深紅の武人が住くD×D   作:あさやん&あさやん

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バトルシーンとのメリハリをつけなければなりませんし........................エロとギャグを『真面目』に書くって大変なんですね...........................




第九十八話

 

 

 

 

 

「う、う~~ん....................」

 

 

 

『赤龍帝の籠手』から意識を戻すと、俺はいつの間にか横たわっていた。後頭部には柔らかくて気持ちいい感触がある。

 

そして俺の目の前には立派な、それはもう世界遺産もかくやと言わんばかりの立派な山脈がそびえ立っていた。

 

 

 

「イッセー! あぁ、良かった、目が覚めたのね!!」

 

 

山脈の主は部長だった。

 

なるほど、この山脈は部長のお乳様だったか。どうりで見覚えがあると思った。

俺はどうやら部長に膝枕してもらっているらしい。後頭部に伝わる部長の太ももの感触はどんな高級まくらにも勝る逸品だ。

 

部長が山脈の頂から顔を覗かせ、俺を心配してくれる。

 

「はい。危ない場面もありましたが、呂布さんと、部長たちや皆のおかげで何とかなりました」

 

「っ、そう、上手くいったのね。よく頑張ったわね、イッセー。それでこそ『情愛』のグレモリー眷属、私の自慢の『兵士』よ!」

 

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥ!

 

 

部長は感極まったのか、涙目になりながら俺の頭を抱き締めてくる!

 

オッホォォォォォォォォォ!顔に伝わるこの胸の感触!!何度味わっても堪らない!! 俺の帰ってくるべき場所は『ここ』だったんだ!!!

 

 

「おかえり、一誠君。特に問題なさそうで安心したよ、ハハハハ」

「無事に戻ってこられて何よりです。でも、やっぱり最低です」

「アハハハ、何か行く前よりも元気ですね」

 

「ま、ある意味これが『平常運転』ってことだからな。だから朱乃、その『雷光』を抑えろ」

「........................................」バチバチバチバチッッッ

 

「イッセーくん、相変わらずだね」

「ああ。しかし、呂布も少しくらいはあんな風に積極的になってもいいんじゃないだろうか?」

「ゼノヴィア、そんな呂布さん想像できないよ」

 

 

「いいなぁ、兵藤。ウチの会長じゃ、あんなこと出来ないからな~~~」

 

「匙。それは私の、ごく一部分を指して言っているのですか?」

 

「いいいいいいいいいいいい!?な、ち、違いますよ、会長!!俺はただ!!」

 

「...................お仕置きです」

 

「そ、そんな!?か、会長、ちょっと待っ、ギィヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~~!!!」

 

 

匙の悲痛な叫びがこだまする。

 

愚かな、『おっぱい』に優劣をつけるからだ。

 

小さいおっぱい、大きなおっぱい、手のひらサイズのおっぱい。世の中のおっぱいは数あれど、そこには優劣など存在しない。

 

皆等しく愛すべき『おっぱい』なのだ!!!

 

そんなこの世の真理と至福を噛み締めていると、呂布さんが近づいてきた。

 

 

「戻ったか、一誠」

 

そうだ!呂布さんにちゃんとお礼をしないと!!

 

名残惜しいけど! ホンッッッットーーに名残惜しいけど!! 部長のおっぱいに別れを告げて立ち上がる。

 

 

「はい! 呂布さん!! 本当に、ありがとうございました! 呂布さんのおかげで怨念に打ち勝つことが出来ました!!」

 

「気にするな。礼なら、周りの皆に、言うといい」

 

「はい、もちろん部長たちにも感謝してます! それで、俺は『龍闘気』を使えるようになったんですよね?」

 

「少し違う。『きっかけ』が出来ただけ。モノに出来るかは、一誠次第」

 

なるほど~~~。要は使える条件は揃ったけど、実際に使えるかどうかは俺の努力次第ってことか!

よーーーし!早速やってみるか!! 呂布さんのアドバイスがあれば、きっと出来るはずだ!!!

