ウェンディ絶対守護る系幼馴染くん   作::REX

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休みなら投稿頻度上がるとでも思うたか!?ヴァカめぇ!





ほんっとうにスイマセン


第六話 ウェンディ曇らせ回だよ!全員集合!

 

ルクスが死んだ。

 

 

眼の前で、私を庇って、お腹を貫かれて、辛そうに、それでも私に、笑いかけて

 

 

必死に天空魔法で回復した。止血は出来た。でも、空いた穴を塞ぐことはできない。

 

 

もう、手を繫げない。声も聞けない。目を開けない。まるで自分の半身がもがれたような、言いようの無い喪失感。

 

 

何故ルクスは死んだ?

 

 

―精霊に殺された。

 

 

どうやって殺された?

 

 

―私を庇ってお腹を貫かれて…

 

 

『私を庇って』

 

 

―私のせいで、ルクスが死んだ?

 

 

一人で心細かった私に優しく不器用に笑いかけて、一緒に旅をして、一緒のギルドで育って、困った時は助けてくれた、楽しい時は一緒に笑った、落ち込んでる時は慰めてくれた、辛い時は側に居てくれた、無茶した時は怒ってくれた、そのくせ自分は無茶をする。

 

 

そんなルクスを、たいせつなひとをわたしはコロした。

 

 

頭がどうにかなりそうだった。

 

 

私が居るからルクスは死んだ

 

 

私が居なければルクスは死ななかった

 

 

"私が居なければ"

 

 

―そうか、私が死ねばいいんだ

 

 

そうすれば、私のせいで誰かが傷つくことも、それでつらい思いをすることも無い。とても簡単な話だったんだ。そうと決まれば話は早い。そんな私の想いに応えてか腕に風が集まる。酷い話だ、初めて使えた攻撃魔法で自殺だなんて…

 

 

そう自嘲する私の、風を纏った腕を止めたのは

 

 

死んだハズのルクス(大切な人)だった…

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

あっぶねー…

俺の腹貫かれたくらいで自殺なんてするかね?普通。

…するか、俺もウェンディがそうなったら泣くしソイツ殺すね間違い無い。

というか、なんかウェンディ攻撃魔法使えてるな?無意識の産物か、それだけ死にたい想いが強かったのか、何にしても良い兆候だろう。…いや、後者だったら複雑だな。しかしこれならいつか『天竜の鉄拳』とか『天竜の咆哮』とか使えるようになるかね。…さて、現実逃避もほどほどにしておこう。

 

 

「る…ぐず…なんで…!いぎで…っ!」

 

 

「俺にも分からんが、元気ピンピンだぜ?」

 

 

嘘である。正直身体の調子はすこぶる悪い。魔力もほぼ無い。武器も無い。お腹も無いってかHAHA✩ブラックジョークにも程があるよね

 

 

「ごめ、んなさ…私の、せいで、お腹…!」

 

 

「ウェンディのせいじゃないだろ?俺が油断したから俺の責任、自業自得ってやつ」

 

 

「違う!わたしを…庇って、なければ…」

 

 

なるほど?だから"私のせい"ね…それにしても思い詰め過ぎな気がするが…さっき生えてきた()()()()()が原因か?まぁ、今はそれより…

 

 

「庇ってなければ…なんだ?ウェンディが大怪我、下手したら死ぬかもしれんのを黙って見てろと?」

掴んでいた腕を離し、向かい合い座りながら手を握って言う。

 

 

「そんな事するくらいなら俺は死を選ぶ。ウェンディを助けられない"(ルクス)"は"ルクス()"じゃない。」

 

 

「じゃあ、最初から私なんて存在しなければ…「その時は、俺はきっと死んでる」…なんでっ゙!」

 

 

「あの時、初めて会った時の事をお前はよく"あの時会ったのがルクスでよかった"って"救われた"って言ってくれるけどさ?俺もあの時救われたんだぜ?」

 

 

ハッと顔を上げて、心底意味が分からないという顔をするウェンディに言葉を続ける。正直心底恥ずいが…

 

