数分歩くと……居た。風紀委員会だ
あの銀髪のツインテール、銀鏡イオリか
「すまない、少し良いだろうか」
「ん?何……ってあの時の!」
「あぁ、また会ったな、イオリ。少々用事があって、風紀委員長に会いたいんだが…」
私の言葉を聞き、怪訝そうな顔をするイオリ
「はぁ?委員長に?ゲヘナの風紀委員長にそんな容易く会えると思っているのか?」
ううむ…やはりそうなるか…
「そこをなんとかならないだろうか?どうしても会いたいんだ」
「……そうだな、じゃあ土下座して私の足でも舐めたら───」
なんだ。そんな事で良いのか
私は仮面の口の部分を開閉させる為のボタンを押して仮面が展開している内に土下座し、イオリの靴を丁寧に脱がして靴下も脱がし、足を舐める
「ひゃん!?」
……本当にするとは思ってなかったのだろうか
そんな声を上げるイオリ
「んっ…まだ話の途中…!ちょっと!そこ開くのか!?というか、大人としてのプライドとか、人としての迷いとか無いのか!?」
「どちらも持ち合わせているが、生徒の為だ。そんな物は今、躊躇う理由にはなり得ない」
「そんな事言いながら足を舐めるな!」
「仕方無いだろう、私はどうしても風紀委員長に会いたいんだ。頼む!」
「わ、分かった!分かったから!もう良いから!」
「なんだか楽しそうね?」
おや、この声は……
そう思いつつ、声がした方向を見ると…
そ、空崎ヒナ…目的の風紀委員長だ
私が舐めたので唾液がついたイオリの足をしれっとハンカチで拭き取りながら立ち上がる
ふう、美味しかっ……待て。何を考えようとした私。流石にライン超えじゃないか私。冷静に考えてみれば、普通に変態ではないか私!
「ふんっ!!!」
「「!?」」
自分で自分の顔…と言っても仮面…を殴り、冷静さを取り戻す
顔も手も痛い…
イオリに足舐めを要求された時、若干、初めて仮面を装着した時のような感覚がした気がしたが…気の所為…だろう。……気の所為だよな…?
それはともかく、気を取り直さねば
「だ、大丈夫だ。風紀委員長、空崎ヒナ。私から…頼みがある。生徒の命が懸かっているんだ。この通りだ。話だけでも、聞いてくれないだろうか」
再び私は土下座する
「……自分の望みの為に膝をつく姿なら、これまで何度も見てきた。でも、生徒の為にここまでする先生は初めて見た。顔を上げて、先生。言ってみて。私に、何をして欲しいのか」
私はヒナへ事情を説明し、頼み事を言う
「───という事になっているんだ。私は、ホシノを助けたい。先生として、生徒を見捨てる訳にはいかない。でも、私一人ではそれは不可能なんだ。だから、力を貸してほしい。どうか…どうか、頼めないだろうか」
「………………」
「………こいつ…さっきまで本当に私の足を舐めてた先生か…?(ボソッ)」
そこ。聞こえてるぞ。私を何だと思っているんだ
いやまぁ…舐めてしまったのは事実か……ぐう…
「……先生が生徒を思う気持ち、よく理解した。分かった。手伝ってあげる。イオリ、アコとチナツに連絡を。ついてきなさい。反省文代わりにしてあげる」
「えっ!?あっ、は、はい!」
イオリが2人へ連絡を送ったようだ
「…感謝する、ヒナ。お礼と言ったら何だが…困った事があれば、いつでも連絡して欲しい。私に出来る範疇で、全力を尽くさせてもらう」
「分かった。それにしても、生徒の為に膝をつくどころか…土下座までするなんて」
「い、委員長…最初のは…膝をついてたんじゃなくて…その…私の足を…舐め…」
「……………!?!?!?!?!?!?!?」
ほう、そんな表情もするんだな、ヒナ
ノ ル マ 達 成
イオリは先生を魅了するからね、仕方無いね