【完結】俺のクラスメイトが魔法少女な件   作:のろとり

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 暗殺教室(原作終了後の潮田渚)×ひろプリの作品あったら面白そうだな~と最近思いました。
 教師としてヒーローになりたいと夢を持ってるソラの背中を押したり、空を飛べないとバカにされたツバサくんを見て自身の過去を交えて元気付けようとしたり、夢が無いましろんに自身が教師と言う夢を持った出来事を話したり、子どもを導く立場の先輩としてあげはさんにアドバイス送ったり……わりと組み合わせ良さそうだな。


第百三十八話 俺の友達が頼りになるな件

「「「変身!」」」

 

 ライヨウ達が復活した事により、再び変身出来るようになった勇子達は魔法少女へと変身をする。

 そして新たに魔法少女となったペンヨウ含め、たった5人で邪神に立ち向かう。世界を背負うにしては少ない人数かもしれないが、俺としては頼もしい5人(友達)である。

 

「力男、行ってくるセイ」

 

「夕飯までには帰ってこいよ~」

 

「遊びに行く訳じゃないセイよ!?」

 

 この5人なら何があっても大丈夫だろうと、俺は邪神の元へ向かうペンヨウ達に軽く声を掛けたが突っ込まれてしまった。

 

 …………邪神には前世からの因縁や恨みがある。俺自身の手で決着を付けたいのが正直な思いだ。だが俺はワニヨウからある事を学んでいる。

 過去(前世)に縛られたままだと前に進む事が出来ないと。だから俺はアイツらに託す。俺と言う過去の人物ではなく、今この世界で生き、明日(未来)を守る為に戦っている魔法少女達(友達)に。

 

「覚悟しなさい!」

 

 俺をその場に置いて、5人は邪神の元へ向かう。

 全快した緑は元気が有り余っているのか、他の4人を差し置いて一番最初に邪神へ攻撃を仕掛ける。

 マホ達の戦いを見るの、ワニヨウにファ〇チキ連呼して以来だから緑と咲黄の戦い方あまり知らないが、意外に緑って戦う時は喧嘩っ早くて脳筋なんだな。

 偏見だけど素手でリンゴ握り潰せそう。本人に言ったらリンゴの代わりに頭握ってきそうだから黙っとくけど。

 

「『スカイダブルハンマー』ッ!」

 

「このパワー……! やはり強力になっている。だが、この程度ならばッ」

 

 緑は片手に1本ずつ持ったハンマーを振り下ろすが、邪神は押されながらもそれを両手で受け止める。

 巨人が人間1人が振り回すハンマーに互角のパワーなのは、小学生相手に力負けする大人のように違和感のある絵面だが、それほどまでに緑のパワーが高いのだろう。

 

スカイグリーン()、頑張るセイ!」

 

「分かってるわ……よ!」

 

 そして互角のパワー勝負をしていた緑だが、ペンヨウの応援と共に力が増したのか邪神をさっきよりも押し始め、そのままの勢いでハンマーを完全に振り下ろして邪神を地面に押し潰した。

 

「ぐうぅ……さっきと違う。まるで我が過去に戦った魔法少女のように、より強くなっている!」

 

 邪神から見ても緑は強くなってるのか。

 ペンヨウが緑の応援してから力が増したってことは、ペンヨウ自身から何かバフを撒かれたって考えるのが自然か。

 っても、魔法少女になったばかりで力を完全に使いかなせるとは思えないけどなぁ……さっきだって無意識だったり、俺が誘導して元気パワー使ってたし。

 他に扱える能力と言ったら、妖精として魔法少女に力を分け与え……

 

「あっ」

 

 そうだよ、それがあるじゃねぇか。

 魔法少女として固有の能力は元気パワー使った回復とかの、無意識ながらもなんでも出来る能力だろうけど、それとは別に妖精としての能力として、魔法少女に力を分け与えるのがあるじゃねぇかよ。

 つまりアレか。魔法少女として覚醒したから、元気パワーを今まで以上上手く使えるようになって、尚且つ妖精の力を使って他の魔法少女の補助、要はパワーアップされる事も出来るってことか。

 

「我が敗北するなど、そんな事ッ」

 

「『スカイプレスバリア』ッ!」

 

「がはぁ!」

 

 緑の攻撃によって押し潰された邪神はその場から起き上がろうとするが、頭上からの勇子の巨大なバリアによって再度押し潰される。

 バリアと言う重荷を全身に受けながらも動こうとするが、あまりにも頑丈すぎるのが地面に倒れ付したままジタバタするだけで起き上がる気配は一切無い。

 

(聞こえるか咲黄。俺だ俺)

 

(え、あ……オレオレ詐欺!?)

