一応、作者は聖書陣営が嫌いなワケではありません。ただ原作を読んでいくと不審に思う部分があるので、そこは容赦なく突いてはいきます。
また、リアスや一誠についても同様で特にアンチということではありませんので、そこまで『愚か』にはしません。
しかし、明らかに突っ込むべきところは容赦なく突っ込むように書いてはいきます。
突然、黒い外套の男が現れて朱乃さんに飛んできた光の槍を一撃で粉砕した............ウソだろ、あんなバカデカイ光の槍を一撃って................なんなんだよ、アイツは!?
「・・・・・あの・・・」
朱乃さんが戸惑った様子で男を見ている............そりゃあいきなり得体の知れない人間が目の前に現れたら驚くよな。
「....................離れてろ」
「え、あっ、ハイ!」
男がそう言うと朱乃さんは俺達のところへ戻ってきた。朱乃さんの服はボロボロで肌色の立派な山脈の一部分が見えている、グヘヘヘヘ................じゃなかった!
「朱乃さん!」
「朱乃さん、ケガを............」
「朱乃、大丈夫なの!?」
「ええ........ありがとう、みんな。私は大丈夫ですわ」
みんな、朱乃さんのことを心配して寄っていく。俺はこんな時に何を考えてんだ................でも、仕方ないじゃん!あの『駒王学園の二大お姉様』である朱乃さんの生乳の一部を見れるなんて、もう二度と無いんだから!!
キッ!
ヒィッ、ごめんなさい!!俺のそんな視線に気付いたのか、朱乃さんが俺を睨んでくる!
やっぱり朱乃さんは俺に対してキビシイ。最初に部長に紹介された時も素っ気なかったし、部長の眷属になった後も俺の普段の素行にはキツく言ってくるし、俺が朱乃さんの胸を直視しようものなら小一時間は正座で説教が始まる................。
やっぱり朱乃さんって身持ちが固いよな、学園のイケメン男子からの告白は全て断っているみたいだし・・・・・噂じゃ『心に決めた人』がいるみたいだけど................おのれ、誰かは知らんが許せん!!あの乳が誰かの物になるなど断じて許せるものか!!
そんな顔も分からないどこかの誰かへの怒りを覚えていると、空からデカイ馬に乗った特徴的な学者帽を被ったメガネ女子が下りてきた。
「・・・・あの術式を見る限り、まだギリギリ時間はあるようね。ごきげんよう、グレモリーそしてグレモリー眷属のみなさん。ボクは『蒼天の紅旗』所属の賈駆文和。ここへは日本神話群と・・・・教会関係者の依頼で来たわ。アンタ達とはよろしくするつもりは無いから覚えなくて良いわよ」
「なっ、『蒼天の紅旗』!?」
「しかも日本神話群からの依頼って............」
木場と小猫ちゃんが驚いているけど、何でそんなに驚いているんだ?................ってよく見るとイリナも馬に乗っているじゃないか!!
「イリナ!!」
「ああ、この子はコカビエルにやられて倒れているところを私達が治して保護したのよ。さっきまで元気だったんだけど、『聖書の神の死』を知って気絶しちゃったのよ」
そうか、気絶しているだけか............良かった。それにしても『蒼天の紅旗』っていったい....................。
「ちょっと!いくらアナタが『蒼天の紅旗』だからって、この駒王町は私の管理している土地よ!!勝手なことは許さないわ!!」
「ハア?ここは『日本』よ。その『日本』の土地を管理しているのは今も昔も『日本神話群』。それをアンタ達『悪魔』などの聖書陣営が勝手に入ってきて我が物顔で不法占拠しているんでしょうが。それを『私が管理している土地』って................よくもそんなことが言えたわね」
「・・・・・っ!」
俺がそんなことを考えていると、部長が賈駆って子に詰め寄る................しかし賈駆はそんな部長に呆れた様子で言い返す。
「あの................その赤い馬は・・・・」
「そんなことアンタに教える必要は無いでしょ」
ッ、アイツ朱乃さんに向かって............俺が賈駆に近づこうとすると・・・・・・・
ドクン!!
ッ、何だ?急に左手の・・・・『赤龍帝の籠手』が熱くなって................!
「っ!赤い龍に呼ばれたか、白龍皇!!」
コカビエルの声に反応して上を見上げると背中から光る翼を生やした白い鎧がコカビエルと対峙していた................あれが『白龍皇』、ドライグが言っていた俺の宿敵........。
「ふ、俺はアザゼルから力ずくでもアンタを連れ帰るように言われて来ただけさ................もっとも、アンタの相手は俺ではないがな」
「なにい?」
「喜べ、あそこにいる男がたった一人でアンタの好きな『戦争』を持ってきてくれたぞ。存分に楽しむと良い........................僅かな間だがな」
ギィィィィィィィィィィィィィィィン!!!
ッッッッ!!白い鎧が話終わると男から視界が歪むほどの突風のようなものが出てきた!!俺達はその余波に飲み込まれると同時に強烈な威圧感が襲って来る!!
なんだ............これ............髪の毛の一本一本まで身体が痺れているみたいな感覚....................息をするのも辛いくらいだ................正直、今すぐこの場から逃げたい............でも指一本すら動かせない................。
目だけを動かして、周りを見てみると皆も同じ感じだった。賈駆って子だけは普通にしているけど、あの朱乃さんすら身動きが出来ていない................でも朱乃さんだけは俺達とは違う、何か懐かしいモノを見ているような感じだ。
「なっ、何だこの威圧感は!?とても人間のモノとは思えん!!コイツはいったい・・・・・」
「光栄に思うといい。『世界最強』の手によって倒されるんだ、『戦士』として本望だろう?」
「なっ、『世界最強』だと!?ならコイツが・・・・」
ドスッッ!!
