朱乃編、ついに完結です。ただ幕間については、まだ続きますのでお付き合い願います。
呂布様がレイヴェルの料理を選んだ!? そんな........................それじゃあ朱乃の気持ちはどうなるの!?
呂布様と添い遂げるため、あんなに努力してたのに....................これじゃあ何もかも水の泡じゃない!!!
思わず隣にいるお兄様を見ると、凄く悲しそうな顔をされていた。
無理もないわ、お兄様をはじめとする四大魔王様は朱乃の気持ちを知っている。
だからこそ、朱乃を推薦してくれたのだ。それなのにこれじゃあ、魔王様たちも立場が無い。
一方のレイヴェルはというと、自分の料理が選ばれたことに満面の笑みを見せている。
これで呂布様の伴侶はレイヴェルに決まってしまった....................................。
しかし、私たちが悲壮に暮れる中............................朱乃だけは毅然とした顔で呂布様を見つめていた。
既に呂布様と結婚する道は絶たれたというのに、朱乃はいつも通りの落ち着いた様相だったのだ。
........................どうして? どうして朱乃は、あんなに平気そうでいられるの!?
これで呂布様と結ばれることが出来なくなってしまったのというのに、どうして............................?
私は朱乃の様子に疑問を抱くが、それでも司会者が非情にも勝者の名を上げようとする。
『決着ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!
「深紅の武人の伴侶」を決める最終選考、ついに決着がつきました!
数多くの候補者を下し、見事最後に選ばれたのはーーーーーーーー』
「待て」
司会者がレイヴェルの名を呼ぼうとした瞬間、突然『待った』が掛かった!
司会者を呼び止めたのは............................呂布様だった。
『え、えっと~~~、いかがされましたか、呂布様? 何かお気に召さなかったでしょうか?』
「........................俺は....................レイヴェルの勝ちとは....................一言も言っていない」
ザワザワザワ............................................
『え? いや、でも、レイヴェル選手の皿を選ばれましたよね?』
「........................『どちらが美味いか』と聞かれたから....................レイヴェルの皿を選んだだけだ」
? どういうことなのかしら? レイヴェルの料理の方が美味しかったのに、レイヴェルが『勝者』じゃないって........................?
呂布様の言葉に会場がざわめいていると、解説のバラザンが呂布様の説明に捕捉を入れる。
『つまりだ。呂布殿は司会者の「どちらが美味いか」という質問に答えただけであって、課題である「どちらが好みか」という質問に答えたつもりはないと言っているのだ』
「「「「「っっっっっっっ!!!!」」」」」
っ、なるほど! 確かに司会者は『どちらが美味しかった』と聞いていた。
しかし、これは厳密に言えば課題にはそぐわない聞き方だ。
課題の通りに聞くのであれば、『どちらが好みだったか』と質問するべきだった。
だから、呂布様は司会者がレイヴェルの名前を上げようとたところを止めたのね。
じゃあ、やっぱり呂布様が選んだのは................................!
『ゴホン、え~~~、失礼いたしました。私の質問が今回の課題に沿ったものではなかったことをお詫びいたします。
それでは改めてお尋ねします。呂布様、≪どちらが好みの料理≫だったでしょうか! お答えください!!』
司会者が自分の誤りを正し、再度呂布様へと聞き直す。呂布様は先ほどと同じように、何も言わずに食べ終わった皿を指差した。
呂布様が選んだのは....................................朱乃の皿だった!!!
『勝負ありーーーーーーー! 呂布様が選んだのは姫島選手の料理です!! 最終選考に勝利し、見事伴侶に選ばれた姫島選手に、皆さま盛大な拍手をお願いします!!! 』
ワァァァァァァァァァァァァァァッッッッッ!!!!!
司会者が朱乃の勝利を宣言すると会場から割れんばかりの拍手が起こり、ファンファーレが鳴り響く。
私とお兄様、そしてグレイフィアも朱乃に向かって、拍手を送った。
良かった....................やっぱり呂布様は朱乃を選んでくれた!
