深紅の武人が住くD×D   作:あさやん&あさやん

96 / 212



リアスについては少しずつ成長はしていますが、まだまだ未熟な部分があります....................主に精神的な面で。

なので、『きっかけ』を与えて吹っ切らせたいと思っています。




第九十話

 

 

 

 

 

『そのこと』を知ったのは数時間前のことだった。

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ~~~、ようやく帰ってこれたわ。はぁ~~疲れた........................」

 

 

 

賈駆は次元の狭間から出てくるなり、徹夜明けのサラリーマンみたいな声を出す...........................賈駆、気持ちは痛いほど分かるぞ!

 

 

「それにしても....................調べれば調べるほどとんでもないわよね、『アレ』。呂布が警戒するのも納得だわ」

 

 

現在、俺たち『蒼天の紅旗』は最近確認された『アレ』についての調査を行っていた。もし『アレ』の封印が解かれた場合、冗談抜きで世界が滅びかねないからだ。

 

もちろん調査は一朝一夕で終わるようなものではない。何せ今まで存在が確認されていなかったため、関係資料と呼べる物が全くと言っていいほど無いのだ。

 

そのうえ『アレ』が封印されているのは次元の狭間の奥底、『忘れられた世界』とも呼ぶべき場所。行って帰ってくるだけでも一苦労だ。

そのため、今は『蒼天の紅旗』のメンバーが入れ替り立ち替りで交代しながら調査を行っている。

 

そろそろ各神話群からも調査の人員を派遣してもらわないといけないな~~~。でないとメンバーの皆が過労死しちゃう。ゲオルクなんか、ずっと調査に駆り出されてるし。

 

 

「まぁ何にせよ、とりあえずリーダーに調査の途中経過を報告しに行きましょ?」

 

「コクン」

 

 

そんな『蒼天の紅旗』のブラック化を防ごうと考えつつ、俺と賈駆は曹操のいる部屋へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

 

「入ってくれ」

 

 

ガチャ

 

 

「失礼します/ 失礼する」

 

 

俺と賈駆が部屋に入ると曹操はいつもの机に向かいながら、何やら報告書のようなものを読んでいた。

 

 

「おかえり、呂布、賈駆。調査お疲れ様、次の調査の番までゆっくり休むといい」

 

「ええ、そうさせてもらうわ。はい、これ。最新の調査結果よ」

 

賈駆が現段階までの調査結果が書かれた資料を渡す・・・・・・・曹操は資料を受け取るとさっきまで読んでいた資料を置き、賈駆から受け取った資料にすぐに目を通す。

 

 

「................................なるほど。やはり一筋縄ではいかない相手のようだな、『アレ』は............................」

 

「ええ....................リゼヴィムの言う通り............悔しいけど、ボクたちはもちろんのこと............呂布でも厳しい相手みたいね。『特性』を考えたら、グレート・レッドよりも上なんじゃないかしら?」

 

「そうだな、何とか対策を講じないと........................ご苦労だったね、二人とも。この報告書は後でゆっくり読ませてもらうよ........................生憎、今は少し立て込んでいてね........................」

 

「?立て込んでるって....................さっきまで読んでいた、その報告書みたいな紙のこと?」

 

「ああ....................まぁ『立て込む』という言うほどのことでもないんだがね。

読んでみるかい?一応、キミたちにとっても無関係、というわけでもないし」

 

曹操が苦笑しながら、さっきまで読んでいた紙を賈駆に手渡す。賈駆は簡単に目を通すと・・・・・・軽く肩を竦める。

 

 

「・・・・・ふぅん、まぁ妥当ってところじゃない?むしろ日本神話群からすれば当然の要求よね。呂布も読む?」

 

賈駆が紙を渡そうとしてくるので、せっかくだから読んでみようと紙を受け取ると・・・・・・・・そこには日本神話群が聖書陣営に現赤龍帝である一誠を凍結封印させるべきという要求をしていることが書かれていた!

 

 

「........................................これは................?」

 

「見ての通りさ。今回、赤龍帝が日本で『覇龍』を発動させたことに日本神話群・・・・正確には天照が大激怒してね。聖書陣営に赤龍帝を神器ごと封印しろと言っているらしいんだ」

 

............................マジかよ。確かにイッセーは今回、色々とやらかしたけど....................それにしたって永久に封印するほどのことか!?

