深紅の武人が住くD×D   作:あさやん&あさやん

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今章も今話で終了です。ただ多人数視点のため、若干読みづらいかもしれませんがご了承願います。

次章がいよいよ最終章となります。





第百九十話

 

 

 

「よっしゃあーーーー! パワー全開だぜ!! ありがとうございます、ナイチンゲールさん!!!」

 

 

俺、匙、ヴァーリ、サイラオーグさんは消耗したエネルギーをナイチンゲールさんに回復させてもらっていた。

 

それにしても................俺たち四人を同時に回復させたばかりか、本来であれば一時間のインターバルを入れないといけない俺の『龍女王』のエネルギーまで回復させちまうなんてな。

 

流石『蒼天の紅旗』なだけはあるぜ!

 

 

「ナイチンゲールさん、ありがとうございました!」

「流石の腕前だな、これで俺もまだまだ戦える」

「ナイチンゲール殿、感謝します!」

 

「いえ、私は医療部隊の隊長としてするべきことをしたまでです。一応、全快にはしましたが無理はなさらないでください。それでは私は別の怪我人を診に行ってきます、ご武運を」

 

匙たちもナイチンゲールさんにお礼を言うが、当の本人は特に偉ぶることもなく別の怪我人の下へと歩いて行った。

治さなきゃいけない怪我人が他にもいる中で、俺たちを優先的に回復させてくれたんだ。ナイチンゲールさんにはとにかく感謝だな!

 

 

「よっし! それじゃあ、部長。俺たち、早速行ってきます!」

「ええ、思う存分戦ってきなさい。私たちの分まで頼んだわよ、イッセー!」

 

「会長、行ってきます!」

「無理はしないでくださいね、匙」

 

 

俺と匙は皆に行ってくるように伝えると、激励や心配を受けながらも送り出してもらう。見るとヴァーリもサイラオーグさんもそれぞれの仲間から似たように送り出してもらっていた。

 

けれど俺たちが戦場に向かおうとしたところで、治療の途中でやってきた周瑜さんが今の戦況を教えてくれる。

 

 

「既にほとんどのリリンは殲滅した。残るは『庭園』に攻撃をしている連中だけだ。お前たちには防衛部隊と共に付近のリリン共を掃討してもらいたい」

 

「「「「ッッッッッッッッ!!!!」」」」

 

マ、マジかよ!? もうそんなに倒したってのか!? いくら呂布さんの炎で新しいリリンが生まれなくなったとは言っても、早過ぎだろ!?

 

 

「ッ、ウソ!? あのリリンの軍勢を、この短時間でそこまで倒したというの!?」

 

「っ、流石は『蒼天の紅旗』。『チャクラ』・『覇気』・『六式体術』の練度が私たちシトリーとは比べ物になりませんね」

 

「当然だ。もっとも、それでもまだ2万ほど残っているがな」

 

「2万って...........この要塞は大丈夫なのかよ? この要塞は神器だろ? ヤツらは神器に対して耐性と特効を持っているんだぜ?」

 

100万ほどいたリリンたちが残り2万ほどということに部長たちは驚くが、逆にその2万でこの要塞が攻められているってことだ。

アザゼル先生の言うように、この要塞が神器ならリリンたちによって落とされてしまうかもしれない。

 

 

「失礼な。我が神器『虚栄の空中庭園 (ハンギングガーデンズオブバビロン) 』はただの神器ではない」

 

 

俺たちが要塞の心配をしていると周瑜さんの後ろから黒髪ロングの女性が現れた。

 

胸の大きさは周瑜さんに劣るけど、それでも十分スタイルは抜群と言える。それに真っ黒なドレスが妖艶な魅力を醸し出していた。

 

「セミラミス、どうしてここに? 『庭園』の管理はどうした」

 

「既に自動操縦・自動運行に切り替えておる。『庭園』内であれば、どこにいてもその場で操作出来るわ」

 

「セミラミス.........『バビロニアの黒い女帝』さんのお出ましか。つまりこの要塞は『バビロンの空中庭園』ってわけだな」

 

「そういうことだ、堕天使総督殿は理解が早くて助かる。もっとも、妾は子孫に過ぎないがな」

 

いきなり現れたセミラミスさんにアザゼル先生が興味と関心を示すも、セミラミスさんはどこ吹く風かと言わんばかりに軽く流す。

 

セミラミスって人のことはよく知らないけど、『バビロンの空中庭園』は俺もTVとかで聞いたことがある。確か世界の七不思議に数えられていたはずだ。

 

 

