今章は予想よりも早く終わるかと思いましたが....................全然そんなことありませんでした。
むしろ、これだけの文字数になっても普通くらいの長さで終わりそうですwww
天へと昇る赤いオーラ・・・・・あれはまるで冥界で見た呂布様のようだった・・・・・・・・・。
今度も呂布様かと思ったが....................方向が違う。それにかつて冥界で見た呂布様のオーラは、激しい怒りは感じたがあんなに禍禍しくはなかった....................................。
あの方向・・・・・ちょうどイッセーが吹き飛ばされた方向・・・・・・っ、まさか!?
私の悪い予感は最悪の形で的中することになる............................。
≪我、目覚めるは≫
<始まったよ>
<始まったね>
寒気がするほどの呪詛が込められた詠唱とともに天へと昇ってるオーラが、今度は球体状に集まる。
≪覇の理を神より奪いし二天龍なり≫
<夢が始まる>
<幻が終わる>
普段のイッセーとはとても思えないほど無機質な声と、老若男女の悲壮感に満ちた声が聞こえる中、球体状に集まったオーラが硬質化する・・・・・・まるで繭か卵のようだ。
≪無限を嗤い、夢幻を憂う≫
<世界が求めたのは>
<世界が否定したのは>
ギリシャ神話に『パンドラの箱』という逸話がある。この世の全ての災厄が封じ込められたという箱。その中には一つだけ希望が入っていたというが........................あの中には紛れもなく『災厄』しか入っていないことが分かる。
≪我、赤き龍の覇王と成りて≫
<いつだって、力だった>
<いつだって、愛だった>
ピシピシッ!硬質化したオーラが、孵化寸前の卵のようにひび割れていく........................................。
<何度でもお前たちは滅びを選択するのだなっ!!>
≪≪≪汝を紅蓮の煉獄に沈めよう≫≫≫
≪『覇龍 ジャガーノート・ドライブ』!!!≫
ピシャンッピシャンッピシャンッピシャンッピシャンッ!
ドゴォォォォォォォォォォォンッッッ!!!
イッセーだけではなく、様々な人物が混じった声にて詠唱が完了すると同時に、またもや巨大な爆発が起こり、辺りが煙に覆われる........................やがて、煙が晴れるとそこには............................................。
血のように真っ赤なドラゴンが誕生していた...........................。
グォォォォォォォォォォォォォォッッッ!!!!
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォ!!
赤き龍が咆哮を上げると翼にある宝玉のような物から、魔力によるエネルギー弾が雨あられの如く放たれ・・・・・・呂布様やロキ、リゼヴィムの三人を襲う!
「ふん、くだらん」
「おっとっと、凄い凄い!まぁ、ボクちゃんには効かないんだけどね♪」
イッセーの弾幕攻撃をロキはバリアを張って防ぎ、リゼヴィムは『神器無効化』で無力化する。一方、呂布様は・・・・・・・・・・・
ガキィンッバキィンッガキィンッキィンッバキィンッッ!
いつぞやの会談の襲撃時に見せてくれたように・・・・・・自身に向かってきた魔力弾を全て戟で弾き、リゼヴィムの方へ軌道を変えてしまった!!
パシュゥゥゥゥゥン................................
「おっほ♪すげえ、すげえ!あの弾幕攻撃を全部弾き飛ばすところか、狙ってボクちゃんの方へ飛ばすなんてね☆でも無駄無駄無駄♪」
やはり........................リゼヴィムの方へ弾き飛ばした魔力弾もヤツの能力で消されてしまった。本当に厄介な能力ね....................................!
カシャンッカシャンッカシャンッカシャンッ........ギュィィィィィィン!!!
イッセーの鎧の胸の部分が展開し、レーザー砲のようなものが現れる・・・・・・・・まさか!?
赤いオーラが発射口に集まり、恐ろしく強大なオーラがあの発射口に溜まっていっている。
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost............................』
『≪Longinus Smasher ロンギヌス・スマッシャー≫!!!』
数えきれないほどの倍加のコール音の後、放たれたのは超巨大な魔力砲だった!!
三人を余裕で飲み込むほどの大きさのエネルギーが襲い掛かる!
