シャーレの先生だ、よろしく頼む   作:桜花=サン

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爆誕!覆面水着団!

 

「ん、銀行を襲う」

 

その発言と同時に覆面を被るシロコ

 

「持ってきていたのか…」

 

「うん。皆の分もちゃんとある」

 

アヤネ、ノノミ、セリカ、ホシノの分を取り出すと、皆に手渡していく

 

「だよね〜そういう展開になるよね〜」

 

「わあ☆それでは、悪い銀行をやっつけるとしましょう!」

 

ノノミは意外とノリが良い…というかどんな事もこなすんだな………

 

「はぁ…そうなりますよね…仕方ありません…なんとかなりますよね…」

 

「えぇぇぇぇぇっ!?!?!?」

 

……いや待て、この覆面、何処かで………

………あっ、覆面水着団…そういう経緯だったのか…

 

「ごめん、ヒフミのは準備が無い」

 

「では、たい焼きの袋で代用しましょう!」

 

目の部分に穴を開け、ヒフミに被せる

 

「うわ〜ヒフミちゃん、風格あるね〜まるでボスみたいだよ〜」

 

「ヒフミちゃんにも番号を書いてあげますね〜☆ヒフミちゃんは5番です!」

 

………覆面水着団のリーダー、ファウスト爆誕の瞬間である

 

「ん、先生の分も用意がない」

 

「わ、私も突入するのか?」

 

ふと、足元にコツンとぶつかるものがあった

目線を下げると、そこには仮面が

狐の……?

……まるでワカモの仮面のようだが…

 

『先生!ワカモさんからモモトークが!』

 

アロナから突然声をかけられる

 

「………まさか」

 

そう思いつつ、モモトークを確認する

 

【お困りのようでしたので、ソレをお使い下さい。何かあれば、災厄の狐の名が先生をお守りするでしょうから】

 

………ついてきてたのか…?

周囲を見渡すが、それらしき気配は無い

 

「……はぁ…有り難く使わせてもらうよ、ワカモ」

 

というか、仮面の上から仮面をつけるのか?

 

「ん、先生、そんなの持ってたんだ。ならそれで良いね」

 

シロコは満足そうに頷いていた

仮面に被せるように装着すると、カチャリという音と共に固定される

そんな機能まであるのか、これは

外せないなんて事はないよな?と思いつつ強く引っ張ってみると、これはしっかり外れるらしい

 

「うわ〜先生も様になってるね〜」

 

「褒められているのか貶されているのか分からないな…」

 

「まるで指名手配犯みたいだねぇ〜」

 

ホシノにそんな事を言われる

……そ…そうだな…ワカモと同じ仮面をつけているのだ、そう見えるのは当然だろう…

 

「皆、段取りを説明する。こっち来て」

 

なんでシロコはそんなにサクサクと銀行を襲う計画を立ててるんだ…

シロコが立てていた計画は厳密なもので、隙が無い完璧な銀行襲撃ルートだった

 

「ん、ちゃんと覚えた?覚えたのなら行く」

 

「し、シロコちゃん…張り切ってますね…」

 

普段も口数が少なめな割に活発なシロコだが、今は口数も多くいつもより更に活発だ

…こうなったら、とことんやってやろうじゃないか

シャーレの制服は目立つ為、私が昔からよく使っていたジャンバーを羽織る。持ち歩いていて良かったな…

 

「ん、先生もやる気。皆、行くよ!」

 

「わ、私…もう生徒会の方達に合わせる顔がありません………」

 

ヒフミがそんな事を嘆いていた

 

「…巻き込んですまないヒフミ…私が色々とフォローはする事を約束する…」

 

「い、いえ…大丈夫です…あの…ありがとうございます…」

 

そうして私達は銀行に突入した

 

「ブレーカーを落としました。皆さん、今です!」

 

シロコ達が暗闇の中、マーケットガードを次から次へと気絶させて行く

 

「うわぁぁぁぁっ!」

 

「なっ、何が起きて…!ぐわぁっ!」

 

「ひ、ひぃ!助け…うわぁ!!」

 

悲鳴だけが辺りに響き、そして、静寂が訪れる

 

『全武装勢力、沈黙を確認!』

 

「アヤネ、頼む」

 

「電力、再起動します!」

 

明かりが戻り、閉ざされた視界が開ける

 

「全員、その場に伏せなさい!」

 

「あ、あはは…危ないので、伏せていてくださいね…」

 

その場に居た色んな客がパニックになりながらその場に伏せる

………あれは…!?アル!?どんな偶然だこれは…

……おや。

シロコの後方、起き上がろうとするマーケットガードを発見した

マーケットガードが手を伸ばして掴もうとしていた銃を足を使って蹴り上げてキャッチする

そのまま頭部へ銃口を密着させ、耳元で囁いた

 

「……大人しくしていろ。無闇に負傷者は増やしたくはない。だが、少しでも下手な事をしようとしてみろ…この銃がバン、だ。死にはしないだろうが…ゼロ距離で頭部に銃弾が命中…病院送りは確定だ。嫌ならそのまま寝た振りでもしておけ。……良いな?」

 

凄い勢いで頷くマーケットガードだったが、ハッと気がついたかのように地面に倒れ込む振りをして動かないように努めている

中々聞き分けが良くて助かる

こいつは私が見張っておこうか

 

「リーダーのファウストさん!指示を!」

 

「え、えぇっ!ふ、ファウストって…!」

 

「そうです!リーダーです!ボスです!ちなみに私は…覆面水着団のクリスティーナだお♧」

 

「覆面水着団!?何そのダサい名前!?」

 

ここでファウストと覆面水着団が生まれたのか

………覆面は分かるが水着は何処から来たんだ……

 

「さぁ、そこのあなた。無駄な抵抗はやめて、この袋に集金の記録を………」

 

シロコがそう受付に詰め寄る

 

「ひっ、ひぃ!わかりました!なんでも差し上げます!だから!命だけは!」

 

そう言いながら袋にありとあらゆるものを詰め込む

 

「はい!これです!もう全てを詰め込みました!どうか!どうか命だけは!!!」

 

「え、いやあの…集金記録だけ…う、うーん…」

 

まぁ…こんな事態になればパニックを起こすだろうな

チラリとアルの様子を見てみると、私達に目を輝かせていた。そうか、アルが目指すアウトローとはこういうものなのか…向いてな…いや、やめておこう…

ムツキ達の姿も見えた。彼女達は私達の正体に気付いているようだ。小さく手を振ってみたらムツキが振り返してくれた

 

「シロ…じゃなかった、ブルー!目的のブツは!?」

 

セリカも様になっているな…

 

「う、うん、手に入れた」

 

「よーし、なら撤収!」

 

ホシノの宣言を聞き、皆で入って来た場所に走り出す

 

「アディオース♧」

 

「怪我人は居ないみたいですね!では!ごめんなさい!さよなら!」

 

ノノミのそのキャラ付けは何なんだ…?

そう思いつつ私も皆の後を追って走り出した

花のパヴァーヌ編一章を飛ばしてエデン条約編を進めて良いか(パヴァーヌ編は一回飛ばすことになったらエデン条約編の後に一章、二章と続けてやります)

  • だめです!!!!!!!!!!!!
  • いいよ!!!!!!!!!!!!
  • 本編の順番通りがいい!!!!!!!!!
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