MCUの世界にイレイナとして転生したけど、開き直って好きなように生きていきたいと思います   作:ちいさな魔女

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エピソード・5

私達は屋敷に向かいました。屋敷に向かう途中で謎々を解いていきながら、サロメさんの屋敷に向かいました。

 

その途中で時計の謎々をトッペマに出しました。

 

イレイナ「問題です。『デジタル時計の時間表示で、同じ時間が連続して三つ以上並ぶのは、一日の内で何分間あるだろうか。但し、デジタル時計は12時間表示式で、正午、真夜中の12時は12:00と示すものとする』さあ、分かりますか?」

 

トッペマ「かなり難しい問題ね………24時間表示じゃないのね……うーん…………」

 

トッペマはメモを取り出すと、いくつもの時間を書き込みました。

 

トッペマ「そうねぇ………1:11……2:22……3:33……11:11……12:22……10:00……11:10……あっ、もしかして!」

 

どうやら正解に気付いたようですね。

 

トッペマ「答えは34分間!数えたら17分だけど、午前と午後もあるから、2で掛けたら34になるわ!」

 

イレイナ「正解です。図を描けば、この問題はすぐに分かります。10:00や11:12から後の時間は見落としやすいですね」

 

トッペマ「もう〜!かなり意地悪な謎々ね!」

 

私達は先に進みました。途中でナゾーバさんの館へ来て、解き忘れた謎々も解いた後に、私達はサロメさんの屋敷にやって来ました。

 

イレイナ「すみませーん。遅れて来まし――」

 

チェルミー「なんだ!!これは!!」

 

トッペマ「ええっ!?」

 

イレイナ「なんでしょうか?」

 

私達は急ぎ2階へ上がると、広間で怒っているチェルミー警部と怒られている執事さんの姿がありました。

 

チェルミー「このヘボ執事め!私は甘い物が大嫌いなんだ!見るだけでも吐き気がする!とっとと、この皿を下げろ!」

 

マシュー「はっ…い……い、今直ぐに!!」

 

マシューさんはそう言うと、テーブルに乗ったケーキセットや紅茶のセットをすぐに片付け始めました。

 

イレイナ「あのマシューさん。警部さんが食べないのでしたら、私達にくれませんか?」

 

マシュー「えっ!?よ、宜しいのですか!?」

 

イレイナ「食品ロスは社会問題ですから」

 

トッペマ「朝ご飯にケーキなのはどうかと思うけど……」

 

チェルミー「ん?ああ、来たかイレイナ君」

 

イレイナ「ええっ、来ましたよ」

 

チェルミー警部は私達を呼びましたが、何の用でしょうか?

 

チェルミー「イレイナ君、君はどうやら事件を嗅ぎ回っているそうじゃないか。一体、何のつもりだね?」

 

イレイナ「何の事ですか?事件を調べるのは警部の役目でしょう。私達は『黄金の果実』を調べているだけです」

 

チェルミー「そうか。ならば君は、おとなしく黄金の果実とやらの調査をしていたまえ」

 

トッペマ「なによ自分で呼び出しておいて」

 

私達はホールに戻り、マシューさんから警部さんが食べなかったケーキと紅茶を受け取りました。

 

イレイナ「美味しいケーキですね」

 

トッペマ「甘い物が苦手なのも不幸よね」

 

私達は屋敷を出て、ケーキと紅茶を一通り食べました。マシューさんの腕前は素晴らしいです。こんなに美味しい物を食べないなんて勿体ないですね。

 

こうして、私達は一度屋敷の2階に戻って謎々を解きつつ、黄金の果実探しの為に町の散策に出ました。

 

――――――――――――――――――――――――

 

私達は町に出ると、其処でリーサさんと再会しました。

 

リーサ「あらあら、確かイラナイさんだったわね」

 

イレイナ「イレイナです」

 

リーサ「あらそう。それでイレイナさん、私に何か用かしら?」

 

イレイナ「屋敷で貴女の写真を見掛けました。貴女はラインフォード氏の娘のアロマさんの、乳母だったんですか?」

 

リーサ「ええっ。アロマ様のお世話を任されていたわ。よく分かったわね」

 

イレイナ「ええっ、なんとなくでしたが。ラインフォード氏について、何かご存知ですか?」

 

リーサ「旦那様の事ね?でも私が知ってるのは、昔の事だけなの。それでも良いならお話しするわ」

 

こうして、リーサさんはラインフォード氏について話してくれました。

 

リーサさんが知ってるのは、サロメさんの前の奥様とラインフォード氏の事でした。ラインフォード氏は前の奥様であるマリアさんを愛していました。マリアさんが亡くなられた後、忘れ形見となった娘のアロマさんの事も大事にしておられたようです。アロマさんの為に世界中からおもちゃや服を買ってきたり、望むものは何でも買ってあげるって毎日張り切っておられたようです。亡くなられた奥様の分まで愛してあげたんですね。

 

トッペマ「あの、アロマさんは何処に?」

 

