この≪幕間≫で今まで小出しにしていた色々なことの大部分を回収したいと思います。
やっぱり広げた風呂敷は畳まないと終われませんからね!
呂布さんの呂布さんらしさを再認識した俺は、冷や汗を掻きながらも何とか話題を変えようとした。
「と、とにかく、この子がこれから一緒に住むってことですよね!? いや~~~、こんな可愛い女の子と一緒に暮らせるなんて男冥利に尽きますよ! アハハハハ........................」
可愛い女の子は何人増えても構わない、むしろもっと増えてほしい!
そんな男の切なる願いを考えてるとアーシアさんがトコトコと俺に近づいてきた。
「兵藤一誠さん、ですね? 突然押し掛けることになってしまい、申し訳ありません」
いきなりこの家に住むことを律儀に謝ってくるあたり、この子の心根の良さが伺える。学園の女子にも見習わせたいくらいだ。
こんな良い子が『蒼天の紅旗』にいるなんて驚きだ。今までは俺たちを邪険にする人としか会ってこなかったからなぁ............................まぁ、原因は大概俺なんで仕方ないんだけどね。
「いや、謝んなくてもいいよ。俺の父さんと母さんも納得してるんだろ? だったら何も問題ないさ。
それにさっきも言ったけど、君みたいな女の子と一緒に暮らせるのは俺としては嬉しい限りだ。これからよろしく頼むよ」
俺は気にしなくていいと伝え、お近づきの挨拶がてら握手をしようと手を伸ばした。
ゾクッッッッッ!!!!
だがその瞬間、背筋が凍りつくほどの殺気を感じて後ろに飛び退いた!!!
「「「ガァァァッッッ!!!!」」」
突然アーシアさんの影から何かが飛び出してきて、伸ばした俺の腕を食い千切ろうと襲い掛かってきた!
「フェンリルさん! それにスコルちゃんとハティちゃんまで!?」
あ、危ねぇぇぇぇ! あと少し反応が遅かったら、腕が無くなってた............................。
見ると影から出てきたのは犬、いや狼か。銀色の狼が鹿ぐらいの大きさで一匹、大型犬くらいのヤツが二匹、アーシアさんを守るように囲んでいる。
「「「グルルルル........................!!!」」」
な、何だ、コイツらから発せられる殺気と威圧感は!? あ、足が震えて動かないっ!
コイツらはいったい....................................
「なっ、『神喰狼 フェンリル』だと!? 何でこんなヤツらがここに!?」
「せ、先生、コイツらのこと知ってるんですか?」
「コイツらはロキが生み出した魔獣の中でも、最強最悪の存在だ。何せコイツらの牙と爪は、あらゆる神を殺す力を持っているんだからな............................!」
っ、 神を殺せる牙と爪!? そんなの生きた神滅具じゃねえかっ!!!
「み、皆さん、私は大丈夫ですから! だから、どうか落ち着いてください!」
アーシアさんが必死に三匹を宥めようとするが、それでも殺気を滾らせたまま俺を睨み付けている!
この場にいる全員が最大限警戒する中、一番デカイヤツが一歩前に踏み出した!
だがその瞬間、神喰狼たちをも遥かに上回る威圧感が押し寄せてきた!!!
ギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッッッッッッッッ!!!!
「「「「!!!!!!」」」」
「........................アーシアの言うことは聞けと................言ったはずだ....................」
ガタガタガタガタガタガタ........................
「お前ら..................................俺に殺されたいのか?」
ク、クゥ~~ン................