「それで? 『ただの神器とは違う』って話だが、具体的にどう違うんだ?」

 

「ふん、他勢力の其方たちに詳しくは教えられないが................端的に言えばこの神器の構造そのものを改造することで、妾の『魔術工房』と化しているのよ」

 

「「「「っっっっっっっっ!!!!!」」」」

 

 

なっ、神器を改造しただって!? そんなことが出来るのかよ!? 呂布さんは神器を組み合わせたり、色々と手を加えていたけど................呂布さん以外に神器そのものを改造できる人がいたのか。

 

「そのため、この神器は妾そのものであり、攻めも守りも妾の『力』が上乗せされている。神器の単体能力しか無効に出来ん『神器無効化』など恐れるに足らんわ」

 

「神器そのものを改造するって、マジかよっ!? 『蒼天の紅旗』はそこまで神器の研究が進んでんのか!!!

...............なぁ、ちょっとでいいからお前たちの研究資料を見せてくれねえか?」

 

「よさないかアザゼル。すまない、セミラミス殿。今のはどうか聞き流して欲しい」

 

アザゼル先生でも神器を研究はしているが、神器そのものに手を加えるようなことは出来ていない。そんな研究者気質のアザゼル先生から見れば、『蒼天の紅旗』の研究資料なんかは宝の山だろう。

 

でも、『蒼天の紅旗』にそんなものを要求すれば間違いなく神様たちが黙っていない。サーゼクス様もそれが分かっているため、必死になって止めている。

 

 

「と、とりあえず、この要塞が落とされることは無いってことだよな? なら俺たちはリリンたちに専念しようぜ?」

 

「あ、ああ! そうだな!!」

「やれやれ、少しは空気を読めないのか」

「うむ、今は俺たちのやるべきことを優先だ」

 

好奇心を抑えられないアザゼル先生についてはサーゼクス様が諫めてくれているので、俺たちはその間に要塞に纏わりついているリリンたちを倒しに向かう。

 

 

 

要塞を守っている結界付近まで着くとセミラミスさんが結界の一部を解除し、俺たちが結界の外に出るとすぐに結界を塞ぐ。本当にこの要塞に関しては自由自在なんだなぁ。

 

そして俺たちが結界の外に出ると、要塞を攻撃していたリリンたちがすぐに向かってきた! 俺は『龍女王』、匙は『龍王』、ヴァーリは『魔龍皇』、サイラオーグさんは『覇獣』と各々のMAXフォームになって迎撃する!!

 

 

俺は『透過』を使い、クリムゾンセイバーでリリンたちの『神器無効化』をすり抜けて切り裂いていく! 他の三人も自分なりのやり方で『神器無効化』を攻略していた!!

 

やっぱりこういう危機的状況だからこそ、呂布さんの修行の凄さが身に染みるな!!!

 

 

俺たちが次々にリリンたちを撃破していくと、『蒼天の紅旗』の人たちも続々と防衛に参加してくる。

みるみるうちに消えていくリリン、あれだけいたリリンも残すはごく僅か。

 

 

そうして最後の一体が倒されたところで................リリスの様子が急変した!!!!

 

 

 

 

 

『Ahaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!』

 

 

 

 

遥か遠くで呂布さんの炎に呑み込まれているリリスが雄叫びを上げる!!! っ、たく、毎度毎度なんつーバカデカい声で叫んでやがんだ!!!!

 

俺だけじゃなく、周りにいる『蒼天の紅旗』のメンバーもリリスの咆哮に身体が硬直してしまう! ようやく身体の硬直が解けたところで、俺たちが目にしたのは................自らの身体を変化させていくリリスだった!!!!!

 

 

ゴキッバキャッゴギッメキャッバキッゴキッ..................!!!!!

 

 

離れていても聞こえる耳に響く鈍い音を鳴らし、リリスの身体が変化していく。足は蛇の胴体のように一つに纏まり、翼の数がミカエル様と同じ十二枚になる!!

 

まるで蛇の怪物『ラミア』みたいだ!!!

 

 

 

『AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!』

 

 

 

変化が完了したのか、リリスは天を見上げながら再び雄叫びを上げた。だがその叫び声はさっきまでの女性らしさは完全に消え失せ、まさに獣の咆哮だった。

 

アレは..................『龍』だ。初めて見る形ではあるけど、あの姿は間違いなく『龍』だ!!!!

 

『龍』と化したリリスが翼を羽ばたかせると呂布さんの炎を吹き飛ばしてしまった!!! そ、そんなっ、翼の羽ばたきだけで、あの炎を消し飛ばしちまうなんて..................!