 

「あの時…俺ももちろんガキだったからさ、親父が急に居なくなって寂しかったんだよ。そんな時お前と会って、お前を旅に誘った時も"これで寂しくない"なんて打算的な事考えて、そんな自分にを嫌悪して、一人で落ち込みそうだったんだけどさ、お前が…ウェンディがあんまりにも嬉しそうに笑うもんだから、俺の行いで誰かの助けになれてるって思えて、俺も救われたんだ。」

 

 

俺の顔は真っ赤だし、ウェンディは泣きっぱなしで、お互いひどい面になりながらも締め括る。

 

 

「もう一度言う。俺はお前に救われた、俺と出会ってくれてありがとう。だから思う存分、俺に救われてくれ。」

 

 

「…でも、それだとまた今回みたいに怪我しちゃうよ?」

 

 

「そうならない努力をより一層…とは思うけど、一人じゃ限度があるからな。」

 

 

仲間を頼れ、だよな?エルザ。

 

 

「強くなってくれよ。それこそ、俺と肩を並べれるくらいに。そうしたら、お互いがお互いに守り合えるから、俺の怪我も減るだろ?」

 

 

「無理だよ…私は、わたしはルクスみたいになれないよ…」

 

 

「やらなきゃ、また俺が怪我…下手したら死ぬかもな」

 

 

「ダメッ!それだけは絶対にダメッ!」

 

 

「だったら、強くなるしか無いな。大丈夫、ゆっくりでいいし、俺もいくらでも付き合うから…な?」

 

 

「うぅ…分かった。約束だよ?もう怪我しないって、特訓も付き合うって約束…」

 

 

「おう、約束だ。」

 

 

「「指切りげんまん嘘ついたら一週間口きーかないっ!指切った!」」

 

 

「「…」」

 

 

「「…ふふっ…あはははは!」」

 

 

なんだかこうやって二人でゆっくり話して、指切りするのなんて久しぶりに感じて、それが嬉しくて楽しくて、お互いに笑い合う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、ウェンディ。」

ひとしきり笑った所で話を切り出す。

 

 

「なぁに?」

ニッコリと、明らかに上機嫌である事を隠そうともして無いウェンディに癒され、思わず頭を撫でようと手を伸ばしかけるも、ここで撫でてしまっては話が進まないと、理性を総動員して手を止める。

 

 

「…撫でてくれないの?」

頭を差し出すウェンディ。

 

 

「…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良お〜〜〜〜〜〜しよしよしよしよしよしよしよしとってもとってもとっても可愛いね〜〜〜〜

 

 

「んぅ…」

おかわわわわわわ!おかわわわわわわ!

 

 

「るくすぅ…」

甘えるようにもたれかかってくるウェンディ

ふぁぁぁぁぁぁぁぁあ!

 

 

この時!ウェンディはいくつかの要素により無敵の人となっていた!

a.死んだと思っていた大切な人が生きていた嬉しさ!

b.その人が自分に救われていたという高揚感!

c.ここまでの戦いによる睡魔!

以上の要素a.b.からいつもの甘えたい想いがブーストされ、c.により破壊されたブレーキ!

賽は投げられた!

 

 

「ん…ぅ…るくす…ずっと、いっしょ…やくそく…だよ…」

 

 

「おう、約束だ。」 

そのまはま俺の肩にもたれかかってウェンディは眠ってしまった。

 

 

「で?私は置いてきぼりなわけ?」

 

 

「あっれ〜ウェンディ専用小姑型緊「はったおすわよ」ういっす。」

 

 

「…心配したのは、ウェンディだけじゃないのよ?私だって、アンタの事は家族みたいに思ってる。あんまり私とウェンディに心配かけさせないで…!あと、次ウェンディな泣かせたらモグわよ。」

 

 

「ナニを!?」

なんて、アホな会話をしてはいるがシャルルも不安だったのだろう、泣いた跡が残っていた。

 

 

「可愛いヤツめ〜このこの〜」

 

 

「ちょっ!やめなさいよ〜!」

頭をワシャワシャと撫でてやれば、口ではやめろと言いながらも満更では無さそうだ。

良お〜〜〜〜〜〜〜しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしy「おい」

 

 

殺気!?

