真面目な話をしますと、今回は短編話2つを1話分として投稿する予定でしたが、思ったより長くなったので分割です。
そういや、たまに「\ピンポーン/」みたいに半角スラッシュを使うんですが、何故か左スラッシュが「¥」として表記される事があります。調べたら、コードが同じなのが理由なんだとか。あ、一応補足するとパソコンとかスマホ全体の問題なので、このサイト限定の話では無いです。
金曜日の放課後。コマツールとの戦いから数日経ったが、あれ以降ワルインダーが表立って行動する事は無く、平和な日々を過ごしている。
まぁ表立って行動してないってだけで、何もしてない訳じゃないだろうけどな。ワルインダーの残りのメンバーは総帥、もといリュウの義姉だけだが、総帥の顔知ってるのはリュウだけだ。
俺やマホ達は相手の顔知らないから、例えば総帥がコンビニバイトしてようが、そこら辺歩いてようが俺達は気付けない。
一応俺にはテレパシーがあるが、通行人全員にテレパシー使うのはさすがに疲れるし、ずっとキョロキョロと辺り見渡してたらただの不審者だろ。
そもそも魔法世界で活動してる可能性もあるからな。俺のテレパシーの有効範囲は視界内の相手のみ。別世界になんて当然届かないし、相手に探ってる事がバレたら俺はパンチ一発で粉微塵になる自信がある。
同じ組織に居たアクロコに関してだが、総帥の顔は一度も見てないようだ。なんかこう、色々と不憫だなアイツ……まぁ仮に顔見てたとしても、外に連れ出せないがな。アクロコが生きてるの知られたら俺の家に突撃してきそうだし。あとアクロコは絵が下手だから、似顔絵も役にたたない。
「よし、ここで12コンボワニ!」
「えちょ、それはズルい!」
だから今は、ワルインダーの事は忘れてアクロコにどう勝つかを考えよう。
俺とアクロコは画面上から降ってくるブロックを揃えて、同じ色を4つ繋げてコンボを繋ぐパズルゲームをしていた。要はぷ〇ぷよとテト〇スを足して2で割ったゲームだ。
前までは実力差は殆ど無かったのだが、俺が学校行っている間に猛特訓したのか、劣勢になる所か蹂躙されてる。お前強くない? 今度ラン来たときは2VS1で挑むことにするか。
「あー負けた!」
「ワニャアに勝ちたいなら300年後にもう一度挑んでくるワニ!」
「人間はそんなに長生き出来ないんだけど?」
俺みたいに転生したり、人間は人間でも長寿な種族だったら話は別なんだろうけどさ。あとはリュウみたいに魔法で長生きしてる場合か。妖精はライヨウが5000歳超えだから、それより長く生きれるんだろうなぁ。
\ピンポーン/
「ん? 宅配便かな。ちょっと出てくる」
「行ってらっしゃいワニ~」
妖精と人間との寿命問題について考えていると、家のインターホンが鳴った。何か頼んだっけな? 食材とかは近所のスーパーで買ってるけど、それ以外はネット注文する事も多いからな。わりと忘れた頃に届くんだよなぁこういうのって。
俺は玄関の扉を開けた。
「はーい、どちら様ですか?」
「やぁ力男く」
俺は玄関の扉を閉めた。
よし、落ち着け。今のは気のせい、もしくは幻覚だ。玄関開けたらガク先輩が目の前に居るなんてそんな事……そもそも俺はガク先輩に家の場所教えてないからな。うん、取り敢えず見なかったことにしよう。
\ピンポピンポピンピンピピピピピ
「近所迷惑だろうがぁ!」
「君が空けないのが悪いだろう?」
「人の家にアポ無しで来るのが悪いだろう?」
玄関から回れ右をしようと思ったが、インターホン連打で対抗してきたガク先輩に俺は我慢出来ずに、玄関の扉を開けて抗議をする。
しかしまるで「自分は悪くない」と言う態度をするガク先輩に俺は頭を抱える。何があってもブレないなこの人……まぁ良いや。
「なんで俺の家の場所知ってるんだよ」
「調べたのさ」
「あぁ、うん。調べたのか……」
どうやって調べたかは聞かないでおこう。今の時代はネットで地図が見れる、もしかしたらそれでこの街の家を一件一件確認して、表札に俺の名字である『
「それで、何か用か?」
「いやなに。少し君の所で遊ぼうと思ってね」
「…………頭打った?」
「君は私の事をなんだと思ってのかね?」
俺はガク先輩のおでこに自身のおでこを当ててみるが、熱は無さそうである。てっきりこの前発熱&寝不足になってたから、数日経った今でも引き摺ってると思ったが、どうやら違ったようだ。
うーん。変に顔出してガク先輩に負担を掛けるのはと思って何をしなかったが、お見舞いに行った方が良かったか? 家の場所に関しては千里眼で何となく分かってるし。まぁあくまで「何時間も殆ど動いてない。多分家に居るんだな」程度のフワフワした情報だけど。
「取り敢えず上がってけ。飲み物はジュースか何かで良いかね?」
「お茶漬け以外でお願いしようか」
「いや、俺別に早く帰れと言ってないし」
俺は若干の罪悪感を帳消しするかのように、ガク先輩を家へと上げる。
ちなみにだが、来客にお茶漬けを出すのは「お前早く帰れ」と言う意味があったりする。まぁ実際にそんな言葉を使う人は殆ど居ないようだし、人によっては「ゆっくりしていけ」って意味で使うんだとか。
「おーいアクロコ。ガク先輩来たぞ」
「ワニ!? え、あ、あー……グ、グー。グー」
「寝たフリすんな」
実験に巻き込まれたくないと思ったのか、アクロコはどうしようか慌てた後に、突然バタンと倒れて寝たフリを始めた。いや、ガク先輩に見られてる時点で寝たフリしても意味ないだろ。
「ふむ。アクロコくんは寝ているようだね。それではその間に実験を」
「よく遊びに来たワニね! 何して遊ぶワニ!?」
アクロコは飛び起きて、ガク先輩に気を遣い始めた。
手のひらクルクルしすぎだろ。もしかしてお前の腕ってドリルで出来てる?