 

 

「まさか.............『自己進化』したのか! 呂布の炎を無効化出来るほどにっ!?」

 

呂布さんの炎を吹き飛ばしたことに流石のヴァーリも驚いている! 『自己進化』って、ロキが言っていたアレか!?

リリスのヤツ、自分を進化させて呂布さんの炎に対する耐性を手に入れたってのか!?

 

マ、マズいぞ!! 呂布さんの炎が効かないのなら、またリリスの泥からリリンが生まれてきちまう!!! しかも今度生まれてくるリリンは進化して、より強力な個体のはずだ!!!!

 

俺の悪い予感は的中し、リリスは泥から新たなリリンを生み出してきた! しかも今度は大量に!!

あの数、たぶん百や千じゃ足りない! 万は余裕で超えている!!!!

 

『リリス』から炎の耐性を与えられ続々と出現するリリンの軍勢、それは今まで倒した数を補って余りあるものだったが..................何故か『蒼天の紅旗』の皆は静かに呂布さんの背中を見守っている。そこには驚愕はあっても恐怖というものは無いように思えた。

 

 

『AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!』

 

 

皆がどうして取り乱していないのか疑問に思っていると、リリスの泥は呂布さんとリリスを中心に広がっていく!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<それは闇に書かれた歴史。どこにも届かず、どこにも帰れず>

 

 

呂布さんが戦っている場所、俺の目が届く範囲内の地上はほとんど泥で埋め尽くされてしまった!!!

 

 

<律法は無に、穏健は闘争に、平らな大地は山岳に。全て溶けて混沌と化せ>

 

 

今度は呂布さんの周囲を数え切れない魔方陣が包囲する! もはや蟻の這い出る隙間も無いくらいにビッシリと魔方陣で埋め尽くされてしまった!!

 

 

<真実こそ時の娘、ならば虚妄は闇の娘。逆巻く時間は嵐のように過ぎ去る>

 

 

憐憫を感じさせる美しい声が戦域全てに響き渡る。こんなに危機的状況だってのに、俺は思わずその声に聞き入ってしまった。

 

 

<あなたが愛しい、ただ愛しい...............なので闇に紛れて狭間に消えて>

 

 

愛情を謳いながらも相手の破滅を謳う。そんな矛盾を孕んでいても、その声は紛うことなき『愛』に溢れていた。

 

 

<あなたが憎い! あなたが憎い!! あなたが憎い.................!!! 闇に落として押し潰しましょう、だから暖かく死になさい>

 

 

深い愛情を感じさせる声音から一転、今度は燃えたぎるような憎しみを込めた声が聞こえてくる! まるで『この世全ての憎悪』をぶつけられているようだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<さようなら................ただのヒト..............>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪虚妄は闇の娘(イシャー・ラーアー)≫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『愛』『憎しみ』、そして最後は永遠の別れを惜しむかのような『悲しみ』。

 

聞いている俺たちですら同情するような悲哀を込めた声と共に、リリスの目から涙が光ると....................火山が噴火するように地上の泥が竜巻となって天へと昇っていった!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

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「呂布様っ!!!」

「呂布殿っ!!!」

「呂布っ!!!」

 

 

私たちが聞き惚れてしまうほどの声が戦場に響き渡ったと思ったら、突然地上から放たれた巨大な闇の竜巻が呂布殿を呑み込んだ!!!

その勢いと大きさは天を衝き、冥界の空をも呑み込むほどだ!!!!

 

「おい、今のはやべえぞ!!! あんなハリケーンみたいな闇をまともに食らったら、いくら呂布でも................!」

 

大地を巻き上げ、天をも喰らうほどの巨大な闇の竜巻! そんなものに私たちが呑み込まれれば、骨も残らずバラバラにされるだろう!!

アザゼル先生が言うように、いくら呂布殿でもあんなものに吞み込まれれば無事では済まない!!!

 

 

「ご心配には及びませんよ、アザゼル総督」

 

「っ、曹操!」

 

しかし私たちが呂布殿の安否を気に掛けるも、『蒼天の紅旗』の人たちは誰一人取り乱すことはしなかった。

その様子を不思議に思っていると、聖槍を肩に乗せた曹操殿が遠くから歩いてくる。

 

「おや、リーダー。リリンの掃討は終わったのか?」

 

「ああ、付近にいた連中は全てね。他の皆も『庭園』に下りてきているよ」

 

呂布殿が闇に呑み込まれたというのに、『蒼天の紅旗』の人たちは気にもかけていない。それどころか、報告をしたり普通に医療部隊の治療を受けたりしている。

 

