シャーレの先生だ、よろしく頼む   作:桜花=サン

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どうする、サラ先生

アリスが変な物を口にしないか見守りつつ、私はモモイに話を振る

 

「それで、結局モモイはアリスをここに連れてきてどうするつもりなんだ。あの場では連れ帰る事しか聞けなかったが……アリス、それも食べ物じゃない。吐き出しなさい」

 

「そうだよお姉ちゃん!子猫を拾ってきたとかそういうレベルの話じゃないんだからね?!」

 

「ふっふっふ、ミドリ、先生。そもそも私達が危険を冒してまでG.Bibleを探しに行ったのはなんでだったっけ?」

 

「G.Bibleを見つけ、良いゲームを作り…」

 

「廃部を取り消してもらうため…」

 

廃部の原因は人数不足と功績不足…問題行為…

一つの結論に思い至る

 

「………いや待てモモイ。まさかアリスを…」

 

「やっぱり先生は話が早いね!そう、アリスをゲーム開発部にして部員が足りない問題を解決するの!」

 

私は頭を抱えた

 

「せ、先生…」

 

アリスをゲーム開発部の部員に……色々と偽造する必要があるし、やるとしてボロが出やすいにも程がある…というか先生として流石に口を出さざるを得ない

アリスと話しているモモイに一応聞く

 

「モモイ、私が先生だという事、忘れてないか?」

 

「えっ、あっ。いやぁ…………ね?」

 

沈黙が場を支配する

モモイが私の足にしがみついてきた

 

「先生!!お願い!!!見逃して!!!!!」

 

「いや、協力するとは言ったがこれは…流石に…」

 

そもそもアリスが未知数過ぎる

ヘイローはある、自我…のようなものもある

生徒…として扱っていいのかはまだ不明だが…

どうするべきなのか、結論を出すのが難しい

先生なら、どうしただろうか

 

「ゲーム開発部をどうしても守らないといけないの!じゃないと、ユズの居場所が……寮に戻るわけにもいかないし…」

 

「それは…そう…だったね…」

 

「…ユズ。ゲーム開発部の…部長だったか」

 

まだ、姿を見たことはないが…なんとなく、気配を感じるような…?

まぁ…仮に私の感覚が合っていたとして、無理矢理会うと怖がらせてしまうだろう

私の足に頭をグリグリ押し付けて「お願い先生ぃぃぃ!」と懇願してくるモモイ

………当然、それなりの事情はある…か

先生…なら………

…いや…そうか……

 

「………分かった、責任は私が負う。好きにやれ、モモイ」

 

アリスの事に関する対処は、私が行えばいい

ユウカには………素直に土下座して私に手伝える事があれば全て手伝うようにしよう

命じられたら足でも舐めよう

別に舐めたい訳では無い。断じて。私は先生だ

モモイが私に更に抱き着いてくる

 

「…!!!先生〜!!!」

 

「ただ、一つだけ条件だ。ちゃんとミレニアムプライスで賞を取るように。部員だけじゃなく、功績不足の部分までしっかり解決しなさい。…やれるか?」

 

「……うん、先生!」

 

「先生…本当に大丈夫なんですか…?」

 

「…構わない、時にはこういうのも大事だと、私の憧れの人も言っていたからな」

 

前の世界で、先生に色々と教えてもらっていた頃、先生は…"正しさ、というのも大事だけど、それが全てではないんだよ。時には臨機応変に…って事も結構大事だからね。頭の片隅には入れておくと良いかもしれないよ"と、言っていた

私の対応は…どうなのだろうな…

間違っているかもしれないが…

その分、私に出来る最大限の事はやっておこう

モモイの口から出ていた全知と呼ばれている生徒、ヒマリや…当然、生徒会長のリオとも少し話がしてみたい

あと…こういう話に詳しそうなのは…………

一人、脳裏によぎるのが居る

いや、虚に聞けば……

……黒服の方が、詳しいだろうな…………

……………最終手段だな

 

─────────────────────

 

その時、黒服に電流走る

 

「……クックック……クックックックック…!」

 

突然笑い出した黒服に虚は一瞬驚きつつ刀を鞘に戻し、聞く

 

「…なんですか黒服。一心不乱に刀を振るう私を見ながら何笑ってるんですか」

 

「クックック…いえ、とてつもなく良い予感が…」

 

その返答を聞き、また先生の私関連かと気付いた虚はため息一つと共に再び刀に手をかけた

 

「…そうですか、殺意と間違えてなければいいですね」

 

そんな言葉と共に放たれた居合斬りは虚の目の前にあった複数本の鉄骨を両断した

 

「様になってきていますね虚。あと少しかもしれません」

 

「私はここからが長いと思いますけど。あんなふわっとした概念、容易に掴めるとは思いませんし」

 

─────────────────────

 

「それで、ここからはどうするつもりなんだ?バレてしまっては元も子もないぞ」

 

取り敢えずは今の事を考えよう

アリスの偽装についてだ

 

「服装は整えたし、後は武器と…学生登録をして学生証を手に入れないと。学生証は私の方でなんとかするから…ミドリと先生とユズでアリスに話し方を覚えさせて欲しい!」

 

…モモイは学生証をなんとかできるんだな…

ツッコミを入れればきりがないのでもう今はスルーする事にした

ユズは………まぁ、待つしかないか

 

「話し方か。確かに、この口調のままではな」

 

ミドリも頷いている

 

「わ、分かった。丁度先生も居るから頑張ってみる」

 

「あぁ、任せてくれ」

 

「じゃあよろしく〜!」

 

モモイは部室を飛び出していった

サオリが仮入部する所どっちがいいですか!!!!!!

  • 正義実現委員会!!!!!!!!!!!
  • シスターフッド!!!!!!!!!!!
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