MCUの世界にイレイナとして転生したけど、開き直って好きなように生きていきたいと思います   作:ちいさな魔女

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お待たせしました。不思議な町をどうぞ。

原作に出てきたクイズは私が気に入ったもの、私が描写出来そうなものしか使用しませんが、イレイナが頭も良い事をし、証明したいと思います。


不思議な町
エピソード・1


さて、今から問題です。箒に乗って空中を飛び、のどかな草原を相棒の人形と共に旅をする美しい魔女は誰でしょうか?

 

そう、私です。

 

私は今、地図に記された場所に向かって飛んでいました。人々が箒に乗って空中を飛ぶ私達に注目してる中で、私達は箒に乗って移動していました。

 

「それにしても、イレイナはよく依頼を引き受けたわね」

 

「遺産相続問題なんて、ホントなら私が解決すべき事ではないのですが、この手紙を見て気が変わりました。なにせ、二ヶ月前にイギリスの資産家『アレン・ラインフォード』氏が亡くなられたそうです。その後、彼の遺言状が開示されましたが、その内容は実に興味深いものです」

 

遺言状は以下の通りです。

 

『我が一族の家宝『黄金の果実』を、この町のどこかに隠してある。それを探し当てた『黄金の果実』を探し当てた者に、私が所有する全ての遺産を相続させる』

 

と、このような感じでした。

 

「遺言の内容を知った一族の人達は、その『黄金の果実』を、先を争うように探したけど、誰も見つけられなかったのよね。だから、サロメ・ラインフォードって人が貴女に依頼したのね」

 

「そもそも一族の誰も『黄金の果実』があるなんて知らなかったようですし、だからといって部外者の私達に頼むなんてどうかと思いますが………サロメ夫人が手紙で母の名前を出すものですから」

 

私は箒を止めて、ベンチに二人で腰掛けました。

 

そして、所持していた手紙を改めて確認しました。

 

手紙の内容は、遺産相続問題の解決と莫大な報酬、まあ報酬はラインフォード氏の遺産が殆どです。それと、私の母の名前も載っておりました。

 

『本来なら貴女の母、ヴィクトリカ・アインツベルンに頼むつもりですが、連絡が取れず、途方に暮れていました。しかし、新聞で貴女の事を知り、ヴィクトリカの娘である貴女にしか頼めないと思い、この手紙を贈りました。詳しい事は屋敷に訪れた際に全てお話します。先ずは、『どの町とも道が繋がっていない孤立した町』を見つけてください。その孤立した町こそが、私の住む町です』

 

つまり、相手は私の母を知っているのです。これは、受けない訳にはいきません。母が何者なのか、少しでも情報が欲しいのですから。

 

「それで、私を試すように謎々を出してますね。手紙と同封された地図は、謎々ですよ。ではトッペマ。どの町か当てられますか?」

 

「任せて!私はトッペマ、貴女の相棒よ!この位、解いてみせるわ!」

 

地図に描かれた町は全部で5つもあり、かなり入り組んだ道が描かれていました。林の間に整備されたオフロードの道路を通らなくては、街にたどり着けません。

 

まあ私はその気になれば上空を飛んでしまえば良いのですが、領空侵犯なんて騒がれては元も子もないのです。なので、道路を浮いた状態で飛ぶしか無いのです。

 

因みに、問題の正解は分かってます。赤い屋根が描かれた町が正解です。

 

今はトッペマに問題を見せており、彼女に問題を解かせています。

 

「どうです?正解は分かりましたか?」

 

「簡単よ。この赤い屋根の家ね。この町は、他の4つの町と違って道が繋がってないわ」

 

「当たりです。道路をよくなぞったり、全体を見渡せばすぐに分かる問題です」

 

「イレイナはもう解いてたのよね?流石ね」

 

「フフッ。さあ、町に着きますよ」

 

この位なら楽勝です。そして、箒を暫く飛ばしていくと、目的の町が見えてきました。

 

私達は町の入り口である上げられた跳ね橋の前にたどり着き、町の様子を眺めます。

 

「うわっ、何よあの塔。ヘンダー城よりおかしく見えるわね」

 

「あれは魔法で造った城ですが、あの塔は増築を重ね続けて家を重ね合わせたように見えますね」

 

この町を見て最初に注目する第一印象は、家の増築を重ねて造ったような不気味な塔でしょう。それだけでも、町が普通ではないと教えてくれます。

 

「あっ。遊園地が見えるわ」

 

「ですが、寂れてるように見えますね」

 

「誰も利用してないのかしら……」

 

すると、上がっている跳ね橋の隣にある扉が開き、「ムフーッ!」という掛け声と共に顎の大きい男の人が現れました。

 