いくら呂布殿の強さを信じているからと言っても、心配の一つもしない光景に私たちは呆気に取られてしまった。

 

 

「おい、曹操!! 『心配はいらない』ってどういうことだ!? あの呂布が苦戦してるんだぞ、助けに行かなくてもいいのかよ!!!」

 

呂布殿の加勢に行く素振りすら見せない『蒼天の紅旗』に、さすがのアザゼル先生も曹操殿に突っかかってしまう。

呂布殿は私たち全員の恩人なのだ。その恩人に対して助けに行こうともしない『蒼天の紅旗』には、私たちも思わず眉をひそめてしまう。

 

だけどそんな私たちの姿が滑稽に映ったのか、曹操殿や『蒼天の紅旗』は肩を竦めて笑みを浮かべていた。

 

 

「苦戦? いったい何を言っているのですか、アザゼル総督。我々の目には呂布が苦戦しているようには全く見えませんよ?」

 

「なっ、何を言ってやがんだ! 現にああして闇に呑み込まれてから、何の反応も無えじゃねえか!!!」

 

曹操殿の飄々とした態度に我慢の限界が来たのか、アザゼル先生は声を荒げてしまう。ただそんなアザゼル先生を前にしても、曹操殿は飄々とした態度を崩さなかった。

 

「まぁ、落ち着いてください。そうですね...............シトリー諸君、キミたちもアザゼル総督と同じ意見なのかい?」

 

「えっ? あ、いえ、その.................はい。曹操殿は違うのですか?」

 

いきなり話を振られてしまった私はたどたどしくなりながらも、何とか返事をすることが出来た。しかし私の返事を聞いた曹操殿は呆れたように溜息を溢す。

 

 

「そうか................やれやれ、キミたちは呂布から何を教わったんだい? 『見聞色の覇気』で呂布の気配をよく探ってみたまえ」

 

「「「「っっっっっっっっ!!!!」」」」

 

 

そう言われた私たちはハッとして、すぐに『見聞色の覇気』を全開にし呂布殿の気配を探る! 目の前で起きていることが衝撃的過ぎて、すっかり忘れていました!!

 

呂布殿から『目ではなく、気配で相手を捉えられるようになれ』と言われていたのに......................。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「!!!!!!!!!!!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふっ、気づいたかね? 呂布の気配は全く衰えていないだろう?」

 

 

曹操殿の言う通り................呂布殿の気配や生命力は全く衰えていない!! それどころか、こんなに離れていても私たちの覇気で捉えられるほどに強大だ!!!

 

「っ、じゃあ、呂布のヤツは...............!」

 

呂布殿が無事であることが分かった私たちの顔には驚きと喜びが現れる! そして!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドコオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッッッッッ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天をも吞み込まんばかりの闇が吹き飛ぶと、そこには....................深紅の巨人が現れた!!!!!

 

 

 

 

 

 

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深紅の巨人が現れたことで、俺や『蒼天の紅旗』のメンバーが『この戦いも幕引きだ』と考えていると................聖書陣営の連中は目の前で何が起こっているのか理解できず、ただ立ち尽くすことしか出来ていなかった。

 

ふふ、懐かしいな。俺たちもアレを初めて見た時は呆気に取られたものだ。特に俺なんかは直接この目で見たわけだしな。

 

 

「..............おい、曹操。アレは............何だ............」

 

「まさか、あの巨人は..............呂布殿、なのかっ.............!?」

 

そんな懐かしさを感じていると正気に戻ったアザゼルとルシファーが、どうにか声を絞り出して尋ねてくる。

 

 

「ええ、そうです。詳細は省きますが、あの巨人は呂布が『全力』で戦う時のみ使用する技です。呂布はあの技を使い、グレートレッドに勝利しました」

 

 

「「「「ッッッッッッッッッッッッ!!!!!」」」」

 

 

アザゼルとルシファーだけではなく、シトリーやグレモリーまでもが驚愕に包まれる。

 

まぁ、無理もないだろう。グレートレッドを超えたと頭では分かっていても、目の前であんなものを見せられてはな。

 

確か名前は『須佐能乎 スサノオ』と言ったか..................そういえば、初めて技の名前を聞いた時は天照が物凄く喜んでいたな。それはもう踊り出すぐらいに。

その後で帝釈天たちが『他の名前にしろ!』『考え直せ!』と騒ぎ出して、技名についてはモメにモメたものだ。

 

もっとも、結局は呂布の技なのだから呂布の意見が採用されたわけなんだが..................それから暫くの間、天照は上機嫌。他の主神たちは不機嫌になって実に面倒だった。