本当に良かったわ!! おめでとう、朱乃。ようやく貴方の願いが叶ったのね♪
朱乃の望みが叶ったことが、まるで自分のことのように嬉しい。あまりの嬉しさに私は泣きそうになってしまう。
お兄様もグレイフィアも朱乃の想いが報われて微笑んでいる。お兄様や他の魔王様にも感謝しないとね。
他にも良い候補者がいたはずなのに、朱乃を推薦してくれたんだから。
「お待ちくださいっっっっ!!!!!」
しかし、会場が朱乃を祝うムードの中、突然レイヴェルが声を張り上げた!!!
会場にいる全員が怪訝な目でレイヴェルを見る。けれど、当の本人は周りの目など一切気にせず、呂布様へと近づいていく。
「っ.......................どうしてですか................どうして私の料理ではダメだったのですか!?
私は世界最強たる御身に相応しい料理を作りました!
呂布様も『これ以上ない料理』だと仰ってくださいました!!
それなのに何故........................私の何がいけなかったのですか!!! 」
レイヴェルが目に涙を浮かべながら、呂布様へと詰め寄る。
よっぽど呂布様の妻になりたかったのね、今にも泣きそうだわ。
確かにレイヴェルの言う通り、私もその点が気になっていた。
呂布様は『レイヴェルの料理の方が美味しい』とハッキリ仰っていた。けど、呂布様が選んだのは朱乃の料理だった。
呂布様が『朱乃が作った料理だから』という理由で忖度するとは思えない。
だとしたら、何か相応の理由があるはず。呂布様が朱乃の料理を選んだ決め手とは、いったい何だったのかしら?
レイヴェルの悲痛な叫びにより、先ほどまで盛り上がっていた会場は水を打ったかのように静まり返る。
会場が静寂に包まれる中........................呂布様がゆっくりと口を開いた。
「........................確かに........................レイヴェルの料理は....................朱乃の料理よりも....................遥かに美味かった」
「っ、それならば何故っ!?」
「..........................この勝負は............................」
「『どちらか美味いか』を競うものなのか?」
「ッッッッッッッッッッ!?」
「フフ、流石は呂布様ですね。課題の本質を理解されております」
呂布様の答えにレイヴェルも困惑している。課題は『呂布様好みの料理』を作ること。
それって呂布様が『より美味しい』と感じる料理を作ることだと思っていたけど、違うということなのかしら?
観客だけではなく、私もお兄様も呂布様が何を言っているのかが分かっていない。
でも、グレイフィアだけは呂布様の言った意味を理解しているみたいだった。
「グレイフィア、それはどういうことだい?」
「暫しお待ちを、私よりも相応しい方が説明してくださいます」
お兄様が尋ねるもグレイフィアは答えなかった。そしてグレイフィアの視線は朱乃へと注がれていた。
会場がざわめく中、今まで何も言わずに静観していた朱乃が前に出てきた。
グレイフィアだけではなく、会場にいる全員の視線が朱乃に集中する。
「レイヴェルさん。今回の課題は『奉先様好みの料理』........................言い換えるなら、『奉先様が毎日でも食べたいと思う料理』を作ることが大事なのですわ」
「『毎日でも食べたいと思う料理』................................ッッッッッ!!!」
「....................気が付かれたようですわね。奉先様の仰る通り、レイヴェルさんの料理は極上の料理でしたわ。ですが....................『美味し過ぎる料理』というのは、いずれ食べ飽きてしまいます。
レイヴェルさんの料理では味が強すぎて、とても毎日食べられるような料理ではなかったのですわ」
っ、そういことか! レイヴェルの料理はエビ百尾分の旨さとコクが濃縮されたもの、さながら高級料理店のような味わいだった。
けど、高級料理店の味というのは毎日食べるようには出来ていない。
だから『味』の上ではレイヴェルの勝ちであっても、『課題』から見れば朱乃の勝ちになったのね!