さすがの呂布様やロキも防ぐことが出来ないと考えたのか回避行動を取る・・・・・・・だが、リゼヴィムは回避をしようとはせずに手をかざす。
パシュゥゥゥゥゥン................................
「だ~~か~~ら、ムダだって言ってるのに........................ん?アチチ、ちょっとヤケドしちゃったよ☆」
「................................................................」
そんな・・・・・あれほどのエネルギーでもダメだと言うの・・・・・・・!?
でも、呂布様はリゼヴィムをジッと見ている........................いったいどうしたのかしら?
グォォォォォォォォォォォォォォッッッ!!!!
再び空気の震動が目に見えるくらいのけたたましい咆哮が鳴り響く........................それにしても信じられない、アレが本当にイッセーだなんて........................。
確かにどことなく『赤龍帝の鎧』の面影はあるけれど........................奇怪な形へと生え変わった大きな翼、あちこちが複雑に隆起し鋭角なフォルムへと変化した身体、両手両足からは鋭く尖った爪が伸び、頭部のヘルメットからは幾つもの角が形作られている。
そして何より....................激しい怒りと憎悪を感じさせる目、どれを取っても普段のイッセーとは似ても似つかない!
「ちょっと!アレって『覇龍』でしょ!?冗談じゃないわよ!!これ以上あんなのに暴れられたら・・・・・・!」
「うむ・・・・・じゃが間違いない。歴代の『赤龍帝の籠手』所有者とは些か形状は異なるが・・・・・・あの凶悪な姿は紛れもなく『覇龍』じゃ」
「くっそ!両親が連れ去られそうになったことが、トリガーになっちまったか!?それとも・・・・・・・」
「んなこと言ってる場合じゃねえだろ!幸い、ロキとリゼヴィムは呂布が抑えている。アレが本格的に暴れださない内に仕留めるぞ!!」
「「「「!!!」」」」
仕留めるって................イッセーを殺すと言うの!?ちょっと待ってよ!そんなこと................................。
「ちょっと待って!アレはイッセーなのよ!?あんな姿になってしまったけど........................私の大事な眷属なの!!
だから........................お願い、何とか殺さずに静める方法を「バカか、お前」っ................」
「お前................今の状況分かってんのか?アレはただの暴走なんかじゃねえ、『覇龍』だぞ?アレを使った『赤龍帝の籠手』所有者がどんな末路を辿ったのか............................お前だって知らねえわけじゃねえだろ?」
「っ................でも............他に何か方法が「いい加減にしなさい!リアス・グレモリー!!」っっっ!!」
「『覇龍』を静める方法?そんなものがあったら、歴代の赤龍帝はもっとマシな死に方してるわよ!?ソレが出来ないってことは、そこにいる研究バカの顔を見れば分かるでしょうが!!」
「っっっっ........................................!」
賈駆さんに言われ、アザゼルを見ると苦し気な表情をしていた................................そんな、本当に方法は無いというの............................?
「「「「....................................」」」」
「すまねえ....................リアス」
っ................眷属の皆も何も言えず、アザゼルは苦々しい顔で謝ってくる。本当に........................どうしようもないの?
私も...................もうイッセーを殺すしかない............そんな考えに至りそうになった時............................。
「ぅぅぅ................一誠................」
「ぅ............一..........誠.................」
気絶しているイッセーのご両親が、弱々しい声でイッセーを呼ぶ....................目は覚めていない、しかし気絶しながらもイッセーのことを心配しているのだ。
っっっ!!そうだ....................一誠を死なせてはいけない!!せっかく、ご両親はイッセーが悪魔であることを受け入れてくれたと言うのに........................なのに、こんな形でイッセーを失うことなどあってはいけない!!
それに私はイッセーの主、私がイッセーを信じなくてどうするの!?何としてもイッセーを元に戻さないと・・・・・・・
「イッセー!!」
「リアス!?」
「部長、いけません!!」
「部長さん、戻ってください!!」
「部長さん!!」
「よせ、リアス!!」
「あんのバカ、何考えてんのよ!?」
私はグラニの結界を出てイッセーの下へ飛ぶ!後ろで皆は戻るように言ってくるが........................これは私の役目。だって私は、あの子の主なのだから!!