 

 

「.................ということは、今の呂布殿は正真正銘、グレートレッドを倒した時の『強さ』で戦っているというわけか」

 

「おいおいおい! そんな力を振るったりしたら、悪魔領どころかこの冥界が跡形も無く消え去るぞ!?」

 

ルシファーとアザゼルが事の重大さを理解したのか、冥界の消滅を危惧している。

確かにグレートレッドと戦った時のような激闘になれば、この冥界ぐらいは簡単に消し飛ぶだろう。

 

 

「ご心配には及びませんよ。呂布があの状態になったのなら、すぐに決着はつきます」

 

「それは、そうかもしれないけどよぉ..............でも、あんなに巨大化したら、パワーはともかくスピードは死ぬだろう。却って戦いづらくなるんじゃねえのか?」

 

「問題ありません。言ったはずですよ、アレは呂布が『全力』で戦う時の姿だと。つまりあの状態でも呂布は普段と変わらないどころか、己の力を100%引き出すことが出来るのです。

無論『セブンセンシズ』による『光速の体術』で戦うことも可能ですよ」

 

 

「「「「「!!!!!!!!!!!!」」」」」

 

 

アザゼルの心配は杞憂でしかないことを伝えると、聖書陣営は開いた口が塞がらないほど驚いている。

確かに普通なら、身体が急に大きくなればその分動きも鈍くなるからな。

 

「ハアーーーーーーーーーーー!? あの巨体で普段と変わらない動きだと!? ふざけんな! どうやったらそんな物理法則を無視した戦い方が出来るんだ!!!!」

 

「呂布が言うには、『ただひたすら鍛錬あるのみ』だそうです」

 

「っ~~~~~~~~~!!!!!!」

 

アザゼルのツッコミに対して、呂布からの言葉をそのまま伝えるとアザゼルは声無き声で叫ぼうとする。

俺たちなら『まぁ、呂布なら仕方ないか』ぐらいにしか思わないが、アザゼルはそうは思わないらしい。

 

まったく、研究者気質というのは面倒くさいな。ルシファーも手を顔に当てて必死に現実を受け入れようとしている。

だがシトリーやグレモリーは慣れたものなのか、割り切っているようだった。

 

 

「ま、まぁ、呂布様なら仕方ないわよね................」

 

「ええ...............呂布殿ならそれぐらいやってのけても不思議ではありません」

 

「バカ言え! 体重は体積に比例するんだぞ!! 身長100倍になったら、体重100倍じゃ済まねえだろ!!! あんなデカい図体で普段通りに動けるだなんて信じられるかっ!!!!」

 

グレモリーとシトリーの呟きにもアザゼルは研究者らしい理屈で否定しようとする。しかし目の前の現実が、その理屈を更に否定する。

 

 

 

俺はアザゼルの面倒くさい性分は捨て置き、久しぶりに見ることが出来る呂布の『全力』に心を躍らせることにした。

 

 

 

 

 

 

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俺は目の前で何が起こったのか全く分からなかった。ただ起こったことをありのまま話せば...................リリスの巨大な闇が吹き飛んだ瞬間、リリスよりも更にデカい巨人が現れたんだ。

 

 

「な、何だよ..................アレ................」

 

 

次から次へと現れる巨大な存在に、いい加減俺たちの脳が許容量を超え始めている。ただでさえ山よりもデカいリリスに加えて、今度は更にバカデカい巨人とかもう勘弁してくれよ.................。

 

 

 

「ほう。呂布がアレを使うなんて、グレートレッドと戦った時以来だな」

 

 

「「「「ッッッッッッッッッッッッ!!!!!」」」」

 

 

俺が目の前の現実にいい加減辟易していると、ヴァーリからとんでもない発言が聞こえた!!! あまりにも信じがたい事実に俺だけではなく、兵藤やサイラオーグさんまで声を失ってしまう!!!

