私がヒビキの着せ替え人形にされている間にアリスが放った一撃によって崩壊したエンジニア部の部室天井。下にいたウタハ達も全員怪我なく無事だったので散らかった部室を皆で掃除する事にした。無論謝罪は済ませてあるし、ドレスは無論既に着替えてある。掃除するのに向いてなさすぎるからな。折角ヒビキが頑張って作ったモノだ。良い出来だったし汚したくは無い
取り敢えず、掃除しつつも何があったのかを聞くことにした
「それで…アリスが持ってるその…銃……?は何なんだ?その大きさにあの出力…かなりの重量もあるように見えるが。到底個人で扱える武装では無いだろう」
見た目通りの重さなら今の私ではどう足掻いても持ち上げる事は叶わないだろう。以前の…いや、大人のカードを使った私でなんとか…といった所か。それでも軽快に動き回るというのは結構厳しそうに感じる。機械ではあるだろうからな
私の質問にウタハが口を開く
「モモイ達にも説明したけどあれは───」
「説明と解説は私に任せて下さい!!!」
コトリがそう目を輝かせつつ割り込んできた
「ふむ、では説明を頼もう、コトリ」
私の言葉にコトリは嬉しそうに頷いた
「はい!!!あれはエンジニア部下半期の予算、その70%を注ぎ込んで作られた、エンジニア部の野心作!【宇宙戦艦搭載用レールガン】です!」
………宇宙戦艦搭載用…?
脳裏に浮かぶのは先生から聞いた話、そしていつか見た光景
空が赤く染まったあの日、一時的な解決は出来たものの…元凶をどうにかする為に先生が乗ったと言っていた宇宙船の事
随分とスケールが大きい話だ。あの大きさも人が持つことを想定していないのならば納得がいく
「それでですね!」
「ほう」
暫くの間、意気揚々と話すコトリの言葉に耳を傾けた
────────────────────────
「───ということなんです!これは余談なんですが─」
説明を聞いていると、突然後ろからモモイが飛びついてきた
「おっ…と、モモイ、どうしたんだ突然」
「せ〜ん〜せ〜い〜!このままじゃお日様が沈んじゃうよ!もう1時間も説明聞いてるじゃん!」
馬鹿な、と思いつつ時計を確認する。確かに1時間近く時間が経っていた
そもそも此処に来た目的は…あぁそうだ、アリスの武器…
とはいえ、掃除も終わらせたアリスが目をキラキラさせながら宇宙船搭載用レールガンを担いでいて、ウタハ達もアリスが持つことをよしとしているから譲ってくれるようだ
恐らく私が着せ替え人形になっている間に話は済ませていたみたいだな
「すまないコトリ、説明ありがとう。とてもわかり易くて助かった。勉強にもなったよ。今は少々予定があるから行かなければならないが、色々と終わらせた後はまた続きを是非聞かせてくれ」
「…は、はい!」
ポンポン、とコトリの頭を撫で、待たせたゲーム開発部に軽く謝り色々と世話になったエンジニア部に礼をする
「色々ありがとう、ウタハ、コトリ、ヒビキ」
「いや、レールガンは正直持て余していたし…扱ってくれるのなら嬉しい限りだよ。ヒビキとコトリにも付き合ってくれてありがとう先生。暇になったらまた来てくれ」
再度握手を求めてくるウタハの手を取り、握手する
すると、私にしか聞こえない声量でウタハが囁いた
「最低でも1t以上の握力に、レールガンを射出した時もブレない体幹。傷一つない身体…いや、『機体』。先生、あの子は…」
あぁ、やはり専門家には気付かれてしまうか
……派手にやったしな…
「あぁ。理解している。危険性も承知しているし、私も私で動いているしこれからもそれは継続するつもりだ。まだ、会ったばかりだが…今は私を信じてはくれないだろうか」
私の言葉に、ウタハは少し口角を上げた
「ふふ、分かったよ、先生。何か力になれる事があれば遠慮なく私を頼ってくれ。また会おう」
「あぁ。ありがとうウタハ」
握手していた手を離し、ヒラヒラと手を振るエンジニア部達に手を振り返しながら私はゲーム開発部の皆を連れて部室から出る
ウタハが頼れるようになったのは予想外だが嬉しい収穫だ、専門家の意見はやはり聞いておきたいからな
そうして、アリスの武器を手に入れるという目的を達成し、私達は部室へと戻った
あけましておめでとうございます!!!!!!(遅い)
色々忙しくて更新がすっっっっっごく遅れて申し訳ない!!!
これからは前と同じぐらいのペースで投稿できるので!!!
今年もよろしくお願いします!!!!!!!!!!!!
オリジナル生徒について!!!
-
全然出していいよ!!!!!!!
-
出さない方が好きだよ!!!!!