 

すぐに出来なくったって、何度もトライしてやる! 『根性』だけはタンニーンのオッサンも認めてくれてたしな!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って思ってた時期がありました............................。

 

 

 

 

 

 

 

「ふぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎっっっっ!!!!」

 

 

 

現在、俺はドライグの魂から『龍闘気』を引き出そうと頑張ってるんだけど、全っ然引き出せない!!!

 

どれだけリラックスしても、力んでもダメ。せいぜい赤い湯気?のようなモノが出てくるぐらい。

 

おっかしいな〜〜〜? 『赤龍帝の籠手』の中では、ちゃんと感じられたのに。戻ってきたら、全く感じられなくなってしまった。

 

 

「頑張って、イッセー。まだまだこれからよ!」

「そうだよ、一誠君」

「イ、イッセー先輩、ファイトです!」

 

「そうですね。それに全く出ていない、ということではありませんし」

「あ~~~、確かに。何か赤い湯気みたいなのが出てますよね、ほんのちょっとだけ」

 

「つまり『龍闘気』を扱うプロセスは出来てるってわけだ。じゃあ原因は他にあるってことか?」

 

皆も励ましたり一緒に考えたりしてくれてるんだけど、どうにも上手くいかない。

 

ちなみにヴァーリは遠くで目を瞑って座禅を組んでいる。たぶん俺と同じように『神器』の中に潜ってるんだろう。

 

それに『龍闘気か、面白い!』なんて言ってたし。もしかしてヴァーリのヤツ、自力で『龍闘気』を会得するつもりなんじゃあ!?

 

あ、ありえる。アイツなら歴代の怨念とか力ずくで捩じ伏せそうだし。アイツもアイツでトンデモスペックだからなぁ。

 

 

「俺、やっぱり才能無いんでしょうか?」

 

そりゃあ、すぐに上手くいくとは思ってなかったけどさぁ。でも、さすがにここまでだとね。

 

「一誠の場合、足りないのは『才能』ではなく、『集中力』」

 

「ぐふうぉあ!!!し、『集中力』、ですか?」

 

俺がわりと真剣に凹んでいると、呂布さんが無表情でバッサリ言ってくる。この人、案外Sなんだな。

 

 

「コクン。『オーラ』と『魔力』も、『肉体』と『精神』が一致していないと、大きな力は出せない。

ましてや一誠は、『自分以外』のモノから、力を引き出さなければならない。その分、求められる『集中力』、も高い」

 

な、なるほど。つまり、今の俺は『龍闘気』を引き出すだけの『集中力』が足りていないってことか。

 

そういえばライザーとの試合の前に行った合宿で、朱乃さんに『魔力』について教わってたら『集中力が足りない』って言われたっけ。

 

けどそうは言ってもな~~~。『集中力』を高めるって、いったいどうすれば?

 

 

俺が頭を悩ませてると呂布さんが何かを思いついたかのように尋ねてくる。

 

「少し.考え方を変える。一誠は、更にか何か没頭出来るモノは、あるか?」

 

「? 『没頭』、ですか?」

 

「コクン、時間を忘れるほど、熱中出来ること、でもいい。何かあるか?」

 

熱中できること、かぁ。そりゃあ、あることにはあるけど........................でもな~~~。

 

「えっと............................」

 

「あるのか?」

 

「いや、まぁ、あるにはあるんですけど、そのぉ....................」

 

言えない! 特にこの人には!! もし俺が言ったことが広まったりでもした日には、その日が俺の命日になってしまう!!!

 

神々か、『蒼天の紅旗』か。もしくは朱乃さんの手によって!!!

