ようやく、今章も終わりが見えてきました。
マジで長くなったな................これも会談で聖書陣営の突っ込みどころが多かったせいだwww
「っ、あれは!?」
「あの紋様は................まさか!?」
テロリストの殲滅が終わり、皆のもとへ戻ってきたら今度は魔方陣が俺たちの頭上に展開された。
そして魔法陣の中から現れたのは一人の女性悪魔だった。
髪はダークブロンドの長髪を頭上で束ね、褐色の肌に眼鏡を掛けていていかにもインテリ系という感じだ。そして一誠が喜びそうな胸元が大きく開き、深いスリットの入った扇情的なドレスを纏っていた。
「ごきげんよう。『現』魔王サーゼクス・ルシファー、それにアザゼルにミカエル」
あの女、もしかして................
「そうか................今回の襲撃の黒幕はキミか、『カテレア・レヴィアタン』」
「ええ、そうです。あなたたち現政権が天使や堕天使と和平を結ぶなどという世迷言を宣うものですから、『正当なる血統』をもつ我ら真の悪魔が止めようとしたのですが....................所詮は人間ですね、全く役に立たないとは」
やっぱり................アイツはカテレア・レヴィアタン。
その名の通り、先代魔王レヴィアタンの血族。先代魔王が神と相討ちになり滅び、新たな魔王にサーゼクスやセラフォルーなど力のある若手が選ばれた時、最後まで反対し、徹底抗戦を訴えた者達................所謂、『旧魔王派』と呼ばれる連中だ。
旧魔王派はサーゼクス達が樹立した新政権に対して戦いを挑むも敗北し、冥界の隅に追放されたんだっけ?
そのカテレアら旧魔王派は現政権への恨みからオーフィスを首領にし、各勢力の不穏分子を集め『禍の団』を組織。一大派閥を形成しているというのが、原作での設定だったはずだけど今回はオーフィスがいないからなぁ....................そこんところどうなってるんだろう?
「カテレアちゃん、どうして!?」
「黙れセラフォルー! 私から『レヴィアタン』の座を奪っておいて、よくもぬけぬけと!! ・・・・・正統なるレヴィアタンの血を引く私こそが魔王に相応しいのというのに!!」
「そんな・・・・私は................」
まあ、『レヴィアタン』の名前に誇りを持ってるんなら、TPOを弁えず常に魔法少女姿の女が『魔王』で『レヴィアタン』を名乗るのは我慢ならないわな....................。
「カテレア、降るつもりは無いのか?今ならまだ間に合う。キミに荷担した者たちは倒された................キミ一人ではこの状況をどうにも出来ないはずだ」
「勘違いしないでください、サーゼクス。私は何もアナタ方と戦うためにこの場に来たわけではありません。確かにあの者たちを囮に使い、あわよくばそこにいるアナタたちの妹を拐うつもりではありましたが....................」
「「っ!!」」
カテレアがリアスとソーナを横目で見ると二人は驚きつつ、少し怯えた様子を見せる。それを聞いた眷属たちはそんな二人を守るように周りを囲む。
さすがのサーゼクスとセラフォルーも今の発言は聞き流すことは出来なかったのか、殺気と魔力が溢れ出す。
「安心なさい、この状況で二人を狙うほど私も愚かではありません。私が来たのは........................我々【禍の団】がアナタ達『偽りの悪魔』に【宣戦布告】するためです!!」
「「「「!!!!!」」」」
「な....................!」
「宣戦布告って....................」
カテレアの発言にグレモリーやシトリーの皆は驚いている。どうやら現悪魔の世情については、あまり詳しく知らなかったようだ。
「・・・・・・本気なのか、カテレア・・・」
「当然です。下等な人間を初め他の種族を悪魔に転生させ、悪魔の名と血を貶めている貴方たちを打ち倒し................今度こそ私たちが『真なる悪魔』として君臨する!!」
「『真なる悪魔』などと................まだそんなことを言っているのか」
「そうだよ、カテレアちゃん!もう悪魔が存続するためには『悪魔の駒』を使って転生悪魔を増やしていかないと....................」
・・・・・・あれ?これって俺たちにとっては好都合なんじゃない?