グォォォォォォォォォォォッッッ!!!!
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォ!!
私が近づこうとするとイッセーは再び雄叫びをあげ、エネルギー弾を四方八方に乱射してくる!
かわしたエネルギー弾は周囲の地形に当たり爆発とともに、爆風と爆音を生む!!
陳宮さんの結界が無かったら、この辺りの地形がどうなっていたか........................................。
「くっ、イッセー!しっかりして、私の声が聞こえるでしょう!!お願い、目を覚まして!!!」
私はエネルギー弾の弾幕を何とかかわしながら、イッセーに近づく。近づけば近づくほど弾幕は激しくなり、服がボロボロになるが気にしない............................せめて、身体に触れられるまで近づかないと!!
ドシュゥゥゥゥゥゥンッッッ!!!
けれど、もう少しでイッセーの下へ到着出来るところで・・・・・・大きめのエネルギー弾が私を襲う!これまで弾幕の隙間を通って何とか避けてきたが、コレはもう遅い・・・・・!!
『ダメだわ、これは避けられない............................もうちょっとなのに....................』
私は目を瞑り、衝撃に備えようとすると・・・・・
「リアス!!」
ガシッ!!
突然、左から抱きつかれ軌道が変わり、私を襲うエネルギー弾をかわすことが出来た........................いったい、誰が........................?
「....................っ、大丈夫でしたか、リアス?」
「ソーナ!?」
私を助けてくれたのはソーナだった....................まさか、ソーナが私を助けてくれるなんて........................。
でもよく見てみると、ソーナは背中に火傷を負っていた............................恐らく、避けきれなかったのだろう。
「ソーナ、アナタ背中が............................!?」
「っ、問題ありません・・・・・かすり傷です。それよりもここは危険です、戻りましょう」
「でも、イッセーが........................!」
「闇雲に突進しても彼は助けられない、と言っているのです。彼を助けたいのなら、一旦戻って作戦を練るべきです」
「っ............................................」
確かに........................ソーナの言う通り、無策でどうにかなる状況じゃなかった。自分のせいでソーナが傷ついて、ようやく私は冷静になれた............................。
私はソーナの言う通り、皆の所へ戻ろうとするが・・・・・・・・イッセーのエネルギー弾の弾幕に妨げられる!!
ドゴォンッドゴォンッドゴォンッドゴォンッドゴォンッドゴォンッ!!
「くっ!」
「キャア!」
私とソーナは急いで障壁を張って防ぐ。二人分の魔力を全て障壁に回せばしばらくは保つけれど、逆にここから動けなくなってしまった................................。
いつまでも防ぐことなんて出来ないし................いったいどうすれば........................................。
「兵藤ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「匙!?」
「匙くん!?」
突然、匙くんがイッセーの名を呼びながら、猛スピードで私達を通り過ぎ・・・・・・イッセーの前に立ち塞がる!しかも、あの黒い鎧・・・・・あれは確か匙くんの『禁手』!!
「兵藤、テメエ!よくも会長を傷つけやがったな!!覇龍だか何だか知らねえが、絶対に許さねえ!!後でブン殴ってやるから、覚悟しとけよ!!『ライン』よ!!!」
バシュンッバシュンッバシュンッバシュンッ............ギュルルルルッッ!!
匙くんの背中から八本のラインがイッセーの身体に纏わりつく。アレはレーティングゲームで私が倒された・・・・・相手の体力や魔力を奪う能力。
なるほど!あの能力ならイッセーを殺さずに体力だけをゼロにすることが出来る!!
レーティングゲームのようにリタイアは無いけれど、体力がゼロになったら、気絶して元のイッセーに戻るかもしれない............................流石は匙くん、怒っていながらも、ちゃんとイッセーのことを考えてくれている!
グォォォォォォォォォォォッッッ!!!!
ブチッブチッブチッブチッブチッ....................。
しかし、『覇龍』となったイッセーは匙くんの八本のラインを全て力任せに引きちぎってしまった!いや、それだけじゃない........................あれは!?
キィィィィン................バシュゥゥゥゥゥン!!
「っ!?」
ドゴォォォォォンッッッ!!!
