深紅の武人が住くD×D   作:あさやん&あさやん

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この『雷光の巫女再会編』が最も長くなりそうな気がします。






第三十話

 

 

 

ヴァーリと出くわしたあと、俺たちは駒王学園まで来ていた。学園全体に結界が張られているから、探す必要も無かったな。

 

 

 

「グラニ、頼む」

 

『ハッ!』

 

グラニの目が光ると俺たちを薄い緑色の結界で包む、そして俺たちはすり抜けて中に入ることができた。

 

 

ズシャァァァァン!!

バリバリバリバリッッッ!!!

ドカァァァァァン!!!!

ガキィィィィィン!!

 

 

俺たちが結界の中に入ると校庭のあたりから、稲光りが見えた。

 

「見て、あそこ!!」

 

「アイツは.......コカビエル!!」

 

「誰かと戦っているようだな。アレは教会の戦士と....バラキエルの娘か?」

 

見れば巫女装束を着た黒髪ポニーテールの女の子とデカイ剣を持っている青髪の女の子が、十二枚の黒い翼を生やした黒髪ロングのオッサンと戦っていた。

 

あれ? あのポニーテールって『姫島朱乃』だよな? 何でお母さん殺されてないのに悪魔の羽を生やしているんだろう。

もしかして、あの後バタフライ・エフェクト効果で母親がやっぱり死んじゃったのかなぁ?

 

 

「へぇ.....あのポニーテールの子、下級悪魔でしょ? それなのに堕天使幹部の中でも指折りの武闘派であるコカビエル相手にあそこまで戦えるなんて、やるわね。青い髪の子は微妙だけど」

 

「ああ、彼女は『姫島朱乃』。コカビエルと同じく堕天使幹部のバラキエルの娘だ。

『神の子を見張る者』で何度か顔を合わせたことがあるが、悪魔になっていたとは聞いてなかったな。

しかし教会の戦士が持っている剣、もしかして『デュランダル』か? ストラーダ猊下以外にアレを扱える者がいたのは驚きだが、全く使いこなせていないじゃないか」

 

「二人とも、そんなこと言ってないで助けに行かないと!!」

 

 

イリナが冷静に分析している賈駆とヴァーリに食って掛かっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『良いだろう、教えてやる............先の大戦で魔王だけではなく、神も死んでいるのさ!!』

 

 

 

 

 

「.......え?」

 

 

コカビエルが発した禁忌である事実にイリナの思考は停止した。

 

 

「チッ、コカビエルめ。余計なことを......!」

 

「主が、既に死んでいる? ウソ、でしょ........」

 

「ちょっとアンタ、顔が真っ青よ!? しっかりしなさい!!」

 

 

無理もない。俺たちは既に知っているから問題ないが、『聖書の神の死』は聖書陣営のごく一部の者しか知らない。

特に教会関係者ならまず知ることは無く、もし知ってしまえば問答無用で『追放』だ。

 

 

グラッ.......ハシッ!

 

 

倒れそうになるイリナを支える、あまりのショックにどうやら気を失ってしまったようだ。

下で戦っていた教会の戦士........ゼノヴィアは気を失っていないものの茫然自失といった感じだ。

 

 

ふむぅ、そろそろ出番かな? さあて、コカビエルをどうやって殺.......ゲフンゲフン! 半殺しにしてやろうかね。

 

 

方天画戟は100%死ぬから使えない、つまりステゴロ。【エイト・センシズ】は素手でもコカビエル程度なら即死待ったなし。

【セブン・センシズ】や【仙術】なら大丈夫だろうけど、掛け合わせはダメだろうな〜〜〜。そして出来ることなら、可能な限り苦しめたい。

 

............なんか色々と考えるのが面倒になってきたなぁ。もうさっさと終わらせて、帰って不貞寝したい。

 

 

 

 

 

.......ん? さっさと終わらせる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っ、そうだよ! さっさと終わらせて帰れば良いんだよ!!!

 

そうすれば十日でなくても五日ぐらいなら、休暇を取り戻せるかもしれない!!

若干プランを変更する必要があるけど、十分楽しい旅行になるはず!!

 

よし! そうと決まれば、まずコカビエルはワンパンで沈める!そのうえで死ぬほど苦しい思いをさせる!

 

となると..............アレだな。

 

 

 

 

『これで終わりだ!!バラキエルには俺から言っておいてやる!!もしかしたら、ヤツと本気で殺し合いが出来るかもしれないしな!!!』

 

 

 

ズシュゥゥゥゥゥン!!

 

 

 

俺がコカビエルの処刑方法を決めていると、コカビエルが作り出した巨大な光の槍が倒れている朱乃目掛けて放たれた!!

 

 

「呂布、この子は私に任せて!アナタはコカビエルを!!」

 

 

あいよ、姐御!さあてコカビエル、人誅の時間だ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズシャァァァァン!!

バリバリバリバリッッッ!!!

ドカァァァァァン!!!!

ガキィィィィィン!!

 

 

 

くっ! さすがはコカビエル様、父様と同じ堕天使の幹部で生粋の武闘派。

 

さきほどからゼノヴィアさんもデュランダルで斬りかかってはいますが、堕天使であるコカビエル様に聖剣は然程効果は無い。無論、私の雷光も同様。

 

ライザー・フェニックスとのレーティングゲームで私が相手チームを完封できたのは、私が得意とする『雷光』が悪魔の弱点となるからだ。

しかし、元天使である堕天使相手に『光』はダメージを与えられるが悪魔ほど効果的ではない。

 

それでも私がコカビエル様とそれなりに戦えているのは、母様から教わった『陰陽術』のおかげだ。

 

さすがのコカビエル様も聖書とは別系統である日本の陰陽術には、手を焼いているようですわね。

でもそれもそろそろ限界、コカビエル様がこちらの術に対応し始めた。

 

やはり戦いの経験値が違う、このままでは............!!

