深紅の武人が住くD×D   作:あさやん&あさやん

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二十話がタブっていたので訂正しました。教えてくれた方、感謝です!






第二十五話

 

 

 

俺達が次元の狭間から出ると『蒼天の紅旗』の皆が抱きついてきた................あまりにも興奮して何を言っているのか分からなかったり、目に涙を浮かべたり、号泣したりと様々だ................とりあえずお腹が空いたから、何か食べたい....................。

 

でも皆が「今日は宴会だ!!」と言っているので、ここは我慢だな............。

あ、ついでにオーフィスの歓迎会にしよう!

これからここに住むことになるわけだしね。

 

俺も歓迎会の準備を手伝おうと思ったが皆に「呂布さんは休んでいてください!」と止められた................別に気にしなくても良いのに・・・・・・。

 

まぁ、せっかくの好意だし甘えるとしよう............ちょうど疲れてたし、一眠りするとしましょうかね♪

 

 

俺が部屋に戻ろうとするとヴァーリが剣呑な気配を漂わせながら近づいてくる........................何ぞ?

 

「呂布、俺はもうキミに追いつこうとは思わない................俺は必ずキミを超えてみせる!俺は『俺自身』を極める、そして................いずれキミに挑戦するよ。それまで『最強』の称号は預けておく」

 

ヴァーリは言いたいことだけ言って去っていった、ヴァーリチームの皆は慌てて後を追っていく................せっかくだから宴会に参加していけば良いのに....................。

 

それにしてもさっきのヴァーリから感じた有無を言わせない威圧感................あれってもしかして................。

 

俺がヴァーリについて考えていると今度は『蒼天の紅旗』のメンバーが先程とは違う............何かを決意したような顔で俺の前に並ぶ。

 

 

え、何々みんな!?そんな真面目な顔して............これから宴会の準備するじゃなかったの?

 

「................呂布さん、俺達も『自分自身』を極めてみせます!」

「今回は無理だったけど、必ず呂布さんと同じ戦場に立ってみせます!」

「だから・・・・・これからの私達を見ていてください!!」

 

・・・・・・よく分かんないけど、何か言った方が良いかな?いやでも、何を言えば良いんだ?的外れな返事をしたらきっと傷つけることになるし............................とりあえず、困ったときは頷いておけばハズレではないはず....................。

 

「........................コクン」

 

パァァァァァァァッ!!

 

皆の表情が花が咲いたような笑顔になる、やっぱりこれが正解だったみたいだ....................。

 

さて、これでようやく部屋で休めるな・・・・・。

 

俺は今度こそ部屋に向かって歩いていくのだが................

 

 

テクテクテク(トコトコトコトコ)

 

テクテクテクテクテクテク(トコトコトコトコトコトコトコトコ)

 

 

・・・・・・何でかオーフィスが俺にくっついてくるんだよね........................。

 

「....................何故付いてくる」

「・・・・・・我、呂布と一緒に暮らす」

 

いや、だから俺とではなく『俺達』なんだってば........................でもまだオーフィスの部屋を用意していないからなぁ........................とりあえず今日のところは俺の部屋に泊めるか、オーフィスの部屋については、明日にでも準備すれば良いだろう................。

 

「....................付いてきても................部屋で寝るだけだぞ」

「・・・・・・ん、わかった」

 

 

本人の承諾も得たことなので、俺はそのままオーフィスと部屋で休むのだった....................。

 

 

 

 

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

 

 

 

 

 

 

 

部下達が皆やる気に満ち満ちている................どうやら呂布に自分達の想いが伝わったのが、よほど嬉しかったのだろう....................さて、俺は俺のやるべき事をするとしよう。

 

俺は神々に向かって真正面から話しを切り出す。

 

「神々よ、お疲れのところ申し訳ありませんが、此度の会合がまだ終わっておりません。恐れ入りますが、もうしばらくお付き合いいただきたい....................しかし、さすがに皆様お疲れとお見受けいたします。すぐに部屋をご用意いたしますので、そちらでしばらくお寛ぎください....................後ほど人を向かわせます」

 

恐らく、呂布の今後についてが議題に上がるだろうが................断じて神々の好きにはさせん!

 

たとえ神であろうと呂布の『武』につまらん思惑などで泥をつけるような真似はさせない、それが呂布という『剣』の『鞘』である俺の役目なのだからな!

 

神々よ、俺は........俺達はたとえ貴方たちと敵対することになったとしても、己が信念を貫く!!

 

................不思議だな、妙に頭がクリアになっていく気分だ............呂布の圧倒的な力を目の当たりしたからか................?

