偽・ウマ娘ZERO ~不滅の桜~   作:風見ひなた(TS団大首領)

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第6話「俺の目が黒いうちは」

「あ、いたいたスール! ねえ聞いて、スールが入ろうとしてるチームは……」

 

「スズパレードさん、何も聞かずに私のチームに入っていただけませんか!?」

 

「えぇ……?」

 

 

 手をぶんぶん振って近づいてきたスズパレードに、テスコスールは開口一番でスカウトをぶちかました。

 スズマッハから聞かされていたチーム・カストルの悪評と、いきなり深々と頭を下げてくるテスコスールの駆け引きもへったくれもない姿勢に、スズパレードはドン引きする。

 チーフの言う通り、テスコスールのコミュ力は完全に崩壊していた。小さい頃から走ることだけに全ステータスを割り振った結果がごらんの有様だよ。

 

 そんな余裕のないテスコスールの様子を見て、スズマッハはにっこりと微笑む。

 

 

「テスコスールさん、どうしたんですか~? 強豪チームなら万が一にもそんなことはありえないと思いますが、もしやチームに欠員が出て、大急ぎで誰かをスカウトしなくてはならない……とかでしょうか~?」

 

「ええと、はい……」

 

 

 図星を突かれたテスコスールは、もじもじと指先を突き合わせる。そこは見栄を張っておけばいいのに、そんな腹芸ができないあたりが対人経験値の少なさを物語っていた。

 

 

「よければスズマッハさんも一緒にチームに入ってもらえないかと……」

 

「………………」

 

 

 スズマッハは無言で束ねていた髪を解くと、さあっと手櫛を入れて風になびかせた。

 

 

「私がこの学校に在籍する限り、貴方がたと共同のトレーニングをすることはありません(キリッ)」

 

「あう……」

 

 

 数十分ほど前に自分が言い放ったセリフを一言一句物真似され、テスコスールは真っ赤になってぷるぷると震えた。

 

 

「あと、何でした? 『スズパレードさんも早く所属するチームを見つけて、チームトレーナーの指導を受けた方がいいですよ。私に絡むより、その方がずっと有意義です(キリッ)』……でしたっけ~?」

 

 

 普段ののんびりした口調はどこへやら、テスコスールの口調を表情含めて完全にエミュレートしてみせるスズマッハ。

 スズパレードはそんなイトコの隠し芸におおーと目を丸くして、ぱちぱちと拍手を送った。

 

 

「わぁー、マッハ物真似うまーい!」

 

「あと、何をおっしゃってましたっけね。ええと、確か~……」

 

「……スズマッハさん、もしかして怒ってますか……?」

 

「割と~♪」

 

 

 テスコスールはうう……と呻き、しおしおにへたれた。

 対して、思わぬところで仕返しできたスズマッハはにっこにこ笑顔である。

 

 

「あの、マッハ……。あまりいじめるのはどうかと思うな。スールだって別に悪気があって言ったんじゃないはずだし」

 

「悪気があって言ってないから余計に問題なんだと思いますよ~?」

 

「……うう~……」

 

「まあ、パレードちゃんがそう言うなら私もこれ以上は言いませんが~」

 

 

 スズパレードが侮辱されたと思ったから仕返ししただけで、本人がもういいと言うならスズマッハとしてはこれ以上テスコスールをいびる必要はない。

 「ですが」とスズマッハは口元に指をあてて言葉を続ける。

 

 

「その件は水に流すとしても、テスコスールさんのチームに入ることはできませんね~。私だけでなく、パレードの加入も全力で阻止させていただきます~」

 

「えっ!?」

 

 

 断られるなんて思ってもみなかったテスコスールは、目を丸くする。

 テスコスールとしては姉も所属していた(厳密にはその後継だが)チームにスカウトされるというのは大変栄誉なことであり、二つ返事でOKをもらえると思っていたからだ。

 

 

「ど、どうして……?」

 