威圧感の正体は呂布さんだった! 三匹とも呂布さんの殺気に当てられて服従のポーズを取っている。
確かにこの中であんなことが出来るのはこの人ぐらいなモンだけど........................でも、一睨みでこんな恐ろしい魔獣を黙らせるなんて、相変わらずとんでもない人だ。
「........................すまなかったな....................俺のペットが........................失礼した」
「あ、いえ................え、ペット? コイツら呂布さんのペットなんですか!?」
マジかよ。神すらも殺せる魔獣をペットにしてるとか、この人ホントにどんだけなんだよ。
「昔、呂布様がロキ様を返り討ちにした際に従えたと聞いてはいましたが........................私も実際に見るのは初めてです」
「そういや、会談の時に曹操がそんなことを言ってたな。確かその時にグラムとレーヴァテインも手に入れたんだっけか?」
あ~~~、そう言われればそんなことを駒王学園で言ってたような気がするわ。
つい最近のことなのに、その後の出来事のインパクトが強烈過ぎてて忘れてたよ。
「この三匹は..............アーシアの護衛だ..........普段は................こんなことはしない」
「え、そうなんですか? じゃあ何で俺が襲われたんでしょうか?」
「たぶん................一誠の煩悩に............反応した」
「ぼ、煩悩ですか。 確かに『龍闘気』を使うために常に興奮してるような状態ですけど、別にアーシアさんをそんな目では見てませんよ?」
今の俺の頭の中にあるのは部長の裸だけだ。そうでないと体を張ってくれてる部長に申し訳ないからな。
「だが....................煩悩を感じ取った神喰狼たちは.......................アーシアが襲われると思った」
「そ、そうなんですね....................何か、すみません」
「フルフル........................気にするな....................そうしたのは俺だ。
神喰狼たちには....................ちゃんと言っておくから....................もう大丈夫だ」
良かった、神喰狼たちについては呂布さんが上手く言ってくれるみたいだ。
これから一緒に住むというのに、常に襲われる恐怖に晒されるのはさすがに勘弁だからな。
「でもイッセーくん、アーシアさんに手を出したら冗談抜きで命が無いからね」
「ああ。私たち『蒼天の紅旗』もそうだが、何より呂布が黙っていないからな」
「え? それってどういうことだよ」
『蒼天の紅旗』や呂布さんが仲間を大事にしていることは知っている。
けど、あの温和な呂布さんまでもが怒るってことは、このアーシアさんはそれだけ重要な人物ってことか?
「そりゃあそうだよ。何たってアーシアさんは、呂布さんの『お嫁さん』なんだから」
「「「「ッッッッッッッッッッッ!!!!」」」」
イリナの言葉に俺たちはまたもや驚かされた! 呂布さんのお嫁さんって、例の神様たちが見繕ってるアレのことだろ!?
色んな勢力が協議していている最中だって聞いてたけど、このアーシアさんが『蒼天の紅旗』から選ばれたってことか!
「そ、そんな、気が早すぎますよ、イリナさん。まだ婚約の段階なんですから//////////////」
「なに言ってるの、アーシアさん! 婚約って言ったって、もうあとは式を挙げるだけじゃん。
それだって今はバタバタしてて出来てないけど、落ち着いたら超ド派手にやるつもりなんだから!」
「そうだぞ、アーシア。聞けば各勢力も正式な伴侶が決まっていなかったり、決まっていても顔合わせが出来ていないって話じゃないか。
つまり現状、アーシアだけが正式な妻ってことだろう?
少なくとも私たち『蒼天の紅旗』や呂布はその認識だぞ。なぁ、呂布?」
「....................コクン」
「そ、そうなんですか。エヘヘ♪ ありがとうございます、スッゴく嬉しいです♪」
『呂布さんの唯一の妻』というパワーワードにより、身体中から花とハートを撒き散らしながらクネクネしているアーシアさん。
よっぽど呂布さんのことが好きなんだな~~~、コッチも見ていて微笑ましく思うよ。
気づけばさっきまで緊張感が漂ってたのに、いつの間にか空気が和んでいた。
凄いな、これがアーシアさんの『魅力』か。その場にいるだけで平和な空気を生み出す計り知れない母性、確かに呂布さんの伴侶にピッタリだ。
そうして皆がアーシアさんがもたらした和やかな空気に浸っていると........................不気味な笑顔をした存在が三つ、アーシアさんに近づいてきた。
「アーシアさん、後ほどお時間をいただけませんか♪」
「私たち、アーシアさんと物凄く仲良くなりたいんですの♪」
「ええ。是非とも呂布様との馴れ初めなどをお聞かせいただけませんか♪」
「え? 皆さん、私と仲良くしてくださるんですか!?」
「「「もちろんですっっっ!!!」」」
「わぁ♪ まさか日本に来て、こんなに早くお友達が出来るなんて........................ありがとうございます、私も是非お話ししたいです♪」
朱乃さん、タマモさん、ロスヴァイセさんの言葉に感激しているアーシアさん。
あの三人の言葉を疑うこともせず、そのまま受け取るとは....................なんて素直な子なんだろう。この子はきっと人を疑うということを知らないんだろうな。
喜んでいるアーシアさんには悪いが、俺たちには分かる....................................アレは『見つけた獲物を絶対に逃さないハンターの目』だ!!!
