MCUの世界にイレイナとして転生したけど、開き直って好きなように生きていきたいと思います   作:ちいさな魔女

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先ずはクレしんからやろうかな。でもさっき、ゴーストブックおばけずかん観たばかりだし………どうしようかなぁ〜。MCUだとドラえもんやクレしんのヴィランが出ても、違和感無さそうだからなぁ。


エピソード・2

私はS.H.I.E.L.D.日本支部にやって来た。S.H.I.E.L.D.の日本支部は大きな寺院をモチーフにした建物となっており、多くの職員が行き来している。

 

浜崎さんの案内を受けて、私は日本支部に歓迎された。其処の職員さん達は私を歓迎してくれた。魔法を使わずとも、この人達が良い人達だと理解出来る。

 

とは言っても、私は日本支部所属の肩書きを与えられただけで、後は私の好きにして構わないらしい。尚、もし何かトラブルがあれば浜崎さんから貰ったスマホを使って、何時でも自分に連絡するよう頼まれた。

 

また、浜崎さんは偉い立場ではあるものの、日本支部はアメリカのS.H.I.E.L.D.より暇な時間が多いので、気軽に連絡して構わないと言われた。日本が基本平和な事もあるのだろう。

 

それで良いのかと思っていたが、どうも旅の資金を出してくれたので、私としては非常にありがたい話だ。

 

――――――――――――――――――――――――

 

『それで、旅はどう?』

 

「快適です。必要な荷物も手に入りましたし、道に迷ったら大半の日本人は案内してくれました。中には私からお金や荷物を盗もうとする輩も居ましたけど」

 

そう。日本だからと言って必ずしも良いだけとは限らない。変なDQN共も存在するのだ。今地面に複数の不良達が倒れてるが、誰もが私に襲い掛かって来た連中だ。今は返り討ちにしている。

 

身体能力を強化しているので、彼等の動きが遅く見える。その上力も上がっており、私の拳で大男もノックアウトだ。

 

『あまり人前で暴力はダメよ。S.H.I.E.L.D.のカバーにも限界はあるからね』

 

「大丈夫です。確かに何人かは殴らせて頂きましたが、全員『記憶を失ってます』ので」

 

『ホントに魔法って便利ね。私にも教えてくれないかしら?』

 

「今度簡単な魔法を教えますよ」

 

後は警察に任せよう。念の為に彼等には忘却呪文を掛けて、私を忘れさせた。

 

『それで、貴女は今何処に居るの?』

 

「群馬県です。今群馬の名産品でも食べに行こうと思ってますので」

 

『あら羨ましいわ!出来ればお土産も持って帰ってくれないかしら?日本支部の皆も喜ぶわ』

 

「はい。もし通り掛かったら、お訪ねします。お土産も買ってきますからね」

 

こうして私は、群馬の観光を楽しむ事にした。

 

群馬と言えば、やはり榛名山だ。前世では行けなかったので、こうして観光出来るのは凄く良い。

 

「ですが……今は夏場ですし、辺り一面緑でいっぱい。でも、生で見るとこんなに綺麗なんですね」

 

そんな榛名山の名物の一つが、何と言ってもやはり温泉である。標高約700m、榛名山の中腹あたりに位置する伊香保温泉は、関東屈指の人気温泉街。南北朝時代から愛されてきたという長い歴史を持ち、一度は訪れたい温泉だ。

 

「はぁ〜♥スッキリしました!」

 

温泉で気分もホッコリ。二度目の人生最高♥温泉料理も堪能して、私は幸せの絶頂に居る。

 

「ご飯も美味しくて、幸せではありませんか〜♥」

 

旅は素晴らしいものだ。見たことのない経験や一期一会の出会い、色んな価値観、色んな常識を知る事が出来る。本来のイレイナが旅をしたくなるのも無理はない。だってこんなに楽しいのだから。

 

「さて、次は何処に行きましょう。ん?」

 

私はとある看板に貼ってある大きな紙を見つけた。

 

『ヘンダーランド、皆も行こう!』

 

「ヘンダーランド………何処かで聞いたような?」

 

何処だっただろうか。まあ兎に角、こんな名物が新しく出来たなんて、見逃してしまう所だった。

 

群馬ヘンダーランド。どうやら最近オープンした新しい遊園地のようで、県外からも遊びに来る人達も多いらしい。スマホで検索すると、CMソングを口ずさむ人達も数多い。

 