 

「し、し、し、師匠!? あの巨人の正体が師匠だってのか!?」

 

「ああ、アレは呂布が『全力』で戦う時の姿。その名も『須佐能乎 スサノオ』、呂布はアレを使いグレートレッドを倒した」

 

「す、『須佐能乎』....................」

 

あの深紅の巨人が師匠だと聞いた俺は、信じられないと言わんばかりにヴァーリに問いかける。そしてヴァーリは、まるで懐かしいものでも見たように穏やかな口調で答えた。

 

 

「アレが、呂布殿の全力の姿................なんと強大で雄々しき姿なのだろうか!! まさしく『破壊の化身』、『生ける天変地異』とも呼ぶべき姿だ!!!」

 

サイラオーグさんは巨人と化した呂布さんを見て、感動のあまり心身が震えていた。

 

100メートルはあろうかという巨躯、鬼の仮面に天使のような翼、『力』の塊とも呼ぶべき肉体とその肉体を守る鎧。どれをとっても師匠の『強さ』をこれでもかと象徴している。

 

師匠がグレートレッドを倒したことは知ってたけど、あんなのを使ったなんて夢にも思わなかった.................ひとまず、あの巨人が味方で良かった。

 

 

「運が良かったな、呂布が『全力』で戦うところなど滅多に見られるものではない。まぁ、もしかしたら冥界が跡形も無く吹っ飛ぶかもしれないがな」

 

師匠が全力で戦う以上、負けることは無いと確信するヴァーリ。『禁手』こそ解いてはいないが、戦闘態勢は解除したみたいだ。

周りを見ると『蒼天の紅旗』の人たちも観戦モードに入っている。

 

そりゃあ師匠が全力で戦うなら、もう心配はいらないとは思うけど..................大丈夫なのかよ? いや、勝てるかどうかじゃなくて冥界が無事でいられるかどうかという点で。

 

 

 

周りの皆が師匠の戦いに注目している中、俺は見物料が自分の命にならないことを切に願っていた。

 

 

 

 

 

 

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リリスが突如放った巨大な闇の竜巻................『虚妄は闇の娘 イシャー・ラーアー』を『須佐能乎』で防ぎ切ったことに、俺は胸を撫で下ろしていた。

 

 

 

あっぶねえええええええええええええええ!!!! 『須佐能乎』を使わなかったら、まともに食らうところだった!!!

それに『諸星すみれさん』ボイスだったからか、ついつい聞き入っちゃったよ!!

 

おのれリゼヴィムめぇ~~~~。俺好みの声でリリスを作り出すとは、何て恐ろしいヤツなんだっ!!!

 

しかもあの泥って、確か触れた生物をリリンに造り替えちゃうんでしょ? もし『須佐能乎』が間に合わなかったらと思うとゾッとするな~~~~。

 

 

 

『AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!』

 

 

リリスは自分の攻撃が防がれたことに激昂して吠えまくる。さらにはリリスの咆哮と共に再び地面の泥からリリンが出てきた。

 

それにしても、『泥から新たな人類を生み出す』『泥で取り込んだ生物を造り替える』『バカデカい図体』『追い詰められると龍に変態』.......................

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まんま『百獣母神 ティアマト』じゃん! やってることが思いっきり、FGOで出てきた『回帰の獣』『ビーストⅡ ティアマト』だよ!!

この戦場だって『絶対魔獣戦線 バビロニア』にクリソツだからね!?

 

 

そりゃあティアマト自体は【D×D】の世界で五大龍王として別にいるし、リリスの姿もビーストⅡとは全然違うけどさぁ~~~~。

 

それでも進化する前のリリンの姿なんて、モロに『ラフム』だったからね? ディハウザーから『蒼天の紅旗』へ送られてきた映像を見た時はビックリしたよ。

 

 

『AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!』

 

 

リリスの身体から流れる泥は勢いを増し、さらなるリリンを生む。確かリリスが進化すると、その能力もリリンに引き継がれるって話だったな。

 

つまり、あのリリンたちにもレーヴァテインの炎は効かないというわけか.......................まぁ別の力を加えれば耐性を貫けるそうだから、『仙術チャクラ』や『セブンセンシズ』とかも加えれば問題ないだろうけど。

 

ただ半端な火力じゃあ、さっきみたいに進化して耐性を獲得するかもしれない。となると持久戦は不利。

自己再生の能力もあるみたいだから、進化も再生もされる前に大技で一気に消滅させるしかないな。

 

 

 

ってことで、『炎』がダメなら『氷』で攻撃すればいい!!!! 『北風と太陽』がナンボのモンじゃ!!!!

 

 

 

キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッッッッッッッッ!!!!!!

 

 

 

俺は両手を合わせて頭上に掲げると『須佐能乎』も俺の動きに合わせて、両手を天に掲げる。『須佐能乎』の両手には黄金のエネルギーが集まっていき、その中心部分が青白い光を放つ!!!!

 

 

ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッ........................!!!!!!!!

 

ピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキィッッッッッッ........................!!!!!!!!

 

 

両手に集まられたエネルギーが『凍気』の竜巻を生み出し、その影響で周囲が瞬く間に凍りついていく!