 

それに責任はサーゼクスやアザゼルが取るんじゃなかったの?

 

 

「当たり前よね。呂布がいなければ、『覇龍』によって近くの街も人も跡形もなく吹っ飛んでたんだから・・・・・日本神話群としては、そんなヤツをこれ以上放ってはおけないでしょ。また暴走でもされたら、それこそ目も当てられないわ。

それで?聖書陣営はこの要求に何て言ってるの?」

 

「ああ、聖書陣営はこの要求に対して反対しているらしい。何でも『他の方法でも対処は出来るので、凍結封印までする必要はない』と言っているそうだ」

 

「・・・・・・ハァ~~~~、誰が言い出したのか簡単に想像がつくわね。どこまで面の皮が厚いのかしら・・・・・・・?」

 

「まったくだ。それで聖書陣営が日本神話群に異議を唱えたことにより・・・・・・各神話群の主神の立ち会いの下、どのようにするかを話し合うらしい・・・・・・・そろそろ始まるはずだ」

 

「ふ~ん。まぁ、どうなろうとボクたちには関係の無い話ね・・・・・それじゃあ、そろそろ失礼させてもらうわ。呂布、行きましょ?」

 

「................................................................」

 

「呂布?」

 

 

俺は紙を眺めながら少し考えていた........................確かにイッセーは今回『覇龍』によって、日本に住む人々を危険に晒した。そのことについては何らかの処罰を下さなければならない。

 

だが、だからと言って『封印』という臭いものに蓋をするようなやり方はどうなんだろうか?

正直、そういうやり方は前世で勤めていたブラック企業でウンザリしている。

 

それにせっかく両親が寿命を半分にしてまで助けたのに....................これじゃあ、一誠の両親が浮かばれなさすぎる。

 

 

「曹操........................今回の争点は....................どこになる」

 

「っ................そうだな................................聖書陣営が、【今後同じことを繰り返さないよう『確実な対処方法』を日本神話群に提示できるか否か】に尽きるだろうな」

 

「............................出来ると思うか?」

 

「無理だな....................それはつまり『覇龍』を発動させない、或いは『覇龍』をすぐに鎮める確実な方法を用意するということだ。

聖書陣営にそんな物があるとは思えない。しかも『覇龍』は制御も鎮静化も理論上は不可能だ........................理論上はね」

 

だよなぁ~~~。俺が止められたのだって、たまたま上手くいっただけの話だし........................制御にしたって、ヴァーリが特別なだけだ。

 

でも、原作では『悪魔の駒』を使って『覇龍』とは違う力を発現させてたんだよなぁ....................................。

 

 

 

 

 

 

ん?『悪魔の駒』か..................................何とかなるかも........................................。

 

 

 

 

「....................曹操............話がある」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・ってなことがあって、曹操を何とか説得し今に至るというわけだ。

 

ふぅ~~~曹操を説得するのは骨が折れた................賈駆も猛反対してたし、曹操にいたっては何でか知らないけど、一誠のことを目の敵にしてたみたいだったし....................................いったい何だったんだろう?

 

でも『アレ』の対処には成長した一誠の力も必要........みたいなことを話して、どうにか納得してもらえた............................。

 

 

 

突然の俺たちの来訪に神様たちが驚く中....................天照が代表して尋ねてくる。

 

 

「何じゃ二人とも、いきなりやって来おって・・・・・・見ての通り、今は取りこんでおる。話なら後にせい」

 

「申し訳ありません、天照様。皆様が大切な話し合いの最中であることは重々承知しております。

ですが・・・・・・私も『非常に緊急かつ重大な案件』のため、このように失礼いたした次第でございます」

 

「・・・・・・・それは妾たちの話しに割って入らなければならないほどのものか?」

 

「はい....................また、此度の一件にも関係していると愚考いたします」

 

「ふぅむ・・・・・・・・・・・・・」

 

曹操の神を前にしても堂々たる様に天照も考え込んでしまう・・・・・・・・そして悩む天照に対してオーディンが助言に入った。

 

 