だって今一番問題になっている『悪魔の駒』を否定してくれているんだろ?サーゼクス達には悪いけど他の勢力にとっては願ったり叶ったりなのでは?
「フフフ............ハハハ、アーハッハッハッハッハッ!!」
「「・・・・・・・・・・」」
「サーゼクス、セラフォルー................アナタ達は本当に愚かですね。我々【禍の団】がそんなことを分かっていないとでも?」
「................なら、どうするつもりなのかね?」
「フフフ............我々は長年の研究の末、ついに手に入れたのですよ、『純粋の悪魔を産み出す技術』を!!!」
「「「「!!!!!」」」」
カテレアから告げられた衝撃の発言に今度はこの場にいる全員が驚愕した。当然だ、『悪魔を増やすために『悪魔の駒』を使っている』という前提が崩れてしまったのだから....................これマジで他の勢力にとっては良いことずくめなのでは?
「なっ、そんなことが............!」
「それは本当なのか、カテレア................?」
「当然です。『ある御方』が原初の悪魔『リリス』様の体の一部を【禍の団】に提供してくださり、それを我々が研究し開発したのです」
「なっ、リリス様の!?」
「・・・・・その『ある御方』とは?」
「フフフ、いずれ知ることになるでしょう。あの『御方』は我々以上に正当なる血統をお持ちですからね」
「「・・・・・・・・・・」」
「へぇー、つまりその『ある御方』ってのがお前ら旧悪魔派のトップってことか?」
「ええ、そうです。それからアザゼル、我々のことを『旧魔王派』などと呼ぶのは止めなさい。我々は【禍の団】、真なる悪魔たる我々とアナタ方教会や堕天使に虐げられた者たちによって構成され、アナタ方『現聖書陣営』を打倒する存在です」
「そいつは失礼した。でもそうか................俺たち聖書陣営の『ツケ』がこんな形で出てきちまったワケか................」
「・・・・・・・・」
アザゼルもミカエルも何とも言えない顔をしている。無理もない、これで【禍の団】は現悪魔だけではなく『聖書陣営』にとっての脅威になったワケだからな................悪魔陣営だけだったら切り離すことも出来たかもしれないのにね。
でも............『リリス』『カテレア以上の正当の血統』か....................確か原作で.................
「........................リゼヴィムか?」
「なっ!何故お前が『あの御方』のことを知っている!?【深紅の武人】!!」
「「「「「!!!!!!!」」」」」
あ、やっぱり............いや、原作の終盤でリゼヴィムが『リリスの母体』を利用して純血悪魔を量産して悪さしてたのを思い出しただけなんだよね。
「サーゼクスちゃん............」
「ああ、まさか彼が動き出すとは............」
「ちっ、面倒なヤツが現れたな............だが、それなら『リリス』の一部を持っていたのも納得だ」
「流石は【深紅の武人】ですね。まさか、あれだけの情報でリゼヴィムの存在に気付くとは....................」
リゼヴィム・リヴァン・ルシファー。
『明けの明星』と謳われた前魔王ルシファーの実子であり、聖書では『リリン』と言われている悪魔。
原作の終盤では【禍の団】のトップとして悪事の限りを尽くし、主人公たちを苦しめた................ディオドラを超える『ゲスの極みゲスの神』って感じのヤツだ。
どうやらこの世界でもゲスの限りを尽くしているようだ............................見つけ次第、始末しよう。
「リゼヴィム................!」
ヴァーリの顔が怒りに歪んでいる....................そう言えばヴァーリは父親を殺されたうえに、幼少の頃リゼヴィムから虐待を受けてたんだっけ?