そしてグレイフィアが気付いたのは、朱乃と同じように『大切な人に尽くしたい』という想いがあったから。
グレイフィアが普段メイドをやっているのは、お兄様の立場を慮ってのこと。
大切な人のことを心から想っているからこそ、『好みの料理』という意味を正しく捉えていた。
朱乃が『課題』の意味を説明すると、今度は呂布様が朱乃の料理について説明する。
「一方、朱乃の料理は....................美味いが『美味すぎず』....................味も穏やかで................毎日でも食べられる................優しい味になっていた」
そして呂布様は、朱乃の料理の工夫についても詳しく説明してくれた。
呂布様が言うには、朱乃は≪麻婆豆腐≫に使われるはずの『挽き肉』の代わりに『大豆』を。『辣油』の代わりに『エクストラ・ヴァージンオイル』を使っていたらしい。
下茹でした大豆を潰して味つけ、そして油で軽く揚げることで『挽き肉』の代わりとしていた。
さらに使う油を『辣油』から『エクストラ・ヴァージンオイル』にすることで、油のしつこさを抑えていた。
『大豆』と『エクストラ・ヴァージンオイル』。
この二つを使ったことで、重くなりがちな≪麻婆豆腐≫が軽くて毎日でも食べられる味に仕上がっていたそうだ。
そして『毎日食べる』ことを想定し、体に優しく栄養価も高い料理になっていたと言う。
「うふふ♪ 流石は奉先様ですわ。貴方様なら、きっと気づいてくれると思っていました♪」
「....................朱乃の料理は....................すぐ分かる」
「まぁ♪ うふふ、ありがとうございます//////////////」
........................何という二人なのだろう。課題の本質を見誤らず、朱乃の料理の工夫を見抜く『呂布様』。
そして、その呂布様を最後まで信じ抜いた『朱乃』。
この二人が強い絆で結ばれていることを会場にいる誰もが理解していた。
レイヴェルもそのことを実感したのか、その場に力無く座り込み項垂れてしまう。
残念だけど、課題の意味を理解していなかったのが敗因になってしまった。
そういえば、解説のバラザンが最初に『課題をどう解釈するかが重要』って言っていたわ。
アレはそういう意味だったのね、流石は冥界屈指の料理評論家だわ。
「わ、私は....................『深紅の武人』に、世界最強の御方に、相応しい料理を作ったはずなのにっ.......................」
ついに堪えられなくなったのか、とうとうレイヴェルは泣き出してしまう。
しかし、涙を流すレイヴェルに朱乃はそっと近づいた。
「レイヴェルさん。貴方は『深紅の武人』としての奉先様ばかりを見て........................【呂布奉先】様を真に理解されていなかったのではないですか?」
「........................え?」
「確かに奉先様は『世界最強』の御方ですわ。ですが、何もかも『最上の物』を用意すれば喜んでもらえると思うのは間違いです」
「っっっっっっ!!!」
普通の料理勝負であれば、レイヴェルの勝ちだっただろう。呂布様の好きな料理勝負であっても、なおレイヴェルが勝っていただろう。
だけど『呂布様が毎日でも食べたくなる料理』であれば、呂布様のことを知っているだけではダメだ。
肩書きや称号ではなく、【呂布奉先】個人と正面から向き合い、理解していないとそんな料理は作れない。
「私もかつては奉先様の『力』に魅せられ、虜となっておりました。その結果、私の中にあった『愛情』が『依存』へと変わってしまったのです。
今のレイヴェルさんは、あの時の私によく似ていましたわ」
強大な力により、純粋だった想いが変質する。以前、朱乃がオーディン様に言われたことだわ。
朱乃も同じ状態だったからこそ、レイヴェルの間違いに気付いたのね。
「奉先様に『依存』しきってしまった私は周りのことなど気にも留めず、ひたすらに自分の想いを奉先様にぶつけておりました。
奉先様のことを理解しようとはせず、只々自分のことしか考えていなかったのです」
「........................................................」
「でもそんな私を、奉先様は身を呈して救ってくださいました。私の歪んだ想いすらも、奉先様は理解しようとしてくれたのです。
そんな奉先様のお姿を見て、私はようやく自分の過ちに気付くことが出来ました」
「呂布様が....................................?」
「コクン。奉先様の献身的なまでの『愛』が無ければ、私はずっと『愛情』と『依存』を履き違えたままの愚か者だったでしょう」
朱乃が呂布様に告白したことで、神々の怒りにより朱乃だけではなく周りの皆まで滅ぼされそうになった。
神々から私たちを守るため、そして朱乃の想いを理解するため............................呂布様はその人生を代償としなければならなかった。
呂布様の行為は、まさしく『愛』以外の言葉では言い表せないだろう。
そんな呂布様の姿を見て、朱乃は自分の想いが利己的なものでしかなかったことに気付いた。
『自分が傷つく覚悟が無ければ、相手の全てを受け入れることは出来ないこと』。
『相手の全てを受け入れなければ、相手の気持ちは絶対に理解出来ないこと』を朱乃は呂布様に教えていただいたのだ。
そして、それこそが『本当の愛』なのだということを................................。
もしレイヴェルが呂布様とちゃんと出会えていたのなら、結果は変わっていたかもしれない。
呂布様と関わることが出来たかどうか、それが二人の運命を分けたのだろう。
「っ........................結局、私は他の候補者と同じ。呂布様の『強さ』しか見ていなかったということですわね........................」
「レイヴェルさん................................」
「っ、おめでとうございます、朱乃様........................呂布様の前で、これ以上の醜態を晒すことは出来ません。私はこれにて失礼させていただきます」
レイヴェルも納得をしたのか、ゆっくりと立ちあがり去ろうとする。
「............................待て....................レイヴェル」
だが、去りゆくレイヴェルのことを呂布様が呼び止めた!