「誰だ!俺は跳ね橋を管理するダイスだ!よそ者は入れないぞ!ムフーッ!」

 

「申し訳ありません。私達は旅の者です。此処に居られるサロメ夫人の招待状を受け取って、此処に来ました」

 

「サロメ様の?」

 

「はい。跳ね橋を降ろしていただけませんか?」

 

男の人は、大きな顎に指を当てて考えた後、私達にある事を言いました。

 

「サロメ様の客人なら通してやりてぇが、機械が壊れてて手回しのハンドルじゃなきゃ動かないんだ。ムフーッ!でも、ハンドルの差し込み穴が多くて、どれが本物か分からないんだ……ムフーッ!あんたら、どれが本物か分かるか?」

 

「えっ?どういう事よ……自分で探し当てなさいよ」

 

「……分かりました。それで、差し込み穴は何がありますか?」

 

「イレイナ……わざわざそこまでしなくても……」

 

「もしかしたら、これも試されてるかもしれません。なら、受けて立ちます」

 

「考え過ぎじゃないの?」

 

トッペマに何か言われましたが、私は黙ってダイスさんがタブレットで見せてきた穴と、ハンドルのはめ込む部分の形を確認しました。ハンドルのはめ込む部分は五角形で、△が一つ、□が二つはまっており、□の一つは五角形の角にはめ込まれています。そして、穴は全部で3つありました。△が斜め下の右向きな穴を一番、上向きなのを二番、真っ直ぐ右向きなのを三番としましょう。

 

確かにこれは、初見で見間違える方が居てもおかしくありません。ですが、これは簡単です。

 

答えは、一番の穴です。何故なら一番の穴は、五角形の角に□がはめ込まれた形をしていますから。

 

「1番目の穴です」

 

「えっ?分かったの?」

 

「ハンドルをよく見てください。五角形をよく観察した上で、見方を変えれば分かる筈です」

 

「………あっ!凄いわイレイナ!」

 

この程度なら大丈夫です。ダイスさんはハンドルを一番の穴にはめ込みました。

 

「よし、これで橋が降ろせるぜ、町によそ者が入るのは気に食わないが、サロメ様の客人だもんな」

 

ダイスさんはそう言うと、ハンドルを回して跳ね橋を降ろし始めました。

 

「これで入れるわね」

 

「さあ、行きましょうか」

 

私達は跳ね橋が降りて町に入れるようになった後、橋を渡って町に向かいました。

 

「所で、俺は名乗ったが、あんた等名前は?」

 

そういえば、名乗っていませんでしたね。

 

「イレイナです。世界中を旅して回っています」

 

「トッペマ・マペットです。イレイナの相棒です」

 

「そうか。まっ、頑張れよ!ムフーッ!」

 

あっ、良い人ですね。

 

私達は町に入ると、宿屋らしき建物がある住宅街に出ました。其処には2人の男女が居ました。一人は鼻が高く長い高齢のお婆さんと、髭を生やした小太りな男性でした。

 

「クククッ。この町じゃ見ない顔だな。もしかして新入りか?」

 

「どうも。イレイナです。こっちは相棒のトッペマ・マペットです」

 

「よろしくお願いします」

 

「俺はヒゲマフラー。良いことを教えてやるぜ。謎が解けない時は誰かにヒントを聞きたくなるものだ。そんな時に、ヒントメダルってのが役に立つぜ。ヒントメダルを周りに居る誰かに渡せば、謎のヒントをくれるぞ。町の色んな所を探ってみろ。色んな場所にヒントメダルがあるからな。因みに町の皆はヒントメダル探しなら何をしても黙認するが、それ以外の物は盗むなよ?良い事を聞いたと思ってるな?だが気をつけろ!何も考えないで使ってしまうと、本当に難しい謎に出会ってしまった時に、困るのはお前達だ!それではまた会おう!」

 

そう言うと、ヒゲマフラーさんは何処かへ走り去って行きました。

 

「な、何だったのかしら?」

 

「まるでRPGゲームみたいですね。でも、折角ですし勇者の真似事でもしてみますか」

 

私は近くにある樽に近づきました。本当に大丈夫か心配でしたが、お婆さんを見るとニコニコと笑って「どうぞ」と言いました。あっ、大丈夫なんですね。

 

樽を探ると、1枚のコインが見つかりました。

 

「ホントにありましたね」

 

「ええっ。それがヒントコインよ」

 

お婆さんが話しかけて来ました。

 

「初めまして。私はリーサ。謎でいっぱいの町へようこそ。この町の謎を解けば解く程、貴女達に良い事が沢山あるわ」

 