俺はアクロコの態度を苦笑いで見つつ、俺含めて2人と1匹用のお菓子とジュースを用意する。
「力男くん、何か遊ぶに対する提案はあるかい?」
「俺任せかい!? ならアレだ、ちょうどアクロコと遊んでたパズルゲームするか」
何も考えずに来たのかよガク先輩……そもそもなんで来たし。暇だったの? ならアポ取ってから来い、断らねぇから。
「私に頭脳で勝てるとでも?」
「ワニャアの強さを舐めるなワニ!」
「俺の実力を見せてやるか」
俺はジュースとお菓子を置き、ガク先輩へとコントローラーを渡す。そういやガク先輩はゲームに殆ど触ったことがないんだったなと思い、操作を教えてからゲームを開始する。
今までガク先輩に振り回されてきたからな━━━それが嫌か聞かれたら別にそんな訳じゃないし、なんやかんや楽しいけど━━━ここで鬱憤を返させてもらおう。文句を言うなよ、ガク先輩。恨むならゲーム経験殆ど無いのに、ゲームするのに賛同した自分自身を恨むんだな。フハハハ!
「つ、強いワニ……!」
「ふむ。中々に面白いね、法則を見つけただけでは勝てない。相手の行動を読んで連鎖する必要があるようだ」
「その高度な心理戦が出来るほど俺達上手くないんだけど?」
そう思ってた時期が俺にもありました。
どうなってるの? ねぇ、この人どうなってるの? このゲーム特有のルールに躓く事はあっても、操作に一切迷いが無いんだけど。迷わない所かさっきのアクロコよりも多い15コンボ出して俺達蹂躙してきたんだけど。
つーか心理戦が出来そうで面白い言ってるけど、それするのは中級者や上級者だから。俺達まだ強い技だけをブンブン振り回して遊んでるような初心者だから。
「おっとそうだ。手土産としてお菓子を持ってきたのだが」
「お菓子!? 早速食べるワニ!」
俺達を蹂躙するのがそんなに楽しかったのか。珍しく上機嫌なガク先輩が、ふと思い出したかのように鞄から手土産と称してお菓子を取り出してきた。
この人に手土産って概念あったんだな。いや、マナーはルール、礼儀を熟知しているのは知ってるけどさ。知ってるけど、この人が礼儀を尽くしてる場面見るとモノ凄い違和感がある。
「ただ、私としたことが、誤って元気になる薬を入れてしまってね。まぁ一度に何個も食べるようなマネをしなければ気絶はしないのだが」
「ワ、ニ……」
「伝えるのが遅かったようだね」
「アクロコー!?」
あぁ、うん。ガク先輩はガク先輩だったな。
ガク先輩の言葉を全て聞く前に、お菓子を何個も勢いよく食べたアクロコは気絶した。誤って入れた入ってるけど、絶対にわざとだよな!?
俺は床にタオルを引いて気絶したアクロコをそこに寝かせた。そして恐る恐る、ガク先輩の持ってきた手土産のお菓子を一つ食べるのであった。
あ、これ美味しいな。アクロコが何個も勢いよく食べるのも頷ける。何処で売ってるのこれ? え、あー……うん。両親が科学者で、その科学者付き合いで貰ってきたお菓子で、一箱数万円なのか。唐突にこのお菓子が重く感じてきた、よく味わって食べよ。
【次回予告】
ガク先輩の手土産のお菓子、美味しかったなぁ……ただし薬混入させたのはキレる。どんな間違えしたの? もしかしてまた誰か騙して実験体にしようとしてた?
全く……さて、次回の話はペンヨウが俺の家にやってくるぞ。ま、時間帯は夜なんだけど。夜に来るな、はや帰れお前。え、なに。俺と話がしたい? はぁ、仕方ないな。
次回:俺の
【第二回】好きなキャラアンケート
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超能 力男
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マホ・ツカエール/スカイブルー
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赤元 勇子/スカイレッド
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長神 咲黄/スカイイエロー
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恋路浜 緑/スカイグリーン
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ペンヨウ(マホの妖精)
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ライヨウ(勇子の妖精)
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フクヨウ(咲黄の妖精)
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クラヨウ(緑の妖精)
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アクロコ
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リュウ/スリュウ・コマツール
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アヤイト・コマツール
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ワルインダーの総帥
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草加 ラン
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力学 心(ガク先輩)
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陸上部の部長