 

俺が神々を睨み付けるように見ると、神々がどこか戸惑っているように見える............そしてオーディンが口を開く。

 

 

「................そうじゃな........さすがの儂らも疲れた。会合については後にして、少し休ませてもらおう」

 

「承知しました。では後ほど・・・・・・ゲオルク、話がある」

「ああ、分かった」

 

俺は部下達に神々が休憩できる部屋を準備させ、ゲオルクと共に執務室へ向かった・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「............................気づいたか?」

 

「ああ、曹操のあの威圧感................桁は違うが呂布の発する『それ』と同質のものだった」

 

「疲弊しているとはいえ、よもや妾達を畏縮させるとはのう。見違えたわい」

 

「曹操だけではない。さきほどの白龍皇も同じような威圧感を発しておったわ」

 

「曹操とヴァーリ...............あの二人もまた呂布と同じ素質を持っているのでしょうか?」

 

「呂布と同じ素質............『種としての限界を超える』存在ということですか................」

 

「【覇龍】と【覇輝】。二人とも土壇場で『覇』の力に目覚め、制御していたからのぉ................その可能性は高いわい」

 

「あの二人だけじゃねえ、周りの連中の顔を見てみろよ。どいつもこいつもさっきまでとは比べもんにならねえくらいにギラついてやがる」

 

「確かに................皆自分の限界に挑み、超えようとする................かつて儂らがよく見た、儂らが人間の中で最も好きな顔じゃ」

 

「自分の限界を超える者............『英雄』の顔じゃな」

 

「ふむ、差し詰めあやつらも『英雄』の素質を持っている............ということかのう?」

 

「そう見るべきでしょうね。私達はあの顔をした人間をよく知っています」

 

「ええ、『英雄』と呼ばれる人間達は皆、あんな顔をしていましたよ」

 

 

 

「・・・・・・お前らに提案がある」

 

「ふむ、何を言いたいのかは大体想像できるが............一応聞いておこうか、帝釈天」

 

「俺達であいつら、『蒼天の紅旗』を本気で育てねえか?」

 

「................つまり、儂らが『蒼天の紅旗』の活動を本格的に支援する、ということかのう?」

 

「ああ、正直呂布にくっついているだけの連中なんざ適当に使い潰して捨てるつもりだったが.......................お前らもそうだろう?」

 

「まぁ、否定はせん」

 

「だが、あやつらは『英雄の子孫』から『英雄』の素質を持つ者となった....................確かにここで潰すのは惜しいのう」

 

「私は構いませんよ。堕落するようなら、それこそ切り捨てれば良いだけですし」

 

「フォッフォッフォッ、そう意地悪く言うものではないぞ、ラーよ。そうならないように儂らがあやつらを育てよう、という話であろう」

 

「そうじゃな、またあの................数多の『英雄』たちが活躍した時代が来るかもしれんというなら、やってみるのも一興じゃのう」

 

「神話の時代................私達が最も人間たちのことを愛した時代ですか............」

 

「そうだ・・・・・それに・・・・神話体系が違っても俺たち神の本質は同じはずだ」

 

「そうじゃのう................儂ら神々は............」

 

 

 

 

「「「「『英雄』を愛する」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

これ以降、『蒼天の紅旗』の構成員は劇的に変化することとなる。当初予定していたカリキュラムを瞬く間にこなし、それぞれ『個』の特性を突き詰める訓練を行うようになった。

 

それにより神器の所有者はそのほとんどが『禁手』に至ることになる。さらには神器所有者が『禁手』に至る訓練方法も確立し、後に入る者も含めて多くの者が『禁手』に至ったのだった。

 

一方、神器を持たない者は基本的な能力を限界以上に伸ばすことにより、あらゆる状況に対応することが出来る人材となり『蒼天の紅旗』の中核を担うこととなる。

 

また、神々の直々による修行により各々の力は飛躍的に向上していった....................。

 

 

その後『蒼天の紅旗』は世界中で異形関連はもちろんのこと、表向きは人材派遣会社と称し各国の行政機関から災害派遣、反政府組織の対応、不穏分子への諜報活動など多くの依頼をこなすようになる。

その姿を見た人々からは『英雄の集う場所』と讃えられ、多くの『英雄』を輩出することとなるのだが・・・・・それはまた別の話....................

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日、世界に激震が走った・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【赤龍神帝、敗れる!!】

 

 

 

 

 

各神話体系の主神たちが共同で発したこの声明に、世界中の異形・超常に関わる勢力は驚愕した・・・・・・そして、それを成し遂げたのは一人の人間であるという事実が更に驚きに拍車を掛けることとなる。

 

 

その者の名は・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【深紅の武人 呂布奉先】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





ヴァーリと曹操が『覇王色の覇気』に目覚めました。

呂布はグレート・レッドには勝ちましたが、別の強敵を一応用意しています。

ちなみに『E×E』を出す予定はありません。あれらが出てくると本当に呂布以外では相手になりませんので....................。
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