アーシアさんが『呂布さんのお嫁さん』と聞いた瞬間のあの三人の目はまさしくハンター、いや【捕食者】の目だった!
だが、あの三人はすぐに己を律し阿吽の呼吸で結託。その後、何食わぬ顔でアーシアさんに近づいた!
それにしても、あの神喰狼ですら感知できないほど巧妙に意識を隠すとは........................何て恐ろしい三人なんだ!!!
本来ならここでアーシアさんに注意の一つでもしてあげるのが親切なんだろうけど、そんなことしたら別の意味で俺たちが狩られる!
だから皆、気づいていても何も言えない........................すまない、アーシアさん。無力な俺たちをどうか許してほしい。
「それで呂布。そろそろ肝心の『リゼヴィムを倒す訓練』というのを教えてくれないか?」
俺たちが心の中でアーシアさんの無事を願っていると、シビレを切らしたかのようにヴァーリが尋ねた。
っ、そうだった! アーシアさんとオーフィスの登場で話が逸れたけど、その話をしてたんだった!!
呂布さんだって、リゼヴィムの【神器無効化】については知っているはず。
なのに、俺とヴァーリならリゼヴィムを倒せるって考えてる根拠は何だ?
「........................リゼヴィムの【神器無効化】には....................弱点がある」
「「「「ッッッッッッッッッッッッ!!!!」」」」
そう言うと呂布さんは、自分が見抜いたリゼヴィムの【神器無効化】について話し出した。
俺たちは呂布さんの話に聞き入りながらも、この人の戦闘センスの高さに深い畏敬の念を覚えた............................
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「........................................というわけだ」
俺は前回見たリゼヴィムの【神器無効化】の特性について、自分なりの分析と対応策を皆に話した。
皆は俺の話を静かに聞きつつ、口をポカーンと開けている。
うーーん、あの口の開き方を見てると何かを入れこみたくなる。飴玉だと喉に詰まったら大変だし........................グミでも常備しておくか。
「まさか....................あのリゼヴィムの能力がそんな方法で攻略出来るなんて....................」
「ああ。だが、呂布の話を聞いて俺も思い当たる節がある....................クククク♪ リゼヴィムのヤツめ、ざまぁみやがれ。呂布のことを舐め過ぎたな♪」
「呂布殿には同じ戦法は二度と通じないことは知っていました。
ですが、それでもあの能力を初見で見抜くとは................信じられません..................」
「まぁ、それも呂布の戦闘センスあってのものだがな。実際、リゼヴィムの能力を知っている俺やアザゼルですら、そんな攻略法があるとは思いもしなかった」
「さっすが、師匠! あんな状況でも冷静に敵の能力を分析してたんですね!!」
いや、別に初見ってわけじゃないからね? リゼヴィムの【神器無効化】については元々原作で知ってたし。
後は実際に目で見て、自分の中の知識との細かい違いを修正・整理しただけだから。
「そういうわけで....................一誠とヴァーリには................特別な訓練をしてもらいたい」
「はい!」
「ふっ、ヤツを倒せるのなら喜んで受けよう」
リゼヴィムを倒せると聞いて、やる気満々に返事をする二人。
あのヴァーリですら燃えているあたり、皆よっぽどリゼヴィムに腹を立ててるんだろう。
だが、それは無理もない。あんな『ゲス』という言葉が意思と形を持ったようなヤツなんて早めに処すのが、『世のため、人のため、自分のため』だからな。
【ゲス・即・斬】。これこそ世界万物の真理にして、立場も種族も異なる俺たちが唯一共通した絶対なる正義よ。
「訓練にあたり...................特別な相手を..............連れてきたから....................待っていてくれ」
俺は上の階で気絶している............ゲフンゲフン、寝ているアイツを起こすため、リビングを出た。
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呂布さんがリビングから出ていき、手持ち無沙汰になってしまった俺たち。
それにしてもリゼヴィムの能力を一発で見切るなんてな~~~。
俺なんかブッ飛ばされただけだったのに....................皆も呂布さんの凄さに興奮している。特にヴァーリなんかは不敵な笑みを浮かべていて、ちょっと怖い。
だが呂布さんが出ていってしばらくすると、一瞬俺たちの身体が強ばった!
