あれ?☆8、☆9着いてるやん( ゚д゚)ポカーン
感想貰っちゃった(。・_・。)
この作品、設定とか考えず、勢いだけで書いてるのに(・_・;)
か、体の震えが止まらない(;_;)
ー黒鐘 柊ー
退屈だった。
誰にも縛られない生き方をしたかった。
自分の行動で、誰かが傷ついたり悲しんだり怒りを覚えたとしても……
他人の事なんか無視して自由に生きたかった。
けれど、何かに縛られて生きるのは、いつの時代でも当たり前で、逆に不自由じゃない方が可笑しい世界だ。
だからこそ、つまらない。
そんな、つまらない世界で生きるなんて御免被る。
だが、いつも母は俺に言ってくる。
「もっと勉強しなさい!」
「貴方ならもっと良い点数取れるでしょ!!」
「他の子が分かるのに、何で貴方は分からないの!!」
「お母さんは貴方が心配なの!!!」
母は、無駄に俺に期待する人だった…………いやこれが普通か?
結局、そんな母は居眠り運転をしていた男の車に轢かれて、呆気なく死んだ。
どんなに頑張ったって、不幸になる時はとことん不幸になる。
どんなにズルをしたり、悪事を働いても幸せになる奴は幸せに成る。
……………面白くない
父は、母が死ぬ前も死んだ後も、変わらず酒を飲んで家で怒鳴っていた。
「何で俺じゃなくアイツが出世するんだ!」
「俺の方が優秀なんだ!!!」
「どいつもこいつも何で、そんなことも理解できないんだよ!!!!」
よくある社会人の愚痴だ。
そんな父は、母が亡くなると更に酒をあおるようになった。
ある日の朝、俺が起きると、父は椅子から転げ落ちたようで、ピクリとも動かないまま倒れていた。
アルコール中毒で死んだ。
………面白くない
本当に面白くない親たちだった…………
ま、これだけ言っといて何だけど、今の俺も、とことん面白くない状態だ。
「キャーーー!!!」
「や、ヤベーな、」
「ありゃ~駄目だわ」
「お、おい!誰か救急車呼べよ!?」
「あ、アンタが呼んだら良いだろ!!!」
軽トラに轢かれちまったんだからよ………………てか周り、うるせぇ〜
もうコレ、アレだよ? 視界真っ暗で何も見えね〜し、血どばどば出てるよね、コレ? 痛いとか苦しいとか、もう超えちゃッてる状態なんだけど?
………てか何だコレ?パッと死ねね〜のか? おかげで結構長い走馬灯見ちまったよ。
それに軽トラで事故って何?アレですか?一昔前の転生物か何かですか?
……………はぁ~、本当、面白くね〜最後だな〜…………………はぁ?
これで…………最後?
こんな、面白くない人生のまま俺は終わるのか?
ふざけるな
認めない!
許さない!!
死ぬのが怖いんじゃ無い!!!
人生に後悔してる訳じゃない!!!
せめて!!
せめて!!!
「ヒィッ」
「おいおい、マジかよ」
「あ、ありえねぇ」
「何なのあの人?」
「た、立ってやがる」
最後ぐらい!!
自分らしく!!
自由に!!!
はっちゃけてやろうじゃーーーねぇーーーーかぁぁぁぁ!!!!
