クロスギーツの配信活動!   作:ネコら

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や、やっと書き終えた(^q^)




5話クロスギーツは助けてもらいたい

 

 

 

【クロスギーツは助けを求める】

【アーカイブに残りません】

 

 

真っ暗な部屋、そこにはパソコンが1台。そしてパソコンの前に座っているクロスギーツ。彼は今までに無い程の覚悟をして、一人配信を開始した。

 

「やぁ諸君、クロスギーツだ。今回、諸君らに集まってもらったのは他でもない。この俺を諸君らの知識で助けてほしいからだ」

 

『おい、何か始まったぞ』

『開始早々ゲンドウポーズ草』

『クロギツが助けを求めるって何事?』

『今日はやけに真剣だな?』

『おふざけは無しって事?』

 

「あぁ。今日は、おふざけ無し真剣モードだ。今回の配信、俺の命が掛かっているかもしれないからな」

 

『!?』

『マジで!?』

『冗談だ……よ…………な?』

『クロギツ…死す?』

 

「それで、さっきも言ったが、お前らの力で助けて………いや、解決してほしい事が有るんだ」

 

『解決とな?』

『クロギツが解決出来ない事が俺達に出来るのか』

『とっとと言え』

『クロエちゃんが居ないのが残念』

『程々に協力したる』

 

「もし、この問題が解決したら、このクロスギーツステッカーを皆にプレゼントしよう」

 

『いらね』

『はい。解散!』

『他の配信見て良い?』

『早よ言え』

『低評価待った無しでワロス』

 

「待て待て、すまんかった。だから見捨てないでちょ……………はぁ………こっちも言いたいのは、山々なんだがなぁ…………」

 

『ん?』

『いつになく歯切れが悪いな』

『クロギツらしく無いぞ』

『いきなりキャラ崩壊?』

 

「うっせぇ……はぁ………改めて、こっちも覚悟して言うぜ…………」

 

『ゴクリ』 

『( •̀ㅁ•́;)』

『な、なんだ…』 

『ようやくか』

 

「………………………だ」

 

『?』

『聞き取れん!』 

『なんだって?』

『はっきり言えクロギツ!』

 

「ク………め………まずい…………だ」

 

『だから!ハッキリ言えって!』 

『もう、帰っていい?』 

『こんなクロギツ初めて見たわ』

『聞こえーん』

『クロギツ、ビビってる?』

 

「クロエの飯が不味いんだよ!!!」

 

『………………寝よ』

『はいはい解散かいさーん』

『今日の晩御飯何だっけ?』

『ニンジン2個、玉ねぎ1個、ジャガイモ3個、豚肉1パック、バーモントカレー1箱(中辛)………よし!』

『あ、昼寝しなきゃ』

 

「おいおいおい!!なに無かったことにしよーとしてんだ!コレがどれだけ深刻な問題なのか分からねーのか!!!」

 

『分かんねーよアホ』

『なに?彼女いない俺への当て付けか?』

『クロエちゃんのご飯食べといて、文句とか………ぶち殺すぞ』

『久し振りにキレちまったよ』

『お前の事、一瞬でも心配して心底後悔したわ』

 

「お前らはクロエの飯の不味さが、どれだけヤベーか知らねーから、そう言えるんだ!!!」

 

『うるせぇ黙れ』

『俺達にマウント取ってるつもりかぁ?あ゙ぁ゙!』

『クロエちゃんの料理が不味いわけ無いだろ。いい加減にしろ!』

『不味くてもいいから女の子の料理が食べたい』

『↑毎日母ちゃんのご飯食ってるだろ?』

 

「もし、お前らがクロエの飯を食っちまったら……………」

 

『ゴクリ』

『たら?』

『え?何この緊張感』

『な、何かおこるの?』

 

「死ぬ」

 

『(゜o゜;』

『(´゚д゚`)』

『(´・ω・`)』

『((゜-゜)』

 

「顔文字オンリーで煽るの辞めろ」

 

『て、言われてもな〜』

『現実感がないし』

『正直クロギツが大げさ、としか』

『そこまで酷くないやろ』

 

「少なくても俺は、飯食った後、記憶が無くなる時がある」

 

『マジで?』

『どゆこと?』 

『ご飯食っただけで記憶は無くならんやろw』 

『大丈夫?薬盛られてない?』

『そこまで行ったらクロギツの体の方が心配』

 

「しかも最近になって、更に不味さの磨きがかかってきてよぉ……………」

 