「なんと言いますか~。噂ではとてもハードな練習を課すから、練習中の怪我が絶えないそうですよね~。そんな危ないチームに自分はもとより、大切なイトコの身柄を預けることはできないかなって思いますよ~」

 

 

 む……とテスコスールは口をへの字に結ぶ。

 テスコスールにも、チーム・カストルの練習の過酷さは理解できている。他ならぬ実の姉が、そのハードな練習で競争生命を絶たれているのだから。

 だが、それでもテスコスールはカストルの練習にも理はあると思っている。そうでなければ、やりきれない。

 テスコスールはすうっと息を吸うと、鋭い瞳でスズマッハに言い返した。

 

 

「でも! 練習中に怪我をするリスクなんて、当たり前のことでしょう! どんなチームでも、専属トレーナーでも、怪我のリスクのない練習なんてありえません。ハードな練習を耐えて、研鑽を重ねた先にこそ、栄光があるのではありませんか?」

 

「ええ……それは確かにおっしゃる通りなんですが~……」

 

「逆に訊きますが、怪我のリスクもない生ぬるい練習ばかりこなしていて、レースに勝てる根性が身に付くと思いますか? きつくハードな練習をこなした自信が、困難に打ち勝つ精神の強さになるのではありませんか?」

 

「ううん……。でもやっぱり限度というものが~……」

 

 

 一転して理詰めで攻められ、スズマッハは押され気味になった。

 

 

 ……現代を生きる読者にとっては意味不明な主張に思えるかもしれないが、2人のやりとりの根底にはこの時代のスポーツについてのある共通認識がある。

 

 それは『スポーツ根性論』という、現代では風化しつつある思想だ。

 当時の日本のスポーツ界では、ハードな練習をこなすことで困難に打ち勝てる根性を養い、本番となる競技の場でも実力を越えた成績を残すことができると信じられていた。

 スポーツ科学の研究が進むにつれてこの思想には根拠がないことが明らかになり、徐々に影響力を失っていくのだが……。

 

 この時代ではスポーツ指導者も、アスリートたちも、この精神論こそがスポーツ指導の根幹だと信じていた。

 とにかく選手にハードなトレーニングをさせ、苦境に追い込めば追い込むほど強くなれると妄信していたのだ。たとえば陸上競技なら水を飲まさずにひたすら走らせるとか、野球なら千本ノックをさせるとか、水泳なら真冬に寒中水泳をさせるとか。

 

 ではウマ娘の場合はどうかというと、とにかく走らせればいいと考えられていた。晴れの日も雨の日も雪の日も、毎日ひたすらへとへとになるまで走らせて筋肉をつける。それで怪我するなら運が悪かった、根性が足らなかったと考える。

 なので、この当時のウマ娘が練習中に怪我をして引退や長期休養に追い込まれるという事例は現代と比べると圧倒的に多かった。

 

 むしろ練習中に怪我をしたくない、というスズマッハの主張の方が“甘え”とみなされる時代なのだ。練習で怪我をする可能性は誰しもが負っており、そのリスクを乗り越えた先に栄光があると信じていた。栄冠を掴みたいのなら、勝ちたいのなら、甘えなど捨てて厳しいトレーニングに耐え、レースに打ち勝つ勝負根性を養うべきなのである。

 

 ……誤解を避けるために付け加えると、現代でも別にレースに根性が不要というわけではない。勝負根性がなければレースに勝ちきれないのは事実であり、最終的には精神力の強さが勝利に結びついたというケースはいくらでもある。

 ただ、“根性”はあらゆる不可能を可能にする魔法の言葉でもなければ、ハードトレーニングに耐えたからといって養えるようなものでもないという話だ。精神修養などのメンタルトレーニングと、ハードすぎるトレーニングは別物である。

 

 

 そんな根性論に染まり切っているテスコスールは、キラッキラの瞳でスズマッハに手を差し伸べた。

 

 

「だから! 甘えは捨てるべきです! 私と一緒にハードなトレーニングをして、勝利を掴みましょう!」

 