所在地は群馬県桐生市。アクセスは東北自動車道館林インターチェンジから30分。または東武桐生線ヘンダーランド駅下車。かなり近い。

 

「良いですね。言ってみましょうか」

 

私はヘンダーランドに向かう事にした。看板が記した場所へ向かう。この先にさらなる冒険が待っていると知らずに。

 

――――――――――――――――――――――――

 

「わぁ!」

 

私はバスから降りて、目の前に広がる光景に目を奪われた。

 

3つのエリアに分かれた広大な遊園地。中世ヨーロッパをモチーフにした街、港には海賊船、幻想の世界を彷彿とさせる森、様々なアトラクションのある近未来モチーフのエリア、空に浮かぶ猫のマスコット達、テーマパークの奥地にある奇怪なお城。

 

正に子供が思い描いたような世界が此処にあった。

 

しかし、私はヘンダーランドからある物を感じた。

 

「これは………ハッ!」

 

私は気が付いた。魔力を探知したのだ。この遊園地、特に奇怪な城から膨大な魔力を感じる。というより、城から魔力が放出されている。

 

この魔力、この世界の物じゃなさそうだ。

 

魔力の強さも桁違い。

 

私一人で、どうにかなるものか。

 

キャラ達の住まう街を歩く内に、ある事を思い付く。

 

「浜崎さんに連絡してみますか」

 

私はスマホを取り出して、誰も居ない物陰に隠れて目くらまし術を発動する。ハリー・ポッターの目くらまし術は完全に消える訳では無いが、周囲の質感・色彩に同化させられるので、音や気配さえ立てなければ透明人間状態だ。そして、スマホで浜崎さんに連絡する。

 

『もしもし?』

 

「もしもし浜崎さん。今ちょっと訳アリで小さめの声で話してます。あの、ヘンダーランドっていつから建設が始まったんですか?」

 

因みに、今は声を立てないようにしている。この遊園地は何かある。

 

『ヘンダーランド?ああっ、最近建ったばかりの遊園地ね。S.H.I.E.L.D.でも職員が何人か遊びに来てるらしいわよ。いつから建設が始まったかねぇ……ちょっと待ってて………えっと確か……………』

 

電話越しに、ガサゴソと資料を漁る音が聴こえる。暫くした後に、浜崎さんが答えてくれた。

 

『ああっ、あったわ。ヘンダーランドを含めた、あらゆる遊園地建設に関係する帳簿よ。此処には日本全国の遊園地の建設や取り壊しに関する情報が載ってるの。建設期間や開発費用、文部省への提出書類諸々が載ってるの。えっとヘンダーランドよね?載ってたかしら………』

 

ページを開く音がする。すると、向こう側から悩ましげな声がする。

 

『おかしいわね?確かに文部省に書類は提出してあるけど、建設に掛かった期間がおかしいわ』

 

「建設期間がおかしい?」

 

『ヘンダーランドは数年前に建設が始まったとされてるけど、三年前まではホントに何も無い場所だったのよ。急速に建設されたにしても、あの建物の形状を考えると、とても人の手で造れるような構造をしてない。おまけに書類には3年と記載されてるけど、その3年間建設された様子も無い。それに、建設に関わった企業も殆どが存在しない企業名、名前の載ってる企業はこの遊園地の為に動いた経歴が無い。建設方法が不明、ペーパーカンパニー、書類偽装。この遊園地、叩けば叩くほど真っ黒な埃が出てくるわ』

 

「やっぱり。では、この遊園地は黒ですか?魔力を感じた以上、魔法の力が関係してるかと」

 

『成る程。書類になんか魔法を仕込んで、目を通した人達を欺いたのね。ここにあるのは複製した書類だから、私達は助かったのね。じゃあイレイナ。ヘンダーランドの調査をお願い。何か解ったら、また連絡して』

 

「はい。では」

 

私は通話を切り、スマホを懐に仕舞う。目くらまし術を解いて、私はヘンダーランドを見て回る。

 

「レベリオ」

 

私は杖を少し振り、呪文を唱えた。その時だった。テントの中から生きている人間の反応を感じた。人形劇用のサーカステントの中で、3人の反応を感じ取る。その内の一人は赤い人の姿で、狼のような形状をしている。もう一人は弱々しくなっているものの、何か細い糸でもう一人の反応と繋がっている。

 

「………立ち入り禁止ですか。まっ、関係ありません」

 

