ウェンディ絶対守護る系幼馴染くん   作::REX

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短めだよ


第九話 サブタイトルとは(哲学)

 

 

『3』

 

 

『2』

 

 

『1』

 

 

「「「うおぉ!?」」」

 

 

ヒビキのカウントダウンの最中、一行は強い衝撃で態勢を崩した。

 

 

『な!?ニルヴァーナが発射されて!?…え?』

 

 

『何!?ルクス殿がゼロに負けたのか!?』

 

 

『そんな…!』

 

 

『いや、違うね…ルクス君は無事だよ。』

 

 

『しかしニルヴァーナは発射されたのだろう?ゼロ以外に誰が…』

 

 

『『化猫の宿』の皆は!?無事なんですか!?』

 

 

『いや、皆落ち着いて聞いてくれ。』

 

 

その言葉に、ウェンディは絶望した様な表情になり、一行の顔にも影が差す。

 

 

『ルクス君がニルヴァーナを打ち消した。』

 

 

『『『…はい?』』』

 

 

まぁ、そんな空気は秒でぶち壊されるのだが

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

またまた時は遡り、こちらニルヴァーナ発射前ルクスは、『流星』+重力操作で『化猫の宿』のまで向かい、マスターと話をしていた。

 

 

「さぁさ皆さんお立会い!これより始まりますは、ビーム対ビーム!矛対矛ということで非常にお頭のお悪い戦いとなっておりまーす!」

 

 

「なぶら、早く逃げんか。」

 

 

「ナマ言っちゃいけねぇよマスター、逃げてないのはアンタもだろ?」

 

 

「これはワシ等への罰じゃ、逃げる必要は無い。」

 

 

「そうやって、()()()に何の説明も無しに消えるってか?ふざけんなよクソジジイ。自分(テメェ)のケツくらい自分(テメェ)で拭けや。」

 

 

「なぶら、言うようになったのぅ…。しかしもう手遅れじゃ、せめてお主だけでも逃げよ。」

 

 

「だからぁ、説明させるまでアンタを死なせる気は無いッつってんだろ?」

 

 

「しかし…」

 

 

「ま、見てロッテ」

 

 

そう言った俺はジジイの返答も待たずに外へ出る。視界の先には確かにニルヴァーナの砲身を捉えていた。

 

 

未だ『ドラゴンフォース』は解けず、重力と天体魔法を同時に使えている事に感謝しながら、その力を腹に集中させる。

 

 

身体からは黒いオーラが吹き出て、白い粒子が舞っている。その様子はまるで夜空に浮かぶ星々に見紛う程の美しさを纏う。

 

 

同時にニルヴァーナの砲身の光も一際強くなり、そのまま発射されたビームは当たれば即死どころか街一つは消し飛ばせそうだと、一目で分かる程の破壊力を持つ。

 

 

「名前、借りるぜ親父。『蒼竜の咆哮』ーーーッ!」

 

 

迎え撃つのは紺色の星…では無く、ルクス(ドラゴン)の咆哮。本来なら拡散され、威力が散ってしまう咆哮を重力で圧縮し放出する事で破壊力を上げている。その様子はさながら宇宙を疾走る流星や彗星にも見える。

 

 

ぶつかり合うニルヴァーナ(悪意)咆哮(意地)。しかし一瞬の拮抗も許さず、ニルヴァーナはその身体ごと貫かれた。…そう、()()()()のだ。

 

 

「…やべ、威力ミスった。」

 

 

「なぶらァァァァァァァァァア!?」

 

そんな俺のあまりにも情けない呟きは、マスターの絶叫に消えていった。

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

ルクス(戦犯)のうっかりにより貫かれたニルヴァーナはというと…

 

 

『ねぇ、凄い嫌な予感するんですけど…』

 

 

『奇遇だな、俺もだ(二回目)』

 

 

『全員避難だ、急げ!』

 

 

『うおぉぉ!ハッピー逃げるぞー!』

 

 

『あいさー!』

 

 

『ハッハッハ!流石ルクス殿だ!しかしこれはやり過ぎだろう!ハッハッハ!』

 

 

『皆の頭の中に避難ルートをインプットした!急いで脱出してくれ!』

 

 

「あんのバカルクス!私達が居る事分かってたわよね!?」

 

 

「ルクス大丈夫かな?」

 

 

「アンタは先ず自分の心配しなさいよ!」

 

 

「だって〜!あう!?」

 

 

「ウェンディ!?」

 

 

