MCUの世界にイレイナとして転生したけど、開き直って好きなように生きていきたいと思います   作:ちいさな魔女

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今回から、魔改造ヘリキャリアVSジャパニーズヒロインズとの対決となります。まあ、自己紹介は簡潔に済ませて、後はヘリキャリアとの対決を描くだけです。

まあジャパニーズヒロイン達は私が知る限りのメンツですけど。


番外編・その1

それは、アメリカのトリスケリオンにて始まったヒドラとキャプテン・アメリカの対決が始まり、ヘリキャリアが三機放たれた時間まで遡る。

 

日本の東京に存在する自衛隊基地でも、異変が始まっていた。

 

日本関東地区に存在する航空自衛隊の中空エリア。其処では自衛隊とS.H.I.E.L.D.、そして在日米軍との共同である巨大な兵器が開発されていた。

 

「しかし、ホントにおっかねぇよなぁ。こんなのが平和を護るなんてよ」

 

「世界安全保障委員会が、ニューヨークの決戦を機に防衛の強化を世界に勧めたんだ。エイリアンが再び攻めて来た時や、隠れた脅威を排除する為に、日本と共同でヘリキャリアを開発したって」

 

「って言ってもよぉ……これはやり過ぎだよなぁ」

 

隊員達は基地の地下に広がる地下格納庫を見上げて、完成した巨大な空母を見上げる。

 

それは、無数の砲台を全身に兼ね備え、下部にはドーム状のの球体がはめ込まれている。発着場には自衛隊の戦闘機に加えてクインジェットが多数配備されている。東西南北にそれぞれ一門ずつ巨大な砲台が設置されているのだが、砲台をよく見ると既存の砲台とは形状が異なっていた。砲台の砲塔は二つの板を横から挟むような形状をしており、その奥には砲口が見える。

 

「しかし、まさか防衛兵器として生み出された超電磁砲を、試しにこのヘリキャリアに搭載するなんてな」

 

超電磁砲。即ちレールガンである。机上の空論とされてきた兵器なのだが、日本は試作機を嘗て一回だけ製造した事がある。但しあまりの電力消費の高さに実現は困難とされてきたが、スターク・インダストリーズ社から提供されたリパルサーエンジンのお陰で、消費電力を大幅にカット。更にアークリアクターの力によって、電磁力もエネルギーも半永久的になった。これにより、机上の空論とされたレールガンを4つも製造出来たのである。

 

「スターク・インダストリーズから提供されたリパルサーエンジンやアークリアクターを利用してるらしいぞ。更に、一度飛び立てば着陸する必要すら無いらしいぜ。上空に居るから攻撃も届きにくいんだとよ」

 

「平和利用に使わねぇのか?政府の連中は」

 

「いくら委員会からの指示と言っても、本末転倒だよなぁ……」

 

自衛隊員達も、ヘリキャリアによるインサイト計画の実行が嫌なものにしか見えなかった。国民を守る為に我々は働いているのに、国民に向けて銃を向けるような真似なんて自衛隊のやることでは無い。

 

すると、突然自衛隊の地下施設全体にホログラムの画面が展開された。それは、キャプテン・アメリカの演説をする場面だった。

 

誰がリークしたのかは不明だが、トリスケリオンでの彼の演説が始まった。その上、自衛隊の大半にも分かるよう日本語に訳された状態

 

『S.H.I.E.L.D.の皆、聞いてくれ。スティーブ・ロジャースだ。僕を捕らえろと命令も出ているだろう。そして僕に力を貸したサムや、イレイナ、トッペマ・マペットの事も捕らえるよう指示も出ているだろう。だが真実を聞いて欲しい。S.H.I.E.L.D.は変わってしまった。ヒドラに乗っ取られているんだ。アレクサンダー・ピアースがリーダーだ。他にも何人も、このビルに潜んでいるだろう。奴等はS.H.I.E.L.D.を支配した。フューリーをも撃った。僕が結果的に巻き込んだとはいえ、この国へ観光にやって来た筈のイレイナやトッペマも殺そうとした。それだけじゃない。ヘリキャリアが打ち上げられたら、ヒドラは邪魔者を自由自在に殺せる力を手に入れる。僕等で止めるんだ。自由の代償は大きい。いつだってそうだ。だが払う価値はある。僕一人でも戦うが、一人じゃないと信じる。だから皆、どうか協力してほしい』

 

自衛隊は騒然となった。

 

すると、突然ヘリキャリアの発進を司る装置の前に居た自衛隊員が、突然発進ボタンに手を伸ばそうとしているのを、自衛隊員は見つけた。

 

「何してやがる?」

 

「ヘリキャリアの発進予定なので……」

 