『な、何?』

『どないしたん?』

『更にヤバくなるの?』

『ほうほう?』

 

「飯食った後、走馬灯が見えるだ」

 

『??』

『は?』

『????』 

『走馬灯?』

 

「気絶した時、知らねー婆ちゃんと爺ちゃんが、川の向うからこっちに来いこっちに来いって、何度も俺に言ってくるだーーー!!!」

 

『クロギツそれ走馬灯ちゃう』

『三途の川行っとるw』

『死にかけやないかい!』

『それもう、ご飯以前の問題じゃね?』

『そこまでの料理が出されるって可笑しくない?何か心当たりとか無いの?』

 

「あ?心当たりぃ?……………………………あ」

 

『あ、てやっぱ何かやらかしたん?』

『あ、って何だよあ、って』

『これは〜クロギツに原因あり展開?』

『やっぱりクロエちゃんは無実なんや!』

『え?今から過去編入る感じ?』

 

 

 

 

アレは、つい最近会った女の子の事を調べている時だった。

 

「いやぁどうやって会いに行こうかなぁ?」

 

「何かお困りですか?柊様」

 

「お?クロエぇお前も気に……な……………おいクロエ?」

 

「はい?何でしょう?」

 

「何で俺は、後から銃を突き付けられているんだ」

 

「さぁ?その眼の前の、乳女にでも聞いたらどうですか?」

 

「おいおいクロエ?なに言ってんだ?パソコンは喋らな……」

 

バンッ!

 

(パ、パソコンちゃーーーーん!!!)

 

「そんな事を知ってますよ。なに真面目に答えてるんですか?」

 

「………すみません」

 

「……………そんなに」

 

「はぃ?」

 

「………そんなに…………この………おんな………いいん………ですか」

 

「…………は?」

 

「何でも無いです」

 

「え?」

 

「今日の夕飯作りますね」

 

「お、おう………」

 

………………………

 

…………

 

……

 

 

「と、言う事があってそれ以来、更に飯が不味くなっちまったんだ」

 

『そうか、死ね』

『ブチ殺すぞ』

『原因やっぱテメェじゃねーか!』

『何が最近飯が不味くなった、だ全部お前のせいだろーが!』

『大人しく召されとけクズ』

 

「やだやだやだぁぁぁーーーー!!!」

 

『うるせぇー!!』

『やだ、じゃねぇだろ!』

『駄々こねるな!けじめつけろ!』

『黙って食え!』

『慈悲もなし』

 

「せめて、せめて!もう少し美味しくなってくれるだけで良いんだよーーー!!!」

 

『お前次第だろ』

『自業自得』

『はぁ…………だっる!』

『そもそもクロエちゃんに謝ったの?』

 

「あやまる?………………そうだ!!俺まだクロエに謝ってねーじゃん!!」

 

『やっぱり、ただのクズじゃねーか』

『クロギツは謝る事も知らないのか?』

『とっとと謝って来い!』

『何でそんな当たり前の事も出来ていないんだクロギツ!』

 

「ちょっと待て!………ど、どう謝ったら良いんだ!?」

 

『知らねぇよ』

『劇的な感じで謝ってこい』

『逆立ち』

『社交的に謝ってこい』

『少女漫画のイケメンみたいに謝ってこい』

『半沢◯樹、土下座で検索』

 

「OK!」

 

 

「今回はマジで助かったぜ!!感謝の印に、お前らにはクロスギーツステッカーをプレゼントする!!じゃ、またな!!!」

 

『ステッカー要らねーから、とっとと謝ってこい!!』

『ゴミを渡すな』

『マジで今回無駄な時間だったな』

『結局どうやって謝るんやろ?クロギツの野郎』

『謝る事さえ知らなかったクロギツに驚き』

『クロエちゃんも苦労するな〜』

 

 

 

 

【クロエの部屋の前】

 

「よし」

 

ドアの前で一人、覚悟を決めた柊はドアを開ける。

 

部屋に入ると、ファンシーな今時の女の子の部屋が広がっており、その中でソファーに座りながらスマホを操作するクロエが居た。

 

「なぁクロエ、少し良いか?」

 

「?何でしょう柊様」

 

「あーちょっとお前に謝りたい事と、知ってほしい事があってな」

 

「どうしたんですか?改まって」

 

「………………少し待て」

 

「?」

 

柊は一瞬、部屋の周りを見るとクロエに背中を向けたまま歩き出し、部屋の隅へと行き、立ち止まった。

 

