復讐少女のジェノサイドロード!   作:黒色火薬

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EP4

 

 

とりあえずミーシャの遺体は草の陰に隠しておいた。

これ以上性の捌け口として使われては報われないと考えてのことだ。

……だが一つ謎が残っていた。

 

「なぁフリーデ……」

 

「どうした……?」

 

「俺たちってミーシャに頼んだか?」

 

「頼むわけがないっ!あの子が復讐を望むならともかく望んでなかった!!私が許可するのは復讐したい奴だけだ!!」

 

実は、前線に連れてくるのは復讐したいと望み十分に訓練をつけた者のみに許可している。

今の所条件を満たしてるのはモンドだけ……だからミーシャが居るのがおかしいのだ。

 

「だよな?つまりこれ少佐が孤児院に連絡してミーシャに来させたんじゃないか?」

 

「少佐が……?でもどうして?」

 

「あいつ、エドワーズを理解してないんじゃないか?」

 

「つまりあいつは子供達を戦力に入れてるのか!?」

 

「そういうことだと思う……なぁ、帰ったらさ?あいつ絶対拷問しようぜ?」

 

「はっ!不吉だな?ま、その意見には同意だな……お前は私の後ろに隠れてればいいさ」

 

「そりゃあ男が廃るってもんだろ?ま、危なくなったら盾にさせてもらうけどな?」

 

「それはひどいなぁ?……ありがとう、少し落ち着いた」

 

「ならよかった……さ、早く戻らないと日がのぼっちまうぞ?」

 

「起こさないように急いで戻ること!いいな?」

 

「了解だフリーデ!」

 

そして私たちはミーシャの遺体の元を離れ、牢屋に戻った。

ここを壊滅させたら孤児院の裏に埋葬しようと思う。

ひとりぼっちは寂しいからな……

 

 * * *

 

あれから無事に牢屋に戻り、男を起こした。

それから私たち二人は尋問を受けることになった。

と言ってもあの裏切り兵士が尋問官のため形だけだが。

 

周りには誰もおらず普通に作戦会議ができてしまった。

本当にお粗末な軍事教育だな……?

 

<結局あいつら戻らねぇし……なぁ女?作戦だと明日だがどうすんだ?>

 

<私、名前、トート、彼、名前、クリャー>

 

<名前か?じゃあトート?明日どうすんだ?>

 

<チャンス、見る、司令、後ろ、撃つ>

 

<そんなんでいいのか?そこの男は使い物になるのか?>

 

<彼、強い、一番上、だから、私、嫁>

 

「お、おい、妙な設定作るなよ……」

 

<てことはあんた村長の娘か?この辺はあぶねぇし実力は期待していいな……>

 

<おいっ!情報は得られたか!?>

 

扉が勢いよく開かれ、少し腹の出た中年が出てきた。

戦場にいながら腹が出てる……?

あ、いつもは後ろで色々考えてる佐官か……

 

<はいっ……!彼女は近くの村の村長の娘だそうですっ!!>

 

<んなもん聞いとらんわっ!!軍事的な情報はないのかこの間抜けっ!!>

 

<い“っ、ずびばぜんっ……!ですが彼女たちは民間人だと思われます……!>

 

上官には逆らわない方がいいと思うんだが……馬鹿だな?

その後、彼は口答えの罰なのか顔が分からなくなるくらいにタコ殴りにされていた。

 

<日没までに情報の一つや二つ吐かせろっ!>

 

<わ、わかりましたっ!!>

 

そう言い残してデブは出て行った。

 

「ひでぇなこれ……多分あいつがここを仕切ってる奴だよな?」

 

「そうだな、じゃなきゃここまでやらんだろう」

 

さて、そろそろ心配してあげるか……後で殺すけど。

 

<痛い、大丈夫?>

 

<いてぇけど慣れたよ……あいつ真っ先に殺してやる……!>

 

その方が助かる。軍人てのは用は指示待ち人間の集まりだ。

ならば司令塔を最初に殺すのが鉄則だろう?

 

<とりあえず尋問のふりをしなきゃいけないし水の入ったコップを置いておくぞ、飲みたくなったら言えよ?>

 

実はドールの気候は暑めで、よく喉が渇く。

本来だったらこの尋問は有効だろう……

 

<わかった、ありがとう>

 

<というかお前しか喋ってないけどそいつは喋んないのか?>

 

おっと、私が率先して話した弊害がここでか……ま、誤魔化せるけど。

 

<彼、意味、わかる、けど、喋る、出来ない>

 

<そうなのか……>

 

それからは特になにもなく尋問という名の作戦会議は終わった。

明日決行か……ようやくドール兵を殺せるんだ……!

 

 * * *

 

<て、敵襲だぁああああ!?おいっ!!マジェスティが攻めてきたぞ!?>

 

ようやくだ……ようやくだぁっ!!

翌日、少佐殿が言った通りマジェスティ軍が基地手前まで戦線を上げた。

おかげでただでさえ薄い警備はないものとなった。

 

おかげで行動がとりやすい。

彼もそれに気づいたみたいで……

 

<おいおいっ!いいチャンスじゃねぇの!?>

 

<武器、小銃、欲しい、彼も>

 

<これでいいか?武器庫にあった奴くすねてきたんだが……>

 

私とモンドは急いで銃の点検をした。

バレル内に異物はない……マガジンも大丈夫で……トリガーも問題なしっ!