「ガハァッッ!!」
気付いたら男はコカビエルの心臓目掛けて拳を叩き込んでいた!!
速い................見えなかったとかそういうレベルじゃない............瞬きをしたら男がコカビエルの元へ移動していたんだ................木場のスピードも速いけど、アイツのは次元が違う!!
俺達は息も出来ない威圧感から解放されて息を吐く................男は気絶したコカビエルをそのまま白い鎧へと投げる。
「一撃とは流石だな....................うん、ギリギリだが生きてはいる。すまないな、こちらのワガママを聞いてもらって。この『借り』についてはアザゼルにキチンと伝えておくよ」
「....................コクン」
「さて、用事も済んだし俺はこのままアザゼルの元へコイツを引き渡しに行くとするよ」
白龍皇がコカビエルを抱えて去ろうとすると俺の『赤龍帝の籠手』の宝玉が輝きだし・・・・・
『無視か、白いの』
『起きていたのか、ドライグ』
ドライグがいきなり話し出した!それに今の声ってもしかしてヤツの神器に宿ったドラゴンか!?
『せっかく出会ったのにこの状況ではな』
『いいさ、いずれ戦う運命だ。こういうこともある』
『しかし、白いの。以前のような敵意が伝わってこないな、何かあったのか?』
『まあな、何せ今代はかつてないほどのイレギュラーが起こったからな....................また会おう、ドライグ』
『確かにな............やれやれ【二天龍】という称号が空しく感じてくる。じゃあな、白いの』
「じゃあな、俺の宿敵くん。もっとも『俺』が倒したいのはキミではないがな」
そう言って別れる両者....................そして白龍皇は飛び去っていった....................。
あれが『白龍皇』・・・・・アイツに話し掛けられた時、背筋が凍るような感覚に襲われた。俺、あんなヤツと戦わなきゃいけないのか....................正直、全く勝てる気がしない....................。
それにしてもあの男、信じられねえ................あのコカビエルを一撃って............本当になんなんだよ、アイツは................
「ふう、良かった............ちゃんと『生け捕り』にしてくれたみたいね。コカビエルが地脈に干渉していた術式も解除されたみたいだし................呂布、聖剣とそこの青髪の子もお願い!!」
「「「!!!!」」」
「........................え........」
何だ!?賈駆があの男を呼んだら皆の様子が変わったぞ?アイツ『呂布』って言うのか............そう言えば三国志の武将にそんなのがいたっけな・・・・・それにしても朱乃さんの様子がさっきからおかしいな、どうしたんだろう?
呂布ってヤツがエクスカリバーの破片を集め、デュランダルと一緒に異空間みたいなところにしまう。そして放心しているゼノヴィアの額に手を当てるとゼノヴィアが呂布の胸に倒れるような形で気を失った................クソ、羨ましい!!
そのまま呂布はゼノヴィアをお姫さま抱っこをして賈駆と一緒に帰ろうとする............ってちょっと待て!
「おい、ゼノヴィアとイリナをどうするつもりだ!!」
「安心なさい。二人は『蒼天の紅旗』で休ませた後、依頼主である教会関係者の元まで無事に送り届けるわ。『聖書の神の死』を知ってしまった以上、教会に連れていくワケには行かないしね。依頼主も事情を話せば悪いようにはしないはずよ」
・・・・そうか、まぁ『依頼』って言っていたし二人を無事に送り届けてくれるなら良いか................見たところ悪い連中には見えないし大丈夫だろう................。
「賈駆....................行くぞ」
「ええ、長居は無用だものね」
「っ、お待ちください!!」
二人が飛び立った瞬間、朱乃さんがいきなり二人を呼び止める....................しかし、二人は今度は気にも留めずそのまま去ってしまった。
「............奉先............様」
「朱乃....................」
朱乃さんが小さくなっていく二人................というより呂布の背中を見つめている................。
「あの『呂布』ってヤツはいったい............コカビエルを一撃で倒しちまうなんて................」
「一誠君、彼は『呂布奉先』。【深紅の武人】と言われている世界最強の人物だよ」
「なっ、世界最強!?それってマジかよ木場!」
「祐斗先輩の言う通りです、イッセー先輩。人間でありながら神すらも超越した存在らしいです」
「小猫ちゃんまで............本当なんですか、部長?」
「ええ、そのため『呂布奉先』個人への干渉は神々により禁止されているのよ。まあ、今回は向こうから来たわけだから問題は無いでしょうけど・・・・とりあえずお兄様............いえ、魔王様へ報告しておきましょう」
人間でありながら『世界最強』って................しかも神様よりも強いって、もうその時点で人間じゃないだろ・・・・・
「さあ、外にいるソーナ達を呼んできましょう。学園の修復をしないと....................」
俺たちはソーナ会長を呼んで事情を説明した。普段クールなソーナ会長も『呂布奉先』が来たことを知ると、見たことが無いくらい驚いていた........................そんな凄いヤツだったんだ............ヤベェ、俺あの人に嫉妬しちゃったけど殺されないかな?
その後は皆でコカビエルによって破壊された校庭やら建物やらを修復するのであった・・・・・・
主人公がコカビエルにやったことは次回で解説します。ちなみにコカビエルにとっては、まさに『生き地獄』です。
あ、一応言っておくと『ホルホルの実』みたいに性転換とかそういうのではありません。