 

 

「朱乃、やっぱり一人では無理よ! 全員で戦いましょう!!」

 

「そうですよ、朱乃さん!俺達だって戦えます!」

 

「ダメです部長、イッセー先輩! 朱乃さんだから何とか戦えているんです、私達が加勢したら却って邪魔になります」

 

「な、何言ってんだよ小猫ちゃん!?」

 

「一誠君、小猫ちゃんの言う通りだ。ライザー・フェニックスとの戦いであれだけ圧倒した朱乃さんですら、あんなに苦戦しているんだ。

ライザー・フェニックスに手も足も出なかった僕達では足手まといだ」

 

「木場まで..........!」

 

リアスとイッセー君には悪いですけど、小猫ちゃんと祐斗君の言う通り。今の私に皆を守りながら戦う余裕はありませんわ。

申し訳ないですけど、そこでじっとしていてください............。

 

 

「でやぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ガキィィィィィン!!

 

ゼノヴィアさんがデュランダルをコカビエル様目掛けて振り下ろすが、コカビエル様は光の剣を作り出して簡単に弾き返してしまう

 

 

「ふん、いかにデュランダルと言えども使い手がこの様ではな。まさしく『宝の持ち腐れ』というヤツだ」

 

「黙れ!!」

 

「ククク、本当のことを言われて怒ったか? しかしお前たち教会の人間はつくづく面白いな、仕えるべき存在もいないのに必死になって戦っているんだからな」

 

っ、仕えるべき存在がいない? それはいったい...........。

 

 

「なっ、どういうことだ!?」

 

「うん? ククク、アハハハ、アーハッハッハッハッハッ!! そうだ、そうだったな! お前たち人間は知らないんだったな!コイツは傑作だ!」

 

「答えろ!!」

 

「ククククク♪ 良いだろう、教えてやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先の大戦で魔王だけではなく、神も死んでいるのさ!!」

 

 

 

 

なっ、聖書の神も死んでいる!? そんなこと・・・・いや、だとしたら祐斗君の『聖魔剣』が生まれたのも納得が出来る...............!

 

 

「そ、そんな............バカな........では私たちに与えられる祝福は..........!?」

 

「神は死んだが『神が作ったシステム』は生きているのさ、まぁミカエルのヤツはよくやっているよ。しかし、それでも完全ではない。だからこそ『聖』と『魔』のバランスが崩れ、そいつのようなイレギュラーが生まれるんだがな」

 

やはり祐斗君の『禁手』は聖書の神が死んだことで生まれた弊害ということなのね............。

 

 

「............そんな............じゃあ、私たちの祈りは........信仰は............いったい........」

 

ゼノヴィアさんがデュランダルを落として、膝を着いてしまった!

 

 

「ふん、つまらん。所詮貴様ら人間の『信仰』などその程度のものだ................死ね」

 

コカビエル様がゼノヴィアさんへ光の槍を投擲する!

私は急いで間に入り、陰陽術で作った盾で光の槍を防ぐ!!

 

バリィィィィン!!

 

「キャア!!」

 

「「「「朱乃/朱乃さん!!」」」」

 

しかし光の槍の力はこれまでよりも強く、盾は壊され私は地面へ吹き飛ばされてしまう!

 

 

「ほう、今のを防ぐか。だが今ので力を使いきってしまったみたいだな................バラキエルの娘よ、ここまで戦い抜いた褒美だ。俺と一緒に来るなら命だけは助けてやるぞ?」

 

「・・・・・・お断りします。私にはまだ............やらなくてはならないことがあるのですから................!!」

 

そう、私にはやらなくてはならないことがある................あの方にもう一度お会いして........................。

 

 

「そうか....................ならば.........」

 

 

キュィィィィィィン!!

 

 

コカビエル様は両手を上に掲げると、巨大な光の槍を生み出す!!

 

・・・・・・大きい、今までの比ではないくらいに............もう、アレを防ぐだけの力は私には....................。

 

 

「これで終わりだ!!バラキエルには俺から言っておいてやる!!もしかしたら、ヤツと本気で殺し合いが出来るかもしれないしな!!!」

 

 

ズシュゥゥゥゥゥン!!

 

 

巨大な光の槍が私に向かって放たれた....................ここまでね............。

 

「「「「朱乃/朱乃さん!!!」」」」

 

 

リアス................ありがとう。貴方のおかげで、ほんの少しだけ夢を見ることが出来たわ........。

 

祐斗君、小猫ちゃん................リアスのことをお願いね..........私よりもずっと長く仕えているアナタたちなら大丈夫............。

 

イッセー君................もう覗きなんかするんじゃないわよ。アナタのせいでリアスだけではなく、オカルト研究部の皆が迷惑することになるんだから................。

 

 

ごめんなさい父様、母様....................勝手に悪魔になったりして............。

 

 

奉先様................せめて一目............お会いしたかっです...................。

 

 

光の槍が私に迫る・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バァァァァン!!!

 

 

 

 

 

 

突然、あれほど巨大だった光の槍が砕け散った!

 

 

 

そして・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の前にフードを被り、黒い外套を身に纏った男が立っていた・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 






グレモリー眷族については、強化イベントを入れるかは悩み中です............何せ原作のイベントを主人公が悉く潰していますので....................。


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