先ほどリリスが放ったのが『闇の竜巻』なら、今度は『雪と氷の嵐』。俺を中心に真っ白な台風が形成される!!

 

泥と一緒にリリンもどんどんと凍りついていき、やがてこの辺り一帯は完全な銀世界となった!!!

 

生物の存在を許さないほどの『凍気』は泥やリリンだけではなく、リリスまで凍らせていく。リリスは叫びながら凍らないよう動こうとするも、自身が凍っていくスピードの方が圧倒的に早い。

 

そうしてリリスが凍りつき動けなくなったところで、俺は掲げていた両手を下ろすと同時に『凍気』を爆発させた!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪オーロラ・エクスキューション≫!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッ!!!!!!

 

ピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキィィィィィィィィィィィッッッッッッ!!!!!

 

 

 

 

合わせた『須佐能乎』の両手から白銀のエネルギーが放出され、リリスとリリンを呑み込んでいく!!!!

 

白銀の『凍気』が過ぎ去ると、そこには真っ白に巨大な氷像が出来ていて、リリンも真っ白に凍りついている。

 

しかし芸術的な美しさすら感じさせるほどの氷像は、徐々にヒビ割れていき.....................最終的には跡形も無く砕け散る。後に残ったのは、氷河期にでもなったのかと思うほどの【氷の世界】だった。

 

 

これぞ【聖闘士 星矢】は『水瓶座の黄金聖闘士 カミュ』の必殺技、≪オーロラ・エクスキューション≫。

 

圧縮した絶対零度の凍気を放ち、相手を一瞬で凍らせてしまう技だ。リリスがどれだけ再生しようが、絶対零度の世界で生物は生きることは出来ない。

だから細胞を原子レベルで完全凍結させてしまえば、再生も復活も出来ないというわけだ。

 

しかも今回は『須佐能乎』の状態で極大化させて放ったからな、威力も規模も通常のソレとは桁違いだ。

 

『須佐能乎』の腰ぐらいまで伸びている氷が、あちらこちらに地面から生えている。人間大で見たら、このあたり一帯に氷山がいくつも出来上がったかのように錯覚するだろう。

 

 

念のために『見聞色の覇気』と『仙術チャクラ』でリリスの気配を調べるが、辺りには生命の気配は一切無い。どうやら完全に氷滅したみたいだな。

 

『庭園』の方を見るとリリンたちも全滅しているみたいだし、泥も消えている。これ以上リリンが生まれることもないだろう。

 

 

 

とりあえず、冥界の脅威は去ったってことで一件落着なんだろうけど...............どうしよう、この状況。

 

ちょっとやそっとじゃ溶けないであろう氷によって、見渡す限りに凍りついた大地。その氷結した光景はコキュートスもビックリだ。

 

..................まぁ、仕方ないよね。あんな面倒な敵を作ったロキとリゼヴィムが悪い。サーゼクスたちも、きっと分かってくれるだろう。

 

それにほら! これだけ広範囲に凍りついていたらオールシーズンでスケートとか楽しめるわけだし、悪魔は娯楽に飢えているというからさ!! なので、この氷を利用したテーマパークでも作ってもらおう♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ヒャーーーヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後のことは曹操に任せようと思った瞬間、生きとし生ける者全てが不快に感じる笑い声が響いてくる!!!

 

っ、この卑しさと図太さと意地汚さが滲み出たゲスゲスしい声は..................リゼヴィム!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

 

 

 

 

 

 

呂布が『須佐能乎』とかいうとんでもない姿でリリスを倒したのも束の間、この領域にリゼヴィムの耳障りな笑い声が響き渡る!

 

 

『聞こえてるぅ、サーゼクスきゅん、アザゼルおじちゃん☆ そう、ボクちん。リゼヴィムだよ、リゼヴィム。ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!!!!』

 

姿が見えなくてもハラワタが煮えくり返る声は相変わらず。サーゼクスの方を見ると、コイツも同様に不快のあまり顔をしかめていた。

 

『いや~~~、驚いたね~~~~。まさかボクちんのママンまで倒しちゃうとは驚きだよ☆ 意外に皆やるもんだねぇ。

あっ、安心していいよ。この音声はボクちんとママンが死んだら流れるよう、ママンの身体に魔術式を組み込んだもんだから♪』

 

つまり、自分の死をトリガーに発動するようリリスの身体を触媒に魔術式を埋め込んでいたってわけか。

 

サーゼクスの話から察するにリリンに刺された段階では、リゼヴィムはまだ辛うじて生きていたんだろう。そして生きたままリリスに取り込まれたというわけか。

 

 

『でもでもぉ。皆には悪いけど~~~、このまま終わるわけにはいかないのよ☆ ホラ、祭りってのは後夜祭もあるべきじゃない? ってことで、ボクちんとママンを倒した皆にご褒美をあげるよ♪』

 

「っ、褒美だと........................?」

 

俺がリゼヴィムの言ったことに嫌な予感を覚えていると...............突然、空がガラスのように割れ始めた!!!!!