「そうか……安心しろ。俺は味方だ」

 

「そうでしたか。安心してください」

 

その男が自衛隊員とハグを交わすが、耳元で囁いた。

 

「ハイル・ヒドラ」

 

その瞬間だった。その男は自衛隊員に投げ飛ばされた。床に一本背負い投げで投げ飛ばされて、床に腰から叩きつけられた。

 

「引っ掛かったな!!自衛隊にスパイが居るとは!」

 

「き、貴様!!よくも!!」

 

ヒドラのスパイは、自衛隊員を睨む。

 

自衛隊員達はキャプテン・アメリカの映像が真実であると勘付き、ヘリキャリアに近付く隊員達に銃を突き付けた。

 

自衛隊員『『動くな!!』』

 

しかし、スパイ達は止まる事無く、寧ろ自衛隊員達に発砲を開始した。

 

「たああああっ!!」

 

しかし、スパイ達はその掛け声と同時に、手にしていた銃が全て吹き飛ばされた。それは、自衛隊に所属したゴーマン王子で、剣を顕現してスパイ達の武器を破壊したのだ。銃口を向けられるより速く動いたのである。

 

「ハッ!」

 

メモリ姫もその場に現れ、スパイ達を地面に魔法で押し倒した。地面に押し倒されたスパイ達であったが、その内の一人が懐に隠していた小型のボタンを取り出して、そのスイッチを押した。

 

「ゴーマン様!この格納庫にまだ、ヒドラとやらのスパイが居ます!」

 

「分かった!」

 

二人は走り出す。スパイ達の銃撃を掻い潜り、剣技と魔法で瞬く間に蹴散らしていく。

 

しかし、ヘリキャリアは4つのリパルサーエンジンからエネルギーを噴射して、開いた地下格納庫の天井から上空へと飛び立ち始めた。

 

大尉「大変だ!東京全域に、緊急避難警告!陸上自衛隊に連絡して、一人でも多く民間人を東京から避難させろ!」

 

隊員「了解!」

 

大尉は飛び立つヘリキャリアを見ながら、一人でも多く民間人を守る為に動いた。

 

大尉「クソ!ヘリキャリアをなんとかして撃ち落とさなくては!」

 

すると、通信機を背負った隊員が大尉に駆け寄って、姿勢を正しながら報告を入れた。

 

通信隊員「大尉!報告します!警視庁公安部より連絡あり!トレスマジア、刀使ノ巫女、リコリス、カードキャプターが東京上空に集合したとの事!」

 

大尉「もう来たのか!」

 

通信隊員「はい!それと、新宿のモスガールも向かったとの事です!」

 

大尉「そうか……あの若い娘達に任せてばかりでは、自衛隊の立つ顔が無い!我々は空から援護するぞ!」

 

隊員『『ハッ!』』

 

―――――――――――――――――――――――

 

その時、東京全域に警報が鳴り響く。

 

『東京全域に、避難指示が発令されました。住民の方は、直ちに避難してください』

 

東京全域に避難指示が発令。警察も出動して市民を逃がす事態にまで発展した。

 

その原因は、東京の航空自衛隊基地から発進した巨大空母、ヘリキャリアにある。

 

しかしその正体は、東京全体に知れ渡った。ヒドラという世界征服を企む犯罪組織によって製造された、無差別殺戮兵器として。

 

人々は避難を開始する。中には動画を撮る者も居るが、それよ以上に逃げ惑う人々の方が多かった。

 

しかし、日本にも希望は存在する。

 

アメリカのヒーロー、アベンジャーズと同じように。

 

日本には、ヒロイン達が居る。

 

「そこまでだよ!!悪の組織ヒドラ!!」

 

ヘリキャリアの前に、三人の少女が浮遊しながら立ち塞がる。

 

それは、ピンク、黄色、青とそれぞれ違ったスカートを履きながら、白を貴重としたドレスを身に纏う三人の魔法少女であった。

 

人々は見上げ、現れた少女達が何者なのか認識する。

 

『『トレスマジアだぁー!!』』

 

人々が歓喜の声を上げる。

 

リーダー格のピンクの魔法少女の名は、『マジアマゼンタ』。明るく活発的で、その上優しさにも溢れている魔法少女だ。

 

マジアマゼンタの右側に居る穏やかそうな黄色の魔法少女は、『マジアサルファ』。穏やかそうな雰囲気に、人々は心惹かれる。

 

最後に高身長でスタイルが良く、水色を基調とした魔法少女の名は、『マジアアズール』。男達は特に視線釘付けである。

 

「でっかい船やわぁ。あんなんで日本護れるとは言わへんやろぉ」

 

「私達だけで落とすわよ」

 

マジアサルファははんなりとした京都風な話し方をしており、マジアアズールは闘う気満々である。

 

