「シロコ!南東方向、敵が5人!セリカはそのままノノミの支援を継続!ノノミもそのまま前進!」
『先生、前方に今回の指揮を取っている生徒さんが確認できました!』
「了解だ。やはり、風紀委員長は居ない…のか…?」
『それらしき反応はありませんが……』
「…居ないにしても、警戒しておくに越した事は無いか。便利屋は……」
風紀委員に包囲されている…まぁ、そんな簡単にやられはしないだろう
今の私達にそこまで関係は………
そうして目線を戻そうとすると、こっそりと移動しているハルカと目が合った
……放置するしか無い、か。正直、いきなり特大の爆弾を抱えさせられたような気分だ
ハルカが何かをする前に阻止するための戦力は今の私達には無い
指揮に戻ろう
「セリカ、後方から増援だ、迎撃を」
「おっけー!」
着実に倒してはいるが……
「…!シロコ!伏兵だ!」
「……ぐっ…このッ!」
死角から飛び出してきた敵に撃たれるも、そのまま近寄って蹴り飛ばすシロコ
「シロコ、すまない。判断が遅れた…大丈夫か?」
「……ん、この程度、問題無い」
そう言って体制を立て直し、再び進み始めた
遅れて、私とアヤネも後方を着いていく
『先生!左です!危ない!』
アロナの警告が聞こえ、咄嗟に飛び退きながら左方向を見る。先程居た場所に弾が当たっていた
……私それで死ぬのだが………?
『い、一応ゴム弾みたいですが…』
それは良かった、私を殺しに来たのかと思ったぞ…
……?ゴム弾…という事は私と交戦する事を風紀委員会は想定していたのか……?
状況的にはかなり良くない。近くに敵が潜んでいるだろうし、シロコ達とは距離が離れている
前方の壁の裏側から一人、飛び出してきた
「……すまない」
距離を詰め、懐へ入り込みつつ、銃を蹴り上げて手から離させる
体制を崩したので足払いで転倒させて、所持していた縄で手早く腕と足を縛って拘束した
「……はぁ…乱暴な真似をして申し訳無い。少し大人しくしていてくれ」
転倒させる時、頭は打たないようにはした
縄はそのうち破られるだろうが、数分の時間稼ぎにはなる。それにしても、かなりキツい。一般の範疇の強さの生徒だったから良かったが、多少経験がある生徒ならこうもいかないだろう
そして何より、危険性が高すぎる
ゴム弾だったとはいえ、頭に命中すれば私は昏倒するだろうし、足に当たれば移動に支障が出るだろう
無理に行うものでは無いな……
色々と持ち歩いてはいるが、それも数に限りがある
「先生!大丈夫ですか!?」
「あぁ、なんとか大丈夫だ。前に進もう」
別の場所から進んでいたアヤネと合流した。私の近くに敵がいる事を向こうで知って、走ってきたようだ
中々、ホシノが居ないとなると厳しいものがあるな
そうやって進み、今回の指揮官の下へ辿り着いた
あの銀髪のツインテール……銀鏡イオリか
シャーレで時々見かけたな。先生が彼女に対しては過剰なまでに構いに行くので不思議に思っていた記憶がある
それに……
「先生……」
「…久しぶりだな、チナツ」
シャーレ奪還の際に力を貸してもらったチナツも居た。……中々、大変な事になってきたな
「こんな形でお目にかかるとは……先生がそこにいらっしゃる事を知った瞬間、勝ち目は無いと判断して後退するべきでした。私達の失策です」
「アビドス対策委員会の奥空アヤネです。所属をお願いします」
「それは………」
イオリが答えようとした瞬間、相手の通信が起動した
『それは私から答えさせていただきます』
「通信…?」
「アコちゃん?」
『こんにちは、アビドスの皆様、私はゲヘナ学園所属の行政官、アコと申します』
天雨アコ…いつもヒナに付き従ってサポートしている風紀委員会のナンバー2…だったか?
『今の状況について、少し説明させて頂きたいと思いますが、よろしいでしょうか?』
「あぁ、分かった」
説明は欲しい。何事もまず対話からだ
「アコちゃん…」
『イオリ、反省文のテンプレートは私の机の、左の引き出しにあります、ご存知ですよね?』
ふむ?イオリが何か独断で動いたのか?
「風紀委員会の…ナンバー2…」
アヤネの呟きに、アコは反応する
『実際はそんな大したものではありません。委員長を補佐する秘書みたいなものでして……』
……未だに、あの空崎ヒナがこんな指示を出すとは思えない。となると……アコの独断……?だが、私はまだこの世界で空崎ヒナに会った事が無い……それを根拠に話を進めるのは不可能だ
『アビドスには生徒会の面々だけが残っていると聞きましたが、あなた達の事の様ですね。5名居る、と聞いていましたが、あと一人はどちらに?』
アコの質問にアヤネが答えた
「今はおりません。それに、私達は生徒会ではなく対策委員会です、行政官」
それにセリカも続ける
「アビドスの生徒会はずっと昔に解散したの!事実上私達が生徒会の代理みたいなものだから用があるなら私達に言いなさい!」
「こんなに包囲してお話しましょうか〜なんて言うのはお話の態度としてはどうかと思いますけどね?」
「ノノミの言う通りだ。今の状態は、対話の為の姿勢では無いと見える」
前、後ろ、左右。既に全方位を風紀委員会に包囲され、銃口を向けられていた
『それもそうですね。全員、武器を降ろして下さい』
私達を取り囲んでいた風紀委員会は一斉に銃口を下ろす。さて、納得の行く説明が聞けると良いが…
花のパヴァーヌ編一章を飛ばしてエデン条約編を進めて良いか(パヴァーヌ編は一回飛ばすことになったらエデン条約編の後に一章、二章と続けてやります)
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だめです!!!!!!!!!!!!
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いいよ!!!!!!!!!!!!
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本編の順番通りがいい!!!!!!!!!