裏路地から出て、ミレニアムの校舎の方へと歩く私とワカモ
既に朝日が登り始めていた
校舎まで15分程で着くぐらいの距離まで来た頃、ワカモが口を開く
「では先生、私もこの辺りで失礼します。流石に校舎には入れませんので」
「あぁ、探索の手伝い、助かったよ。ありがとうワカモ。確かにあの相手は私一人では厳しかった」
ワカモとアロナの条件を飲んでいてよかった
ある程度は体力も筋力ついてきたし、この肉体にも慣れてきたと思っていたのだが、やはり防御力に関してだけはどうしようもなく弱点だ
弾丸を防ぐ装備を着る…というのも考えたがそれでは私の取り柄である機動力がガタ落ちするだろう。繊細な動きの邪魔にもなり得る
この身体に慣れてきた上、技量で多少補えるとはいえ、身体能力にも天と地程の差があるし、攻撃力の問題も残る
神秘を使って放つ弾丸であれば同じハンドガンでも恐らく白いオートマタの装甲を貫通出来ていた筈だ
「これからも無茶は出来るだけ控えて下さいね」
……正直今回はどうなるか予想がつかない
「……で、出来るだけな…」
顔を逸らしつつ言う
「…そう言うと思いました…はぁ、何か戦力が必要ならいつでも連絡を下さいまし。力になります」
「心強いな、ありがとう」
そしてワカモは一礼した後に颯爽と去っていった
さて……ゲーム開発部の部室に戻るか
色々と忙しすぎて見れていなかったモモトークを見る
数時間前にミドリから報告が数件来ていた
アリスはどんどんゲームをクリアしているそうだ
結構順調なようだな、何よりだ
数時間前で報告が途切れているのは恐らく寝落ちしたからだろう
…そういえば、アリスは睡眠の必要はあるのだろうか
普通に考えるのであれば機械には不要なので無いだろうが……アリスは特別だからな………
そんな事を考えつつ近道する為に公園内を横切る
涙を流す機能もあるのだ、睡眠も…………
視界の端に何かが映った気がした
「………なんだ?」
違和感を感じた場所へと少々戻ってみれば………
人が倒れていた
「?!」
急いで近付いて脈を取る
……生きてはいるか。良かった……
黒髪をポニーテールにして纏めていて、動きやすい服装だ。…ふむ、結構鍛えているのか、引き締まった身体をしているな…いや、まじまじと見るのは失礼か。すまない
心の中でそう謝りつつ記憶の中の名簿を探る
………あぁ、思い出した
確かトレーニング部所属の乙花スミレだ
ヘイローは点いていない。眠っているのか、気を失っているのか………
取り敢えず、このままにしておく…というのは出来ないのでスミレをお姫様抱っこで抱き上げ、近くのベンチへと向かった
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いつも通り座っている黒服と先生の私を助けた後に帰ってきた私は話をしていた
「先生からの伝言です。『近い内に行く』らしいですよ」
「クックック………!」
「分かりやすいですね貴方。それで、先生の私が廃墟で見つけたと言っていた生徒のような姿をしたロボットについて何か心当たりはあるんです?」
あの廃墟は正直とんでもない。それこそ私達でさえあまり分かっていないトリニティのカタコンベやゲヘナのアビスと同じぐらい何があるか分かったものではない場所なのだ
「えぇ。とはいえ、虚が語った事がほぼ正解で良いでしょう。しかし、規模が少々違いますね。あれはこのキヴォトスを滅ぼしかねない、危険な兵器です」
その言葉を聞いて私は少々驚く
「……滅ぼす程とは考えていませんでした。…今のうちに始末しておきますか?」
腰に佩いた刀に手をかける
しかし、黒服は首を横に振った
「…いえ、その必要は無いでしょう。まだそうなると決まった訳ではありません。そして、仮にそうなったとしても、あなた達という想定しようがない想定外…とんでもないイレギュラーが居ます。特に反転した彼女は有効打になり得る筈です。もう少し深く恐怖に沈む必要はありますが」
「そうですか」
私はよいしょとソファに座る
反転……恐怖の力により、神秘を強く表に出す事で権能に近い超常的な力さえ手に入る
今の反転した私は4分の1も力を出せていないだろう
使っている力といえば大鎌の生成と翼、稀に鍵
「とはいえ、私としてはそうなる前にサラ先生が対処すると考えていますよ。クックック……」
黒服の言葉にまぁそうか、と考える
先生の私ならどうにかするだろう、その為に先生の私は動いているのだし
そうだ、と言おうと思っていた事を思い出したので黒服に言っておく
「引かれない良い塩梅の対価を考えておくと良いと思いますよ。まぁ先生の私は生徒の為ならなんでも受け入れると思いますけど。最初の時のようにまた対応ミスをすれば今度こそ『二度と面を見せるな』と言われても仕方無いかと。失言しないように気をつける事ですね」
「クックック…肝に銘じておきます…」
※あとがき結構長くなっちゃいました
布教したかったんですユルシテオニイサンオネエサン……
結構話題としては遅いですし突然ですが皆さんサオリとミカのデュエット曲、聞いたことありますか?中国版ブルアカの一周年記念の曲…で合ってますかね、確かそんな感じの曲なんですけど…
この小説を見てくれている方は大体知っているかと思いますが、聞いたことない方は是非、YouTubeとかで検索して聞いてみて欲しい……本当に神曲なので…
勝手ではありますがうちのサオリ先生の根幹の部分として考えていた所がその曲の歌詞そのままで…自分の思い描いていた未来を歩むサオリの心意気というか、どんな事を思い、考えて未来を歩んでいたのかは合っていたんだと勝手に安心して、感動してしまいました
本当にいい曲なので是非……!
自分が特に大好きな歌詞は
『決意は揺るがない 信じた選択の 先にあるものが 償いの 茨道だとしても』
『守りたいもの あるから明日を より良くしたい』
という部分ですね…
もう全て好きなんですけど、この二つの部分は特に良い……
前者は自分の罪、過ちをしっかりと抱え、【それでも】と前を向いて未来へと進むミカとサオリ…
後者は本当にサオリらしい歌詞で………
自分の為ではなく、家族の為、大切な守りたいものの為にサオリは頑張れる子なんですよね………
サオリ先生はその【守りたいもの】に生徒達全員が含まれているのでしょう。生徒達にとってのより良い明日の為、これからもきっと頑張ってくれます…!
あとサオリの『Paint It Nоw』も沢山聴いてます…
こっちもいい曲…何が良いってサオリがノリノリで楽しそうに歌ってるからですよ……!
一番好きなのは『つまらないリズムじゃ踊れないでしょう?』の部分です、こう……なんか…凄く好きです…(語彙力)
普段とは違うニヤリとした挑戦的な笑みを浮かべながらステージに立っているサオリを幻視して心臓が止まるんですよね…
あぁ…素敵だ……本当に心が踊ります……
お金は何処だ…(運営に)手向けなければ…
サオリが仮入部する所どっちがいいですか!!!!!!
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正義実現委員会!!!!!!!!!!!
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シスターフッド!!!!!!!!!!!