「よし、ここだ……………クロエちょっと俺の隣まで来てくれないか?」

 

「?……はい、分かりました」

 

柊の理解出来ない行動に首を傾げながらも、指示されるがままクロエは柊の隣まで移動する。

 

「どうかなさいましたか?」

 

「……………」

 

クロエは柊と壁の間まで来て、どうかしたのか問いかけてみるが、柊は両手をポケットに突っ込みながら上を向き、クロエから自身の顔が見えない様にし黄昏れる様に立ち尽くしていた。

 

「あの~柊さ「なぁ?クロエ」?」

 

「俺とお前が出会ってから、もうすぐ二年になるな?」

 

「?…………あぁ、2周年パーティーの準備は出来ていますのでご安心ぐださい」

 

「え?………あ…そ、そうかありがとな」

(あれ?俺そんな事クロエに頼んだっけ?)

 

身に覚えも無い計画に困惑する柊だが、ここでいちいち突っ掛かっていたら話が一向に進まないと思い、首の少し振り、話を進めた。

 

「あ〜いきなりだが俺は最近、お前の事を蔑ろにしているんじゃないかと思ってな」

 

「はい、その通りです」

 

「え?…………あ、はい」

 

「もっと柊様は私に構ったほうがいいと思います」

 

「あ、はい………………イヤイヤそうじゃなくてだな!」

 

「?」

 

「俺って最近、他の女にうつつを抜か「全く持ってその通りです」………」

 

柊はクロエに言葉を遮れられ無言のまま上向きの状態で目線だけをクロエに向ける。

 

その時、柊は気付いた。

 

(め、目茶苦茶キレてらっしゃるぅぅぅーーー!!!)

 

クロエが持っているスマホが、ピキピキと悲鳴を上げていることを。

 

だが、ここまでは柊の計算通り………いや想像よりもクロエが切れてしまったが、だが!ここから、ここからが正念場なのだ!!

 

「でもなクロエ?お前がそんなに気にする事は無いんだ」

 

「……何故ですか?」

 

「もし……もしも!世界中の人間を救うか、クロエ一人を救うかと選ばねーといけなくなった時!!」

 

柊はゆっくりとクロエの方へ振り向き、ポケットから右手を出すとそのまま。

 

壁ドン!!

 

「俺は迷わず、お前を救う」

 

「………」

 

「俺の人生、お前で埋め尽くされてるんだからよ」

 

「………」

 

「だから、いちいち他の女に嫉妬しなくても良いんだぜ?」

 

「…………ふっ、いきなり済まねーな、それだけ言いたかっただけだ」

 

柊は壁から手を離し、軽い足取りでドアへと向かうと。

 

「今日の晩飯期待してるぜ」

 

そのままクロエを残し部屋からスタイリッシュに出ていった。

 

「…………………」

 

(コレでいったやろーーーー!!!!)

 

無言のガッツポーズをしながら柊はリビングへとスキップしながら走り去っていった。

 

この作戦は、ただ謝るのではなく、敢えて怒らせてからの

(お前は自分にとって誰よりもかけがえのない存在なんだ)と教え。

 

更にそこに、壁ドンをする事でドキドキ感を混ぜ乙女チックにさせることで、根本から怒りを忘れさせる!

という………………まさにこれぞ!

 

 

  少女漫画イケメン風謝罪作戦!!

 

 

 

 

…………やっぱりコイツ、クズだな。

 

 

 

 

 

 

部屋に一人取り残され立ち尽くすクロエ。

 

その姿を誰かが見たら、きっと10人が10人同じ事を言うだろう。

 

「………」

 

「…………」

 

「……………」

 

ボフ!

 

 

 

頭から煙が出ていたと

 

 

 

ークロエー

 

 

 

台所で動画用のカメラを設置作業をしながら私は自室での出来事を思い出していた。

 

本当に何だったのだ、いきない部屋に来るやいなや、あ、あんな大胆な事をしてくるなんて。

 

本当に…………本当に先程までの柊様は柊様ではなかったと、そう思おうとしてもこの胸の高鳴りは止まらない。

 

そして、その高まりを抑えるために……………いや、抑える事が出来ない。

 

だからせめて意識を反らすために私は………私は

 

【クロエちゃんのクッキング配信!!】

【アーカイブには残りません】

 

動画配信をしようと思います(思考停止の結果)

 

「皆さん台所から今晩は〜」

 

