アーシアがヒロインとなりましたが、いつ頃原作組と合流させるか考え中です
あと前話で天照が「妻は6~7人」と言っていましたが「10人ほど」に変更しました。
理由は・・・・6~7人じゃ収まらなくなったからです。すみません!!
アザゼル先生が連れてきたのは、まさかの私の両親だった...........!
父様、母様.......どうしてここに............!?
父様と母様のことを忘れたことは無い、いずれ自分から会いに行くつもりではあった。
でも、あまりにも唐突な再会と何も言わずに悪魔に転生したことへの後ろめたさから、私の頭は混乱してしまった。
何か言わないといけないと分かってはいても、言葉が出てこない。
そうして私が黙っていると二人が近づいてきて、父様が手を上げる。
ぶたれる!! そう思って、思わず目を瞑るが..........私が感じたのは衝撃ではなく、頭の上に無骨ながらも暖かい感触だった。
私が恐る恐る目を開けると..........父様の手が頭の上に乗っていた。子供のころによく頭を撫でてくれた、父様の大きな手.........。
「........元気そうで何よりだ、朱乃」
「本当に..........心配したのよ」
父様が撫でている手を下ろし、代わって今度は母様が私のことを優しく抱きしめてくる。
気づくと私はボロボロと涙を溢していた。
「っ〜〜〜〜ごめんなさい........父様、母様! 勝手なことをして、ごめんなさいっ.........!」
「良いんだ朱乃、私が悪かったのだ。お前の気持ちを知っておきながら、強引に事を進めてしまった...........悪い父親だった」
「朱乃。貴方が元気でいてくれる、それだけで私達は十分よ」
母様に抱きしめられた私は泣きながら何度も謝った。そして父様と母様はそんな私を何度も優しく許してくれた。
私はこの日ほど、二人の子どもとして生まれてきて良かったと思ったことはなかった..........。
「失礼しました.........お恥ずかしいところをお見せしましたわ///////」
ひとしきり泣き、ようやく落ち着いてきたところで私は皆がいることを思い出した。うぅ~〜~、恥ずかしい//////////////
「うふふ、いいのよ朱乃。せっかくのご両親との再会ですもの、存分に甘えなさいな♪」
「まぁ、三人とも喜んでもらえたみたいだし、俺も世話を焼いた甲斐があったってもんだ♪」
「フォッフォッフォッ、気にせんでも良い。別嬪の泣き顔というのも、それはそれで乙なモンじゃからのう」
「オーディン様、不謹慎ですよ!」
うぅ~~~あんな顔、奉先様以外に見せたくなかったのに~~~!
それにリアス、貴方だってさっきまで落ち込んでいたじゃない!! 後で覚えておきなさい!!
私が皆に祝福されてるのか、からかわれてるのか分からない言葉に赤面していると父様が尋ねてくる。
「朱乃、アザゼルから呂布殿とお会い出来たと聞いた。その.......どうであった、あの方は?」
父様も奉先様のことは気になっていたのだろう、何せ今や『世界最強』と謳われる御方なのだから。
父様も母様も奉先様とは子供の頃にお会いしたきり。しかも、言葉を交わしたのは少しだけ。
娘の想い人なら尚更だ...........けど私の答えは決まっている。
「もちろん、素晴らしい御方でしたわ。あの頃よりも強く、逞しく、頼もしくなられて........なのに、あの頃と変わらない優しさと情の深さをお持ちになられておりました//////////////」
「っ........そうか、ならばお前が選んだ道はきっと正しかったのだろう。私は、もっとお前のことを信じるべきだった」
「フフフ、だから言ったんですよ、貴方。呂布殿なら心配ないって♪ウフフ」
「そうだな.........」
良かった、父様も母様も奉先様のことを認めてくれたみたい。大丈夫よ、父様。
私の気持ちは既に奉先様にお伝えしています。父様もお会いすれば、きっと奉先様のことを気に入るはずだから♪
それにあの方なら、きっと私の気持ちにも応えてくれるはず...........。
しかし私が両親と話し込んでいると、オーディン様が近くに寄ってくる。
「ほう、お主が呂布に告白したという女子か..........フム、なるほどのう。少々危ういか、だから呂布は.....................名は何と言う?」
「は、はい。姫島朱乃と申します」
「フォッフォッフォッ、そう畏まらんでも良い。別に取って食おうというわけではない。
ただ、此度の一件の『きっかけ』となった女子がどのような人物か知りたかっただけじゃ。なにせ、儂がこうして日本に来ることになったわけじゃからのう」
「え、えっと、それはいったい...........?」
どういうことなのかしら? オーディン様が来日した理由に私も関係している、ということ?
