深紅の武人が住くD×D   作:あさやん&あさやん

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今章はそこまで長くなることは無いと思います。

ですが今後の悪魔政権についての在り方への伏線にしたいので、細かく書くつもりです。

グレモリーVSシトリー戦はどの程度書くかは考え中です。




悪魔の未来編
第四十八話


 

 

 

 

 

聖書陣営の会談から一ヶ月半が過ぎたころ、俺は曹操のいる執務室に呼ばれていた。

 

 

コンコンッ

 

「入ってくれ」

 

ガチャ

 

「................失礼する」

 

俺が部屋に入ると曹操がいつものポジションに座り、隣にゲオルク、そして賈駆が曹操の仕事用の机の前に立っていた。

 

 

「よく来てくれた、呂布。朝早くから呼び出して、すまないな」

「....................気にするな」

 

別に問題ないよ、朝ごはんも食べた後だったしね........................ご飯を食べる前だったら、怒ってたけど..............。

 

 

「ありがとう。では全員揃ったことだし............始めてくれ、ゲオルク」

「ああ。今回二人を呼んだのは、神々からの依頼............というよりも打診だな。例の声明を出した主神たちから打診があったからだ」

「ふーん、内容は?」

「『今度、冥界で行われる悪魔たちのパーティーに一緒に出席してほしい』というものだ」

 

あ~~、もうそんな時期かぁ~....................やっぱり俺たちも参加するのね。今回はどうなるんだろう、このパーティーって原作とアニメで展開が違っていたんだよね。

 

原作では黒歌が妹である白音を連れていこうとして、一誠に阻止されるんだよね。しかもその時に一誠は『禁手』を会得するんだけど、アニメではそれに加えて『北欧の悪神 ロキ』が襲撃してくるんだよなぁ....................今思い返してみても、尺の都合とは言えアレは無理があったよなぁ....................今回はどうなるんだろう?

 

 

「ハア?何でわざわざ悪魔連中のパーティーにボクたち『蒼天の紅旗』が出なきゃならないのよ?」

 

「恐らく、牽制するためだろうな。神々の声明があるとは言え、欲深な悪魔たちのことだ。良からぬことを企んでいても不思議ではない。だから改めて、悪魔たちに直接釘を刺すつもりなんだろう................俺たちの目の前で」

 

「はぁぁぁ~~、本当に手間を掛けさせてくれるわね。悪魔たちは................それで?メンバーは私と呂布とゲオルクってところかしら?」

 

「いや、ゲオルクには留守を頼む。行くのは俺と賈駆と呂布の三名だ。一応、神々からの打診だしな................それに今回は『蒼天の紅旗』として呼ばれているからな、リーダーである俺が行くべきだろう』

 

「そう..........ちなみに悪魔たちがボクたちにちょっかいを掛けてくる可能性は?」

 

「無いとは言い切れないが、可能性は低いと思う。神々がいる場でそんなことをしてくるヤツがいれば、馬鹿を通り越してただの自殺志願者だ」

 

「それに悪魔陣営としては神々や俺たちとは仲良くしたいんだろう。少なくとも敵対して良いことは何一つとして無い....................リゼヴィムの件もあるしな」

 

「ああ、今回のパーティーは聖書陣営............というよりも悪魔陣営の立場をハッキリとさせるためだろう。何せ『禍の団』が純血の悪魔を量産して、各陣営にテロ行為を仕掛ければそれだけで現政権は詰むからな」

 

「なるほど。だから神々やボクたちを呼んで『そういった連中が現れても自分たちとは関係無い』と表明するわけね」

 

「そういうことだ。それに俺たちにとってもこれは悪くない話だ。現悪魔政権の情勢を直接見ることが出来るんだからな。この機会に情報収集をしてくる....................ついでに確かめたいこともあるしな」

 

「確かめたいこと?」

 

 

「・・・・・なに、個人的なことさ。気にしないでくれ」

 

