「……流石に…予想外だなぁ…まぁ、でも、やってみよっか?」
再び銃を構えるミカ
「…あくまでも戦うつもりか?この状況での勝算がどれほどか、分かっている筈だろう」
「うん。でも、ここまで来て降参って訳にはいかないでしょ?もう私は、行くとこまで行くしかないの」
「……ミカ…」
手でサインを出し、その指示に従ってアリウス兵が射撃をしようとするが、全員それより早く射撃したシスターフッドの生徒達に昏倒させられていく
「皆さん、ツルギさんの援護を。妨害はさせないでください」
サクラコがそう言い、シスターを率いてアリウス兵達に向けて一斉に掃射する
その間にツルギはミカとの距離を詰めていた
「ヒャハハハハ!!!!!」
「…!?くっ…!!!」
反応が遅れたミカは至近距離で二丁のショットガンを正面から受けてしまう
「このっ…!」
ミカが銃を撃つが、ツルギは被弾を最小限にするように動き、どうしても当たってしまう所があったとしても、受けた傷は片っ端から治っていく
「キキキキキ……ギャハハハハ!!!」
「…っ…これが…トリニティの戦略兵器…っ!」
再び距離を詰められたミカはショットガンを受けて吹き飛ばされる
「……なにこれ、洒落にならないなぁ…」
そう溢すミカ
アリウス兵は全てシスターフッドと補習授業部に昏倒させられ、全滅していた
「ミカ。これ以上は………」
「どうして?セイアちゃんが襲撃された時だって、動かなかったのに……今このタイミングでシスターフッドが介入するだなんて冗談にも程があるよ。どこで間違えたのかな…補習授業部を、見誤ったから?」
「…………」
「……ある意味、そうかもしれないね。補習授業部の顧問…シャーレのサラ先生。…あなたをトリニティに呼んだ時点で、私の負けだった」
そう言いつつヨロヨロと立ち上がるミカ
「ミカさん、セイアちゃんは…」
ハナコの言葉を遮り、ミカは言う
「……なんで、死んじゃったんだろう…私の見通しが甘かったから?確かに、ちょっとムカつくって零したことはあったけど…私が…私の………」
ハナコが衝撃の事実を告げる
「…セイアちゃんは無事です」
「……!?」
「え?」
ミカも、アズサも呆気に取られる
私も驚いていた。いや、生きているとは思っていたが…どうしてハナコがそれを知っているんだ?…いや、ハナコだからこそ、知っているのか
「襲撃の犯人が見つからなかったので、安全の為というのもあって、今はトリニティの外に身を隠しています。怪我は酷いので、まだ目覚めてはいませんが…救護騎士団の団長が今も側で守ってくれています」
アリウスの過激派が回収されたから、犯人は見つかっていないからな…
救護騎士団の団長、蒼森ミネが…確かに彼女なら適任だろう。以前の世界でも一応面識がある
「……そっか…そうだったんだ…生きてたんだ…」
そして、ミカの口から出た言葉は、紛れもない本心だった
「……良かったぁ…」
「ミカ……」
ミカは銃を置き、両手を上げて投降する
「降参、私の負けだよ」
「……では、拘束させてもらいますね」
サクラコの指示で動いたシスターフッドの生徒の一人に手錠をかけられてミカは拘束される
「……ねぇ、アズサちゃん。…サオリから逃げ切れると思ってる?」
「逃げ切れるとは思っていない。でも、逃げる必要はない。此方から迎えに行く。私は…【和解の象徴】だから」
「…うん、そっか」
アズサの言葉に頷き、拘束されたミカは連行されていく
そんなミカに私は声をかけた
「……ミカ」
「今はちょっと、先生からは何も聞きたくないなぁ……あ、でも…あの言葉は、本当だったんだね。…あの言葉…結構、嬉しかったんだ」
「………」
「あは、私の言葉の通り何も言わないんだ。本当に、生徒の為に動いてるんだね。…これじゃ私が意地悪してるみたい。いいよ、喋っても。伝えたい事、あるんでしょ?」
「あぁ。…私は今でも味方だ。助けて欲しいと思ったのなら…どうしていいのか分からないと思ったのなら、これからも私を頼ってくれ。絶対に手を差し伸べるし、道を指し示そう。無いのなら、私が作ろう。……またな、ミカ」
そう言って、私はその場を去った
「……なにそれ…そんな事……あーぁ、もっと早く、出会えてたらなぁ…」
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夜は終わり、もう既に太陽が出てきている
「皆、本当にお疲れ様。だが…」
「あぁ。次は試験に合格しないと。ここからがスタートだ」
むふー、とやる気満々なアズサ
凄い元気だな…
ヒフミ達は…
「そ、そうでした……まだ試験が…」
「あう…もう足に力が…」
「徹夜で戦ってましたし、今までもあんまりぐっすりと寝れてませんでしたしね…」
疲労困憊なようだ。ハナコはヒフミとコハルよりは余裕がありそうだが
「ほらヒフミ、皆。走ろう。結構距離がある」
アズサが無慈悲に皆を急かした
だが言ってる事は事実だ
「え、えぇっ!?走るんですか…!?って待ってくださいアズサちゃん早っ!?」
「うーん、全力で走ってギリギリでしょうか?」
ハナコもアズサの後を追って走り出す
「ハナコちゃんまで!?待ってくださ〜い!」
「み、皆待って…私足が…ってわひゃぁ!?」
どうにか走り出すヒフミ
ヨロヨロとしていたコハルは、ツルギに抱えられた
「…任せろ」
「つ、ツルギ委員長!?ってわぁぁぁぁぁ!!!」
コハルを抱え爆速で走り出すツルギ。後輩の事はやっぱりツルギも大事なのだろう。怖がられると思って、少々距離をとっていたようだが…
「おっと、考え事をしてる暇はないな」
私も皆を追って走り出した
オリジナル生徒について!!!
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全然出していいよ!!!!!!!
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出さない方が好きだよ!!!!!