................ヴァーリには悪いけど、リゼヴィムを殺るのは早い者勝ちってことで。
「....................なるほど................どうやら噂以上の人物のようですね。貴方の相手は『かの存在』に任せるつもりでしたが....................予定変更です!ハアッ!!」
ビュルンッ!
ギュルギュルギュルギュルッッ、ガシッ!!
突如カテレアの両腕が伸び、俺を襲ってくる!!
俺は咄嗟に左腕を盾にするが、カテレアの両腕は俺の左腕にグルグル巻きになった!!
「貴方は危険だ、予想以上に!ここで私の命と引き換えにしてでも始末します!!」
「呂布!!」
「自爆するつもりか!?」
「呂布さん!!」
「マズイ、方天画戟ごと左腕を巻き込んでいる!あれじゃあ戟を振るえない!!」
「っ、奉先様!!」
あぁ~、何か原作でこんなシーンあったよね。あの時はアザゼルが自分の腕を切り落として切り抜けたんだっけ?
でも俺は腕を切り落とすのは勘弁だな........................お茶碗持てなくなるし.............ということで、方天画戟の『聖』の力を体の中を通して右手の人差し指に集めてっと........................チョン
バァァァァァァァ!
バリバリバリバリィッッ!!
ズガガガガガガァッッッ!!
圧縮した『聖』の力を内包した光をカテレアの腕に触れさせると、凄まじい勢いでカテレアの腕を破壊しながら体へと伝わっていく....................そして........
「なっ!?私の腕がっ、体がぁっ!?ギャアァァァァァァァァ!!!」
カテレアは断末魔を上げながら、光と共に消滅した....................。
「「「................................................」」」
「もう........心配させないでよね、呂布!」
「さっすが、呂布さん♪」
「ああ、まさか一指であの状況を切り抜けてしまうなんてな・・・・・・」
「ふっ、聖槍を準備していたが無駄になってしまったな」
「まあ、カテレアの自爆程度で呂布がどうにかなるとも思えなかったがな....................」
「ハア................素敵です、奉先様///////////」
固まっている聖書陣営と『さも当然』と言わんばかりの『蒼天の紅旗』やヴァーリを尻目に今回の襲撃な幕を下ろすのだった・・・・・・・
「では、聖書陣営の皆さん。賠償と慰謝料の件、よろしくお願いします。それから今回の襲撃の件については日本神群に報告しておきますので」
あの後、曹操がひとまず話すべきことは話したので今回の会談は終了すべきだと進言、聖書陣営のトップたちもテロリストの襲撃を受けた以上会談を続けるのは危険と判断し解散することになった。
ちなみに『禍の団』については、俺たち『蒼天の紅旗』はひとまずノータッチだ....................まあ、今のところは聖書陣営の中での揉め事だしね。
「ああ................でも出来ればお手柔らかに頼むぜ」
「それは日本神群が判断することですよ。我々はあくまで起きたことをそのまま伝えるだけですので」
「それでも、ですよ............我々も日本神群と争うつもりは無いのですから................」
「まあ、『禍の団』というテロリスト集団の件がありますからね....................善処はしますよ」
「よろしくね、曹操くん☆」
「曹操殿、そして『蒼天の紅旗』の皆さん。このたびは我々の不手際により迷惑を掛けたこと、深くお詫びする。慰謝料および呂布殿への報酬については日本神群を通して払わせてもらうよ」
「よろしくお願いします、ルシファー殿。出来れば早めに払ってもらえるとありがたいですね................では、これにて」
曹操が踵を返すと俺たちもそれに続いてこの場を去ろうとする。........................しかし............
「っ、お待ちください!!!」
何故か、いきなり呼び止められた・・・・・・
テロリスト集団の名前は良い名前が思い浮かばなかったので、とりあえずそのまま『禍の団』にしました。
純粋な悪魔の量産については、原作とは違いリゼヴィムが聖杯を使って邪龍の量産が出来なくなったので別展開にしました。