私は周りを見渡した後に、テントの中へ入った。人の目を盗んで入った後に、再び目くらまし術を発動して透明になる。よほど近付かれない限り、私は気付かれる事はない。

 

テントの中に入ると、其処には沢山の人形とサーカス用の道具が置いてあった。

 

すると、奥に不思議な模様の円が有った。

 

「レベリオ………ビンゴですね……」

 

再び呪文を唱える。先程の弱い反応は、円の先から出てきた。なら、このボタンの先に誰かが居る。

 

私はボタンを押した。

 

その時、ボタンが消えた後に綺麗なお姫様が姿を現した。私は驚いたが、そのお姫様は目から涙を流していた。不思議な事に、お姫様は身動ぎもせず、微動だにしない。まるで石像のように動かなかった。

 

まさか、閉じ込められてる!?

 

すると、お姫様の姿が消えてボタンが再び現れた。

 

「おや、可愛らしいお嬢さんじゃないですか」

 

私は背後を振り返る。其処にはシルクハットを被った小太りの男性が立っていた。しかも私を見ている。それも、正確に、私の居場所が分かるようだ。

 

「どうして私が見えるんですか?一応姿は消してる筈ですが?」

 

「おや………もしや手品がお得意で?」

 

「はい。種も仕掛けもございません」

 

私は手を叩き、姿を現した。こんな事しなくても目くらまし術は解除出来るが、敢えて手を叩いた。

 

「おおっ!素晴らしい!是非我々の元で働いてみませんか!?」

 

「お断りさせて頂きます」

 

私は構える。彼はどうも怪しい気配がしたからだ。

 

この世界で二度目の戦闘。彼の実力がどれ程か、確かめようではないか。




魔法・魔術はまだ初級レベルが多くて、その上攻撃力ある上位魔法も魔術も少ないのに、いきなりヘンダーランドからのスタートとかマジ?

イレイナが現在使える魔法・魔術
《基本》
・光弾:魔力を使って生み出す光弾。魔力量によって威力が増す。
・熱線:魔力を使って生み出す熱線。魔力量によって威力が増す。
・魔力探知:魔力を探知する感覚。魔法を使うなら当たり前に持つべき感覚。
・魔力制御:魔力の放出を抑える技術。自分より実力が上の魔法使い相手には見抜かれてしまう。
《ハリー・ポッターシリーズ》
・グレイシアス:対象を凍らせる魔法。
・エスソパルソ:対象を爆破する魔法。
・目くらまし術:対象を周囲の質感・色彩に同化させる魔法。
・アクシオ:離れた場所にある物体を術者の元へ引き寄せる魔法。
・アロホモラ:扉にかかっている鍵を開けることができる。反対呪文は「コロポータス」。
・ウィンガーディアム・レビオーサ:浮遊させた物体を操る魔法。
・エクスペリアームス:「武装解除呪文」。紅の閃光を放ち、対象の持っているものを強制的に吹き飛ばす。術の当て場所や練度しだいで、武器を持つ人間も同時に吹き飛ばしたり、吹き飛ばした武器を自分の手元に誘導したりすることもできる。
・ステューピファイ:「失神呪文」「麻痺呪文」。対象を失神させることができる。失神させられると、一定時間経つか「エネルベート」を使用されるまで失神状態が解けず、戦闘では一時的に戦闘不能状態に追い込まれる。また呪文が複数から個人に放たれた場合には生命に影響を及ぼす。
・エネルベート:失神した者の意識を回復させることができる。
・オブリビエイト:「忘却術」「記憶修正術」。対象の記憶を修正・消去する。術者の力量次第では、対象の持つすべての記憶を消去することも可能。忘却術は強力な魔法使いなら破ることができる。
・コロポータス:扉を完全に閉鎖する。この呪文で扉を閉めると、「グチャ」と音がする。
・ルーモス:杖の先に灯りを灯す呪文。反対呪文は「ノックス」。
・リクタスセンプラ:「くすぐりの術」。銀色の閃光として放たれ、命中した対象者をくすぐり、笑わせる。
・レパロ:修復呪文。壊れた物を元に戻す。
・レベリオ:暴露呪文。隠された物体やメッセージ、目に見えない物体、通路などあらゆる秘密のメッセージや隠れた印を暴き出すチャームである。
・プロテゴ:防御呪文。許されざる呪文などの一部の呪文を除くほとんどの呪文、さらには矢などの物理攻撃までも防ぐことができる。護身用としてなど幅広く使用できる。
・ペトリフィカス・トタルス:「全身金縛り術」。この呪文が命中した人間は全身が動かせなくなる。声帯や舌も動かせなくなるため話すこともできないが、意識や思考は保たれる。物にかけることもでき、防犯ブザーにこの呪文を行使するとブザー自体が機能しなくなる。