「・・・・・・のう、天照?曹操がこれほどまで言っておるんじゃ、話ぐらい聞いてやろうではないか。

それに・・・・・・・・わざわざ呂布を連れてきたということであれば、相応の大事と見るべきじゃ」

 

「............................それもそうじゃな。では聖書陣営への審議は一旦中断して、曹操の話を先に聞くとしよう....................構わんな、ダグザよ」

 

「ええ、私もオーディンと同じ考えです・・・・・・曹操、許可します。お話しなさい」

 

神様たちの許可を取った曹操は抱拳礼をしながら、礼を述べて話に移る。

 

 

 

「ありがとうございます。実は・・・・・例の『アレ』の存在を確認いたしました」

 

 

 

「「「「「っっっっっっっっ!!!」」」」」

 

「っ、なんじゃと!?それは真か!?」

 

曹操の発言に天照やオーディンだけではなく、この場にいる神が全員驚愕する............................だが、曹操は一切動じずに話を続ける。

 

 

「はい。既に簡単な調査も行っており、こちらが調査結果となります............................ご覧になりますか?」

 

「当然じゃ!早う見せい!!」

 

「承知いたしました。ですが............................この情報を外部に漏らすわけにはいきません。申し訳ありませんが、聖書陣営の方々には一旦ご退席いただけますか?」

 

曹操はサーゼクスたちを見ながら、退席を促す。いきなり出ていくように言われたサーゼクスたちは戸惑うが・・・・・・・好奇心の権化とも言うべきこの男が納得するわけがない。

 

 

「あん?何でだよ、俺たち聖書陣営にも関係してくるんだろ?だったら俺たちにだって「控えよ、アザゼル」っ............................」

 

自分たちにも関係があるなら、聞く権利はあるはず....................と言おうとしたんだろうけど、オーディンが止めに入る。

そしてオーディンの制止と併せて、天照もアザゼルに告げる。

 

 

「曹操の言う通りじゃ。『禍の団』などというテロリストを生み出すきっかけとなり....................未だ足元が覚束無いおぬしたちに話せば、それこそどこから漏れるか分かったものではない。

故におぬしたちに関係はあっても、それを伝えるかどうかは妾たちが判断する........................大人しく退席せい」

 

「アザゼル、これは神々の総意です。聖書陣営は呼ばれるまで別室で待機していなさい。もし拒否すると言うなら・・・・・・・・・・」

 

「ちっ........................わ~~ったよ。ちょっと聞いただけじゃねえか、そう睨むな」

 

ダグザが忠告するとこの場にいる神様たちも一斉にアザゼルを睨む........................さすがのアザゼルもこれだけの神様たちに睨まれたら引き下がるしかないようだ。

 

まぁ、聖書陣営は各神話群からの心証が悪いからね。普段なら大丈夫かもしれないけど、『アレ』については神様たちにも手に余る問題....................慎重になるのも無理はない。

 

 

神様たちの忠告に従い・・・・・アザゼルやサーゼクスたちが椅子から立ちあがり、部屋から出ていこうとすると・・・・・・リアスが不安そうな表情で近づいてくる。

 

 

「呂布様....................................」

 

 

................あ~~~~、こりゃあ上手くいかなかったんだね....................たぶん。

 

俺も前世で会議とかのプレゼンが上手くいかなった時はこんな顔してたよ........................そしてその日は当然のごとく、会社に泊まり込みで仕事でした。

 

だから気持ちはよ~くわかるよ、暫く凹むよね~~~。まぁ、ここは人生の先輩として俺....................と曹操が何とかしてみるから....................年頃の女の子がそんな悄気た顔をするんじゃありません。

 

 

 

ポン............................

 

 

「............................出来る限りはする」

 

「っっっっっっっっ~~~~~、はい................申し訳ありません、呂布様........................お願いします....................!」

 

 

俺はリアスの頭に手を乗せて心配しないように告げるとリアスは泣きながら頭を下げて、サーゼクスたちと一緒に部屋から出ていった・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて........................邪魔者はいなくなったぞ。早くその調査結果とやらを見せよ」

 

「はい、こちらになります」

 

 

俺は天照に言われ、全員に調査結果を記した報告書を配る。報告書を見るとこの場にいる神々は皆、難しい顔をしだした。

 

 

「っ、これは................................!」

 

「........................これほどとはのう」

 

 

ザワザワザワ............................

