじゃないか?」
「…多分アイドルなんて一本だけになっちゃうし、一本だけだとコケたら怖いよ〜?」
一応十六夜の案が比較的他の案に比べ、まともなくらいで普通の議論会からすれば全体的にはダメな案しか出ていないだろう。
「あのぉ…議論の案が全部ダメなんですが…先生、いい案などはございませんか?」
「案…か、一応無いわけでは無いが、まぁこれをまず見てみろ」
奥空からこちらに向けて縋るような目で言われると懐から、緑色のガラス工芸品を取り出す。
特に十六夜が興味津々のようで、手に取らせていただいても?と聞いてきたのでいいぞと許可を出してやる。
「キレイな緑色ですね…どちらかといえば翡翠、とも表現できるかもしれませんね?」
「うへぇ…綺麗なのは分かったけどこれがアビドスとなにが関係するのさ?」
「お前たち、硝子工芸に砂が使用されるのは、よく知っているだろうが透明な硝子を作るには砂漠の砂は向かん、それは分かるな?」
硝子工芸品に使用される砂は中に珪砂と呼ばれる物が多く含まれており、それを使いソーダ灰などを混ぜて作るのが一般的だが、この使われている砂は砂漠の砂ではなく海岸の砂等が基本的に向いているとされている。
逆に砂漠の砂は中に含まれる成分によって色合いが変わり、透明な硝子ではなく天然の色つきガラスを作れるのだ。
一応地球には自然に砂漠の中で産まれたリビアングラスという物があるが、他の砂漠の砂だと緑色などになることもあり、アビドス砂漠の砂ではどんな色かは不明なものの、こういうのはマニアがつきやすい。
故に一応ガラス工芸品を作る奴を見つけアビドス砂漠の砂を提供して、その工芸品が売れた場合の割合で幾らか金を貰うのはどうかという提案だ。
「おぉ…砂漠の砂にもそんな使い道が…」
「砂…コンクリートにも砂が必要って聞いたことある。」
「砂漠の砂はコンクリートには向かんらしいが…まぁ成分次第だな」
「ところでましな案なのですが…宛はあるんですか?」
「一応ヴォルタの知り合いがやっているらしくてな、自然らしい色合いを売りにしているらしいからそこにサンプル送ってからだな」
奥空はカオスを極めていた議論会で光を得たと後に語る。
名前:養老 シサ
武器:ハンドガン(サプレッサつき)
所属:ミレニアムサイエンスC&C一般隊員
学年:1年
詳細
皆が金策に狩っていた大豊のテストパイロットがキヴォトスに転生した姿。
勤勉で指示に忠実な為、C&Cに1年ながら所属しており、戦闘班であるネルたちとは違い、情報集めや、侵入ルートの確保など表立っての戦闘ではなく裏方のサポートに徹しているものの決して本人の戦闘力が低いわけではない。
なぜレッドガンにいるかは最初はセミナーのユウカからの依頼で、自称元ミレニアム生徒を名乗っているオオサワ達が何かシャーレでやらかさないかの監視役であるが、そこまでやらかしていないため、基本的にはオオサワと同じくシャーレ内で書類仕事を行っていることが多い。
今現在はミシガンよりG8に任命されて、レッドガンの第八部隊を率いており、身体能力はオオサワたちと比べれば高いが、逆に戦闘経験の少なさからフェイントで負けることも少なくない為、書類仕事以外に実地仕事という名目で部下の指揮の取り方等を部下たちから学んでいる。
今回はアビドスでの作戦ということで土地勘があるケネベックが第八部隊に編入され参加している。
なぜヨウロウとなったかは作者が個人的には長生きしてほしかったキャラの一人で名前もないんだし、レッドガンは基本川か湖などが命名されているため、長生きしそうな名前ないかなと日本河川で探してたら養老川を見つけ良さそうとされたためである。
例の詐欺師
名前:五花海
武器:ハンドガン&四連装ミサイルドローン
所属:山海経高級中学校 玄武商会
学年:3年生
詳細
五花海がキヴォトスに転生した姿。
名前はそのままであり、それは偽名を名乗り続けたせいか、それとも元々そう名付けられて転生したのかは本人のみが知る。
本人曰く、最初は普通に悪質商法で詐欺師をしようとしたが、自分だけ転生するわけがないと思いまたナイルにボコされるのは面倒だと詐欺師は辞めて、いい商売は無いかと思い悩みここはいっそ方向転換しようと思い立って高級薬膳料理屋を一人で営んでいる。
もちろん玄武商会に所属しているため、明城ルミとは面識があるものの、ルミからは胡散臭いが料理人としては認められている。
もちろんキサキともある程度面識があり、構えている店が表から逸れた裏路地にポツンとある知る人ぞ知るという店で特にお互いいがみ合うこともなく、またキサキも密談などで使える希少な店なのでキサキ本人からは気に入られているが、ハードボイルドを目指す近衛ミナからは密会場として使える場の提供者、冷静沈着な佇まい、等からライバル視されている模様。
後にセリカの会計業務の先生としてつくことになるが詐欺師としての相手としてチョロすぎるセリカに五花海も気にかけており、ヴォルタも五花海から経営を学ぶセリカを妹弟子と見ていて世話をやいたり可哀想な姿を見ると渋そうな顔で詐欺られた商品を買い取ってやったりなど、ルビコンにいた頃とは違い大分二人共平和に絆されている。
一応七囚人も利用していることもありアキラ、ワカモ等は通常料金だがカイだけ2倍料金を吹っ掛けられているなど人によって値段が変わるのは詐欺師らしいが、それだけカイを危険視しているのかもしれない。