深紅の武人が住くD×D   作:あさやん&あさやん

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この章................いったいどれだけの長さになるんだろうか................。




第四十二話

 

 

 

その頃呂布は猛スピードで廊下を駆けていた。

 

 

 

 

フフフ......アハハハハ......アーハッハッハッハッ!!

 

俺は今かつて無いほどに上機嫌だった!

 

 

それもそのはず、誰もが一度は経験はあるはずだ。【本当にギリギリのギリギリでトイレに間に合った瞬間】を!!!

 

あの時ほど心が穏やかになっていく自分を実感できることは、そう無いはず。

たとえどのような状況であったとしても、あの時だけはこの世のすべてを許せる........そんな気分を一度は必ず味わったはずだ。

 

部屋を出て、すぐの所にトイレがあったのも運が良かった。最悪、トイレを探すために校舎内を彷徨う可能性もあったからな〜〜〜。

 

いや、ホントマジで良かった........。

 

 

今の俺はそう、まさに【阿修羅すら凌駕する存在】だろう!!

 

 

さ~て出すものも出したし、さっさとギャスパーを助けに行くとするかね。ギャスパーの位置はすでに『円』で特定済み。

 

旧校舎で全く動かない反応が二つあるから、恐らくこのどちらかがギャスパー、もう1つは小猫だろう。

原作でもギャスパーの護衛だったし、会談の場にもいなかったし。

 

俺は『円』で敵の数と位置を確認し、見つからないように移動をして旧校舎へとたどり着く。

中にはギャスパーと小猫の他に十五名ほどいるようだ。ギャスパーと小猫の近くには四人、他は旧校舎のあちこちに散らばっている。

 

ここからはさすがに見つからないようにするのは無理だから、奇襲仕掛けてサーチ&デストロイ.......はマズイからコカビエルにやったように心臓から魔力回路をズタズタにして無力化しよう。

 

確かここにいるのは魔法使いだったからね、魔力を使えなくさせれば十分でしょ。

 

俺は旧校舎に入り、まずは散らばっている敵を一人ずつ無力化していく。

 

 

「な、どこから入っ「ドスッ!」ギャッ!!」

「お、お前は「ドスッ」グハッ!!」

「て、敵襲「ドスッ」グギャッ!!」

「だっ誰か「ドスッ」キャア!!」

 

こうして、旧校舎内の敵を倒し残りはギャスパーたちの所にいる四人だけとなり、今俺はオカルト研究部の部室の前に来ている。

どうでもいいけどオカルトの塊である悪魔が『オカルト研究部』ってどうよ?

 

最後の四人はどうしよう、さすがに扉から入らざるを得ないから奇襲は出来ない。

 

いや、いきなり入って驚いている間に仕留めればイケるか? 不意を突けば一人一秒で計四秒だし、対応出来ないでしょ♪

 

俺は意を決して、勢いよく扉を開けると同時に中にいる全員の位置を確認する!

 

 

「............え?」

「っ、アナタは!?」

 

「な、お前は!」

「外にいる連中はどうした!?」

「だ、誰だ貴様は!?」

「どうやってここに!?」

 

 

やはり全員が驚いている、これなら何もさせずに制圧できる!!

 

まずはギャスパーと小猫の近くにいる二人、その後は壁と窓の近くにいる二人だ!

 

「ギャアッ!」

「グハァッ!」

「グェッ!」

「ガッ!」

 

予定通り四秒で全員の無力化に成功。次はギャスパーの力を抑え込まないとな。

 

俺はギャスパーの額に触れ【仙術】の応用で暴走している力の流れを穏やかにする。

ついでに【エイト・センシズ】の応用で、ギャスパーの魂に宿る神器の力を探る。

 

そして俺の【仙術チャクラ】で神器の力を封印をして『鍵』をする。これで『鍵』をギャスパーに渡せば神器はコントロールできるはずだ。

 

 

「っ、力が!?」

 

ギャスパーの能力が収まったのを確認し、拘束されている二人を解放する。

 

 

「あ、ありがとうございます......!」

 

「.......助けてくれて、ありがとうございます。でもどうしてアナタが?」

 

ギャスパーは素直に感謝しているが、小猫は感謝しつつも警戒している。

 

まあ、当然だよね。でもさすがに『トイレに行くついでに助けに来た』なんて言ったら怒るだろうし.........ここは悪いけど、あの二人の名前を使おう。

 

「ヴァレリーと黒歌が、悲しむ」

 

「っ、ヴァレリーが! / な、姉様!?」

 

 

俺が答えると二人とも目を開いて驚いた。小猫のそんな顔ってかなり珍しいんじゃない?

