歩く地獄は透き通る世界で何をなす   作:悪の根源

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最近仕事が忙しくまともに書けなくて申し訳ないです。
もう少ししたら忙しい時期過ぎたらアビドス編の続きをちまちまと進めていきます。

後書きに名前だけでたガイダンス・ブレイクとオープンフェイス・ケラウについて書いておきます。
もし感想でヘパイストス級、ナイアガラ級アグライア級についてかけと言われれば後日後書きに追加しておきます。


ルビコン3艦隊決戦

辺境惑星ルビコン3。

惑星封鎖機構が企業の一時休戦協定、並びに合同による一斉攻撃によって、撤退をしたが鹵獲された兵器たちを両陣営が採用し度重なる戦闘によりアーキバス陣営に軍配が上がり始め

ベイラム陣営の最大戦力レッドガンの主力、並びにG1ミシガンの戦死によりベイラム陣営のルビコン3から撤退が決定された。

ルビコンに進駐した残存勢力を纏め、アーレア海上空、カーマン・ラインと呼ばれるかつてアイビスの火により発生した不活性化コーラルが滞留する空域。

その空域にアーキバスの艦隊とベイラムの艦隊が正面を向け合い艦隊決戦を行っていた。

ベイラム艦隊はアマゾン級1番艦、アマゾンを旗艦とし惑星封鎖機構から鹵獲した強襲艦四隻、ベイラム系企業合同で建造された戦闘輸送艦ナイアガラ級十一隻の合計十六隻。

 

アーキバス艦隊はアーキバス系企業合同で建造された旗艦ヘパイストス級二番艦アテナ、惑星封鎖機構から鹵獲した強襲艦四隻からなる一艦隊を七艦隊、アーキバス系企業で合同により建造された高速輸送艦アグライア級五隻からなる三十四隻。

 

アマゾン級を離脱させまいと総攻撃を行い艦載機も惜しげもなく出撃させ猛攻撃を仕掛けるアーキバス陣営とアマゾン級だけでも離脱させようと戦列を固めナイアガラ級の船体すら盾として扱い猛攻に耐える防御陣形を取っているベイラム陣営と見事に戦術が分かれている。

 

 

 

「アーキバス・HCッ!第一防衛ラインを突破、食い破られた箇所からなだれ込んできます!?」

 

「迎撃!!HC・カタフラクトを迎撃に当たらせろ!弾幕!!」

 

「左舷方向よりアーキバス・バルテウス接近!ボヨマ、交戦します!」

 

幾ら強固な防衛網を築こうと突破されないと言うことはない。

アーキバス陣営の攻勢が苛烈なのもあり防衛陣を食い破られているところも出てくる。

お互いに惑星封鎖機構の兵器をぶつけ合い、アーキバスが鹵獲したHCを改良した機体がラインを突破しその後続をLCやMTが続いてくれば、ベイラム側でコアユニットをHCに変更されたカタフラクトが直ぐ様迎撃に当たり、輸送艦の甲板で大口径キャノンを構え砲台代わりを務めている四脚MT達も砲火をそちらに合わせ苛烈に返している。

左舷からは有人型にはまだ改修が済んではいないもののレーザー武装やパルス武装に換装が済んでいるアーキバス・バルテウス無人型がナイアガラ級三番艦ボヨマに接近し直接砲火を交えている。

ボヨマの甲板にもMTがいるもののパルスアーマーを剥がすのに時間がかかり、被害が増えていく。

 

 

 

だがアーキバスももちろん損害を大きく出すこととなる。

 

「アマゾンより砲撃!第二艦隊、並びに第四艦隊に被害が広がっています!」

 

「ベイラムMT部隊、第三艦隊に取り付き始めています!」

 

「第三艦隊は弾幕を張りなさい。所詮はベイラムが使用する実弾特化のMT風情…。落とされるのは恥だと思いなさい。」

 

