シャーレの先生だ、よろしく頼む   作:桜花=サン

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第三次補習授業部模擬試験

 

補習授業部が待っている場所へと戻りつつ、ハスミと会話する

 

「重ね重ね、ありがとうございました先生」

 

「気にするなと言っているだろうに……あ、そうだ。ゲヘナの風紀委員長から、『ありがとう、それとうちのバカがごめんなさい』と」

 

「………」

 

目を見開き、複雑そうな表情で固まるハスミ

 

「ゲヘナは基本的に自由人な生徒達が多い。迷惑をかける生徒達も居るだろうが…良い子も居る事を頭の片隅にでも置いておいてくれないか?」

 

「…えぇ、はい。私も少々…頭が硬くなりすぎていたみたいです。ゲヘナというだけで毛嫌いするのは…良くないですね」

 

「しっかりと個人を見る事は大事だ。些か大変だが…ハスミならきっと出来る」

 

「…ありがとうございます」

 

「先生の仕事だ」

 

再びそんなやり取りをしつつ、戻ってきた

ヒフミ、アズサ、ハナコ、コハルが出迎えてくれた

 

「遅くなったな、すまない。それと、皆もお疲れ様」

 

「皆さんの助力、感謝します」

 

私が皆に労いの言葉を掛け、ハスミはそう言いながら皆に感謝する

 

「いえ、お礼を言われる程では…先生の方こそお疲れ様です…」

 

ヒフミにはそう返された

 

「先生の指揮…流石だった。正義実現委員会の戦法も間近で見られて勉強になった」

 

アズサは嬉しそうだ

別にバトルジャンキー…という程ではなかった筈だが…

 

「私は特に何もしていませんから」

 

そんな事を言うハナコ

 

「いや、ハナコのお陰で私の指揮も更にやりやすかった。ちゃんと必要だったさ」

 

自分を卑下し続けないで欲しい

ハナコはよく頑張った

そう伝えると、少々たじろいだ後ハナコは顔を逸らした

少し踏み込みすぎたか…?

コハルはハスミの言葉に反応していた

 

「ち、ちゃんとサポートできたかは、分かりませんが…!」

 

「コハルのサポートは優秀だったぞ。ハスミの狙撃もお陰で上手くいった。流石だな」

 

「はい。ありがとうございます、コハル。前も言いましたが…お勉強、応援しています。また、一緒に任務に行きましょうね」

 

「…は、はいっ!」

 

笑顔でそう返事するコハル

本当に嬉しいんだな、見ているだけで和む

ただ、もう夜も遅い。お散歩は終わりだな

 

「さて…皆疲れただろう。今日はもう戻ろう。色々と予想外な事か起きたが…なんとか解決した。ゆっくり休もうか」

 

「では、私はこれで。皆さんも、頑張ってくださいね」

 

「あぁ。またな、ハスミ」

 

そうしてハスミと別れ、私達は合宿場へと戻り、皆すぐに睡眠へと入った

アズサは……一度あの廃墟へ行ったようだが…何も無かったのかすぐに帰ってきて、眠りにつく

今日は全員がぐっすり寝られているようで良かった

 

────────────────────

 

翌朝の教室にて

 

「遅い!おはよう!!!」

 

いち早く教室へ来て勉強を開始していたアズサが今やって来た皆へ挨拶する

 

「おはよう皆。アズサ…やる気満々だな…」

 

「早いですねアズサちゃん…」

 

今日は試験前の最終日で模擬試験だ。良い点を取ってご褒美のモモフレンズグッズが欲しいのだろう

 

「わ、私も頑張らなきゃ…!ハスミ先輩の為にも!」

 

昨日の事でやる気が数十倍になったコハルもそう言って決意を固める

 

「では、私も頑張りますね♡」

 

ハナコも今回は赤点を取ることはないだろう

皆、いい感じに張り切っているな

少し前に行っていた第二次補習授業部模試でもコハルとアズサはかなり成績が伸びていた

ハナコは8点だったが…今は前回とは違う

 

「じゃあ少し復習の時間を取った後に模擬試験だな。ヒフミ、それで良いか?」

 

「はい、それで大丈夫です!では皆さん、頑張りましょう!」

 

「「「「おー!」」」」

 

そして自習の後…第三次補習授業部模試が開始され…

 

─────────────────────

 

「採点が終わったぞ」

 

そわそわしながら結果を待つ皆にそう伝える

 

「…!先生!結果は!」

 

「落ち着けアズサ。今から発表する」

 

身を乗り出すアズサを宥めつつ

私は点数を読み上げる

 

─────────────────────

 

第三次補習授業部模試、結果

 

 

 

阿慈谷ヒフミ:75点 合格

 

白洲アズサ:72点 合格

 

下江コハル:61点 合格

 

浦和ハナコ:69点 合格

 

─────────────────────

 

「や、やりました……!?」

 

「ほんと!?嘘ついてない!?」

 

「………!!!」

 

「あらあら♡」

 

皆の表情が明るくなる

 

「断じて嘘ではない、事実だ。全員合格ラインより上だ。凄い、よく頑張ったな皆」

 

私はそう労いの言葉をかける

補習授業部の中ではヒフミが一番喜んでいた

一人一人に声をかけていくヒフミ

 

「凄いですアズサちゃん!60点どころか70点も越しています!本当に凄いです!」

 

「……うん!」

 

にっこり笑い合うアズサとヒフミ

 

「コハルちゃんも!紛う事なき合格です!凄いです!やりましたね!」

 

「ほ、ほんと?夢じゃないよね……?あはっ、こ、これが私の実力よ!見たか!」

 

「はい!流石は正義実現委員会のエリートです!」

 

そう言ってはしゃぐヒフミとコハル

 

「ハナコちゃんも…」

 

「……運が良かったですね、うふふ、いい感じの数字です♡」

 

「良かったです…うぅ…」

 

少々涙目になるヒフミ

 

「ひ、ヒフミちゃん…?」

 

「以前ハナコちゃんに何があったのか、何を抱えているのかはまだ分かりませんが…でも、良かったです…」

 

「…はい、ごめんなさい、ご心配をおかけしてしまって…」

 

そう謝罪しつつヒフミを宥めるハナコ

ハンカチでヒフミの涙を拭き取りつつ、私はヒフミに語りかける

 

「同じぐらい、ヒフミも頑張った事を忘れるなよ?ヒフミが部長として皆を引っ張ったからこその結果でもあるんだ。自分を褒めると良い」

 

「先生……はい…!」

 

ヒフミの手を取り、立ち上がるのを手伝う

皆、本当によく頑張ったな…あとは、明日の試験を乗り越えるだけだ

そう簡単には、行かないのだろうが…




第二次補習授業部模擬試験もちゃんと裏でやってます…
か、書き忘れたわけじゃありませんよ…(目逸らし)


ごめんなさい(土下座)
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