『こんばんわーーー!!!』

『何か始まったんだけど』

『クロエちゃーーーん!!!』

『俺達に振ってくれてる、お手々が可愛すぎる!!』

『俺の一日一回クロエちゃんを見るノルマ達成!』

 

「ふふ、皆さん相変わらずお元気ですね」

 

『いや~それ程でも〜』

『へへへ、クロエちゃんの前だけだよ』

『クロエちゃん見るだけで元気になってしまうからな!』

『笑い方まで可愛いとか最強すぎる』

 

「改めまして皆様。今日は私、クロエが一人でお料理動画を配信いたしますので、どうか楽しんでいってくださいね?」

 

『マジで!?』

『つ、ついにクロエちゃんのメイン配信!?(感激)』

『やっと邪魔者(クロギツ)が居なくなったか』

『クロギツに何も言われなかった?』

『とうとう来たか………クロエちゃんの時代が』

 

「クロ様(クロスギーツの事)は先程、私がキッチリ二時間寝れる睡眠薬で眠らせておりまして、この配信が終わった後、無理やり起こして、そのまま今回作る料理を食べてもらいます」

 

『そっか〜』

『最後までクロエちゃんだけのほうが良かった』

『クロエちゃん行動力の鬼すぎる………だが好きだ』

『ナチュラルに薬盛られてるクロギツ草』

『普通は許されない行為だけど…………クロギツだから、まぁ、いっか』

『クロギツに同情する奴一人も居なくて草』

 

「と言うわけですので、私だけの配信は今日で最初で最後だと思って下さい」

 

『!?』

『そんな…………そんなーーー!!!』

『…なん…………だと………』

『ウゾダドンドコドーン!!!』

『神は死んだ』

 

「だから今日は一生分楽しんでいってくださいね?」

 

『…………あ(昇天)』

『うっ!(心臓を抑える)』

『バッキューン♥』

『クロエちゃんが俺達を殺しに掛かって来てる』

『結婚しよう』

 

「それでは料理を始めて行きますね?…………とっ、その前にぃ」

 

『前にぃ?』

『?』

『なになに?』

『どこ行くの、クロエちゃ〜ん!?』

 

画面外から白黒のメイドの様なエプロンを取り出すと、慣れた手つきでササッと身につける。

 

「お料理モードクロエちゃん登場です」

 

くるんっと一回転でファンサービスです。

 

『え、エプロンだとーーーー!!!』

『……………(尊死)』

『俺生きてて良かった』

『ふっ(賢者モード)』

『ファンサービスが過ぎるガク』

『クロエちゃんは女神だった?』

 

「皆様に喜んでいただけたら幸いです。では、料理を始めて行きますね?」

 

『ハイ!』

『始まり始まりーー!!』

『もう美味しいって分かる(確信)』

『………………(クロギツを無言で見る)』

 

「本日作る料理わ〜」

 

『わぁ〜?』

『可愛い』

『何かな〜?』

 

「出来てからのお楽しみです!」

 

『そっか〜ニッコリ』

『あざと可愛い』

『ふっ、楽しみが増えたって事か』

 

「では早速作っていきますね」

 

『はーい』

『はーい』

『はーい』

『はーい』

 

 

数分後

 

「そして、煮込み終わったら、このカレーのルウを入れます」

 

『はい』

『そうやなカレーのルウやな』

『秘密にした意味w』

 

「皆さん。もう、そろそろ何を作っているのか分かっていたんじゃないんですか?」

 

『おう、そうだな』

『初手でカレーのルウが出て来たらそりゃ〜……ね?』

『全く持って分からない(すっとぼけ)』

『な、何だろ〜?』

 

「それでは最後の仕上げにぃ」

 

『?』

『にぃ〜』

『何かあったっけ?』

『ま、まさか』

 

「隠し味の愛情を入れちゃいます♡」

 

『ガタ!』

『ガタ!』

『ガタ!』

『ガタ!』

『ガタ!』

『↑お前ら落ち着けw』

 

「ふふ、それでは皆様、愛情、入れていきますね?」

 

『ハイ!』

『うぉぉぉーーー!!!』

『今日、俺、死ぬのかな?(幸福)』

『お、落ち着くんだ!落ち着くんだ俺の中の俺!!』

『ア◯ロいっきまーーーす!!!』

 

「それではさっそく、(ピーーー)を入れます」

 

『はい!……………はい?』

『今なんて?』

『お………おぅ?』

『早すぎて見えんかった(見たくない)』

 