リーサ「それが……分からないのよ。アロマ様が居なくなったのは、私がお屋敷を辞めた後の事なのよ。町の人達はサロメ様が遺産目当てに追い出したって言ってるけど、私はそうは思わないわ。旦那様が生きていた頃は、あんなにアロマ様を可愛がっていたんだもの」

 

イレイナ「そうでしょうね。サロメさんはアロマさんを心配してる様子でしたから」

 

リーサ「そう。そう言えば、お屋敷の庭に前の奥様のお墓があった筈だけど、今は誰が手入れをしているのかしら」

 

トッペマ「それは気になるわね」

 

イレイナ「見に行きましょう」

 

黄金の果実を優先したいのですが、墓にも何かあるかもしれません。

 

すると、トッペマがあるものを拾いました。

 

トッペマ「イレイナ、これ」

 

イレイナ「メモでしょうか?」

 

トッペマ「なんて書いてあるのかしら?」

 

トッペマは、その内容を読み上げました。

 

トッペマ「『流行り病に侵されて、マリア様が床に臥せってしまわれた。しかし、医学の知識も腕もないわしにはどうしようもない。どうしたらいいんじゃ……。せめて兄が生きていれば、良い方法を思い浮かべたかもしれんが』マリア様って、ラインフォード氏の亡くなられた奥様の事ね。『心の支えであったマリア様を亡くされ、ご主人様はひどく落ち込んでおられる。わしに何か出来る事があれば……』これで終わりね」

 

このメモ、もしやあの塔を行き来してるであろうあの老人の物でしょうか。この町の人達を造った方であるあの老人のメモ、他にもあるかもしれません。

 

イレイナ「ふむ。では、マリアさんのお墓に向かいましょう」

 

トッペマ「マシューさん辺りが知ってそうよね」

 

私達は屋敷へUターンするように戻ると、庭で作業をしているマシューさんの姿がありました。

 

トッペマ「マシューさん!」

 

マシュー「ん?あっ、イレイナ様にトッペマ様!」

 

イレイナ「リーサさんから話を聞きました。ラインフォード氏の前の奥様の墓所の話を聞いたのですが、場所をご存知ではありませんか?」

 

マシュー「マリア様のお墓で御座いますか?ちょうど作業を終えて、今から行こうとしていた所です。こちらです」

 

私達はマシューさんの案内を受けて、マリアさんのお墓へ向かいました。

 

花畑に囲まれた地下への入り口である扉には、花の輪が飾られていました。正にアニメやドラマで見る、地下にあるお墓といった感じですね。

 

そして、マシューさんが鍵を開けて扉を開けた後、私達は地下に広がる空間に出ました。陽の光が照らすのは、美しい女性の像と、文字が彫られた墓石でした。その周りには、綺麗なお花畑が広がっており、どのお花も死んだ方へ向けた別れと愛の花言葉が込められたお花でした。

 

マシュー「ここがマリア様のお墓で御座います」

 

トッペマ「綺麗……」

 

マシュー「毎日ここを手入れするようにと、旦那様のお言いつけで御座います」

 

墓石のメッセージには、こう刻まれていました。

 

『我が最愛の妻マリア、此処に眠る』

 

イレイナ「ほんとにサロメさんは………マシューさん。やっぱりサロメさんも貴男達も、ホントに人形なんですね」

 

マシュー「ご存知でしたか」

 

トッペマ「ええっ。でも、アロマって人が消えたのは何故かしら?やっぱり、人形の皆が嫌だったって事?あの日記を見る限りだと、サロメさんに懐かず、怖がってるようにも思えるわ」

 

マシュー「はい。おっしゃる通りで御座います。アロマ様はマリア様とよく公園に出かけておりました。しかし、マリア様が亡くなられた時、旦那様と同じように悲しみに落ち込んでしまいました。それで旦那様は……マリア様そっくりのサロメ様を人形技師に頼んで造り上げたのです。しかし、アロマ様は懐く事は無く、このお墓の前で避けるように遊んで居られました」

 

イレイナ「それはそうでしょう。いくらなんでも母そっくりの人形が、奥様が亡くなられた後に見せてしまったら子供は怖い筈です」

 

マシュー「は、はい……おっしゃる通りです」

 

イレイナ「それにしても、日記にあったブルーノさんが、この町の人達を………トッペマ。塔に向かいましょう。其処に手掛かりがある筈です」

 

トッペマ「ええっ。マシューさん。お話聞いてくれてありがとう!」

 

マシュー「は、はい。お気を付けて」

 

私達は墓を出て、再び町へ赴きました。

 

―――――――――――――――――――――――

 

私達は謎を解きながら、アンダルトンさんの居る商店街までやって来ました。

 

その道中で、猫とネズミを見た途端に、トッペマがある謎々を提案しました。

 

トッペマ「そうだわ!イレイナ、動物に関する謎々を思い付いたのよ!」

 

こうして、トッペマが出す謎々も解きました。

 

イレイナ「ふう。やりますね、トッペマ」

 