「なるほど。では、貴女も何か謎々を持っていますか?」

 

「あら御名答。じゃあ、私は貴女が帽子を被ってるのを見てから、帽子にちなんだ謎々を出すわ」

 

そう言って、リーサさんが出してきたのは、4つの紳士の帽子でツバの長さと帽子の長さがそれぞれ同じ帽子がどれかを当てるという謎々だ。

 

これは、目の錯覚を利用した謎々でした。初見で見抜ける方は少ないでしょうが、私は騙されません。

 

「この帽子ですね?」

 

「正解よ。即答で当てるなんてやるわね」

 

「目の錯覚を利用したトリック、お見事です」

 

「人間の目も、信用ならないものね」

 

「はい、リーサさん」

 

見た目に騙されるなとは、正にこの事です。リーサさん、拍手してくれました。

 

「全部の答えを探してみれば最後には正解出来るのよ。でも、それだけでは答えられない謎も出てくるわ。貴女達も気をつけてね」

 

「はい」

 

「じゃ、頑張ってね」

 

私達はリーサさんと別れて、道中で樽の中や花瓶の中を探ってヒントコインを見つけ出しつつ、移動しました。すると、古びた時計塔のある建物の前にたどり着きました。

 

「ヒントコインを探りつつ、屋敷へ向かいましょう」

 

「待って。屋敷は何処から行けるのかしら?」

 

「じゃあ、ここのコインを集めたら話し掛けましょうか」

 

私達は近くの樽の中身を全て探り、ヒントコインを全て見つけ出しました。そして、時計塔の近くにいる男性に話し掛けました。

 

「すみません。サロメ夫人の屋敷へ行きたいのですが、何処から行けますか?」

 

「ん?ラインフォード様のお屋敷?右の道を進んでください。大きな建物だからすぐ分かる筈ですよ。それより、僕の出す謎を解いて見ませんか?」

 

「謎?ええっ、どうぞ。私はイレイナです。それと、相棒のトッペマ・マペットです」

 

「僕はマックです。では、行きますよ。いくつかの条件から僕の家を言い当てられたら、貴女達の勝ちです。もし言い当てられたら、この町の事を教えてあげます」

 

そして、私達は新たな謎々に挑戦しました。謎々は示された地図の中から、正解の家を見つけて書いて囲うだけです。マックさん曰く、『僕の家を出て、左に行き、最初の交差点を右に曲がって、その次の交差点も右に曲がるとら正面から朝日が見える』というものです。

 

「えっと……うーん……」

 

トッペマは悩んでるようです。私は正解の家を囲み、マックさんに見せました。

 

「正解です。これは……」

 

「いえ、トッペマが分かるまで待ってあげてください」

 

「分かりました」

 

そして、数十秒も悩んで地図を見た後に、トッペマが答えを導き出しました。

 

「やったわ!これが正解ね!」

 

トッペマは、私と同じ家をペンで囲んでいた。

 

「お見事です!お二人とも、流石ですね!」

 

この問題は逆から考えればすぐに分かります。詳しい事は、自分でやってみればすぐに分かる筈です。

 

「では、この町の事を教えてあげますよ。ラインフォード家はこの町の土地全てを持っている大地主です。建物だってそうですよ。だから。この町はラインフォード家の町みたいなものなんです。じゃあ、また合いましょう。次はもっと難しい謎を解いてもらいますよ」

 

そう言って、マックさんと別れた私達は右の道を真っ直ぐ進みました。すると、屋敷に続く道に一人の男性が佇んでいました。

 

「あれ?あの男、屋敷への道を塞いでるわ。どいてもらえないかしら?」

 

「また謎々を出してくるかもしれませんね。まあ、それなら挑戦するまでです」

 

私達は男の人に話し掛けました。

 

「おう!この町じゃ見ない顔だな!いったい、何処に行こうってんだ?」

 

「私はイレイナです。この子はトッペマ。私達はサロメ夫人の招待を受けたので、屋敷へ向かいたいのです」

 

「おう、自己紹介ありがとな。俺はマルコだ。それにしても、お前さん等がラインフォード様にねぇ?怪しいなぁ。怪しいよなぁ。うん。まあいいや。この謎を解いたら通してやるよ。この謎は難しいぜ。難しいよな?うん」

 

「個性的な人達が多いわね……」

 

マルコさんの謎は、なんとも難しい謎々でした。8個乃全く同じ形をした重りの中にら1個だけやや軽い重りがあり、天秤を2回だけ使って、その軽い重りを見つけ出すというものでした。いきなりハードな謎々でした。ボタンを押せば天秤は傾き、回数が減ります。水平になったら、どちらも同じ重さという事らしいです。答えの重りが分かれば、その重りをマルコさんに差し出すという謎々です。