ヘパイストス級アテナの艦橋でVⅡ、スネイルが陣頭指揮を取っている。

もちろんベイラムは防衛ライン敷いて入るものの艦砲射撃なぞMTやLCなどの小型の相手にそうそう当たるものではない。

故に艦砲射撃はこちらのMTなどの母艦となっている強襲艦やアテナの戦隊に着弾している。

その大口径砲は強襲艦を二発、直撃させれば轟沈させるほどの威力を誇り時代遅れの実弾兵器と侮れば被害が増えるだけだ。

特に1番接近している第一艦隊ではなくそこから少し奥の中央に位置する第三艦隊、そこから左右に分かれて展開する第二、第四艦隊とわざと一番近く危険地帯の第一艦隊に補給して戻りたくないだろう心理を利用してなのかそれより更に奥の、安全ではないがかぎりなく回避もある程度できる艦隊に被害を与えているさまに苛立ちを覚える。

もちろん第一艦隊も半数である二隻は轟沈されており、この分ではこの決戦終了後に艦隊の再編は免れないだろう。

しかも惜しげもなく斜陽企業を落とすためだけにまだ改修途中のアーキバス・バルテウスを2機、HCやLC等を出撃させているのだ。

ここまでやって殲滅できませんでした。等と本社に報告を上げれば笑い者だろう。

眉間に青筋を立てそのような未来にならぬよう眼鏡を指で押し上げ市を整えて指示を出す。

 

「ACガイダンス・ブレイク、並びにペイターの高機動LCもだしなさい…。」

 

 

 

 

 

「ヴィクトリア、轟沈!損害が拡大しています!」

 

「アーキバス・バルテウス、撃つ…いえ、ボヨマ!相打ちです!ボヨマ轟沈!」

 

「くっ…!?離脱すらままならんのか!?」

 

惑星封鎖機構の鹵獲艦四隻はとうに轟沈し、戦闘輸送艦三番艦ボヨマ、同型艦五番艦ヴィクトリアも轟沈し防衛ラインが縮小する。

アマゾンの戦隊も敵強襲艦からのレールガンにより艦装甲をぶち抜かれ爆炎を上げている箇所すらある。

まだ致命的なダメージを負っていないのはレーザー兵器を無力化するレーザー撹乱膜の展開がサれているからこそ、アテナからの致命的な攻撃を受けていないだけであり強襲艦からのダメージが蓄積している。

 

「HC・カタフラクト撃破されました!?…これはACガイダンス!?」

 

「ハーミット、敵HC、LCに囲まれています!救援を!」

 

戦況は不利にどんどんなっていく。

左のモニターには迎撃に出ていた唯一の残っているG6レッドが操るハーミット、そしてそれが引き連れていた宙域戦仕様のMT部隊が壊滅し、孤立し左腕を欠損しているハーミットがLCやHCに囲まれて絶体絶命の危機になっている。

そして右のモニターにはアマゾンの甲板で獅子奮迅の活躍をしていたHC・カタフラクトをACガイダンスが撃破したのが流れている。

そのままACガイダンスはアマゾンの後部エンジンを破壊し始め周囲の輸送艦達も続々と艦橋を破壊され轟沈、エンジン部から火を噴きながらアーキバスの輸送艦を撃破しそのまま強襲艦に突貫、共に大爆発を起こすものもいた。

 

「第二、第五メインエンジン大破!このままでは惑星の引力から離脱できません…!!」

 

「……こうなれば少しでも道連れにしてやれ…ッ!主砲、敵ヘパイストス級斉射!そのまま突貫!」

 

アマゾン級のメインエンジンは五基。

エックス時のような配置になっており後ろからみた場合の右上二番、中央の五番メインエンジンの二基がガイダンス、並びにもう一機のアーキバス・バルテウスにより完全に破壊された。

特に五番メインエンジンが破壊されたのが致命傷でありもうアマゾンではカーマン・ラインから離脱するだけの推力を得られない。

もはや離脱できるだけの推力が得れないのならば有軍艦の離脱を優先するべく生き残っている三基のメインエンジンを最大出力でアテナ目掛け突貫を始める。

アマゾン級の船体に無理矢理強襲艦をぶつけ止めようとするアーキバス艦隊にその巨体で押し退け逆に爆散させつつも主砲を撃てるだけ早く装填し、斉射を繰り返す。

 

 

 

 

 

「……セオリーも理解しない斜陽企業の猿どもが…ッ!他の雑魚どもは後でも狩れますッ!アマゾンを刈り取りなさい!」

 

