スマホのアラーム音で目を覚ます
「ふぁ………」
欠伸をして、伸びをして、私は意識を鮮明にした
鳴り響くアラーム音を停止させて着替える
高校の制服に着替え、持ち物を確認
忘れ物は無さそうだ
私はリビングに降りて、そこに居る2人の男女に声を…
2人の……男女に……?
この人達は………
「あら、おはよう■■。今日も早起きね」
「おはよう■■。………■■?どうした?」
「…な、なんでもない。おはよう」
私は今、なにを疑問に思ったのだろう
【お父さん】と【お母さん】に私はそう言葉を返していつも通り、朝ごはんが用意されているテーブルに座る
つけているテレビにニュースが流れていた
「銃撃事件だって、怖いわね…あなた達も気を付けるのよ?」
「最近物騒だよなぁ」
「やっぱり怖いね、銃。私が持つ事は一生無さそ…」
私は体の動きを止める
また、何かが引っかかる…みたいな…
「……本当にどうしたんだ■■。体調が悪いのなら、今日は学校休むか?いつも頑張ってるし1日ぐらい休んでも…」
心配そうに私を見る2人
慌てて私は大丈夫だということを伝える
「あ、ううん、大丈夫。ちょっと寝起きでぼーっとしちゃっただけだから。体調悪かったら保健室で休むし、心配しないで」
そう言ってパクパクと朝ごはんを食べ終わり、ご馳走様を伝えて玄関へ出る
少しだけ早いけど、なんだかいつもより少し早く出たい気分だった
「行ってらっしゃい、■■」
「気を付けるんだぞ、■■」
「うん、行ってきます」
バッグを持って私は歩き出した
様々な人とすれ違い、様々な会話が耳に入る
「見て、二足歩行するワンちゃんの動画〜」
「私も見た!可愛いよねこれ、お洋服着せてみたい」
「ロボットってここまで進化してるんだってさ」
「やべぇな、やっぱそのうち自立思考持ち出すんじゃねぇの?w」
「人類滅ぶやつww」
「なんか飲食店に爆弾仕掛けようとしてた奴らが居たらしいよ」
「怖〜〜〜早く捕まるといいけど」
なんてことの無い、もう知っている、ただ耳に流れてくるだけの言葉達の筈なのに、酷く印象的に聞こえてしまう
「……はぁ、私…今日どうしちゃったんだろ」
なんだかもう疲れてきた。少しだけ休憩しようと通り道にある公園のベンチに座った
伸ばした後ろ髪をゴムで纏めて髪型を変える
今日起きてから、違和感しか感じない
でも、何が違和感なのかは分からない
ストレスと疲労が蓄積されていくのが分かる
眉間にシワが寄っている。よく目つきが怖い、と言われるので笑顔を心がけているが、今はそんな余裕が無い
再びため息をつこうとした瞬間、首元に突然ひんやりとした感触が伝わる
「ひゃっ!?」
「なに難しい顔してるの?」
声がした方を振り向くと、私の1つ下の幼馴染が私の後ろに立っていた
その手には恐らくさっき買ったばかりであろう冷えたスポーツドリンク
多分さっきの感触はあれだ
そのスポーツドリンクを手渡してくるので私はありがたく貰うことにした
「いや、ちょっとね……」
多分、話せば一緒に悩んでくれるし考えてくれるだろうけど、あまり困らせたくはない
「昨日の疲れが取れてないみたい。ちょっと勉強に熱が入っちゃって」
「無理しちゃ駄目だよ?それで倒れたら元も子もないから」
「そうだね…今度から気を付ける」
私の言葉に幼馴染はうんうんと頷いた
話してると、なんだか楽になってきた気がする
「そろそろ行こうかな」
「大丈夫?」
「うん、もう大丈夫そう。学校でヤバそうだったら保健室に行けばいいし」
「ちゃんと行きなよ?」
「大丈夫だって」
まだ心配そうに私を見てくる幼馴染に苦笑しつつ私達は歩き出す
こうして、日常は続いていく
1日、1週間、一ヶ月、一年…
そして、私は『大人』になった
雨が降っている
恐らく、私の身体を濡らしているのだろう
感覚がない
声が出ない
前が見えない
何も聞こえない
けれど、確実にそこに居る
……あぁ…そこに…居るのなら─────
私は………………………
…………………
「分かりました。仰せの通りに」
「たとえ、世界の終焉を招くとしても」
「サラ先生…いえ…………」
「■■先生」
─────────────────────
私は飛び起きた
シャーレの執務室、机に突っ伏して寝ていたらしい
「……今のは………?」
記憶が薄れていく。はっきりと思い出せないのに、酷く鮮明な夢だった事は分かる
「………なん…だったんだ」
誰も居ない執務室に、私の呟きは消えていった
最後の一人
大人サオリが居た世界の先生の性別どっちがいいですか!
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男性!!!!!!!!!!
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女性!!!!!!!!!!