 

「結構難しいのが来ましたね」

 

「これは悩むわね」

 

「因みにやり直しは効くぜ」

 

これは素晴らしい。

 

重りは、1、2、3、4、5、6、7、8とそれぞれ異なる数字が描かれています。順番通りに並べられてあるので、マルコさんが几帳面なのがよく分かります。

 

少し悩みましたが、私は取り敢えず左右に3個ずつ乗せて測る事にしました。『1、2、3』が左で、『6、7、8』が右の方です。すると、私は偶然にも7の方が上に傾いてる事に気付きました。私は残りの重りで2回目を測り、7が軽い事に気付きました。

 

私は7の重りをマルコさんに手渡しました。

 

「おう、正解だ!通っていいぜ」

 

「ありがとうございます」

 

これでやっと通れるようになりました。

 

やっとサロメ夫人の元に行けるようです。

 

私とトッペマは歩き出し、屋敷に続く道を歩き、途中に居たラモンという方の謎も解き、小舟に乗って川を渡りました。

 

そして、私達は屋敷にたどり着きました。




イレイナが新たに覚えた魔法
《マッシュル》
・『レビオス・カフス』:両手両足を鉄の枷で拘束する拘束魔法。鉄を千切れるパワーがあれば簡単に破れる。
・『レビオス・カフス・オープン』:拘束とは逆に解除する魔法。
・『チェンジズ』:入れ替え魔法で、対象の場所を入れ替える事が出来る。かなり応用も効く素晴らしい魔法。
・『グラビオル』:相手や周囲に対して重力を掛ける魔法。発生させられる重力はとても重く、発動させられる範囲もかなり広く調整も可能。主に相手を地面に叩きつけたり押し潰したりして攻撃するが、横に重力をかけて相手を吹き飛ばす、方向を調節してサイコキネシスのような念動力として使う、物体を重くして自由落下の速度を上げるなど、かなり応用が効く。また、一点集中させて生み出した小さな塊を放つ事で威力を上げる事が出来る。
・『エクスプロム』:爆発する火の玉を撃ち出す魔法。威力はかなり高く、直撃させれば大抵の相手は一撃で沈む。
・『マシンガン・エクスプロム』:その名の通り、無数のエクスプロムを作り出して撃ち出す魔法。
・『スモウル・ビグダク』:物の大きさを自在に変える魔法。『スモウル』で小さく出来て、『ビグダク』で大きく出来る。大きさを変えた物は『ディスペル』で元に戻せる。

《葬送のフリーレン》
・『考えていることを言ってしまう魔法』
人間関係を壊しかねない魔法。正直でない者が考えている事を口にさせる魔法だが、聞かされる方もある意味地獄になる。使い道は善良な警察官が犯罪者に向けて唱えるべきだろう。
・『お酒からアルコールだけを抜く魔法』
どれだけ飲酒しても決して酔わなくなる。味は魔法を掛ける前と変わらない上に、アルコール特有のホワッとした感覚もやって来ない。肝臓を守れる素晴らしい魔法が、相当なお酒好きでないと気付かない。
・『朝決まった時間に起きれるようになる魔法』
魔法を掛けると、掛けられた者は魔法を使った者が決めた朝の時間に起きるようになる。但し、二度寝には効果が無い。
・『体から良い匂いが出る魔法』
体臭が気になる人向けの魔法。本来なら焼肉の香りがするようになるのだが、イレイナは改造して、人それぞれが良い匂いと感じる匂いが出る魔法へ変えた。
・『食卓を幸せにする魔法』
料理に味付けをする魔法。ただでさえ美味しい料理が、魔法で現れた味付けの調味料によって更に美味しくなるという、調味料要らずの便利魔法。
・『運が良くなる魔法』
読んで字のごとく、幸運になれる魔法。ありとあらゆるギャンブルもこれで無双状態。但し、元からギャンブルが弱いと運が良くなっても大して効果は無い。
・『カビを消滅させる魔法』
カビを消滅させる魔法。カビ掃除が面倒ならこれで全部解決。正に日常系魔法。
・『しつこい油汚れを落とす魔法』
油汚れを落とす魔法。油汚れはかなりしつこく、中々取れない為にこの魔法がどれだけヤバいかよく分かる。また、人体に掛ければ皮膚の脂さえも落とせるようイレイナは改造した。
・『服の汚れをキレイさっぱり落とす魔法』
洗濯の手間いらずで、服の汚れを一切無くす便利魔法。世界中の主婦が欲しがる魔法だ。但し、染み付いた匂いは残るので、洗濯は必要だ。
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