「匙!!」
「匙くん!!」
ラインを引きちぎられたことで、体勢を崩してしまった匙くんはイッセーの砲撃をまともに食らってしまった........................いや、違う。あのタイミングならギリギリかわすことが出来たはず。それが出来なかったのは........................匙くんの後ろに私とソーナがいたからだ。
もし匙くんがあの砲撃を避けていたら、その後ろにいた私達に砲撃が直撃していた。
私達の障壁は、イッセーの攻撃を防いでかなり脆くなっていた........................あれほどの威力の砲撃が直撃していたら、障壁は破壊され私達は無事では済まなかった。
だから、匙くんは避けれなかったんだ........................私のせいだわ。私が考えなしに飛び出したりしたから............................。
「ゲホッゲホッ................くっそ............まさか、こんな簡単にラインが切られるなんて....................ゲホッゲホッ」
砲撃によって生まれた煙が消えると匙くんの姿が見える........................良かった。これで匙くんにもしものことがあったら、ソーナに何て詫びればいいか........................。
「匙、大丈夫ですか!?」
「会長................はい、何とか。それよりも会長、リアス先輩を連れて早く逃げて下さい。ラインは効かなかったけど............................今の攻撃で兵藤は狙い通り、俺をターゲットにしました!今ならお二人は逃げられます!!」
っ、そんな....................じゃあ、匙くんは最初から私とソーナを逃がすためにイッセーに攻撃を!?
あのラインはイッセーの無力化に失敗した時、イッセーの注意を自分に向けるためのもの........................匙くんは、そこまで考えていたと言うの............................!?
「なっ、何を言っているの、匙くん!?逃げるのなら、アナタも一緒に........................」
「ダメです、リアス先輩!俺まで一緒に行ったら、逃げられません!大丈夫です。お二人が逃げ切るのを確認したら、俺も逃げますから・・・・・・・だから、行ってください!!」
「そ、そんな....................ダメよ!残るのなら私が残るわ!こんなことになったのは、私の「分かりました」っ、ソーナ!?」
私のせいなのだから、私が残る........................そう言おうとしたけれど、ソーナが割って入ってきた!
どうして................どうしてなの、ソーナ............................?
「匙、主としての命令です。私達が皆の所へ戻るのを確認したら、すぐに撤退を................................必ず生きて戻ってきなさい、良いですね?」
「っ、了解です、会長!!........................ありがとうございます」
「....................................行きますよ、リアス」
ソーナは匙くんに背を向けると私の腰にしがみつき、私を皆の所へ連れ戻そうとする............................匙くんには一瞥もせずに............................。
「ち、ちょっと待ってよ、ソーナ!どうして匙くんを置いていくのよ!?彼にもしものことがあったら「ありませんよ」............え?」
「もしものことなんてありません。今の匙なら、たとえ『覇龍』が相手だったとしても....................私達が逃げ切るまでなら、十分やり過ごせます。
むしろ、私達を守りながら戦う方が危険です。だから............................これが今出来る最善の選択なのです」
「確かに匙くんは強くなったけど・・・・・でも・・・・・・っ!!」
私は途中で言葉を切ってしまった....................ソーナが、あの常にクールで気丈に振る舞っているソーナが....................涙を流していたのである。
いや、涙だけじゃない。私にしがみついているソーナの身体も震えていた............................そうか、ソーナは匙くんのことを心から『信頼』しているのね。
ソーナは匙くんの『強さ』を誰よりも信じているからこそ、あの場を任せたんだわ。もし匙くんが力不足であれば、あの場に残ることを許可するはずがない。
でも、呂布様からの修行を乗り越えた匙くんなら、あの場を任せられるとソーナは判断した。だから、何も言わずに任せたんだわ............................そして匙くんも、それが分かっていたから、お礼を言ったのね............................。
匙くんだけじゃない....................たぶん匙くん以外の眷属の誰かがこの場に来たとしても、ソーナはこの場を任せただろう。ソーナはそれほどまでに自分の眷属を『信頼』している................................なるほど、どうりで勝てないわけだわ。
だって私は『信じる』という言葉を口で言っているレベルだもの........................ソーナや『蒼天の紅旗』の人たちのように何も言わずに眷属の皆に何かを任せるなんてレベルには到達していない。これじゃあ、どうやったってソーナに勝てるはずがない。
けれど....................頭では分かっていても、感情や心はそうはいかない。どうしても『もしも』の可能性を考えてしまう。それが涙や身体の震えとして表に出てきてしまっているんだわ........................ソーナは本当に優しいわね。
「ソーナ....................ごめんなさい。それから............ありがとう」
「........................別に構いませんよ。アナタの暴走癖については、もう諦めました。そのお礼と謝罪は匙に言ってあげてください................................出来れば、『ありがとう』に力を込めて」
「っっっ....................ええ、そうさせてもらうわ」
私はソーナと匙くんの覚悟を無駄にしてはいけないと思い、ソーナの手を離れ自分で飛ぶ。私が離れれば、ソーナはスピードを上げることが出来るので、その分早く着く。
そして私とソーナがグラニの結界まであと少しというところで、またも事態が急変する!
