「…………ここは……」
…トリニティの保健室か
私はベッドから起き上がる
……痛いな…だが…この程度なら、問題無い
手当がされている…そのお陰か
「わぁっ!?先生!大丈夫ですか!?あぁっ、動かないでください、傷が痛みますよ!?」
「せ、先生!?もう目を覚ましたんですか!?今は安静に……」
焦ったような声でそう声を掛けてくる二人の生徒
一人は見覚えがある。腕を診てくれたセリナだ
もう一人は……初めて会うな。名前は知っているが
「…ん…?あぁ、救護騎士団の…セリナとハナエか。…すまないな…私は行かなくては。大丈夫、無理はしていない。今は…私がこうして寝ている暇もないんだ」
ナギサが起きて、戻ってきているかは分からないが…それを確認して、ミカの様子や…ヒナの様子。他の皆の様子も確認した後…虚と反転した私を…どうにかしなきゃいけない
セリナ達もそれは分かっていたようで…
「………終わったら、すぐに戻ってきて下さい!その時は今度こそ絶対安静ですからね!」
「あぁ、ありがとう」
そう礼を言い、私は走り出した
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「ツルギ、ハスミ、ヒナタ。大丈夫か?」
「…………へぁ…?あ、あぁっ、せ、先生!?」
少し離れた病室に私は来ていた
3人が寝ているかもしれないので、私は小声でそう口にしながら中へ入る
ハスミとヒナタは重症だ、ベッドで寝ている
ベットに横になっていたツルギは私の声に反応して飛び起きて此方に歩いてきた
「先生、大丈夫なのですか?…聞いた話だと、あの後…」
私のお腹の辺りを心配そうに見やるツルギ
「私は大丈夫だ。素早く、適切な治療を受けたからな。救急医学部と救護騎士団とヒナに感謝しなくては…勿論ツルギ達にもな」
「……先生、あの…ゲヘナの風紀委員長は…先程、病室から姿を消していたようで…」
「…そうか、大丈夫、私に任せてくれ。…ツルギは大丈夫か?何処か傷んだりしているか?」
私の言葉にツルギはニタリと口角を上げる
「傷はもう完治しました。私はいつでも行けますよ、先生」
「…ふふ、頼もしいな。また後で、力を貸してくれ」
「はい。今、トリニティは混乱の最中です…先生、よろしくお願いします」
「あぁ。任せろ」
そう言って私は次の場所へ向かう
その道中、私のスマホにモモトークが届いた
相手は…ナギサか
『申し訳ありません、先生。目覚めるのが遅くなりました。私もそろそろトリニティへ戻れます。トリニティの上層部の統制は私にお任せください。他の皆さんの事、お願いします』
…心強い。どうやら今はハナコが頑張っていると聞いたが…そこにナギサが加わるのであれば万全だ
私はナギサの期待に応えよう
後で二人共、労ってあげなくてはな
そう考えていると、声が聞こえてくる
「早く!委員長を探してください!…委員長…いったい何処に………!」
アコの声だ。私は声が聞こえてきた病室へ入る
すると、そこにはチナツやイオリが治療を受けていて、その治療はセナが施していた
「アコ、チナツ、イオリ。無事…ではないか。…ただ、生きていてよかった」
「せ、先生!?」
「先生の方が危ないと聞いていたんだが…」
アコとイオリに驚かれる
手を挙げて挨拶しつつ、私はセナに感謝を伝える
「先生。安静に……いえ、そんな状況でも…ありませんね…」
「わかってくれてありがとう。そして、あの時は本当に助かった。セナが居なければ恐らく私は今此処に居ないだろう。感謝している」
「いえ、救急医学部の部長として当然の行いをしたまでですから」
そう言って現在進行系で行っているイオリの治療に戻るセナ
「いっ…つ…!」
「あまり腕を動かさないでください」
「仕方ないだろ!?いっっ!」
なんだかんだイオリは強い。ただ搦め手はするのも受けるのも少々苦手なようだが…
そのイオリがこうも負傷する…やはり、無尽蔵の兵力というものは突出した個人よりも恐ろしいものだ
…ただ、それは本当に無尽蔵な時だけで、半端に多いだけじゃヒナやツルギなどの怪物並みの強さを持った者達には敵わないが…
「先生…委員長が…………」
アコが話しかけてくる
だいぶ、精神的に参っているようだ
所々、ガーゼが貼られているし…怪我もしたのだろう
「アコ、少し休んでいるといい。ヒナについては私がなんとかする。ヒナならきっと無事だ。それはアコも信じているだろう?」
「…はい……」
「本当によく頑張ったな、アコ。大丈夫だ、私を信じてくれ。ヒナの事も…な」
アコの頭を撫でつつ私はそう言う
「っと…すまない、まだやらなきゃいけない事があるからな…私はこれで。皆、傷が治るまで無茶はするなよ?」
「……先生がそれを言うか?」
イオリにツッコまれ皆にジト目で見られるのではははと笑って誤魔化しつつそそくさと私はその場を去るのだった
オリジナル生徒について!!!
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全然出していいよ!!!!!!!
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出さない方が好きだよ!!!!!