 

でも、他に熱中出来ることって言われてもピンと来ないし。どうやって言えば........................。

 

 

「そりゃあ、イッセーが時間を忘れるほど没頭出来ることって言えば、ズバリ『エロいこと』だろう?」

 

「? エロいこと?」

 

「ああ、こいつの身体と精神はほぼ『エロ』で構成されてるからな♪」

 

俺が一生懸命頭を悩ませてると、横からアザゼル先生が口を挟んでくる。

 

あ~~~~!もうこの人は~~~~!!人がどうやって当たり障り無く伝えようか考えてるって言うのに~~~~~!!!

 

「............................エロいことか。具体的には?」

 

「え、え?ぐ、具体的にっすか!?」

 

ウソ!?そこ拾っちゃうの!? えっと、まず『おっぱい』は外せないだろ?

 

あ、でも単に『おっぱい』ってだけじゃ抽象的過ぎるよな。

 

具体的にって言うと『シチュエーション』や『服装』、あとは『どんな人か』で例えた方が良いのかな?

 

「何だ、呂布?イッセーの好みが知りたいのか?だったら良いモノがあるぞ?」

 

「良い物?」

 

「ああ、ちょっと待ってな♪」

 

アザゼル先生はそう言うと意地の悪い笑みを浮かべながら、訓練場から出ていった。

 

何だろう、スゴく嫌~~~な予感がする。

 

 

 

しばらくするとアザゼル先生は、数冊の本を持って戻ってきた。

 

「待たせたな。ほれ、『良いモノ』だ♪」

 

アザゼル先生がニヤニヤと笑いながら、呂布さんに持ってきた雑誌を渡す。呂布さんも不思議そうな顔で受け取り、パラパラと雑誌をめくる。

 

 

っっっっっ!?そ、それはーーーーーー!?

 

 

「これは?」

 

「フフン♪ イッセー秘蔵の『エロ本』さ♪随分と手の込んだ隠し方をしてたからな、よっぽど大事なモンなんだろうぜ♪」

 

そう、アレは俺が万難を廃し、やっとの思いで手に入れた珠玉の『エロ本』五冊! 海外産であるためか、なかなか入手が出来ないのを本屋のおっちゃんに頼み込んだんだ!!

 

このおっちゃんがまた頑固だったんで、三国志の『三顧之礼』に習って『AV 三個之礼』を持ってどうにか了承してもらった! そんな逸話のある逸品だ!!

 

よりにもよって、松田や元浜すらも唸らせたあの本を見つけるなんて! アザゼル先生、なんて恐ろしいんだ!!

 

 

「ふ~~ん、イッセーはこういうのが好みなのね」

「最低です」

「なんかこの本に出てくる女性、部長さんに似てません?」

「確かに。そう言われると、部長によく似てるね」

 

「ハァ....................まぁ、学校に持ってきてはいないので、大目に見ましょう」

「うっわ! 流石は兵藤。こんなモンまで持ってるのかよ!」

 

「なるほど。男というのは、こういうのに興奮するものなのか。こんな感じで迫れば、呂布も........................」

「ちょっとゼノヴィア!何企んでるのよ!!私の目が黒いうちは、呂布さんにそんなことさせないんだからね!!!」

 

 

やめて~~~~!!俺のトップシークレットが白日の下に~~~~~~!!!

 

「................................................」

ペラッ............ペラッ

 

しかし俺の叫びなど気にする様子もなく、呂布さんは黙々とエロ本を読んでいた。ブレないな、この人は........................。

 

そしてただひたすらにエロ本を読み続ける呂布さんに、とうとうこの人が動いた!!!

 

 

「もうっもうっもう!奉先様ったら!!そんな本を見るくらいなら、私を見てください!!

そんなのがいいなら、私がいくらでもシテさしあげますわ!!私ならその本のような....................いいえ、もっと凄いことだって出来ます!!!」

 

 

な、何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!

 

ま、まさか、あの『朱乃』さんが!? 学校では常に貞淑でイケメンたちからの告白も全て断るほど身持ちの固い、あの『朱乃』さんが!?

 

朱乃さんがあのエロ本のような、いや、もっと凄いことを........................イカンイカン、想像しただけで鼻血が出てきた。

横を見ると匙も似たような状況になっている。朱乃さん、なんて凄い覚悟なんだ!!!