 

<大丈夫、行こう>

 

<じゃあいいな?死んでも文句言うなよ?>

 

<死ぬつもり、ない、彼、一緒、帰る>

 

「……で、実際これからどうするんだ?」

 

「言わなかったか?」

 

「言ってないだろ……」

 

説明したと思うんだが……

 

「と、とりあえずマチェーテなどの物資を回収しなきゃ始まらないだろ?だから彼には捕虜の移送という名目でミーシャの遺体の場所へ連れて行ってもらうことにする」

 

「そういうことか……了解だフリーデ」

 

<お願い、いい?>

 

<構わねぇけど……どうした?>

 

<撃つ、後ろ、下がる、良い、だから、ついてきて>

 

<お、おう……なんだお前?やけに詳しいな?>

 

<昨夜、トイレ、外、した、時、良い、場所、見つけた>

 

<いやトイレあるだろ……>

 

<夫、横、寝てる、する?私、しない>

 

<そ、それはそうだな……>

 

<捕虜、移送、する、これ、言い訳、大丈夫?>

 

<おう、じゃあ行くぞ……銃は隠せよ?>

 

<わかった>

 

さてさて……始まるなぁ?

 

「おい……おいフリーデっ!!」

 

「な、なんだ!?べ、別にトんでないぞ……?」

 

「トんでただろ……落ち着けよ?じゃなきゃ殺せるやつも殺せないぞ」

 

「んなもんわかりきってる……一応ハンドガンを腰にさしとけ。後私はいらんし持っとけ」

 

「お、おう……」

 

外に出ると戦力は基本戦いに行っているみたいで主要部には誰もおらず移動が楽だった。

空を見ると光るものがあり合流地点に着陸。

箱の中のはマジェスティ製ライフルが2挺、予備のマガジンが四つ、そして愛用のマチェーテが一振りだった。

 

物資に悪意があるぞ!?バレるだろうが!?

と、とにかく一芝居打って誤魔化すしか……!

 

<待って、これ、何?ドール、物資?>

 

<い、いや、俺たちのものじゃないが……ま、ありがたく使わせてもらおうぜ?>

 

なんで騙せるんだ!?嘘だろ!?

怪しいぞ!?いきなり捕虜に知らん場所に連れてかれたら物資があるって確実にクロだろう!?

 

<そうする、この、マチェーテ、私、良い?>

 

<問題はねぇよ?ほらよっ、あとお前らマジェスティ人なんだからマジェスティ製の銃の方がいいか?>

 

<大丈夫、ね?>

 

そう言ってモンドに頷いてもらう。

 

<じゃあ行くかっ!!まず司令を撃てば良いんだっけ?>

 

<隠れる、しながら>

 

<了解……ヒットっ!!殺ったぞっ!!>

 

彼の放った銃弾は綺麗な放物線を描き頭に着弾した。

司令は即死、綺麗な赤い花を咲かせて倒れた。

前方から撃たれた倒れ方ではないのが気になるだろうが……まぁ良いだろう。

 

ま、これで味方も攻めやすいだろう。

それまでは後ろからちまちま打って削れば落ちるな……ただ。

 

「つまらないな……」

 

「フリーデ?流石にまだだぞ?流石に塹壕に人が多すぎる……あと一人10人ずつ削れば大丈夫だろうが……」

 

30か……すぐ終わるっ!!

ライフル銃を構え反動を全身で逃しながらフルオート射撃。

私の前にいた30人はその人生に幕を下ろした。

 

あぁっ……あぁっ!最高だぁっ!!

母を殺され犯された怨みをっ、街を壊された怨みをっ……ミーシャを犯し殺した怨みをっ!

少しでも晴らせるんだっ!

 

「削ったぞ!!いいか!?もう行っていいか!?いいよなぁ!?」

 

「怖い怖い……はぁ、ボスがこんなだったら俺たちどうしたらいいんだ?」

 

「その代わりしっかり私が勝つんだからいいだろう!?」

 

あ、一応彼にも言った方がいいか?

 

<今から突撃をしてくる、マジェスティの保護は期待してくれ>

 

<おぉ……は?お前今なんつった!?>

 

<じゃあ私はこれで……勝ち馬に乗せてやるんだから裏切るなよ?>

 

<あ、あぁ……>

 

<おいクリャー、彼を見張ってろ……丁重にもてなせよ?>

 

<あぁ……お前は相変わらず性格が悪いな?>

 

<ん〜?私か弱い女の子だからわかんないな〜?>

 

<何言ってんだお前?お前は狂気が一番似合うって言ってるだろ?>

 

<は、はぁ?お前ら何言って……それに喋れて!?>

 

うるさいな……それに早くチャンスが消えてしまう!?

とっとと言うか……

 

<私たちは諜報組織エドワーズだ、ここに潜入していたが協力できそうだったので協力させてもらった。これ以上は彼に説明してもらえ、私は全員殺してくるからなぁ……!>

 

<ヒィッ!?>

 

「怖がらすな……死ぬなよ?」

 

「誰に言ってるんだ?この私だぞ?死ぬわけないだろ?だから行ってくる!」

 

「了解……っておい銃はどうした!?フリーデ!?」

 

男の恐怖の視線と静止の声が痛いくらい刺さってるが……

さてさてぇ……一人残さず虐殺だぁっ!!

 




最近投稿が遅れてしまい申し訳ありません。
もう一つ投稿している方が納得できず先にこっちを投稿するか順番を守るべきか考えた結果、
先に投稿することにしました。
で、できるだけ早めに仕上げます……
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