「第一から第七艦隊、アマゾン級に砲火を集中、アマゾン級止まらず!」

 

「ぶつけてでも構いません!さっさと息の根を止めなさい!」

 

アーキバス艦隊の輸送艦は全て撃墜され生き残る強襲艦二十隻とヘパイストス級二番艦のアテナの総攻撃によりアマゾン級の船体が急速に破壊されていく。

重圧な艦装甲が爆破により剥がれ落ち、甲板に取りついたアーキバス・HCがレーザーランスを突き刺そうと構えれば一番至近にある機銃がコックピット部分を蜂の巣にして甲板から転げ落ちていく機体もいれば、甲板にとりつこうと接近しミサイルによる弾幕が直撃し右肩から先が弾け飛び体勢を崩してそのままアマゾン級に突き刺さる機体も出てくる。

メインエンジンによる無理矢理の推力を上げたアマゾンにその進路にいた強襲艦がスネイルの指示に逆らい回避運動を取ろうとするが、予測より早くそのまま轢き潰される。

アテナはパルス防壁を展開する専用MT達によりある程度攻撃を防いでいるがそれでも直撃弾がないわけではなく船体の二割に被害が出ている。

 

「早く止めなさい!ベイラムの斜陽企業如きにこの船が落とされるなんて本社に報告は上げられませんよ!」

 

「しかし…ッ!?アマゾン、突貫止まりません!」

 

「もういい…この場は貴方方に任せます、私はオープンフェイス・ケラウで出ます…ッ!」

 

「え?待ってください!スネイル閣下!?スネイル閣下ッ!?」

 

アマゾン級がアテナに衝突する一分前、このような録音がアテナのブラックボックスに残されていたという。

急な指揮官の喪失により迎撃から回避に指示を出す時間を作ってしまったことにより回避が遅れたのが致命傷となった。

この録音よりちょうど一分後、アマゾン級が船体の七割からレッドアラートを出しつつアテナの左舷ブロックをえぐり飛ばしながら体当たり。

この数秒前、一機のACがアテナの右舷ブロックより緊急発進したがアマゾン級、アテナの二隻が同時に大爆発を起こしカーマン・ラインより落ちていく。

空中で爆散し燃えた装甲が散らばりアーレア海に二隻とも落ちていく。

残るベイラムの戦闘輸送艦もそのアマゾンを追うかのように突貫を始め、突撃が成功する前に轟沈する艦もいれば成功し強襲艦とともに落ちていく艦も出てくる。

こうしてアーキバス、ベイラムによる艦隊決戦は両陣営の旗艦の轟沈、アーキバス艦隊も有利だったものの艦隊の半数を失うなど多大な被害を負うこととなる。

ベイラムの保有戦力は艦隊の全滅、G6レッドなどもこの後行方知れずとなることとなる…。




機体名:ガイダンス・ブレイク

G13ことレイヴンにより再教育センター送りになったスウィンバーンの再教育後の機体。
右腕のファーロン製の武器であるハンドミサイルのかわりにシュナイダー製のパルスミサイル、PFAU66Dを採用、右肩のメリニット製のグレネードキャノンをアーキバス先進開発局のスタンニードルランチャーを装備するなどミサイルを採用している関係でFCSの変更こそできなかったもののアーキバス系企業のパーツや武器でより固めるなどの改修が入っている。
スウィンバーン本人での機体構成ではなく、空中から四脚特有のホバリング空爆戦法すら、再教育によってアーキバス系列パーツを採用したことで戦術もガラリと変わり本人の意志を砕いて作られた機体の為、機体名にブレイクとつけられている。



機体名:オープンフェイス・ケラウ
機体構成自体は変わらないが背部にサブジェネレーター、肩部に大型の大出力スラスターを追加装備として装備することで空戦仕様に改良された空戦仕様のオープンフェイス。
ケラウとはケラウノスというのが追加装備の名前だがスネイルがケラウノスは長いと省略した為である。
ケラウノスとは主神ゼウスの武器であり稲妻であるという。
追加装備ケラウノスのは無理矢理高出力による空戦を実現しておりその起動している間の音が稲妻のようにうるさく響き渡ることからそう名付けられた。
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