「よし!サルファ!アズール!私達トレスマジアの力、見せて上げよう!」

 

「「ええっ!」」

 

三人はヘリキャリアに向かって飛ぶ。

 

その瞬間、ヘリキャリアの小さな砲塔がトレスマジアへ向けられて、一斉に砲撃を放った。

 

「『サルファシールド』!」

 

サルファが前に出て、両手から展開した黄色のバリアを前方に張る。三人の目の前に張られたバリアは、天を覆い尽くす程の砲撃の雨を受け止めた。

 

「二人はヘリキャリアに迎えや!ウチは大丈夫さかい、思う存分攻めとき!」

 

「ありがとうサルファ!」

 

「上と下から同時に攻めるわよ!」

 

マゼンタとアズールはサルファから離れ、ヘリキャリアの上と下にそれぞれ分かれた。二人にも砲撃の雨が降り注ぐが、彼女達は砲弾の雨を当たらないように旋回する戦闘機の如く避けていた。

 

アズールは上部の甲板へ、マゼンタは下部の球体へ向かって飛んでいく。

 

ヘリキャリアの甲板状に存在する砲台は、4台の巨大レールガンのみであった。しかし、それを補うように自衛隊のアパッチヘリや戦闘機が待機していた。

 

しかし、人の姿は無い。

 

何故なら人が乗って操縦する必要が無いからだ。

 

「あれは、戦闘機が飛んできてる!?」

 

アズールの元へ、甲板から飛び立つ戦闘機が向かって来た。操縦者は窓から見える限り、全く居ないようだ。

 

アズールは飛行速度を上げて、戦闘機を振り切ろうとする。しかし、戦闘機はアズールの背後に付いてきており、中々離れてくれない。

 

軈て戦闘機に搭載された機銃から弾が放たれた。アズールに機関銃の弾が襲い掛かる。

 

アズールは弾の雨を掻い潜りつつ、空母の甲板上を飛び回る。

 

飛び立っていない戦闘機やヘリの合間を掻い潜り、戦闘機の連射された弾の雨を掻い潜る。

 

「『アズールソード』!」

 

アズールは杖を氷の剣に変えて、掻い潜った戦闘機の合間から飛び出して戦闘機に迫る。

 

アズールは戦闘機の無人のコクピットに張り付くと、氷の剣をコクピットに突き刺した。

 

「たあああっ!!」

 

アズールは走り出して突き刺した剣を引きずるように戦闘機を斬ると、そのまま最後尾から跳んで戦闘機を真っ二つに切断した。

 

切断された戦闘機は大爆発を起こし、破片は空中に飛び散った。

 

「アズール!!」

 

サルファがアズールの元へ向かう。アズールはサルファの叫びを聞いた瞬間、ヘリキャリアの巨大レールガンの一つが砲口を自分へ向けている事に気付いた。

 

「不味い!サルファ、防げる!?」

 

「レールガンなんて受け止めた事あらへんわ!せやけど、やってみるわ!」

 

サルファはシールドを展開し、レールガンを防ごうとした。

 

そして、巨大レールガンの砲塔に電撃が走り、砲口の砲弾が放たれようとした、その時だった。

 

「やっば!マジヤバタニエンじゃん!とりまウチがブッパされる前に壊してやるぅぅ!!」

 

その言葉と同時に、砲塔に糸が巻き付き、更に糸を巻き取るように何者かが迫る。そして、蛾のようなコスチュームを身に着けたヒロインが姿を現し、砲台を両足で蹴った。その瞬間、砲台は付け根からズレて、甲板の上に倒れた。高さ10メートルはあった砲台を両足一蹴りで蹴り壊したのは、新宿を主な活動拠点としているヒロイン『モスガール』であった。

 

「いだぁぁぁぁい!かってぇぇぇぇ!!」

 

しかし、少女は甲板に降り立った瞬間に、両足を両手で押さえながらその場で蹲り、左右に身体を揺らす。しかし、ヘリが自分の元へ迫ってきたのを見た瞬間に、「マジやべ!」と叫びながら走り出した。どうやら骨折はしていないらしい。

 

「あれは、モスガール!?」

 

「ウチと気が合いそうやわぁ。ってか、蹴りとはいえあの巨大な砲台を蹴り壊すとか、どんなパワーやねん」

 

「とにかく助かったわ。残りのレールガンも破壊するわよ!」

 

アズールとサルファは走り出し、レールガンの破壊に動く。

 

一方、マゼンタも他のヒロインと合流しながら、ヘリキャリアの砲撃を掻い潜っていた。




次回で、次のヒロイン達を描きたいと思います。全部で4話構成にしたいと思ってます。
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