私がオーディン様の言葉に困惑しているとアザゼル先生が代わりに尋ねてくれる。
「そういや、まだ聞いてなかったな。なぁオーディン、今回わざわざ日本に来た理由は何なんだ? 天照のヤツに相談することがあるとしか聞いていないんだが?」
「うむ、そうじゃなぁ。一先ずお主らに関係のあることで言えば...........」
「呂布の結婚相手を儂ら神々で用意しよう、ということになってのう。その相談じゃ」
「............え?」
この瞬間、私の時間が止まった..........。
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結婚? あの呂布が? 何で呂布の結婚相手のことで神様たちが動いてるんだ?
いや、それよりも.............!!
「朱乃!」
「朱乃さん!」
「朱乃さん、しっかりしてください!」
「朱乃先輩!」
「「朱乃!!」」
オーディンの爺さんの言葉により、朱乃さんが膝から崩れ落ちてしまった!
顔なんか真っ青で朱乃さんの両親が支えなければ、今にも倒れてしまいそうだ!!
「おい、オーディン..........そいつはいったいどういうことだ...........?」
爺さんの言葉にアザゼル先生も不機嫌そうに、いやむしろ怒りを押し殺しながら爺さんに尋ねる。
そりゃそうだ、他の連中は知らないが俺達や朱乃さんの両親は朱乃さんの気持ちを知っている! 朱乃さんがどれほど呂布のことが好きなのかということも!!
なのに、いきなり結婚相手って............それじゃあ朱乃さんはどうなるんだよ! あんなに覚悟を決めて、告白までしたってのに!!!
「そう睨むでない。以前、呂布に相談を持ちかけられてのう。詳細は省くが.........簡単に言うと『女性と結婚するにはどうすれば良いか』というものじゃった。
故に各神話群から呂布の好みや相性の合う女性を見繕って結婚させる、ということになったわけじゃ」
そ、そんな..........それじゃあ呂布のヤツは............。
「ハーレムってことじゃないかぁぁぁぁぁ!!!」
俺はあまりの羨ましさと悔しさに、思わず膝を着いて叫んでしまった。
だってそうだろ? 神様のことだから、そりゃあもう美人でスタイルの良い女性ばかり選んでくるに違いない!
そんな女性たちでハーレムを築けるなんて........ 羨ましすぎるだろぉぉぉぉぉぉ!!!
「一誠君............」
「最低です」
「あの、今は朱乃先輩のことを心配するべきじゃあ............?」
「兵藤、この状況で他に言うことねえのかよ。さすがに引くぞ」
「何じゃ? 何故この赤龍帝の小僧は泣きながら、打ちひしがれているんじゃ?」
「.........申し訳ありません、オーディン様。この子の夢がハーレムなんです.........」
部長や他の皆がドン引きするような、呆れるような目で俺を見てくる。
だってしょうがないじゃん! 俺の.......いや、全世界の男の夢なんだから!!
「........さようか。だが赤龍帝の小僧よ、これはそんな単純な話ではない、高度に政治的な問題なのじゃ。一歩間違えれば世界の均衡が崩れるほどのな」
え? 政治的な問題? それに世界の均衡が崩れるって何だよ。
「あのぉ、それってどういうことっすか?」
「ハァ、よく考えてもみよ。呂布が例えばどこかの弱小勢力に所属する女と結婚し、子どもを作ったとしよう。
そうなれば呂布の寵愛を受けたその勢力は、たちまち世界のトップになるわけじゃ..........儂ら神々を従えるほどのな」
「なっ! そ、そんなことって...........」
「何もおかしなことではない、『呂布奉先』というのはそういう存在なのじゃ。
故に儂ら神々は各勢力に警告を発したのじゃ、世界の均衡を保つためにのう」
マジかよ、そんなとんでもないスケールの話だったのか..........あれ? じゃあ何で急に結婚相手を見つける、なんて話になったんだ?
「あの~~それじゃあ何で今さら結婚相手を探すことになったんですか?」
「それはのう.........呂布自身が望んだことだからじゃ」
「っ...........奉先、様が..............?」
なっ、呂布がハーレムを望んだだと!? あのヤロ~~~朱乃さんの気持ちを知っておきながら、神様にハーレムを要求するなんて!!