 

 

そして天照とオーディンが驚きの声を上げると他の神々もざわめき始める。驚くのは無理ないが、このままでは話が進まないので俺から話を振ることにした。

 

 

「ご覧の通り、『アレ』については現在封印が施されております。封印の術式を見る限り、封印をしたのは『聖書の神』に間違いありません。

そして封印術式の経過状態から判断するに『聖書の神』が『アレ』を封印したのは、先の魔王との戦争の直前だったかと思われます」

 

「確かに・・・・・その見立てには間違いないじゃろう。すると魔王はともかく聖書の神が死んだのは、『アレ』の封印に力を使い果たしてしまったためか・・・・・?」

 

「オーディン、今はそんな過ぎたことはいいじゃろう。問題は『アレ』についてどう対処するかじゃ。報告書には『聖書の神の封印が弱まりつつある』と書かれておる。恐らく『禍の団』............リゼヴィムの仕業じゃろう」

 

「ええ、事態は非常に切迫していると言えます。早急に対策を練らなければなりません」

 

どうやら天照とダグザは事の重大性と緊急性を理解してくれたみたいだ。オーディンの言っていることも間違いないはないだろうが、今はそんな過ぎたことを推察している暇はない。

 

 

「天照様とダグザ様の仰せの通り、事は急を要します。今は我々『蒼天の紅旗』が見守っておりますが、あくまで一時的な措置に過ぎません。

そのため主神の皆様が揃っているこの場で・・・・・各神話群からのご協力と大方針の決定だけでも賜りたいのです。でなければ、我々も動くことが出来かねてしまいます」

 

「うむ................いつ封印が解けるかもしれん状況なら『蒼天の紅旗』................少なくとも呂布はすぐに動かせるようにしておくべきじゃ」

 

「そうじゃな....................各神話群からの呂布への依頼は一旦取り止めた方が良いじゃろう」

 

「ええ。それから『アレ』の調査については『蒼天の紅旗』に任せます。調査結果については適宜報告しなさい。人員や物資が足りないようなら、各神話群から送ります...................構いませんね、みなさん?」

 

ダグザが確認すると神々は皆一様に頷いた。よし、これで本格的に調査をすることが出来る........................正直、俺たちだけでは手が回らないからな。

それに皆の負担も多すぎる、そろそろ休ませたいと思っていたところだ。

 

 

「ありがとうございます。それでは大方針ですが....................『アレ』については今後、どのようにされますか?

『封印』か................それとも『殲滅』か。神々のご意向をお伺いします」

 

「それはもちろん『封印』じゃろう。『殲滅』するなら聖書の神の封印を解かねばならん........................危険が大きすぎる」

 

「うむ。それに報告書を見る限り、『アレ』は単騎で世界を滅ぼす力を持っておる。しかもグレート・レッドと違い、その本質は『人類悪』とも呼べる存在じゃ。

封印を解けば人間界にどのような影響が出るか想像もつかん。聖書の神の封印が効いている内に儂らの力で再封印するべきじゃ」

 

オーディンと天照を始め、何人かの神が『封印』を強化するべきと唱える。しかし・・・・・・・・

 

 

「いえ、改めて封印を施したとしても、それがいつまで保つか分かりません。

ならば、『殲滅』して後顧の憂いを絶つべきではないでしょうか?」

 

「そうじゃ、いつまた『禍の団』などという輩が現れんとも限らん。ワシらの手で倒してしまう方が今後のためじゃ」

 

ダクザとゼウスを筆頭に武闘派の主神たちが『殲滅』してしまった方が安全だと説くが・・・・・・それを皮切りに神々は『封印派』と『殲滅派』に分かれてしまい、激しく議論する。

 

 

「何を言っておる!もし戦えば妾たちはもちろんのこと、人間界にどれだけの被害が出ると思っておる!!」

 

「そうじゃ。ここは各神話群の力を総動員して『再封印』し、今後は各神話群が共同で厳重に封印を管理するのが得策じゃ」

 

 

「否!人間界への影響を考えればこそ、早めに倒すべきだ!報告書によれば、『アレ』は封印をされていても徐々に力をつけているとある!