 

 

「おい」

 

 

「はい」

 

 

「時と場合を考えろ、いいな?」

 

 

「…はい」

エルザ()怖すぎだろ

 

 

―――――――――閑話休題――――――――

 

 

 

 

「まぁ、とりあえずは生きていて良かった。」

とりあえず落ち着いて状況確認をする事になった俺達に、先ずはエルザがそう切り出した。

 

 

「しかし、その…腹は大丈夫なのか?」

 

 

「大丈夫な訳無いだろ?自分でも生きてるのが不思議なくらいだ。」

 

 

「ふむ、体調はどうだ?吐き気や目眩などは?」

 

 

「身体の調子は悪いし魔力も腹も無いが、それ以外は問題無い。」

 

 

「それ、問題あるって言うんじゃ無いかしら…」

 

 

「あい…」

 

 

「そもそも、腹無くなって何で生きてんだって話だしな」

 

 

「そんな事よりもっと大事な事あるだろ?あとグレイ服」

俺がそう言って「いつの間に!?」ヒビキに目を向けると心得たと言わんばかりに『古文書』を開く。

 

 

「皆も薄々気づいてるかも知れないが、あの光の柱。アレがニルヴァーナだ。どうやら何者かが封印を解いたらしい。」

 

 

「ニルヴァーナ?」

 

 

「あぁ、君は気絶して聞いてなかったのか。うん、まぁ危険な魔法って認識しておいてくれ」

 

 

「なんか気に障るが…まあいいや」

聞いてなかった俺が悪いしな。…ん?

 

 

「ちょっと待て、そのニルヴァーナってどんな魔法なんだ?」

 

 

「ソレは…教えられない。効果を知ってしまうとより効きやすくなる…というのかな。精神に作用する魔法とだけ伝えておくよ。」

 

 

「さっきまでのウェンディの様子がおかしかったのはソレか?」

 

 

「おそらくね」

 

 

「よし、ニルヴァーナの封印解いたやつに目にものみしてやる」

 

 

「…その事なんだが、私から話がある。あくまでも予想の域を出ない話だが、ニルヴァーナの封印を解いたのはジェラールだろう。」

 

 

「ジェラールというと…エルザさんの知り合いでルクス君のお兄さん、の可能性がある人ですか?」

 

 

「あぁ、ヤツは評議院にジークレインという思念体を送り込み、そこから情報を収集していた。評議院ならニルヴァーナについて知る機会もあるだろう。そして『六魔将軍』が破れた今、ニルヴァーナを復活させるのはヤツくらいだろう。」

 

 

そう言ったエルザの表情からは、とても複雑な感情が見て取れたが、本人は気にするなというスタンスらしいからスルーする(激ウマギャグ)

 

 

その後もヒビキを主体に今後の方針を立てていき、結果として手分けして2つの目標へ向けて行動する事になった。

 

[クリスティーナを探し、動くようにするチーム]

『青い天馬』全員+リオン、シェリー

 

[ジェラール及び謎の光の調査]

上の人以外全員

 

俺もクリスティーナの方へ行き、休息を取っては?とも言われたが、ジェラールとはしっかり話をつけなければ気が済まないと固辞させてもらった。

 

 

「では、各々目標へ向かうように。くれぐれも無茶はするな!」

 

 

「「「おーーー!」」」

 

 

…約何名か、この配役に疑問があったがエルザの号令後に意見するのは空気を壊してしまう、と遠慮した。別にエルザが怖いからじゃない、ないったらない。(byリオン

 

 

 

 

 

 

 

 




当作のウェンディは原作と少々性格や認識に違いがありますので、違和感持たれた方はそのせいです。そのせいです(必死)


これニルヴァーナいつ完結するんやろうか
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