《ドラゴンクエスト》
・ルーラ:唱えた者とその仲間を、遠く離れた場所へと運ぶ。結界や建物内では天井に頭をぶつけてしまう。
・スカラ:対象の守備力を上げる。一人のみ。
・ピオラ:対象の素早さを上げる。一人のみ。
・ホイミ:対象を回復させる魔法。
・メラ:炎の玉を放つ攻撃魔法。
・ヒャド:氷の柱を出す攻撃魔法。

《勇者ヨシヒコシリーズ》
・ハナブー:鼻の穴を上に向ける魔法。一日に一度しか使えない。一応嗅覚は強化出来る。
・スイーツ:甘いものを食べたくさせる魔法。甘いものを食べるかわからない魔物には通じないものの、時間稼ぎなどに使えない事もない。
・チョイキルト:力を1.2倍にする補助魔法。かなり役に立つ身体能力強化魔法で、イレイナが常に使用してる。実は魔法に使う事で、強化する事も可能。
・ホイミネ:体力の7割を回復する回復魔法。ただし、呪文を唱えた直後に牛の睾丸、鹿の角、ハブの肝、ローヤルゼリーを食べなければ効果がない。
・プリマズン:体内のプリン体を増やし、痛風を誘発して大ダメージを与える魔法。相手が痛風になるまでかなりの時間を要する。しかし、他の強化魔法と合わせて使えば時間を短縮可能。
・ナマガワー:相手の着ている服を臭くする魔法。部屋干しの洗濯物の1.6倍臭くなる。直接的なダメージを負わせるわけではなく、そもそも服を着ていない魔物には効果がなかったりと、戦闘向きではない。
・ポリコズン:相手の体内にぶどう4房分のポリフェノールとトマト3個半分のリコピンを注入して守備力を上げる補助魔法。定期的に掛ければ健康な体に出来るので、イレイナは1日事に使用してる。
・ゲラ:かけられた相手はどんな寒いギャグにも爆笑するようになり、そのまま笑い死にしてしまうという魔法。
・カワゴエタツヤー:どんなにまずい料理でもおいしく感じさせる魔法。顔が良くて話術もあればなお有効。
・チョヒャド:相手の体感温度を下げる攻撃魔法。高齢者にはかなり有効。攻撃に使うには何度も重ね掛けしなければならない。
・メラチン:冷めた食べ物を温めなおす魔法。食べ物にしか効かない。一応重ね掛けする事で攻撃に使用可能。
・ヨシズミ:相手の眉毛を太くする魔法。目の中に汗が入るのを食い止める効果がある。
・シャクレナ:相手の顎をしゃくれさせる魔法。あまり役に立たないと思われるが、噛みつき攻撃を使う相手には有効で、噛み合わせを悪くして攻撃力を下げる事ができる。
・ヘイミ:相手のグループ全体にオナラを誘発させる魔法。ヘイミ→ベヘイミ→ベヘマ→ベヘマラー→ベヘマズンと5段階存在する。
・ヒャダコリ:相手の口の中に氷を一つ生み出す魔法。夏場に欲しい魔法。
・ベンルーラ:トイレに転移する魔法。本来なら5秒間しか転移出来ないが、イレイナの場合はタイムリミットが無い。
・ハツコイン:相手に初恋の人の名前を叫ばせ、恥ずかしい思いをさせる魔法。ただし、初恋が遠い日の思い出と化しているような相手にはあまり効果がない。
・トラウム:相手の悪い思い出を引き出す魔法。相手に左右される部分が大きいものの、相手次第でシャレにならない精神的ダメージを与える事も可能と思われる。

《名称無し》
・氷の矢:無数の氷の矢を放つ。
・植物操作:植物を自在に操る魔法。
・電撃:電撃を放つ魔法。
・物質創造:魔法による物体を創る。但し、生き物は創れない。
・検索:相手や物の情報を検索する。名前、住所、場所等を細かく、そして多く指定すればする程、より正確に検索出来る。
・種無し手品:本当の魔法を使った手品。様々な魔法を組み合わせる事で発現。
・翻訳魔法:言葉や文字を翻訳可能な魔法。イレイナのオリジナル魔法。
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