パッシブスキル『コケ癖』により転んだウェンディと、それを見て足を(羽)止めるシャルル。その時、ウェンディは頭上からの落石に気づいたものの、疲労からか動く事は出来なかった。このままでは良くても大怪我は免れないだろう。

 

 

(ルクス)がソレを許せばの話だが

 

 

予想される痛みに目を瞑っていた所、突然の浮遊感により驚いて目を開くとそこには…

 

 

「よ!元気か?ウェンディ。」

 

 

いつもと変わらないルクスが居た。

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

あの後、超特急でウェンディの下へ行き、紙一重の所で助ける事に成功した俺はそのままウェンディをお姫様抱っこし、シャルルはウェンディに持ってもらってニルヴァーナから脱出していた。

 

 

「おーい!こっちだー!」

 

 

「シャルルー!」

 

 

呼ばれて下を見てみれば、ウェンディ以外の魔水晶破壊班が集合していた。しかし、一人足りない。慌てて気配を探ってみれば、生きてはいる事が分かったのでホッと胸を撫で下ろし、ウェンディに一言断ってから下ろし、助けに行く。

 

 

「ん?ルクスは何を?」

 

 

「えっと…ジェラールを、助けに行ったそうです。」

 

 

「ジェラール!?ここに居たのかよ!?」

 

 

「って、そういえばニルヴァーナを復活させたのって…!」

 

 

「うむ、状況的にも恐らく間違い無いだろう。」

 

 

「ジェラール…!」

 

 

「あい、ステイだよナツ。」

 

 

「そうだぞナツ、急に襲って来たりしたらぶっ飛ばすからな。」

 

 

「そうそう、って…!」

 

 

「「「いつの間にーーー!?」」」

 

 

「ついさっきだよ」

 

 

如何にも今気づきましたと言わんばかりに驚く面々に、呆れたように呟くルクス。その背中には、緊張故か顔を強張らせているジェラールの姿もあった。

 

 

ジェラールを見た瞬間、穏やかとは言えない雰囲気が流れ出したのを察した俺は、即座に弁明及び事情の説明をしようと口を開き…ジェラールに静止されて留まる。

 

 

「ありがとう、ルクス。しかし、やはり事情は俺から話そう。ソレもまた、俺のすべき事のはずだ。」

 

 

そう言われては仕方が無いので、肩を竦めて了承の意を伝えてやれば、ジェラールはつらつらと語り出した。

 

 

自分にはここで目覚める以前の記憶が断片的に無い事、ニルヴァーナを『自立崩壊魔法陣』にて止めようとしたものの、ゼロに阻まれ気を失った事。…俺を助けた事だけ話そうとしなかったので、少し睨んでしっかり自分の口で「ルクスを身を挺して守った」と言わせてやった。

 

 

しかしと言うか、やはりと言うか、ジェラールの仕出かした事は大きかったのか警戒はされたまま、ジェラールの説明も半信半疑といった様子だ。

 

 

「前半は分からんが、俺はジェラールに助けられたし、ジェラールがいなければゼロには勝てず『化猫の宿』も守れなかった。そこは、加味してやって欲しいかな。」

 

 

俺がそう言ってグレイやルーシィ、ハッピーは警戒が薄れたようではあるが、ナツは何やら葛藤し、エルザの様子はちょっと分からん。

 

 

やがてナツは心が決まったのか、鋭い目つきでジェラールを見据えて…思いっきりぶん殴った。

 

 

…思いっきりぶん殴った!?

 

 

「お前が記憶を失ってるかどうかなんて関係無い。お前は『仲間(エルザ)』を泣かしたんだ。でも、お前のおかげで『仲間(ルクス)』は助かった。…だから、これで勘弁してやる。」

 

 

「…!ありがとう、ナツ。」

 

 

…なんだよ、カッコいいじゃねぇか

 

 

 

 

 

さて、ここからエルザとジェラールの感動の語らいが始まるのだが…それを邪魔するかのように近づく多数の気配。

 

 

「手荒な事をするつもりはありません。しばらくの間、そこを動かないでいただきたいのです。」

 

 

黒の長髪を後ろにまとめ、眼鏡をかけた"堅物"といった様子の人物。

 

 

「私は『新生評議院 第四強行検束部隊隊長』ラハールと申します。」

 

 

どうやらまだ一波乱ありそうだと、俺は少々うんざりするのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 




すまんな、もうちっとだけ(ニルヴァーナ編が)続くんじゃ



追記
今回の話ミス多すぎ…?(by翌日のワイ
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