風紀委員長からの銃撃をまともに受け、気絶していた私は意識が戻った瞬間飛び起きる
状況……救急車…?作戦通りに進んだのなら、あそこにシャーレの先生が………!
「…げほっ…ぐっ…逃がすか……っ…!」
足を動かそうとするが、目眩がして膝をつく
すると、ヒヨリが駆け寄ってきた
どうやら、なんとか無事だったらしい
生徒会長の姿は見えない
救急車…という事はまだ生きている可能性も高い、弱っている今が………!
「り、リーダー!それ以上は…!わ、私達に…」
「いや……いい…私が…………!」
…今更かもしれないが…人殺しになるのは私だけで良い。そこまでいくのは……私だけで
そう思い、再び駆け出そうとしたその瞬間、背中の方から声が掛かる
「……サオリ…これが、サオリが言っていた…」
「……アズ……いや、トリニティ…邪魔をするな、邪魔を…するのならば………!」
銃を…持ち上げる。手が、腕が…震えていた
違う。彼女はもう……家族じゃない。目的も、居場所も、何もかも…もう、関係ない
敵だ、彼女は………私が…守るものは……っ…!
そんな私を見て、アズサは言う
「…サオリ!もうやめてくれ!………遠くからだけど…見えた。でも…それでも!先生は、きっと生きてる。……先生に、助けてって言おう!きっとなんとかしてくれる!アツコも、ミサキも、ヒヨリも!全員助けてくれる筈だから!確かに、もう悪い事はしてる。だけど、まだやり直せる!私も一緒にお願いする!今ならまだ…!だから───!」
「…………わ……私は……」
「…私は、リーダーについていきます。姫ちゃんも、ミサキさんも…きっとそう言います」
ヒヨリに目線を向けるが、そう言ってくる
…本当に?アズサの言ってる事は本当なのか?
……もう、手遅れなんじゃないのか?
分からない、私は…………どうすれば姫達を守れる?
「サオリ!!!」
手を伸ばしてくるアズサ
もしかしたら…アズサが…そう…言うなら…!
「わたし……は…!」
姫達も……アズサのように………
震える腕で、私もその手を取ろうと───
その時、私の背中に衝撃と激痛が走る
何かが、私の中に…入ってくる
「がっ……!あ゙ぁぁぁぁぁぁっ!!っ……ぁ…」
なんだ、これは、あつい、くるしい、さむい、いたい…………かなしい…………にくい………虚しい…
脳裏にフラッシュバックする
知らない私、知らない皆
何回も、何回も何回も何回も何回も何回も
私は………間違えていた
そして、皆を失った
何一つ…守れた事なんて無かった
直感的に、理解できてしまう
これは、違う世界の…異なる選択肢を選んだ私…
導き出された結論は、1つ
…………わたしは………あ…れ……?
私は…………私が………居たから?
【そう、貴女は必ず間違える────】
私のせいで、皆が……苦しむのか……?
【その通り、貴女は誰も、救えない───】
あ……っ……ぁぁ……
私は…………貧乏神だなんてそんなモノでは…なかったのか………?
「ッ!生徒会ちょ───ぐぁっ!!!」
アズサが刀で弾き飛ばされる
吹き飛んでいき、凄い音と共に壁へと激突する
「アズサちゃん!リーダー!!せ、生徒会長!リーダーに何をしたんですか!!!」
「無駄に残った心など不要です。……気付いてないと、本当にそう思っていたのですか?」
「ッ……!」
「貴女は【家族】に執着している……命令1つで、それを放棄して、傷付けられると思いますか?……ふむ、そうですね…貴女には、まだ利用価値がありますが……貴女にはもうありませんね」
「り、リーダーを……ぐうっ───」
私を庇うように立ったヒヨリに近づき、弾き飛ばしたアズサの方へと蹴り飛ばす
その蹴りはヒヨリの頭部に当たっていた
「……な…にを……っ…!や…やめろ…!」
コツ、コツ…とアズサ達の方へ歩いていく生徒会長
アズサは、壁に打ちつけられた衝撃で動けない
ヒヨリは、頭を蹴られて気を失っている
「武器に心は不要です」
「…足掻く……のを…許すと…!そう…言っていた…筈…だろう………!」
「……言いましたっけ?そんなコト」
赤く染まった右腕を使い、考えるような素振りを見せた後に嘲笑するようにそう言い捨てる彼女
「まぁ、言っていたとしても…そうですね、【気が変わった】それだけです。…あぁ、従わねば、家族がどうなっても知らない…とも言いましたよ?では、さようなら。白洲アズサさん、槌永ヒヨリさん」
「ぐ…っ…ヒヨリ…………!」
「…………」
「…や…めて…くだ…さ…っ……あ…ぁぁっ…!待っ………待って…ください…!し、従います!どんな命令でも!もう願いません、望みません!将来なんてものに希望を見ることも絶対にしません!だから……!だから……………!!!」
私の叫びは、届かない。
生徒会長は刀を振り上げる
私は、間違えた
私は…………
私が、居たから……
私は、間違える事しか…出来ないから……
私は……貧乏神なんてものじゃなかった…
私は…………………………
………死神だったんだ
刀が振り下ろされるのを視認した瞬間
何かがぶつりと切れるような感覚がした
オリジナル生徒について!!!
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全然出していいよ!!!!!!!
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出さない方が好きだよ!!!!!