 

(違ぇよ!? 力男だよ力男!)

 

 マホやペンヨウは俺の超能力(テレポート)を見てたから、急にテレパシー送っても「力男の不思議な力か」程度で流すだろうけど、咲黄は意識が曖昧で見てなかったな。驚くのも無理はない。

 

 けどオレオレ詐欺だと思うのは予想外なんだけど!? なんだよ脳内に直接聞こえてくるオレオレ詐欺って。聞いたことねぇよ!

 

(お前のそのリボン、マホの両手に巻けるか!?)

 

(うん、やってみる!)

 

「『スカイダイヤモンドリボン』ッ!」

 

 リボンを巻いて何をするのか、それを説明せずとも全てを理解してくれたのだろう。咲黄は何も言わずにテーピングをするかの如く、マホの両腕に頑丈なリボンを巻いていく。

 

(全力で邪神をぶっ飛ばせマホ!)

 

(任されました!)

 

「『スカイラッシュアタック』ッ!」

 

 そして俺の超能力を見ていた影響か、突然のテレパシーでも一切驚かずに、マホは邪神へラッシュを決めて、地面へめり込ませていく。

 

 そういや軽く流してたけど、全員新しい技覚えてるな。5人目の魔法少女が誕生したから覚醒して新技が使えるようになったのか、ペンヨウにパワーアップしてもらった結果使えるようになったのか……まぁその辺りは別に良いか。本人達もよく分からないだろうし。

 

「これは……」

 

「あ、お前ら大丈夫だったか?」

 

 俺がボコボコにされる邪神を眺めていると、邪神に遠くまで吹き飛ばされていたのだろう、ワタカラとリュウが俺の所にやって来た。

 

 俺達はペンヨウに回復してもらっていたが、ワタカラとリュウはその場に居なかった為、未だに身体がボロボロである。立っているのですら精一杯に見えるが、ここまで来れたのは邪神を倒すと言う意地があったからだろう。

 

「えぇはイ。義姉さんが守ってくれたのデ。それよりこの状況はなんですカ?」

 

「見ての通り、カクカクシカジカだ」

 

「カクカクシカジカでは何も分かりませんガ!?」

 

「頼もしい仲間が増えたんだよ。邪神がずっと警戒していた、5人目の魔法少女って仲間がな」

 

 その簡潔な説明で納得したのか、それとも納得はしないモノのそれ以上の説明は聞かなくて良いと思ったのか。リュウは俺に質問する事は無く、ワタカラと一緒に邪神と魔法少女の戦いを見守り始めた。

 

「貴様らに絶望を見せてやる!」

 

 魔法少女に好き放題されて頭にキたのか、これまで感情の起伏が薄かった邪神は初めて怒りの感情を露にし、空へ厄災を━━━前世の世界を滅ぼした時と殆ど同じモノを精製した。

 唯一違う点とすれば、それは世界を滅ぼすような全体的な攻撃ではなく、マホ達にのみ標的を絞った攻撃である所だろう。

 

スカイレッド(勇子ちゃん)。アレって防げそう?」

 

「厳しそうだけど……出来るだけやってみる!」

 

 さすがにパワーアップした状態でも、世界を滅ぼすような一撃を受け止める自信は無いようで、空を眺めながら冷や汗を一滴垂らす勇子。

 それでも諦めるつもりは更々無いようで、勇子は巨大なバリアを展開して厄災に立ち向かい、他のみんなはそんな勇子を助けようと一緒になって背中を押す。

 

「重ッい……!」

 

「ブルー達を助けに行くぞ」

 

「いや待て」

 

 しかし5人に成ろうとも世界を滅ぼす一撃を受け取るのは辛いようで、ジリジリと押されていく。

 その様子を見てワタカラはマホ達に加勢しようとしたが、俺は前に出ようとするワタカラに腕を出してその動きを静止させる。

 

「何故だ。今の私が協力した所で止められないとでも言いたいのか?」

 

「そうじゃねぇよ。ただ、ここはアイツらに任せたい」

 

「きっと力男さんには何か考えがあるのだと思いますよ義姉さン」

 

「…………分かった」

 

 ワタカラの手を借りるべきなんだろう。

 この行動は俺の我儘であり自分勝手なモノなのだろう。

 それでも俺はマホ達を信じている。アイツらなら世界の1つや2つ、ボロボロになりながらもちゃんと救って、いつものようにバカな事をする日常を取り戻してくれるだろうと。

 

「セイィ……こうなったらペンヨウの力をもう一度見せつけてやるセイ!」

 

「で、ですがペンヨウ。どうするのですか?」

 

「ペンヨウじゃなくてスカイフェアリーセイ!」

 

「自分でペンヨウと名乗ってましたよね!?」

 

「そんな事喋ってる暇は無いわよ!」

 

 コントすんな。

 俺たった今「お前らに任せたい」ってカッコ付けたんだけど。お前らなら大丈夫だろってドヤ顔でワタカラとリュウに言ったんだけど。それなのにピンチな状態でコントみたいなやり取りするとは思わねぇよ!