 

 

「いや、自分のために、読んでるわけじゃないから、いい」

 

「っっっっっ!そ、そんなぁ」

 

 

断る呂布さん、もっと凄えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!

 

俺........いや、学校の男子生徒なら『総土下座』をしてもおかしくないほどの提案を断るなんて!!!

 

 

「む~~~~~~~~~~/////////////////////」

 

 

あ、今の朱乃さんスゴく可愛い!普段は大人びてる雰囲気の朱乃さんが、子どもみたいに頬っぺたをプクーって膨らませてる!! この表情だけでご飯三杯、いや五杯はいけるね!!!

 

その後も呂布さんは嫉妬している朱乃さんを他所に、俺のエロ本を読み続けた。

 

 

え〜〜〜っと、何、この状況?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「.....................ん、だいたい分かった」パタン

 

読みきった!グレモリーやシトリー、その他お年ごろの女子がいる中、目の前で! マジでこの人エロ本五冊も読みきったよ!!!

 

何ていう鋼のような精神力! これが『世界最強』ということなのか、俺とは次元が違いすぎる!!

 

 

でも、読み終わってくれて良かった。何せ、最初は可愛らしく嫉妬していた朱乃さんも、呂布さんが三冊目を読み始めたあたりから、段々と怒りの矛先を俺に向けてきた。

 

七冊、いや六冊目があったら俺の命は無かっただろう............................本当に良かった。

 

「それで?いったい何が分かったんだ、呂布?」

 

「その前に、確認したいことがある。リアス」

 

「は、はい!」

 

『俺の好みが分かったところでどうするのか』とアザゼル先生が尋ねるが、呂布さんは部長を呼ぶ。部長もいきなり呼ばれて困惑気味だ。

 

「最初に、『何か手伝えることがあるかもしれない』と、言っていたな」

 

「? はい、確かに言いましたが........................?」

 

「一誠の強化には、リアスの協力が、必要。だがそのためには、リアス自身、大変な思いを、することになる。それでも、協力出来るか?」

 

「っ...........................はい、私はイッセーの主です。イッセーが強くなれるのなら、どんなことでも耐えて見せます!」

 

部長、そこまで俺のことを........................やっぱり部長は最高だ! 最高の主だ!! どこまでもお供します!!!

 

 

「ん、では次に、一誠」

 

「っ、はい!」

 

「今から、『あること』を、確かめる。その結果次第で、イッセーは、『龍闘気』を、扱えるようになる」

 

「っっ!? ほ、ホントですか!?」

 

「コクン、だがそのためには、一誠自身、辛く苦しい思いを、しなくてはならない」

 

「っ....................それってもしかして、死ぬかもしれないってことですか?」

 

「フルフル、命の危険はない。ただ、あまりの辛さに、精神が、壊れる可能性がある」

 

それだけ辛い修行ってことか....................なら、全然OKだ! 『王』である部長があそこまで言ってくれてるんだ!! それなのに『兵士』の俺がビビっていられるか!!!

 

「はい! 部長が協力してくれるなら、どんな修行でも耐えてみせます!!」

 

「イッセー.....................ええ、一緒に頑張りましょう!」

 

「はい、部長!!」

 

 

「ん、わかった。なら、リアスはこっちに。アザゼルも」

 

「おれもか? まぁ、いいけどよ」

 

 

呂布さんは部長とアザゼル先生を連れていき、俺たちから少し離れた場所でヒソヒソと話し出す。

 

 

何、話してるんだろう?

 

 






一誠も少しずつ成長していますが、基本は『エロ』ですので、そこだけはブレさせないような形で強くするつもりです。

『蒼天の紅旗』との絡みもあって『エロエロ』は控えますが、『エロ』ぐらいなら『強くなればエエねん』的な感じで書くつもりです。

それでは皆さん、次回で♪
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