「うう~……」

 

「迷うことはありません! 苦しみの先には、必ず栄光が待っているのですから……!」

 

「んなワケあるかボケ」

 

 

 すぱーーん!!と後頭部をはたかれ、テスコスールは涙目で背後を振り返る。

 そこには銀縁の眼鏡を掛けた痩身の男性が、チーム・ポルックスの2人の上級生と、逆さにキャップを被った女性を伴って呆れたような表情を浮かべていた。

 

 

「何をするんですか、……チーフ! せっかくスカウトできるところだったのに!」

 

「まさかと思ったが、大前提が間違っている。いや、説明してなかったのは確かだが、ここまで根性論に凝り固まっているとは……」

 

 

 大人の男性が突然湧いてきてテスコスールをはたいたことに、スズパレードは警戒を浮かべ、スズマッハはめまぐるしく表情を変える。

 テスコスールを止めてくれたのは大変ありがたいという安堵と、しかし学園にいる大人の男性ということは十中八九トレーナーであり、テスコスールに命じて自分たちをスカウトさせようとしたのはこの人物であろうという警戒心がめまぐるしく入り混じっていた。

 スズパレードはもっと単純で、突然友達の頭を叩いた謎の人物に敵意を覚えていた。とてもいい子である。

 

 

「そこの2人、スールが迷惑をかけて申し訳ない。だが、誤解があるようだから聞いてもらいたい。……スールもよく聞けよ」

 

 

 チーフが眼鏡をくいっと押し上げながら、すうっと息を大きく吸った。

 それに合わせて、カツラギエースとギャロップダイナが彼の左右に並ぶ。

 

 

「俺たちはチーム・ポルックス! 我々のモットーは!?」

 

「健康第一ッ!」

 

「安全重視ッ!」

 

『無事是名ウマ娘ッッ!!』

 

「俺の目が黒いうちは、怪我なんて絶対に許さない!!」

 

 

 じゃーんと3人がポーズをとるのに合わせて、逆さキャップの女性がぱぁんぱぁんと部室にあったクラッカーを鳴らした。

 

 

「いいぞーひゅーひゅー♪」

 

 

 テスコスールたちはぽかんとした表情で、突如として始まった謎の名乗りを見つめている。もっとも、テスコスールはスズコンビと違って寒さに呆然としているだけでなく、まったくの想定外のことを聞かされたからでもあった。

 

 

「……健康第一? 安全重視? なんですか、それは」

 

「聞いた通りだ。チーム・カストルは確かにそこのお嬢さんの言うように、根性論に基づくハードトレーニングを課すチームだった。だが、チーム・ポルックスは違う!」

 

 

 ギュッ!と音がするほど鋭く眼を光らせ、チーフは続ける。

 

 

「ポルックスは海外から学んだ最先端のスポーツ科学を取り入れ、決して怪我をしない範囲でトレーニングに取り組んでもらう。もちろんハードなトレーニングを決してしないというわけではないが、毎日毎日ひたすら走らせるようなことはしない。先にも言ったが、このチームに所属する限りは決して怪我などさせない。それが俺がチーフを務めるポルックスのモットーだ」

 

「何をぬるいことを……! そんな甘いことを言って、本当に勝てると思うんですか? ライバルは文字通り血と汗を流しながら、歯を食いしばってレースに臨んでくるんですよ!」

 

「勝てるッ! 勝たせるッ!!」

 

 

 反論するテスコスールに、腕を組んで豪語するチーフトレーナー。

 

 

「すぐに結果は出ないかもしれん。だが、決して怪我することなく、毎日効率的に練習を進めていけば、いずれ必ず成果は実る。俺はそう確信している」

 

「……チーム・カストルの精神はどうなるんですか。お姉様が正しいと信じ、身命を賭して従ったカストルの指導は間違っていたとでもいうんですか?」

 

 

 テスコスールは震える声で、すがるようにチーフに問いかける。

 チーフは彼女の瞳を眼鏡越しに見つめ、大きく頷いた。

 