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悲しげな後ろ姿を見せながら立ち去っていくレイヴェルを見て、頼みたいことがあった俺は彼女を呼び止めた。
それにしても.......................重いよ、キミたち!!!!
何で料理勝負に負けたからって、そこまで人格否定されなきゃならないの!?
料理なんて美味しく、楽しく食べられればそれでいいじゃん!!!
『食戟の○ーマ』や『美味○んぼ』じゃないんだから、料理で負けた相手にそこまで言うことないでしょ!!!
せっかく美味しいご飯にありつけたのに、後味がスッゴく悪いんですけど!?
「あの....................呂布様?」
美味なる余韻を台無しにされてオコな俺のことを、レイヴェルが怪訝な顔で尋ねてくる。
おっと、ゴメンゴメン。俺から話しかけていて黙ってるのは失礼だよね。
レイヴェルを呼び止めたのは、是非とも頼みたいことがあったからだ。
まぁ、『頼み』と言っても俺の個人的な都合なんだけどね。
「レイヴェル....................『蒼天の紅旗』に................来ないか?」
「「「「「!!!!!!!!」」」」」
「わ、私が、『蒼天の紅旗』にですか!?」
そう、これがレイヴェルに頼みたかったことだ。実は以前より、曹操から『俺の行動を管理・把握出来るような人物』。
つまりは、秘書やマネージャーみたいな人をつけたいと言われていた。
俺としても自分のスケジュールを管理してくれたり、コミュ障な俺の言葉を通訳してくれるような人が欲しかったのでちょうど良い提案だった。
けど、なかなかピッタリな人がいなかったので、誰か良さげな人がいたら連れてきて欲しいって頼まれてたんだよね。
レイヴェルなら原作でも一誠のマネージャーをやってたし、能力的には問題ないだろう。
それに会ったことの無い俺の好みをあそこまで知っていたからね。
もしかしたら、今日みたいな美味しいご飯を作ってくれるかもしないし(これ重要)♪
「ですが、呂布様! 『蒼天の紅旗』は人間、もしくは異形と人間のハーフでのみ構成されていると聞いております。
そんな方々の中で、私のような『純粋な貴族悪魔』が入ってもよろしいのでしょうか!?」
「........................大丈夫だ....................『蒼天の紅旗』と言っても................レイヴェルには俺専属の................秘書をやってもらいたい」
「私が................呂布様の秘書........................」
聖書陣営、特に悪魔のことを『蒼天の紅旗』の皆は嫌ってるからね。
さすがに一緒には仕事をさせられないでしょ。
でも、俺専属の秘書ってことであればギリギリセーフ?だと思う。
それに曹操からは、別に『人間』とは言われてないからね。
【唯才是挙 たださいのみ、これあげよ】。『蒼天の紅旗』の理念であり、優秀な人材は出自・性別・年齢を問わないという意味だ。なら、『種族』も関係ないはず。
これでゴネるようなら、『マニフェスト違反』ってことでストライキしてやる。
「........................すぐに返事をしろとは................言わない。
考える時間を「いいえ! このレイヴェル・フェニックス、全身全霊をもって呂布様の秘書をさせていただきますわ!!!」...................」
おっふ....................考える時間をあげるから、検討してくれたら嬉しいな~~~って言おうとしたら即答されたよ。
でもまぁ、引き受けてくれたなら良かった。これで曹操にせっつかれずに済む。
「じゃあ後で....................レイヴェルの実家に行くから................少し待っていてくれ」
「はい! お待ちしておりますわ♪」
やっぱり『蒼天の紅旗』に連れていくわけだから、ちゃんとご両親には挨拶をしないとね。
あっ、でも何て挨拶すればいいんだろう? 『娘さんをください』? いや、これじゃあ結婚の挨拶だ。
う~~~~ん....................まぁ、そこんところは後で考えるとするか。
それより今は朱乃のことだ。いよいよ覚悟を決める時が来たか....................................