足がガタつく中、俺は蒼天に浮かぶお天道様に中指を突き立ててやった。
「じゃーーーーなぁ!!!糞っ垂れの、世界野郎ぉぉぉぉ!!!!」
あー苦しい、本気で死にそうだ………………
だが、きっとこの時の俺の顔は
誰もが羨ましがる程の
満面の笑顔だっただろう
「お、いい具合に狂ってるな〜アイツ………………面白い!!」
やぁ、皆。
今、俺は真っ暗な空間で椅子に座りながら手紙を書いてるんだぜ。
はぁ~、手紙を書くって大変なんだな。全然ペンが進まないぜ。
拝啓……拝啓………拝啓…………………ダメだ書くことが思い浮かばん。
そもそも、ここ何処だよ。ここだけスポットライト当てられたように明るくて地味に怖ーよ。
………いや、もっと言いたい事あったわ
俺は椅子から立ち上がり深く息を吸ってー………………
「俺、死んでへんのかい!!!」
「バーカ、ちゃんと死んでるぜ!!」
「うおぉ!!??」
俺が叫ぶと下から男が机をひっくり返しながら勢いよく立ち上がってきた。
流石に思いも寄らない事だったため、思わず尻餅をついてしまう。
「尻、痛ってー……いや、誰だおまぁ……えぇ……」
ヤベー奴が居た。
全身カラフルな服装で気色悪い笑顔を浮かべた男。
まるでピエロのようにも見える服を着込んだ男が俺を見下す様に立っていた。
…………てか、めちゃくちゃ目に悪りぃ服だな。
「あぁ?何だ〜そのマヌケな面はぁ?眼の前に、この俺様が居るんだぜ?感動やら恐怖やらしろよ」
「いや、俺、お前の事知らねーし」
「それもそっか!!」
マジで誰だよ。オメーみてーなイカれた服を着た男、知らねーよ。それに何だよ、その満面の笑みは……………羨ましい
「じゃぁ~耳の穴かっぽじってよ~く聞けよぉ〜」
男は笑顔を浮かべながら更に俺に近づき、天に向かって両手を広げた。
「俺はメラ!!」
「神殺しのメラだぁ!!!」
そこから、顔だけを俺に向ける。
「よろしくなぁ黒鐘 柊くぅん」
常に笑っているメラの顔は、更に狂気的な笑顔になった。
…………てか
「やっぱり変態じゃねーか!!」
「!…………はは、はっは〜!!お前いきなり、この俺様にむかって変態呼ばわりとはなぁ〜……面白い!!!!」
俺のツッコミに一瞬目を大きくして驚いていたが、すぐに高笑いし始めたメラは、転がっていた椅子を立て直すとドスっと座り込んだ。
「おい、それ俺の椅子だから返せ………あと、何で俺の名前を知ってるか答えろ」
せめて椅子は返せ。
「こっちも時間があんまりね〜からな〜……だから!!お前の質問にはぁ〜答えん!!!……あと椅子は返さん!!」
メラは頭の上に大きなばってんを作り否定してきた。
「そもそも!ココが何処なのか! 何でお前は生きてるのか! 何で俺がお前の事を知っているか!! そんなもんわぁ〜…………どうでもいい!!」
「んな、馬鹿な」
「ここでは俺がお前に問いて!お前がそれに答える!それ以外は認めん!」
「好き放題だな、お前」
「じゃ~さっそく聞くぞ〜?」
「おい聞けや」
メラは俺の話をガン無視しながら椅子にもたれ掛かり、だらしない格好のまま顔だけをこちらに向けた。
「なぁ、お前………力が欲しくないか?」
何、言ってんのコイツ?
それに、力が欲しくないか?って絶対、裏が有るだろ…………うん、断ろ「つまらん!!」
「俺まだ何も言ってないだろ!!」
「い〜や、お前、断る気だっただろ?何だったら顔に書いてあった」
「顔に!?」
「はぁ~そんな、つまらん返事は求めてねーよ!!もっと欲張れ!!」
メラは俺の答えに納得がいかなかったのか、椅子に座ったまま、わちゃわちゃと暴れる。
「欲張れって言われても、今どき、いきなり力が欲しくないかぁ?とか、僕と契約して魔法少女になってよ!とか、ぜんぜん信じられねーよ」
「まどマギは古りぃー!今の魔法少女系のトレンドは魔法少女に憧れて!、だ!」
「ジャンルがマニアック過ぎだろ!!……………てか、やっぱり、お前、変態じゃねーか!!」
「うるせぇー!!お前だって観てんだろーが!!」
「ノーコメントで!!」
さすがに言えるか!