 

「そうだ。あの指導は間違いだった!」

 

「………………ッ!!!」

 

 

 テスコスールは奥歯を噛みしめながらチーフを睨み、そして踵を返した。

 

 

「どこへ行く?」

 

「……別のトレーナーを探します。貴方の指導には従えない。もっとマシなトレーナーを見つけて、お姉様が正しかったと証明します」

 

「ガビーは競争生命を断たれた。それが、ガビーを含む当時の我々が間違っていたという証明だろうが」

 

「じゃあ、お姉様の人生は無駄だったというんですか!? 史上初のトリプルティアラを狙えた人が! “スピードの美学”とまで呼ばれた、あの輝きが!! あんな結末を迎えていいわけないじゃないッ!!」

 

 

 テスコスールが振り返る。

 その瞳には、胸の底から湧き起る無念が、きらきらとした雫となって宿っていた。皮肉なことに、その輝きはひどく美しかった。

 

 

「……だからこそ、俺はポルックスを興したんだ。もう二度とあんな思いをしないように。少なくとも俺の手の届くところで、あんな結末を迎えるウマ娘が生まれないように」

 

「……もっと、早く動いてくれればよかったのに。姉様が助かるうちに……」

 

「すまん」

 

 

 テスコスールの言葉は因果が矛盾していたが、チーフはそれを指摘することなく、ただ頭を下げた。

 

 ……沈黙がその場を支配する。

 自分たちのチームが生まれたルーツとその重さを知り、カツラギエースは黙って拳を握り、ギャロップダイナは無言で地面を見つめ……。

 

 

 

 

「……あの……私たちの話、していいですか~……?」

 

 

 内輪の過去話に巻き込まれたスズマッハは、ひたすらに困惑していた。

 いきなり関係者たちにとっては重い話を始められ、行きがかり上この場から去るわけにもいかず、居心地悪くてしかたなかったりする。

 

 ちなみにスズパレードはよくわからないながらも、テスコスールにもらい泣きしてぼろっぼろ泣いていた。いい子である。

 

 

「ああ……すまん。つまり、ウチはそういうモットーのチームなわけだが……どうだろう。考えてみてはもらえんだろうか」

 

 

 泣いているテスコスールを逆さキャップの女性に任せ、チーフはスズマッハに問いかける。

 スズマッハは指を口元に置き、小首を傾げた。

 

 

「そうですねぇ。結論から言いますと……興味が出てきました~。カストルのモットーには従えませんが、安全重視というモットーはいいですね。常識とまるで正反対の主張は、とてもユニークだと思います~」

 

「ふえっ!?」

 

 

 スズパレードは涙でぐずぐずになっていた瞳を大きく見開いた。

 

 

「マッハ、いいの!?」

 

「私はカストルのモットーに不安を抱いていただけですから~。違う思想を持つ別チームのスカウトなら一考に値すると思いますよ~。ただし……」

 

「ただし?」

 

 

 チーフの言葉に、スズマッハは思わせぶりな微笑みを浮かべる。

 

 

「私としても、貴方の掲げる『無理をせずに勝てる』という指導で本当に勝てるのかは正直疑わしいと思ってます~。ついでに言えば、本当にその指導を施してくれるのかも。私たちを契約させるために、その場しのぎの嘘を吐いているという可能性も否定できませんよね~?」

 

 

 まあ、十中八九ないですけどね、とスズマッハは胸中で呟く。

 逆さキャップの女性の胸に抱かれてえぐえぐ泣いているテスコスールの姿が演技だとしたら、自分の目があまりに節穴すぎる。テスコスールが涙で自分を騙せるなんて、スズパレードが黙って食べた冷蔵庫のプリンのシラを切り通せるくらいありえないことだ。

 

 

「なるほど。では、君はどうすれば信じられると思う?」

 

「それを提示するのは貴方の方ですよ~。私たちはスカウトされている側なのですから、上手く信じさせてくださいな~」

 