俺が朱乃に向き合うと、朱乃は目を潤ませなら待っていてくれた。
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「........................待たせたな....................朱乃」
奉先様が今、『私』のことだけを見てくださる。ようやく....................ようやくこの時が来たのね。
聖書陣営の代表として、誰に憚られることなく奉先様の妻になれるこの時が............................。
長かった....................本当に長かった。幼少の頃に奉先様に救われたあの日から、私は奉先様と結ばれるために生きてきた。
でも、再会した時には奉先様は手の届かないところへ行ってしまわれていた。
あまりにも遠すぎる距離に周りからは諦めるようにも言われた。
何とか近づこうとするも、近づけば近づくほど自分でも知らないうちに、私の中の『愛情』が『依存』へと変貌していった。
せっかく奉先様が私のことを覚えていてくださったのに、私は奉先様に相応しい女ではなかった。
ただの自分勝手な『恋することに夢見る子ども』でしかなかった。
それでも奉先様は私のことを見てくれていた。私は奉先様のことを見ず、自分のことしか見ていなかったというのに。
「奉先様、覚えていらっしゃいますか? 『私には奉先様に伝えたいことがありますが、今はその時ではない』、と........................」
「........................コクン」
「あの時お伝え出来なかったこと、ようやく貴方にお伝え出来ますわ////////////////////////////」
前回の時とは違う。紛い物なんかじゃない、『本物』の私の気持ち....................................
「奉先様、愛しております。この気持ちは決して、『依存』から来るものではありません。
奉先様と出会い、一緒に過ごす中で育まれた....................私の、【姫島朱乃】の『本物の気持ち』ですわ/////////////////////」
今はこれでいい。もし伝わらないなら、何度も伝えよう。言葉で足りないなら行動で、行動で足りないならまた言葉で。
何度も何度も伝えよう。この気持ちが伝わるまで何度でも......................../////////////////////
奉先様は私の告白を静かに聞いてくれていた。そして........................私をギュッと抱きしめてくれた!!!
「........................待たせてすまなかった................俺を好きになってくれて.....................ありがとう」
「っ~~~~、奉先様! 謝らなければならないのは私の方です!! ごめんなさい、奉先様!!
私のせいで貴方様の人生を狂わせてしまった................ごめんなさい、奉先様! でも........................それでも愛しております!!!」
「俺も................これからの人生................朱乃のことを全力で愛していく」
「はい................はい!! 私も奉先のこと、もっと愛していきます!!!」
奉先様が私のことを生涯愛してくれる........................何度この時を夢見ただろう、何度自分の不遇を呪っただろう。
どれだけ奉先様と一緒にいても、『私』という器は決して満たされることはなかった。
だって、私はあくまで『候補者』。本当の意味で奉先様の妻ではなかった。
だから奉先様の妻であるアーシアさんが抱きしめられているのを見て、凄く羨ましく思った。
何度願っただろう、何度望んだだろう....................奉先様の腕に抱かれる、この瞬間を。
ああ........................やっと『ここ』に来れた。この気持ちは絶対に、紛い物なんかじゃない。
奉先様.............................../////////////////////
「「愛してる/愛してます」」
互いに何も言わずとも、言葉が重なり、心が重なり............................唇が重なった。
とりあえず朱乃については、今後は特に波乱が起こることはありません。
以前お伝えしましたが、ヒロインは呂布に『恋愛感情』を持っているキャラに限定しています。
なので『敬愛感情』のキャラは外していますため、レイヴェルは呂布のマネージャーポジションに落ち着きました。
ちなみにレイヴェルにはこの後やってもらうことがあります。
そういった意味でも、マネージャーポジションは都合がいいんですよね。
それでは皆さん、次回で♪
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