封印することすら出来ない力をつけられてからでは、それこそ手の打ちようが無くなるではないか!!」

 

「左様じゃ!こうしている間にも『アレ』は強さを増しているんじゃ!

いくら封印を強化しても、いずれ手に負えなくなることは明白じゃ!ならば今の内に倒す方が得策であろう!!」

 

 

 

 

被害が出ないようにすることを重視した『封印派』と手に負えなくなる前に倒してしまおうとする『殲滅派』....................................どちらの言い分も正しい。

 

だが、どちらも正しいからこそ意見が分かれてしまい、議論がまとまらないのだ。

しかし、今は緊急事態。細かい対策方法は後回しでも良いが、大方針はさっさと決めなくては周りの者が困ってしまう................................少し荒っぽくなるが仕方ない。

 

 

「................................呂布、頼む」

 

「....................................コクン」

 

俺は呂布にこういう時の対応を頼むと気を引き締める。そして・・・・・・・

 

 

 

 

キィィィィィィィィィィィィィンッッッ!!!!

 

 

 

「「「「「ッッッッッッッッ!!!」」」」」

 

 

呂布の『覇王色の覇気』が部屋中を満たし主神たちを威圧する!

 

議論を白熱させていた神々も呂布の『覇王色の覇気』に当てられては口をつぐむしかない。

やはり、こういう頭に血が上った連中を黙らせるのは呂布の覇気が一番だな................................。

 

 

「申し訳ありません、神々よ。しかし、今は冷静かつ的確な対処が求められております。

そのように激情に振り回されては、如何に神と言えども良いお考えは生まれないでしょう。どうか心をお静めください」

 

俺はあくまで冷静に対処すべきだと神々に説く。回るだけで進まない会議など勘弁だからな。

俺の忠言に神々も冷静になったのか、さっきまで熱を持っていたこの部屋が嘘のように静まり返る。

 

 

「確かに・・・・・・今は言い争っている場合ではなかったな・・・・・」

「うむ....................あまりの緊急事態に冷静さを失ったか........................」

 

 

部屋が静かになると神々も自分たちの行いを反省する。やれやれ、これでようやくまともな話し合いが出来る...................................。

 

しかし、神々が落ち着きを取り戻したのは良いが・・・・・・逆に冷静になったことで、オーディンと天照が愚痴をこぼしくる。

 

 

「曹操よ・・・・・・やるなら一言言わんか。心臓に悪いわい」

 

「まったくじゃ。年寄りはもっと労らんか」

 

・・・・・・誰のせいだと思ってるんだか・・・・・まぁ、いい。神々がおとなしくなっている今のうちに、俺の考えを伝えてしまおう。

 

 

「申し訳ありません。ですが、なかなかお話がまとまらないご様子・・・・・・・そこで、私めの考えをお聞きいただけますか?」

 

 

「「「「「「!!!!」」」」」」

 

 

神同士が話し合う場で人間が意見を述べる・・・・・・まるで神話の一節だな。まさかこんな形で体現することになるとは・・・・・・・出来ることなら、もっと別の形が良かった。

 

 

「・・・・・・曹操よ。よもやそのために、呂布に妾たちを威圧させたのではなかろうな?」

 

「何のことでしょうか?私は皆様のためを思ったまでのことでございます」

 

「ふん、食えないヤツじゃ・・・・・・まぁ、良い。叩き台は必要じゃからな。聞いてやるから、申してみよ」

 

流石は天照、見抜かれたか........................だが、このままでは話がまとまらないので、とりあえず俺の考えは聞いてくれるらしい。主神というのも大変だな................................。

 

 

「ありがとうございます、天照様。それでは私の考えでございますが・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全軍投入の『殲滅』を提案いたします!」

 

 

「「「「「ッッッッッッッッ!!!」」」」」

 

 

 

俺の言葉に部屋は再び静まり返った・・・・・・

 

 

 

 

 






『アレ』については、皆さん大体予想は出来ていると思いますが・・・・・・今作のラスボスですので、暖かく見守っていただけると幸いです・・・・・・・・

それでは皆さん、次回で♪
感想もいただけると作者が喜び、励みになります!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。