「くっそ! 呂布のヤツ! 朱乃さんに告白されておきながら、それを踏み躙るような真似しやがって..........! 今度あったらタダじゃおかねえ!!!」
「一誠君、落ち着いて.........」
「木場! お前、朱乃さんがこんな目に合わされて平気なのかよ!? 朱乃さんがどんだけアイツのことを好きだったか知ってるだろ!? それを............」
俺は呂布の朱乃さんへの仕打ちに怒りを滾らせる!!
ヒュンッ!!!
しかし俺の耳に風切り音が伝わると同時に、喉元に鋭利な物が突きつけられていた!
見ればクー・フーリンってヤツがどこから取り出したのか...........赤い槍の穂先を俺に向けていた!
「おい坊主、テメェ.........滅多なことを口にするモンじゃねえぞ。あの呂布が、そんなクソみてぇな真似するハズ無ぇだろうが................殺すぞ............!」
「ヒッ!」
クー・フーリンから発せられる殺気に思わず悲鳴を出す! 槍を喉元に突きつけられていなければ腰を抜かすところだった。
「イッセー!」
「一誠君!」
「イッセー先輩!」
「動かないで下さい!!」
「「「!!!」」」
部長たちが慌てて助けようとしてくれるが、周泰って子が皆の動きを制止させた! いや、皆は止まらざるを得なかったんだ。
何故なら…………ギャスパーが人質に取られていた!!!
周泰はギャスパーの背後に回り刀を喉元に当てた上、ギャスパーの両目を手で塞いでいた。
恐らくギャスパーの能力を警戒したのだろう............あまりにも一瞬の出来事のため、アザゼル先生もその場から動けていなかった。
「シトリー、アンタ達も動くんじゃないわよ?」
賈駆の声に反応して目を向けると、今度は会長達がメディアって子の結界によって動きを封じられていた!!!
は、速すぎる! 何なんだよ、コイツらのこの連携のスピードは!?
まるで誰がどう動くのか予め知っていたかのような、一瞬で部長や会長達の動きを封じちまいやがった!!!
そんな一触即発の空気の中でオーディンの爺さんが動き出す。
「フゥ、やれやれ、世話が焼けるのう。蒼天の、気持ちは分かるがそこまでにしておけ。これは最高神としての命令じゃ」
「「「.....................」」」スッ
オーディンの爺さんの命令により、クー・フーリンと周泰は獲物を納めてメディアは術を解く。
しかし、未だ殺気は向けたままこちらを睨んでいた.。
「ギャスパー!」
「ごめんなさい、部長さん......ボク、何も出来ませんでした」
「いいえ、仕方ないわ。私達だって何も出来なかったのだから」
「一誠君、大丈夫!?」
「あ、ああ............」
「イッセー先輩、首から血が..........」
「ん? ああ、大丈夫だよ、これくらい............」
ギャスパーが解放され部長が駆け寄り、木場と白音ちゃんも俺を心配してくれる。そしてオーディンの爺さんが俺達に歩み寄ってきた。
「災難じゃったのう、赤龍帝の小僧。じゃがアレはおぬしが悪い。呂布の気持ちやその想いを知りもしないで、呂布を貶めるようなことを口にしたのじゃからな。
しかも、それをよりにもよって『蒼天の紅旗』の前で言うなど………ああなるのも無理はない」
「でも、アイツは「呂布はそのような男ではない」っ............」
「儂らはおぬしらよりも呂布のことを知っておる。アヤツは決して人の気持ちを踏み躙るような真似はせん。ましてや自分のことを愛してくれる者ならば尚更じゃ」
「っ..................」
な、何だよ、それ...........何でそんなことを、そんな真剣な顔で言えんだよ。『蒼天の紅旗』の連中はまだ睨んでるし。
俺が行き場の無い怒りを感じてると、朱乃さんが涙ながらにオーディンの爺さんへ尋ねる。
「あの..........オーディン様、奉先様の気持ちというのは...........?」
「うむ。それを話すには、先ほどの儂ら『神々の警告』について詳しく説明しなければならないのう」
そうしてオーディンの爺さんは滔々と語り始めた。
今章の主役はある意味、一誠とも言えます。そのため、今章は一誠視点で描かれることが多いと思います。
作者は別に一誠が嫌いというわけではありません。エロくても良いのです!スケベでも構いません!それがキャラの魅力・・・・・バトル物なら、それが『強さ』に繋がっていれば問題無いのです!!
代表的な例を挙げれば【GS 美神】の『横島 忠夫』ですね。当初はスケベなだけのギャグ要員でしたが、『きっかけ』を得たことで『煩悩=強さ』となり最終的に主人公よりも強いキャラとなりました。
今作では一誠をあんな感じにしたいと思っています。まぁ、さすがに呂布よりも強くはなりませんがwww