写真撮ってオカルト研究部の連中に見せたら、どんな反応するんだろう?

 

「あ、あの、ヴァレリーのことを知っているんですか!?」

 

「彼女はキミと同じく、神器を宿したために、一族から追われた。今は俺たち『蒼天の紅旗』にいる」

 

「っ、ヴァレリーも!? そんな、彼女は無事なんですか!?」

 

「ああ。皆とも、仲良くやっている」

 

「そ、そうですか、良かった..........あの、ヴァレリーを助けてくれて、ありがとうございました!」

 

ギャスパーはお礼を言うと頭を勢いよく下げた。素直だなぁ、将来悪い人に騙されないかお兄さん心配だよ。リアス達もこんなに素直だったら良かったのに。

 

 

「気にするな。それよりも、身体は大丈夫か?」

 

「あ、はい。でも、不思議な感じです。今までは神器の不安定な力を感じていたのに、今はそんな感じはしないです.........」

 

「俺の力で、神器の力を封印した。鍵を使わなければ、神器の力は、表に出てこない。

鍵となる言葉を教えるから、それでコントロールすると良い」

 

「っ、そうなんですね。でも鍵となる言葉って.......」

 

「キーワードは、『ザ・ワールド』だ。試してみろ」

 

 

やっぱり『吸血鬼+時間停止』と言ったらコレでしょ♪ 俺は転がっていたペンを拾い、宙に投げる。

 

「あ、はい! 『ザ・ワールド』!!」

 

ギャスパーがペンを注視し、キーワードを唱えるとペンは空中で停止した!

 

「本当だ、本当にコントロール出来るようになった........あの、ありがとうございました!! これで皆に迷惑を掛けずにいられます!」

 

「.......気にするな」ナデナデ

 

「あっ.......エヘヘ♪」

 

俺はあまりにもギャスパーが真っ直ぐに笑顔を向けてくるので、思わず頭を撫でてしまった。

仕方ない、尊いものに男女の区別など無いのだから。『萌え』に重要なのは『愛でる心』だ!!

 

 

「あの........」

 

俺がギャスパーを撫でていると小猫が戸惑ったような雰囲気で尋ねてきた。

おっとゴメンね、ほったらかしにして。そりゃあ、こんな光景を見せられたら反応に困るよね。

 

「........何だ」

 

「.....姉様を、知ってるんですか?」

 

「ああ。黒歌も、俺たちの所に、よく来る。白音、キミのことも、よく聞いていた」

 

「っ、私の本名を! でも........」

 

あ~さすがに、いきなり本名で呼んだのは馴れ馴れしかったかもね.。う〜〜ん仕方ない、ここは黒歌のお世話になろう。

 

 

「確かに、黒歌は主だった悪魔を殺して、キミの元を去った。それは事実だ」

 

「っ、なら「キミを守るためにな」.......え?」

 

「黒歌は、キミを守るために、主を殺し、『はぐれ』となる道を選んだ。彼女にとって、キミの命は、自分の人生よりも、重かったんだ」

 

「っ、そ、そんな、それっていったい.........」

 

「いずれ、黒歌に会わせよう。詳しくは本人から、聞くことだ。それまでに、気持ちに整理を、つけておくと良い」

 

「っ.........分かりました」

 

 

さあて、黒歌と会わせる場については後で考えるとして、とりあえず曹操達のところに戻るとしますかね。グラニを置いてきたから、すぐに飛べるし♪

 

俺とグラニは互いの繋がりを利用すれば、ある程度の距離ならお互いの場所へ瞬間移動が出来るようになった。

具体的には半径500mぐらい。言ってみれば【NARUTO】の『飛雷神の術』だ。

 

どうやら転移系の術は俺とは相性が悪いらしく、転移系で使えるのがコレしか無いんだよね。

まあ、神様チートのおかげで術のプロセスとかが分かれば習得出来ないワケではないから、機会を見てゲオルクとかに相談してみよう。

 

 

「........皆のところへ戻るぞ」

 

「はい!」

「........はい」

 

 

俺は二人の肩に手を乗せるとグラニの気配を探り、転移した。

 

 

 





ギャスパーは呂布に懐いているように見えますが、ヒロインではありませんwww(念のため)
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