 

 

 

 

ピシピシピシピシピシピシッッッッッッ............バリィィィィンッッッッッッ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ここに知恵がいる。思慮ある者はその獣の数字を数えよ。その数字は人間を表している。その数字とは「666」である』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それはヨハネの黙示録の中の一説。世界の終末を描いた最後の章だった。同時に俺の頭の中にも黙示録の一節が思い浮かぶ。

 

 

≪私は海から一匹の獣が上がってくるのを見たのだ≫

 

 

割れた空からとてつもなく巨大な『ナニカ』が出現した!! それは七つの首と十の角を持つ巨大すぎる獣、その大きさは数百メートルを軽く超えている!!!

 

 

≪獣には七つの頭と十の角があり、その角には十の冠があった。そしてその頭上には神を穢す名があった≫

 

 

666の数字を冠した七つの頭部を持つ、あまりにも強大すぎる存在は見る者全てに恐怖を植えつける!!!

 

 

≪その獣は豹に似ていた。熊の足を持ち、口は獅子のようであった。龍は獣に自分の力、座、そして大いなる権威を与えたのだ≫

 

 

『真なる赤龍神帝』と並び称される黙示録に記されし、伝説の皇獣。

 

 

≪頭のうちは一つの致命的な一撃を受けたが、その傷はすぐに癒えてしまう。地に住むすべての者は驚き、その獣と獣に権威を与えた龍に従うしかなかった≫

 

 

やがて獣は空から地上に降り立ち、その姿を俺たちに見せつける。あまりにも異様、あまりにも強大な出で立ちに俺たちは愕然としていた。

 

 

≪誰がこの獣に匹敵するのか。誰がこの獣と戦うことができようというのだ≫

 

 

そう...........誰がこの化け物に対抗出来るのか。こんなものが暴れまわったら冥界や人間界だけじゃない、各神話群の世界も全て滅んでしまう!!!!

 

 

『ママンが死んだ場合、その魂のエネルギーを全て与えて目覚めるようにしておいたのさ♪ 思った通り、ママンの膨大な生命力のおかげで「コイツ」は内側から聖書の神の封印を全て吹っ飛ばしたみたいだねぇ☆』

 

多くの冥界の命を吸収して誕生した『リリス』。だがリゼヴィムにとっては、それすらも余興でしかなかった。

本当の狙いは『リリス』を「コイツ」に食わせて、聖書の神の封印を解くこと!!!

 

 

『さあ、ここに黙示録を再現しようぜい♪ うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっっっ...............!!!!』

 

リゼヴィムの悪意に満ちた音声が途切れると七つの首がそれぞれ咆哮を上げる!!!!

 

世界そのものが震え上がるほどの声量! 咄嗟に耳に防御魔方陣を張ったが、それでも耳の中が痛いぐらいだ!!!

 

見れば見るほど、その強大な存在に魂の奥底まで根源的な恐怖を感じる。

 

生物は本能的に『天敵』となる存在には恐怖するようプログラムされていると言うが、俺たちが感じているのはまさにソレだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『666 スリーシックス』『黙示録の皇獣 アポカリプティック・ビースト』................【トライヘキサ】が復活した。

 

 

 

 







ようやく出すことが出来ました、今作のラスボス【トライヘキサ】。

今までそれっぽい話題や『アレ』とかで出してきましたが、ようやく名前を出すところまでこぎ着けることが出来ました..............もっとも、読者の皆様にはバレバレでしたけどねwww

あと『リリス』の≪虚妄は闇の娘 イシャー・ラーアー≫は個人的に私の好みドストレートだったので、FGOとは違うと言っても出したかったため出しました♪

また、セミラミスの『虚栄の空中庭園 (ハンギングガーデンズオブバビロン) 』は神器という形で出しました。
『対界宝具』? 『ランクEX』? 知りませんなぁ、だって『神器』ですので♪

それでは皆さん、今年もお世話になりました! 来年もよろしくお願いいたします。良いお年を!

次は最終章【黙示録の獣】編で♪
感想・高評価もいただけると作者が喜び、励みになります!

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