「はぁ~。まぁ、力云々はこの際いい」
「いいのかよ」
「お前に聞きてえ事がある」
椅子にもたれ掛かっていた体を前のめりにし、俺を見てきた。だが、その顔つきは先程までと違い笑顔など無く、まるで感情が無い機械の様な顔になり、少しもふざけるのは許されないと一瞬で理解できた。
「………何だよ」
「お前、何で死ぬ時あんなに楽しそうだったんだ?」
メラからの予想打にしない問に、俺は一瞬たじろいだが、直ぐに気を取り直して答える。
「そ、それは、人生最後ぐらい楽しく死にたかったから」
「そうだな〜……………それで?」
「あぁ?」
「満足したのか?」
な、なにを言って
「後悔は無いんだな?」
……………
「心残りは、ねーんだな!?」
…………
「もう、死んでも良いーんだな!!?」
………だめだ
「はぁ?」
「……まだ………」
「聞いてねぇよ!!」
「………俺はまだ…………」
メラが俺を見ている………あぁ、わかってるよ…………言ってやるよコンチクショウ!
「俺はまだ………満足していない!!!」
「だよなー!!!」
メラは心底楽しそうに椅子から身を乗り出して来た。
「で、聞くぞ?」
「…………おう」
「お前は…………人類を凌駕する知識が欲しいのか?」
…………違う!
「誰もが屈伏する最強の力が欲しいのか?」
……違う!!
「災厄な不幸をも乗り越えられる幸運が欲しいのか?」
違う!!!
知識も力も運も、そんなもん要らない!!!
俺は………俺は!!………俺は!!!!
ただ
ただ、心から
「心から笑える生き方をしたい!!!」
「こんな願い、普通のかもしれない!
幼稚かもしれない!
何の面白みも無い願いかもしれない!
でも!!!!
これが…………これこそが!!!
俺が!!……俺が望む願いだ!!……………絶対に叶えたい夢だ!!!」
それを邪魔する奴は
「神であろうと……………殺す」
「はは……やっぱりお前………面白いな!!!」
真剣な顔だったメラは再び狂気的な笑顔になり、椅子から立ち上がる。
「やっぱり俺の勘は間違っていなかったぜ!!!」
すると、俺とメラの間にいきなり机が出現し、その上にはスイッチの付いた銀色ベースのカラフルなボックスが置いてあった。
「お前には俺の神殺しの力を引き継いでもらう!!」
そのままメラは、机に向かい歩き出す。
……………イヤちょっと待て
「まだ俺、貰うなんて!」
「うるせぇ!お前に否定権はねぇ~んだよ!!!と、いうことで………………ポチッとな」
「は?」
俺の頭がパンクしている中、メラは机の上にあるボックスのスイッチを軽い雰囲気で押した。
「おぉ~イイねぇ〜」
「お、おい!!お前の体から何か出てきたぞ!!」
メラがスイッチを押した瞬間、メラの体からドス黒い霧のような物が出てくると、そのまま霧は吸い寄せられる様に俺の方へ流れて来た。
「おいおい、マジで何だよコレ、気持ちわるっ!!」
さすがに気持ち悪かったため、霧から離れようとしたが、次の瞬間、霧は意思を持ったかのように暴れ出しそのまま俺へと襲い掛かってきた。
「っっっっっっ!!!!」
霧に飲み込まれた俺の体は、切り裂かれる様な、或いは引き千切られる様な痛みが全身を襲った。
「あァアぁァぁ!!!」
涙を流そうと
「あ゙ぁァァぁぁァあ!!!!」
のた打ち回ろうと
「あァぁ゙ァァ゙ァあァァァ゙!!!!!」
ゲロを吐こうと
「あ゙あアァあァぁ゙ア゙ぁぁァァ゙あァァ!!!!!!」
痛みが止むことは無く、永遠とも思える激痛が俺の体を襲い続ける。
だが、そんな悶え苦しむ最中でさえ、ある事だけは鮮明に覚えていた。
くらみ歪む視界の中で見えた光景……それは
「ハっハハひっひフフはハハッハッハッハッハッハッハハッハッハッハッーーーーーー!!!!!」
メラがこの世で一番楽しそうに、嬉しそうに、狂気的に俺を見ながら腹を抱えて笑い続けている光景だった。
それが、俺のここでの最後の記憶
メラはオリキャラだと思ったほうが良いかもしれません
皆さん読んでくれて感謝感激(TдT)