「確かにそれが道理だ」

 

 

 チーフは頷きながら、唇の端を吊り上げる。

 

 あー、これは私が大人とどれだけのやりとりができるか値踏みされてますね……と思いつつ、スズマッハは涼しい顔で笑い返す。

 こちらもチーフを値踏みしているのだから、それが悪いとは思わない。見極めなければならない……この青年が自分とイトコの人生を賭けるに相応しい人物なのかを。

 

 

「では、君たちが一旦仮入部するということではどうだ? このチームが合わない、もしくは嘘を吐いていると思ったら、いつでも抜けて構わない」

 

「そちらにとって都合が良すぎる提案では~? 仮入部であっても、とりあえず頭数さえ揃えればチームとして存続できるわけですよね~?」

 

「じゃあ君は実際に体験せずに、何を信じるんだ?」

 

「ふふ、それもそうですねぇ。ではその提案に乗りましょうか~」

 

 

 にこにこと笑みを浮かべながらスズマッハはスズパレードの手を取り、頭上に掲げた。

 

 

「私たちスズマッハとスズパレードは、本日よりチーム・ポルックスの仮部員としてお世話になり、同時に信頼が破られない限りチームのために尽くすことをここに宣言しますよ~」

 

「……ん? んん!? あたしも!?」

 

 

 流されるままぼーっとやりとりを眺めていたスズパレードが、ぎょっと目を見開く。

 そんなイトコに、スズマッハはきょとんとした顔で小首を傾げた。

 

 

「そうですよ~? さっきパレードが入るチームなら、私も入ってもいいって言いましたよね? 逆もまた真なり、私が入るチームには、パレードも入るということですよ~。私たち強い絆で結ばれたイトコなのですから、当たり前ですよね~?」

 

「マッハって、詐欺師の才能あるよね……」

 

「まあ。今更褒めなくてもいいんですよ~。……それとも、ポルックスに入るのは不満なんですか~?」

 

 

 スズパレードはぶんぶんと首を横に振った。

 

 

「まさか! マッハやスールと一緒にトレーニングできるなんて、すごく嬉しいよ! 一緒に頑張ろうね!」

 

「ええ。頑張りましょうね~。……というわけで、これからよろしくお願いします~」

 

「ああ、こちらこそよろしく。預けられた信頼にはしっかりと応えるつもりだ」

 

「それは良かった、では……」

 

 

 スズマッハはにっこりとチーフに微笑みかける。

 

 

「まずは何から見せてくれるんですか~? 私たちを仮入部から本入部に変える最初の一手、期待してますよ~」

 

「……正直、初日は歓迎会を開いて英気を養おうと思っていたんだが」

 

 

 チーフは眼鏡の奥の瞳を光らせ、ニヤリと笑う。

 

 

「そこまでやる気があるなら、まずお前たちの走りを見せてもらおう。今から1200、1600、2000の3本で走ってもらうぞ!」

 

「ええ~!? 歓迎会するんじゃないのかよ~! クレェイジ~だぜ!!」

 

 

 茶々も入れずに大人しく見ていたギャロップダイナが、辛抱の限界だとばかりに悲鳴を上げる。

 

 

「ぐだぐだ言うな、お前らだって念願の後輩の走りを見ておきたいだろう? いつ妹が生まれてくるの?ってママに訊くガキンチョみたいな顔してたんだ、願ったりだろうが」

 

「そういうこと後輩の前で言うのはクレイジーだぜ……鬼畜眼鏡め」

 

「残念だが、俺は怪我を防ぐためなら鬼畜にも修羅にもなるぞ。ほら、いつまでサブトレの胸に甘えてるんだスール! お前も走るんだよ、早くしろ!!」

 




心の中のデジたん
「ちょっと待ってください……。
体力の限界ギリギリまでトレーニングさせて、おいしいトレーニングなら怪我を承知で実行させて怪我したら諦める……。
それってUAF以前のアプリ版なのでは……?」


せやな。
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