「それから(ピーーー)も入れまして」

 

『…………はぁ?』

『え?……………え?』

『く、クロエちゃん?』

『あ〜〜〜はい』

 

「あ!そういえば最近クロ様がお腹の調子が悪いと言っていたので、正露丸も入れちゃいますね」

 

『クロエちゃん、ちょっと待って!』

『ストーーープ!!』

『もう見てられねーよ』

『それ薬だよ!』

『料理からどんどん、かけ離れちゃってるよ!』

 

「?」

 

『いや、何で分かんねーんだよ!可愛いけど!』

『一つ一つの動作が可愛いんじゃ』

『マジで理解できてないの?』

『アイツが言ってた事は本当だったんだ』

 

「どういう事ですか?」

 

『愛情がちょっと多いかなって?』

『普通で良いんだよ?』

『アレンジし過ぎるのは返って良くないかな〜なんて?』

『レシピ道り作ろう?』

『料理じゃなくて理科になり掛けてるからさ?』

 

「何を言っているんですか?」

 

『いや、分かって!』

『直球で言いたいけど……言えねー!!』

『コレでも理解できないの?』

『駄目だこりゃ』

 

「いえ、そういう事ではないです」

 

『?』

『?』

『?』

 

本当に何をっ言っているのでしょうか、この方達は、まるで理解していない。

 

「料理本と同じ様に作ってしまったら、ソレはもう私の料理では無く、その料理を考えた人の料理になってしまうじゃないですか?」

 

『…………へ?』

『?』

『ん?』

『どゆこと?』

 

「私は彼に、私しか作れない、誰にも分からない、想像できない、未来永劫この世に誕生しない、そんな料理を!………ずっっっと!食べていて欲しいのです」

 

『あ……………はい』

『…………ちょっちゅね~』 

『あれ?俺の体が震えてるんだけど?』

『クロギツすまんかった』

『く、クロエちゃんが全て正しいです』

 

「分かってくれたら何よりです…………それでは続けていきますね?」

 

この後も私は柊様への想いを入れて行きます。

 

「次は、この前偶然見つけた(ピーーー)を入れて」

 

柊様、私はいつも貴方の役に立ててますか?

 

「あ!(ピーーーー)も入れてみるのも良いですね!」

 

私は貴方にとって必要な存在ですか?

 

「後は(ピーーー)を入れて」

 

私の、心の中はいつでも何処に居ても柊様でいっぱいです。

 

「ふふふ、隠し味に優しいさ(バファリン)も入れておきましょう、きっとクロ様も今日の料理を見たらビックリしちゃいますね」

 

『あぁ……きっと、ビックリするだろうね』

『死ぬほどな』

『ビックリし過ぎて天に行っちまうんかもな』

『クロギツ明日から見れっかな?』

『クロギツ?ふっ、良いヤツだったよ』

 

「それではクロ様を起こしてきますね?」

 

『おう!行って来てやんな!!』

『せめて優しく起こしたってな〜』

『ふっ、クロエちゃんに起こしてもらえるなんて………許すまじ!』

『これからはクロギツの事、優しくしたろ……………いや、やっぱ無理』

『クロギツお前が助けを求めた意味、無かったみたいだ』

 

・・・・

 

私にはこの胸の高まりを言葉にする事が出来ません。

 

きっと、してしまったら恥ずかしくていつもの私ではいられなくなってしまうから。

 

だからせめて、私が今出来る精一杯の想いを、この料理に詰め込みます。

 

柊様、私はいつまでも貴方の事を想い続けます。

 

だからいつか応えてくれますよね?

 

 

 

 

柊様?

 

 

ークロエー

 

 

 

 

少女は笑う一人の男を想い続けながら。

 

男は震える少女の歪んだ想いに。

 

この後、男が少女の想い(ご飯)にどう応えたかは、ここでは秘密にしておこう。

 

だが後に、視聴者達は口を揃えてこう言った

 

 

『俺達は何も見なかった』っと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「という事があったんだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真耶やん」

 

「そうですか帰ってください」

 

「俺死にかけたんだよ?あのご飯(猛毒)で」

 

「それは辛かったですね帰ってください」

 

「今日のご飯はラ王が良いな」

 

「作りません帰ってください」

 

「ありがとう暫くお世話になるよ」

 

「帰ってぇぇぇーーーーーーーー!!!!」

 

 

 

 

 






これからも頑張ります(-_-)zzz

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