 

「…………任せテ、大丈夫ですカ?」

 

「何も言うな」

 

 うん、ホント。それ以上何も言わないでくれ。

 ちゃんとマホ達の強さ信頼してるけど、それと同時にこんな状態でもあんな事喋る奴等だってのを忘れてただけだから。だから恥ずかしくて赤くなってる俺の顔に視線を向けるな。

 

「なんでも良いから、早くッ……!」

 

「任せるセイ!」

 

(友達を、ペンヨウ達の日常を守る為なら)

 

「アレぐらい怖くないセイ!」

 

 ペンヨウが心の内で覚悟を強く持つと共に、勇子が展開したバリアとは別の、もう1つの巨大なバリアが厄災を押し返すような形で新たに展開される。

 そしてそれが展開されると、押され気味だったマホ達と厄災の力関係は逆転し、全ての厄災が降り注ぎ終わったのか力を失っていき、勇子とペンヨウの展開したバリアは突き破れる事無く、世界を滅ぼす一撃を防ぎきった。

 

「ペンヨウ。それって勇子ちゃんのスカイバリアだよね?」

 

「なんか出来たセイ」

 

「う~……なんか出来たで私の技を簡単に使われると、心に来るものが」

 

「はいはい。後で絆創膏貼ってあげるからそれで我慢しなさい」

 

「心の傷は絆創膏で塞がらないよ!?」

 

 ペンヨウはさらっと「なんか出来た」で流しているが、勇子の技が使えたのはきっと守りたいと言う強い思いに元気パワーが反応したのと、守ると言うのに一番適してると無意識に思ったのが、今までの戦いで見てきた勇子のスカイバリアだったのだろう。

 

 あくまで恐らくだから確証は無いが、ペンヨウはきっと他の……マホや咲黄、緑の技を、もっと言えば浄化技も使う事が出来るのだろう。

 

「…………たんだ」

 

「セイ?」

 

 自慢の一撃を防がれた事に邪神は俯き、何か小さく呟いた。俺の居る場所どころかそれよりも近くに居るペンヨウにも何を呟いたのはよく聞こえなかったようで、軽く首を傾げる。

 

 嵐の前の静けさと言った言葉が似合うような状況に、俺はこのアジトを消し飛ばすような行動に出る可能性を考え、近くに居るワタカラとリュウを連れてテレポートで逃げられるよう準備をする。

 

「我は、我は過去(魔法少女)を消す為にここまで来たんだ。それなのに、こんな……こんな事があってたまるかああああ!!!

 

 そして俺の準備が終わる頃に、邪神は心の内に堪っていたモノが全て爆発したのか、突如として耳を塞ぎたくなるような大声を発したのであった。




 軽く流したけど、今回出てきた「心の傷は絆創膏で塞がらないよ!?」って台詞好き。

 今回ペンヨウが強キャラに覚醒&魔法少女達が強化となってますが、まぁ別に最終決戦なんだし盛っても良いかな~感覚で書いてみました。特にペンヨウはこれまで一度も戦ってないですし、追加戦士なので強すぎぐらいがちょうど良いかな~と思ってます。


【超雑な新技説明】
スカイダイブハンマー→新しくハンマーが1本増えた。両手に持って凄い振り回す。
スカイプレスバリア→バリアで相手を押し潰す。ついでに強度も増してる。
スカイダイヤモンドリボン→めっちゃ固いリボン。しなやかさは無くなったけど、そう簡単には破けない強度を手に入れた。
スカイラッシュアタック→めっちゃ殴る。凄い殴る。沢山殴る。強い。

【第二回】好きなキャラアンケート

  • 超能 力男
  • マホ・ツカエール/スカイブルー
  • 赤元 勇子/スカイレッド
  • 長神 咲黄/スカイイエロー
  • 恋路浜 緑/スカイグリーン
  • ペンヨウ(マホの妖精)
  • ライヨウ(勇子の妖精)
  • フクヨウ(咲黄の妖精)
  • クラヨウ(緑の妖精)
  • アクロコ
  • リュウ/スリュウ・コマツール
  • アヤイト・コマツール
  • ワルインダーの総帥
  • 草加 ラン
  • 力学 心(ガク先輩)
  • 陸上部の部長
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