 

あ、そうだ!このパーティーにはリアスにソーナ、サイラオーグといった若手も集まるんだよな。ならせっかくだし、あの二人も連れていこう。

 

「........................曹操」

「ん?何だ、呂布」

「.......................同行させたい者がいる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏休み................俺たちグレモリー眷属は部長に連れられ、冥界にある部長の実家に来ていた。

 

部長の実家で熱烈な歓迎を受けた俺たちは、今年十八歳の成人を迎える若手悪魔の顔合わせで、魔王領へ向かった。そこで黒髪の短髪で筋肉質で野性的なイケメンのサイラオーグ・バアル。眼鏡を掛けた冷たい視線が特徴の美少女、シーグヴァイラ・アガレス。平気で女性にセクハラを働く下品なヤンキーのゼファードル・グラシャボラスに会った。

 

本当はもう一人、アスタロト家の嫡男であるディオドラ・アスタロトというヤツもいるはずだったんだけど少し前に眷属と一緒に行方不明になってしまったらしい....................。

 

そして会場で初老の悪魔や若い悪魔、何人もの偉いさんや魔王様の前でその三人に加えて部長とソーナ会長の計五名が今後の目標を訊ねられる。

 

魔王を目指すというサイラオーグさん、レーティングゲームの王者になるという部長と其々が目標を掲げる中、最後にソーナ会長が冥界にレーティングゲームの学校を建てるという目標を語るが、偉いさん達は難色を示す。更にその学校が今ある特権階級や上級悪魔だけが通えるものと違い、下級悪魔や転生悪魔でも通える分け隔てのない学校だと知ると、今度は爆笑し出した。それは楽しくて浮かべる笑いではなく、多分に嘲りを含んだ嘲笑だった。

 

堪らず匙が偉いさんに噛み付くが、逆に下僕の教育がなってないと会長が叱責される始末だ。それを見たセラフォルー様がブチギレた。偉いさんも魔王様に逆らう気は無いのか、反応に困っている。セラフォルー様はソーナ会長がゲームに勝てるなら文句は無いだろうと主張、それを受けたサーゼクス様が部長と会長のゲームを提案、双方それを受諾し、非公式ながら俺達はゲームをする事になった。

 

その後、会合は終わり俺たちは各神話群の神様や他の勢力のお偉いさんが集まるパーティー会場に移動することになったんだが、パーティーということもあってパーティー用の衣装に着替えた(朱乃さんは和服だったけど)。そして俺たちはパーティーまではまだ時間があるので会場前のホールでパーティー開始までの間、待機することになった。

 

 

「おーい、お前ら!こっちだこっち!」

 

俺たちがホールに到着すると、今やオカルト研究部の顧問であるアザゼル先生とサーゼクス様が威厳たっぷりな爺さん達と話をしていた。俺たちはアザゼル先生に呼ばれたので向かうことにする。

 

「アザゼル先生!来てたんすね」

「ああ、ついさっきな。ゼウス、オーディン、ポセイドン、紹介するぜ。俺が今面倒を見ているリアス・グレモリーとその眷属達だ。そんでもってこのスケベ顔が今代の赤龍帝、兵藤一誠だ」

「ちょっ!何すか、スケベ顔って!?」

 

ちょっとアザゼル先生!!もっとマシな紹介が無かったんですか!?それにゼウス、オーディン、ポセイドンって確かものすごく偉い神様の名前じゃあ....................。

 

 

「ほう、こやつが今代の赤龍帝か....................確かにスケベそうじゃな」

「うむ、ある意味悪魔らしいと言えるな」

「ガーハッハッハッ!!確かに、欲望に忠実そうじゃな!!」

 

 

モノクルを付けた爺さんが俺を見て答えると、半裸の爺さんやローブを付けた爺さんが同調する。ほらぁ、そんな風に呼ぶから俺のキャラが定着しちゃったじゃん................まぁ、否定は出来ないんだけど................。

