「うねる蛇」さんが投稿されていた「機動戦士ガンダム:新秩序の終焉」を元にした新作を投稿するアームドと申します。
本作は「機動戦士ガンダム:新秩序の終焉」の物語から20年後、世界情勢が大きく変化した宇宙世紀0099年の世界を描く作品となります。
「機動戦士ガンダム:新秩序の終焉」を読んだ方も読んでいない方も、2つの原作「機動戦士ガンダム」「The New Order」の要素が合わさった新世界を楽しんでください!
宇宙世紀0079年、1月10日。
地球と宇宙を問わず、全世界の歴史に大きな爪痕を残した事件が起きた。
ジオン公国が実行したブリティッシュ作戦、「コロニー落とし」として知られる惨劇である。
ジオン軍が攻略したスペースコロニー「アイランド・イフィッシュ」を地球に落着させ、当時の敵国であった地球連邦を萎縮させて降伏に追い込むというのがジオン軍の目論見だった。
コロニーは地球連邦軍の妨害も虚しく地球に落着したが、この際に地球で時空の歪みが発生した。結果としてこの時、異なる時間軸の地球が本来の地球と入れ替わってしまったのである。
新しい地球とは、第二次世界大戦で枢軸国が勝利した時間軸の地球だった。当時は地球側も宇宙側も大きな混乱に見舞われ、日本・ドイツ・アメリカといった当時の地球での大国は対応に追われた。
だが、ローマで開かれた世界各国による国際会議を経て安定に向けて世界は動き出す。
それから20年、宇宙進出の気運が高まっている一方で、小規模な抗争は続いている。
「コロニー落とし」から20年。ドイツやジオンは大きな変革を経験し、日本やスペースコロニーは何度もの戦争の傷跡を癒そうとしている。
世界は平和に向けて歩み始めていたが、その平和が仮初めのものであることを人々は薄々と感じていた。
新たな超大国「ソビエト連邦」が主導して世界の主要国は抵抗勢力を掃討し続け、宇宙に残されたスペースコロニーの独立機運も高まりつつある。宇宙に進出した人類は、なお闘争の日々を続けることを余儀なくされていた。
0099年の世界では、ジオン共和国とソビエト連邦が世界の中心となる大国として影響力を行使している。
ソビエト社会主義共和国連邦
ソビエト連邦はドイツとの戦いでの敗北で多くの犠牲を出し、それはソ連の崩壊の原因の一つともなった。ドイツに敗北した後も赤軍や共産党の残党は戦いを続け、戦後も勢力を維持し続けた。崩壊したソ連政府も1960年代末には再建されている。
ブリティッシュ作戦後は地球連邦の軍事支援を受けてドイツとの力関係が変わり、1970年代に起きた西ロシア戦争(1950年代にも同名の戦争が起きたため第二次西ロシア戦争とも呼ばれる)によってドイツに征服されていた西方領土を奪回したことで主権回復がなされた。アメリカやイタリアでも冷戦を通じて社会主義政権が誕生し、ソ連は世界秩序の中心的存在となった。
ジオン共和国
ジオン公国が地球連邦との独立戦争を戦ったのは20年前。今や地球連邦はセツルメント連邦、ジオン公国はジオン共和国へと名前を変えている。
ガルマ・ザビ初代首相はジオン共和国の建国と発展を実現させたが、公国時代の影響は今でも残っている。戦災で崩壊した世界中のインフラ、新秩序に反抗して戦う各地の軍閥、各国政府への攻撃を続けるテロリスト。
かつて、ジオン公国軍は自らの戦いを「地球連邦の腐敗した支配に対する戦争」と説明していた。しかし、地球連邦の支配が終わった今でも戦争は終わっていない。
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