トッペマ「当然よ!」

 

流石、私の相棒です。

 

私達は道を歩いている途中で見つけたメモを、ベンチに座って確認しました。

 

トッペマ「えっと……『ご主人様がわしの人形を褒めてくださった。歳の離れた兄を事故で亡くし、悲しみを受け入れられず、会社をトニーに託したわしは、人形職人になるしかなかった。そんなわしに生き甲斐を与えてくださった恩に報いる為、もっと腕を磨かなくては』………これ、きっとあのお爺さんの事よね。まだあるわ。『ご主人様の望みで、身の回りの世話をする人形を造った。ジャーヴィスには及ばないが、それでも身の回りのお世話をするには充分な代物だ。ご主人様も気に入ってくれたようで何よりじゃ』」

 

イレイナ「歳の離れた兄を事故で……トニー……まさか、あの人形技師さんの兄って………」

 

トッペマ「トニー・スターク………スターク・インダストリーズの……まさか、叔父って事?」

 

イレイナ「あの老人に会ったら、確かめてみましょうか」

 

私達は商店街にやって来ました。其処での謎々も解き終えて、私達は塔の入り口がある壁に向かって歩いて行こうとしました。

 

ゼペロ「ちょっと、そこのアンタ、待ってくれ」

 

イレイナ「なんですか?」

 

白いエプロンを身に付けた帽子のおじさんが、私を呼び止めました。ゼペロさんでしたっけ?

 

ゼペロ「この花瓶、アンタのだろ?わしが預かっておいたぞ」

 

アンダルトンさんが渡して来た物を、私は受け取りました。

 

それは、両手で持てるサイズの壺でした。底が黄色い花のようなデザインをしており、青い蕾のような花瓶です。中々お洒落ですが、私は花のお世話なんて好きではありません。

 

なので、こんな花瓶なんて私は知りません。

 

イレイナ「こんなの知りませんが?」

 

トッペマ「ええっ。ずっと一緒に居たから、そんな花瓶を買った覚えは無いわ」

 

ゼペロ「ん?そうか?しかし、さっき其処でアンタが忘れてった物だから渡してくれと頼まれたんだがのう」

 

イレイナ「ッ!どんな方でしたか?」

 

ゼペロ「さあな。この辺りじゃ見ない顔だったが」

 

トッペマ「な、何それ怖っ」

 

私はゼペロさんに花瓶を返し、次いでにゼペロさんから出題された謎々も解きました。

 

私とトッペマは塔に向かう途中で、嫌な予感を胸に抱えました。

 

イレイナ「触ったのは間違いだったかもしれませんね。今度から物を触る時は手袋しましょうか」

 

トッペマ「それか、私が触れば良かったわね……私なら指紋も付かないし」

 

しかし、もう後の祭りです。誰かは知りませんが、私にあの花瓶を触らせるのが目的だったのかもしれません。

 

迂闊でした。

 

すると、トッペマは新聞を拾いました。

 

トッペマ「なによ道端に新聞を捨てるなんて。捨てるならゴミ箱に捨てなさいよ」

 

すると、私はその新聞に写っている人を見ました。

 

イレイナ「待ってください。チェルミー警部が写ってます」

 

トッペマ「えっ?あっ、ホントだわ!」

 

新聞乃見出しには、こうありました。

 

『お手柄のチェルミー、警部は愛妻家』。意外でした。あんな人でも奥さんを愛する方でしたとは。

 

イレイナ「……いえ、其処は問題ではありませんね。ッ!トッペマ!」

 

私はトッペマを連れて、近くの建物の中へ入りました。

 

トッペマ「えっ!?イレイナ何を――」

 

イレイナ「静かに。もしかしたら、誰かに付けられてます。騒がないようお願いします」

 

トッペマ「う、うん………」

 

イレイナ「これを見てください」

 

私は古い新聞を見せました。見出しの近くにある写真には、奥さんと思われる女性にスイートポテトを食べさせてもらって喜んでいるチェルミー警部の姿がありました。

 

文章はこうです。『事件解決後には、愛妻アメリーさんのスイートポテトが欠かせないと語る』と。

 

勘の良い方なら、或いは記憶力のある方なら、もうお分かりですね?

 

今朝のチェルミー警部の態度と会話、この新聞に写るチェルミー警部の矛盾に。

 

トッペマ「あんな怖い人なのに意外ね。愛妻家で家族想いな上に甘いスイートポテト………が………えっ!?」

 

どうやらトッペマも気が付いたようです。

 

イレイナ「どうやら私にあの花瓶を触らせたのも、チェルミー警部に化けてるのも、私を狙う何者かの仕業でしょう」

 

トッペマ「そんな……イレイナ、まさかヒドラの生き残りが!?」

 

イレイナ「その可能性はあります。兎に角、この新聞は私が預かっておきます。さあ、塔へ向かいますよ」

 

私達は建物を出て、途中で謎を解きつつ塔へ向かいました。




早くカリオストロの城まで行きたい!

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