 

神様たちに弄られていると部長が前に出てきて挨拶をする。

 

 

「ゼウス様、ポセイドン様、オーディン様。はじめまして、リアス・グレモリーと申します。本日はようこそおいでくださいました」

 

「ほう、そなたがルシファーの妹か。なかなか別嬪じゃのう」

「うむ。まあ、ワシの海の女には劣るがな」

「ガーハッハッハッ!ポセイドンよ、そう言うな。この年頃の女子にしては育っているではないか!」

 

「オーディン様、ゼウス様、ポセイドン様、恐れ入りますが私の妹に卑猥な目線を向けるのは控えていただきたい................」

 

サーゼクス様が部長を庇うように背中に隠す。そうだそうだ!!いくら神様だからって堂々と部長にセクハラするんじゃねえよ!あの立派なお乳は俺のもんじゃあ!!

 

 

「はぁ................何を堂々と卑猥な発言をしておるんじゃ?」

「HAHAHAHA!いいじゃねえかYO、せっかくのパーティーなんDA 。楽しくやろうZE♪」

「何を言っているんですか................あのようなことをあんな大きな声で言ったら、我々まで品位を疑われますよ」

 

 

声をした方へ振り返ると、十二単だっけ?昔の日本の貴族が着ているような着物姿の小柄な女性と坊主頭でファンキーなオッサンと緑髪の美形な青年が近づいてきた。

 

「げっ!天照、帝釈天、ダグザ................」

「これは天照様、帝釈天様、ダグザ様................ようこそ御越しくださいました」

「『げっ!』とはご挨拶じゃのう。妾の領域で随分好き勝手やってくれたというのに」

「っ、それについては賠償を払うってことでケリが着いただろうが....................」

 

天照って確か日本神話で一番偉い神様だよな................あ~~この間の会談で話していたアレか、確かに俺たち日本にいる悪魔にとっても耳が痛い話だよなぁ................。

 

 

「天照様............その節は多大なご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございませんでした................」

 

サーゼクス様が天照様に頭を下げる。それを見た天照様が若干呆れたように答える。

 

「ふん、今更じゃな。まぁ、妾の言いたいことは曹操がほとんど言ってくれたみたいじゃし、賠償はキッチリ払ってもらうからな............今更お主が頭を下げる必要は無いわ」

「................っ、申し訳ありません」

 

 

何だよ!サーゼクス様がせっかく頭を下げて謝っているのに!!神様のくせに器が小っせえぞ、ついでにおっぱいも!!

 

俺が天照に怒りを覚えているとアザゼル先生が神様たちに尋ねる。

 

「でも意外だな、まさか各神話群の主神が悪魔に呼ばれて冥界に来るとはな................どういう風の吹きまわしだ?」

 

「............なに、ちょっとした気まぐれじゃよ」

「そうそう、単なる神の気まぐれSA☆」

「そのとおりです、アザゼル。気にしないでください」

 

「・・・・・何を企んでいるんだ?」

 

「失敬な、儂らはただパーティーに参加しに来ただけじゃ」

「そうじゃぞ、そんな疑り深いからいつまでも独身なんじゃ」

「うむ、何なら女を紹介してやろうか?アザゼルよ」

 

「うっせー!余計なお世話だ」

 

 

俺たちはアザゼルが神様に弄られてる滅多に見られない光景に驚いていると、途端に周りが静かになる........................辺りを見回すと皆ある方向を一点に見ていた。

 

 

俺たちもその方向に目を向けると・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『蒼天の紅旗』の連中がこちらに向かって歩いてきていた........................

 

 

 

 

 

 

 

 





原作では『会合→修行パート→パーティー→シトリー戦』という流れですが、今作では『会合→パーティー→修行パート→シトリー戦』という流れにします。

理由は黒歌初めヴァーリチームの立ち位置が原作と異なるからです。

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