ドッゴォォォォォォォォォンッッッ!!!
天へと昇る真っ赤なオーラ・・・・・・・・・かなり離れているはずなのに、あまりにも強大過ぎて目も開けられないほどだわ!!
「っ、これは・・・・・・・!」
「ッッ!何て凄まじいオーラの!?」
カシャンッカシャンッカシャンッカシャンッ........ギュィィィィィィン!!!
再びイッセーの鎧の胸の部分が展開し、レーザー砲のようなものが現れる・・・・・・・・これはさっきの!?
恐ろしく強大なオーラが、またもあの発射口に溜まっていく........................................。
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost』
『≪Longinus Smasher ロンギヌス・スマッシャー≫!!!』
数えきれないほどの倍加の音声!そしてチャージが完了したと同時に、再び超巨大なオーラによる砲撃が放たれた!!
大きい・・・・・いや、大きすぎる!!間近で見るとこんなに大きいなんて・・・・・・!!!
これほどの強大なオーラ、恐らく陳宮さんが張った結界ごと周囲一帯を跡形もなく消し飛ばしてしまう!!!
最悪、山の向こうの街まで被害が出るかもしれない!!!
「匙、避けなさい!!私達のことは気にせず!!!」
ソーナが匙くんに避けるように伝える!しかし、匙くんは避ける素振りを一切見せない....................まさか、受け止めるつもり!?無茶よ!!
「すみません、会長。さすがにその命令は聞けません........................だって、ここで避けて............この砲撃が会長や後ろの皆を危険に晒したら、会長の『兵士』失格じゃないですか!
だから................この砲撃は意地でもここで止めます!!」
「匙!?いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ソーナの悲痛な叫びがこだまする、こんなソーナを見るのは初めてだ............................。
ここでもし匙くんがイッセーの手に掛かるようなら....................たとえイッセーを元に戻せたとしても........................イッセーはきっと自分を激しく責めるだろう。そんなことになればイッセーの心は........................。
誰か................誰でもいい........................匙くんを................イッセーを助けて........................お願い!!
匙くんがイッセーの砲撃に飲み込まれそうになった、その時・・・・・・・・・・・・
「................................................匙、動くな」
「えっ!?」
ドゴンッ!バシィィィィィィィィィン.........................
匙くんを飲み込みかけていたオーラが突然、跡形もなく霧散した・・・・・・・・いったい何が?
「し、し、し、師匠~~~~~~!!!」
匙くんの言う通り、あのオーラを消し去ったのは・・・・・・・呂布様だった!!
どうやったのかは全く分からないけど・・・・・呂布様の手であの超巨大なオーラの砲撃を防ぎ、匙くんを守ってくれたのだろう。
良かった....................匙くんが無事で....................イッセーも匙くんを殺さずに済んで........................本当に良かった............................。
呂布が匙を助けた方法は・・・・・まず匙の体を殴り、その威力を全て匙の体を通してオーラの砲撃に伝えた、という感じです。
早い話が【天上天下】に出てくる『龍形氣功鍛針功 りゅうけいきこう・たんしんこう』ですね。
中国武術では『発頸』と呼ばれる力の移動に関する技術らしいですが....................詳しい説明をすると長くなるので割愛させていただきます、ご容赦下さい。
それでは皆さん、次回で♪