ギィィィンッッッッッ!!!!
な、何だ、今の殺気は!? ほんの一瞬だったけどとんでもない殺気が上から降ってきたぞ!?
「い、今のって................呂布さん、だよね?」
「うん、いつも浴びてるからすぐにわかるよ」
「でも、何で上の階から呂布さんの殺気が?」
あまりにも不意のことだったため、危うく意識が持ってかれそうになったけど........................確かに今のは呂布さんの殺気だった。
俺やシトリーなんかは毎日のように晒されてるからな、嫌でもわかる。
けど、何でまた上の階から呂布さんの殺気が降ってくるんだ!?
俺たちがこの場に似つかわしくない殺気に困惑していると、呂布さんが戻ってきた。
見ると黒い衣装に身を包んだ男性が一緒にいた。金色と黒色が入り乱れたロングヘアーで、目は右が金で左が黒という珍しい特徴を持っている。
もしかして、あの人が訓練相手か?
「........................待たせたな.............クロウ、挨拶」
「....................好敵手よ、あの起こし方はどうかと思うぞ?」
「........................いつまでも................寝ている方が................悪い」
あの起こし方って、俺たちが訓練中に気絶しそうになるとやる『アレ』か!?
確かに『アレ』なら眠気だろうが気絶だろうが一発で目覚めるけど........................何も寝ている相手にやることないでしょう。
「気絶させたのはお前だろう。ったく、まぁいい。俺の名は【クロウ・クルワッハ】だ」
「「「「「ッッッッッッッッッ!!!!」」」」」
へぇ~~~、『クロウ・クルワッハ』さんって言うのか、珍しい名前だな。
でも何で皆は驚いてんだ? 普段はクールなあのヴァーリまで目を開いてビックリしてるみたしだし。
「なっ、『クロウ・クルワッハ』だと!? そんなバカな、お前はずいぶん昔に滅ぼされたはずだ!?」
「ふん、別に滅ばされたわけではない。ただキリスト教の介入が鬱陶しいから、しばらく姿を眩ませていただけだ」
「アザゼル先生、この人のこと知ってるんですか?」
「........................【三日月の暗黒龍 クレッセント・サークル・ドラゴン】クロウ・クルワッハ。ケルト神話の魔神『バロール』の元眷属で戦いと死を司るドラゴンでな、その強さと凶悪さから『最凶の邪龍』と呼ばれている」
いいいいいいいっっっっ!? こ、この人がドラゴン!? しかも邪龍って、マジかよ!!!
確かにドラゴンの気配はする。しかもこの感じ....................俺もそうだけど、恐らくヴァーリよりも強いぞ!! それこそ呂布さんやサーゼクス様のように『強さ』の底が見えない!!!
『ほう、これはまた珍しいヤツと再会したもんだ。しかもこの気配、ずいぶん鍛えたみたいだな』
『ああ。だがこの強さ、恐らく我らの全盛期を超えているぞ』
「久しいなドライグ、それにアルビオン。俺はドラゴンの行き着く先を見たい。そのためには強さが必要だった、ただそれだけのことだ」
マ、マジか....................全盛期のドライグたちって神様や魔王様よりも強かったんだろ?
そのドライグたちよりも強いって、さすがは呂布さんが連れてきただけのことはあるな。
「....................ドライグとアルビオンの................言う通り................強さは保証するから................安心していい」
「そりゃあ二天龍よりも強いってんなら、いくら『倍加』させても勝てねえだろうし『半減』も効かねえだろうけどよ............................。
そもそも、いったいどうやってコイツを従えたんだ?」
「アザゼルよ、俺は従っているわけではない。これは『契約』だ」
「コクン................戻ってくる途中で....................闘いを挑まれた。
だから................負けたら勝った方の言うことを聞くという条件で....................闘った」
「ふぅ、『アレ』を『闘い』と呼んでいいかは微妙だがな。
何しろ開始早々に一撃で気絶させられたのだから」
あ、この人も呂布さんにワンパンでノされたクチか。『邪龍』って言っても、そこだけは何か凄く親近感が湧くよ。
「ハァ、早い話が『力ずくで言うことを聞かせた』ってわけか。確かにドラゴン相手なら、これ以上ないくらいの確実なやり方だな............................」
アザゼル先生が呆れながらも、どこか納得した様子だ。でも、それで納得出来てしまうのが呂布さんの呂布さんたる所以だよな~~~。
しかし、いくら『力は力を呼ぶ』って言っても、そんな都合良く出くわしたりするもんなのかね?
それに何だか二人の様子を見ると、昔からの顔見知りっぽいし。
「あの~~~、ちなみにお二人ってどんな関係なんですか?」
「....................子どもの頃................アイルランドを旅していたら................出会った。
それ以降は....................たまに会っては................闘っている」
「もっとも俺がいくら修行して挑んでも、一撃で倒されてしまうのだがな。
そんなことを繰り返していたら、いつしかこの有り様というわけだ」
あ~~~、要するに『喧嘩仲間』ってわけね。クロウさんは自分の目的のために強くなっては、その強さを呂布さん相手に試してるってことか。
何だかヴァーリに似てるよな。ただヴァーリの場合は、呂布さんと闘うのは最後と決めているみたいだけどね。
でも、このクロウさんがドライグたちよりも強いってことは実質の『No . 4』ってことだろ?
オーフィスやグレート・レッドとは闘うのは難しいだろうから、実力的には呂布さんへ挑む権利はあるわけか。
そんなことを考えていたら、当のヴァーリがクロウさんに近づいていった。
「なるほどな。クロウ・クルワッハ、お前も呂布を狙っているのか。
だが、残念だったな。呂布を倒すのはこの俺だ、お前には譲らん」
「そうはいかん。ドラゴンの行き着く先、それは我が好敵手を倒した先にこそあるはずだ。誰にも渡すつもりはない」
「なら、今のうちに決めておくか。どちらが呂布と決闘する資格があるか」
「止めておけ、今のお前では俺には勝てん。もし挑むというなら、容赦は出来んぞ」
『止せ、ヴァーリ。お前もわかっているはずだ。この男は強い、訓練ならまだしも決闘では勝ち目がない』
「........................まぁ、いい。呂布に挑むまでに倒さなくてはならない相手が一人増えたまでのこと。目的が同じなら、いずれ戦うことになるだろう。
今回は呂布の厚意に甘えさせてもらうとしよう」
アルビオンに忠告され、おとなしく退いたヴァーリ。さすがに今の実力では勝てないと悟ったみたいだ。
確かにいくら神滅具でも、あまりにも実力がかけ離れていると能力は通用しないもんな。
今は強くなってリゼヴィムを倒すことを優先したんだろう。
それにしても、努力で天龍を超えた邪龍かぁ....................確かに修行相手としては、これ以上ないくらいだよな。
よぉぉぉぉぉしっっっ! 『譲渡』の修行をしつつ、対リゼヴィム用の技を早く会得しないとな!!
こうして俺とヴァーリは通常の修行に加えて、呂布さん考案の特別な訓練を行うことになった。
『神喰狼』と『クロウ・クルワッハ』を出すタイミングをずっと伺っていたのですが、なかなか見つかりませんでした。
ようやく出せて一安心してますwww
それでは皆さん、次回で♪
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